死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

主にスカパー「ドラマセット」で見られるドラマについて語っています

今週の海外ドラマ(’17.8.12-8.18)  

ホディアックは二回分です。


8/13(日) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#10『ブラックバード』 (スーパードラマTV)

・やっぱり僕はどうも、マンソンの"必死"さにほだされる傾向がかなり強くなってますね。
・と同時に、ホディアックのやり口の強引さも含めた、しかし意志の強さにも。
・二人の「男」のドラマ?そう誘導したいのなら、大成功ですね。
・ついでにエマ父ケンの"哀しみ"にも。
・普通に優れたドラマですね。殺されちゃったパンサーのリーダーも好きだったな。

8/13(日) 女王ヴィクトリア 愛に生きる #3『結婚の圧力』 (NHK)

・こちらも優れたドラマで、"群像劇"というよりは"ヒロイン"劇なんですが、しかしキャラへの単純な思い入れや好悪ではなく、"状況"によってちゃんとこちらの感情が動くように作ってある。
・ヴィクトリアが好きでも嫌いでも、関係なく見られるというか。
メルバーン卿の(仮面舞踏会での)"未練"は、しかしどうなんですかね(笑)。女王にふんぎりを付けさせる効果よりも、"愛されている"ことによる精神的安定の方を重視したのか。
・まだ見ぬ"アルバート"は、いかなる男か。

8/14(月) クリミナル・マインド S9#19『記憶の稜線』 (スーパードラマTV)

・"トリック"成功という感じでしょうか。てっきり犯人の裁判の為の「証言」かと思ったら、自分自身の為だったとは。
・ただし途中で出て来た「解離」の件は、なんかうやむやになってた気がしますが。
・一応「"共犯者"が別にいると信じている人格」と、「自分がやったのは知っているけどそれは愛ゆえだと自分を騙している人格」の二つが出て来た形?
・後者が"本人格"なのか、それともそれも含めての解離で本人格は眠っているという設定なのか、よく分からなかった。
・それが「証言」にどう影響するのか、ど(ち)らの人格にどのように証言させようとしたのか、そもそも解離状態で証言させる気だったのか。
・まあ"長ったらしいハッピーエンディング"が無かったのは、良かったです。(笑)

8/14(月) ブラインドスポット S1#10『告げられた真実』 (AXN)

・一応「的中」ですね、"犯人は自分自身"説。(笑)
・まあ他に無いでしょう、ここまで来ると。今更根幹に関わる新キャラを出すわけにもいかないし。
・ということで最後は"本筋"に戻って来てはいましたが、それまでは要するに「スパイドラマ」という感じの変な安定感が出て来てしまっていたので、もう切ろうかなと思いかけていたところでした。(笑)
・来週以降は、それまでのタトゥーの"予言"がどのように可能だったのか、その種明かしの説得力が、新たなキーという感じですかね。
見続けるかどうかの。(笑)


8/15(火) NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 S14#21『蘇ったギャング』 (FOX)

・ニックの"証人保護破り"にはかなりどん引きでしたが、当の"証人"はなかなか興味深い人物で、良かったです。
・"裏切り"の苦悩にはリアリティがありましたし、そこから転じて「組織のニューボス」というのも、意外性があると同時に「分かる」展開でした。
・罪の意識の"穴埋め"の形としてね。
・ニックの"罪"の方は・・・それで済ましていいの?ギブス、いくらドラマでもと、思わなくは無いですが。

8/15(火) ザ・ラストシップ S2#1『悪夢の町』 (AXN)

・まあこうなるだろうなという感じの内容ではありますが。
・早々に意外な展開やテーマが見えて来なかったら、かなりの確率で切ります。
・もう米ドラのこのパターンは見飽きた。そんなに好きなら、みんなでディストピアに移住すればいい。(笑)
・まあこのドラマにはシーズン1でもいい意味で"裏切られて"いますから、一応期待はしています。
・船長の娘の"強情"さが、なんか面白かったです。

8/16(水) STAR 夢の代償 S1#6『悪名高きスター』 (FOX)

・この"スター"の役のコって、多分凄く上手いんだと思います・・・歌じゃなくて演技が。
・含めてとにかく興味深いキャラですよね、スターって。単純と言えば単純なんですけど、その単純さに何か胸を打つものがある。
・明らかにアメリカでしか描けない人物像だと思いますし。みんな"強い"前提の中での、更にスターの"強さ"
・僕の好みは、妹の方ですけど。(笑)

8/16(水) 運命の銃弾 S1#2『失踪』 (FOX)

・うーん・・・。
・間違いなくいい作品の部類だとは思うんですけど、恐ろしく楽しくない。(笑)
・特に上の『STAR』と時間帯的に連続して見ると、二時間連続「黒人と白人の対立」を見せられる感じで(笑)、かなり辛い。
・問題だ問題だ、とにかく問題だと言われ続ける感じの作品。

8/17(木) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#11『キャン・ユー・テイク・ミー・バック?』 (スーパードラマTV)

・ああ、ついにホディアックが警察を。悲しい。やっぱり俺この人好きなんだなあと、しみじみと感じた回でした。
・シャーメインとの"師弟相克"も、それぞれの気持ちが凄く分かって良かったです。
・一方マンソンは"ミュージシャン"として最大の屈辱を受けてしまうわけですが、その怒りを当の録音エンジニアに対してではなく、ケンに向けるところに、"ミュージシャン"としてのプライドを感じました。
・音楽を否定されたのを暴力で返しても、それは恥の上塗りでしかないという。あるいは単に"業界"の人には決して手を出さないという、それでも諦め切れない「打算」からか。
・エマは"大人"になりましたね。色々と。
・..."タイトル"になってる曲は、僕も知らなかったんですがこれもビートルズのようです。(参考)


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Posted on 2017/08/18 Fri. 12:01 [edit]

category: 今週の海外ドラマ

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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"タイトル"の意味 ~『ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル』(2016)[英]  




『ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル』(AXNミステリー) (allcinema)

内容

主人公となるのは、新米刑事ラッシュと新米捜査官ステファンの若き2人。
2人はそれぞれ別の観点から、ロンドンで起きた中学教師の転落死を追うことからストーリーは始まっていく。(中略)
ラッシュはイラン出身の両親から生まれた英国育ち、ステファンはポーランド出身で、いわゆる英国第1世代である彼らだが、アウトサイダーとして見られることも多い。その隙間から生まれる矛盾や、英国社会が抱える社会問題、人間模様がストーリーに織り込まれ、ホロヴィッツらしい単なるミステリーにとどまらない展開が魅力。(公式より)


感想

・まず言っておきたいのは、邦題(の副題)への文句です。
・というかそれが多分最大の、この作品に対する"批評"になるのではないかと思いますが。(笑)
・「ニュー・ブラッド」「新しい血」ということで、"新米"捜査官ということを前面に出して上の作品紹介文もそれに従っているわけですが。
・この"ブラッド"が意味する最大のところは、むしろ後半の部分、「イラン」「ポーランド」の""、それが移民("英国第1世代")として現代イギリス社会の新しい血としてどのように機能しているのか、暮らしているのか、それを表現するのが何よりもこの作品の目的だろうと思います。
・ていうか、そうに決まってると思いますけど(笑)。「新米」かどうかなんて、どうだっていい。
・だいたい見ている限り、ステファンはSFO(重大不正捜査局)の"下っ端"ではあっても"新米"というわけではないようですし、ラッシュも「刑事」としては試用期間ではあっても警官としてのキャリアはそれなりで、その試用期間も何回目かのある意味"ベテラン"ですし(笑)、捜査能力的にもおよそ"新米"のレベルではない。
・そして駄目押しして言うと、「新米捜査官の事件ファイル」なんて副題に、どんな"引き"力(りょく)があるのかという。全然見たくならないぞと。(笑)
「移民」の方の「血」を匂わせてくれれば、社会勉強がてら見てみるかという気にもなると思いますが。
・そういう意味で"副題"として失格だと思いますし、内容的にも不正確だと思いますし、全くいただけないと僕は思います。反省して欲しいです。(笑)

・ドラマとしては、"移民の悩み"的なものはごく時々出て来るだけで、意外と軽い作り。
・二人のタイプの違うイケメン捜査官が、脱法捜査も何のその(笑)、仲良く喧嘩しながらなんだかんだと綱渡りしながら巨悪の摘発に成功する、その繰り返し。
・ちょっと法律的に怪しい部分が多過ぎる気もしますし、下手するとあぶない刑事風というか。(笑)
・お気楽なステファンとキレ過ぎるくらいキレる基本的には優等生のラッシュは、性格の違いで対立したりはしますが、ただ互いの"バックボーン"に言及する場面はあったかななかったかなというくらい。
・ステファンの方はポーランド系コミュニティとも付き合いが深いので、それ絡みのシーンなんかも出て来はしますが。
・本当にこんな感じなのか、あえて強調しなかったのか、あるいは同じことですが"バックボーン"よりもそれぞれが"イギリス"のいち青年として生きている、そのことを正に表現したかったのか。
・多少の拍子抜けというか、不自然感は無いことは無いんですけどね。
・"試用期間"の職場で息を吸うように(笑)日々パワハラを受けているラッシュが、しかしバックボーン絡みの嫌がらせはほとんど全く受けなかったり。
・普通あるだろう、もっと一言二言、さしたる悪意は無くても。
・世論マスコミ向けに特に"気を付けている"というような雰囲気は、全く無かったですけどね。(笑)
・そういえばその妹が、職場で冤罪に巻き込まれた時も、一切そこらへんのネタは出なかったですね。
・ううむ。

・という細かい引っかかりはあるにはあるんですが。
・それはそれとして、「移民たち/"ニューブラッド"と共にあるイギリス」を幾分理想寄りに描き出そうとした製作者たちの意図・思い自体は、僕には爽やかなものに感じられました。
・こうであったらいいですねというか。現状、ないしは近未来が。
・まあまあ届かないことは無いかなくらいの、「理想」
・ちなみにステファンの"SFO"というのは、ほんとにあるんですね。(Wiki)
・重大な不正について捜査するけれど警察ではないという、不思議な位置づけ。"手帳"も無いし。
・いや、真面目な話、何か手帳的なものが無いと、いちいち身分の証明が面倒で仕方ないように見えましたが。(笑)
・ラッシュの方の、刑事の「試用期間」というのも、初めて見る描写でした。
・単に試験に通ってまたは手柄を立てて、昇進して"配属"されるんではないのか。
・最近出来た制度だとか?
・まあ結構面白かったです。シーズン2もあるような終わり方ではありましたが、人気出るのかなあ、これ、少し微妙な感じがしました。(笑)
・"軽妙"過ぎるものって、意外とスベるんですよね(笑)、逆に「通好み」になっちゃう。
・やったら多分、見ると思いますけど。


Posted on 2017/08/16 Wed. 17:42 [edit]

category: 2015-2019年のドラマ(イギリス)

thread: 海外ドラマ(UK) - janre: テレビ・ラジオ

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今週の海外ドラマ(’17.8.5-8.11)  

『サム・ホデイアック』をうっかり見逃してしまいましたが、もうアップしちゃいます。
次の再放送は日曜朝だし、オンデマンドもまだのようだし。
新番組↓があるからいいですよね。(笑)


8/6 女王ヴィクトリア 愛に生きる #2『失えない味方』 (NHK)

・ひたすら翻弄されて終わるのかと思いましたが、思ったより早く「反撃」に成功しましたね。(笑)
・メルバーンも戻って来ちゃったし、基本的にはじゃあ、ヴィクトリアの"ヴィクトリー"を見て行くドラマになるんでしょうか。
・大英帝国華やかなりし時代とはいえ、"個人"としては後にフロイト派などから批判を浴びた、「ヴィクトリア朝式」の偽善的な"禁欲"の張本人という、そういうイメージしか無かったんですけどね。口うるさい婆さんなのかなと。(笑)
・だいぶなんか、イメージが違うようで。(笑)

8/7(月) クリミナル・マインド S9#18『渇いた牙』 (スーパードラマTV)

・なんかちょっとうんざりして来ました。
・なんでこんな不愉快な犯罪の手口を延々見ないといけないんだろうというのは、余りに今更の疑問かもしれませんが。(笑)
・今回のはほんとに不愉快というか、"恐水病"を興味本位で扱ってるだけというか。
・お馴染みクドクドしいラストもハッピーですらなかったし。
・才能のある製作陣だとは思いますが、自己顕示欲がいい加減うるさいというか。
・そろそろ潮時かも知れません。

8/7(月) ブラインドスポット S1#9『華麗な変身』 (AXN)

・うーん。潜入捜査とか、(カードキーの)"スリ"とか、なんか急にリアリティの無い感じになっちゃいましたね。
・"お楽しみ"エピソードという雰囲気でも、別に無かったし。ちょっと安易に危険を冒し過ぎでは?という。
・彼氏さん死んじゃったか。(彼を)尾行していたのは"敵"かと思ってたんですが、見張り役の刑事かなんかだったのかな。ご親切に通報してくれて。
ビットコインそんな儲かるのかよ!!(笑)

8/8(火) NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 S14#20『ウィルス被害』 (FOX)

・珍しくテクノロジー系の話で、いつもより少しだけ緊張感がありました。(笑)
・使い捨て携帯って、5件しか登録出来ないの?それはきつい。
・ただどうもギブスのガラケーも似たようなもののようですが、それガラケーにしても酷くないかな。(笑)
・それ以前に多分職場のwi-fiで接続してたから、みんなのスマホは一斉に感染したわけですよね、不用心な。
・しかし「ランサムウェア」の"身代金"って、結構アメリカでは払うのが当たり前なんですかね。

8/8(火) ザ・ラストシップ S1#10『苦い帰郷』 (AXN)

・別に無理やりのクリフハンガーとかではなくて、当初から予定していた展開ではあるようですけどね。
・でもなんかノレない感じ。"陰謀"ってそんなに見たいかな。
・むしろ「自然」や「偶然」と戦う方が、僕は好きですけどね。人為では話が狭過ぎて
・ここまで比較的「上品」で良かっただけにね。
・まあ一応見ますけど、シーズン2。

8/9(水) STAR 夢の代償 S1#5『新しい歌声』 (FOX)

・吹替だかなんだか知りませんが、"3人"の歌声はほんとにいいですね。
・ハイテンションなスターの後に黒人らしくディープなアレクサンドラが来て、でも次のシモーネはまたそのどちらとも違う独特の風味の声で。
・"映像"込みだと、その"違い"の感じがまた効果満点。
・"ライバル"も良かったですね。"星条旗"はちょっとくどかったですけど。(笑)
・"ストーリー"は相変わらず波乱万丈ですが、「PV」を見ているようでさほど気になりません。(笑)

8/9(水) 運命の銃弾 S1#1『放たれた銃弾』 (FOX)

セリフのクオリティがかなり高いと思います。なかなかしっかりした作り。"単純"な人物はいなさそう。
・ただ地味かもなあという予感は、既にしますね(笑)。大丈夫かいなという。
・一方でそれを補うつもりなのか(笑)、初回にしてコンビの両方が性行為に及ぶというのは、若干いかがなものか。
・どちらも広義の「職場恋愛」ですし、こんな微妙な事件で、後でつっかれたらどうするんだろうという。
・あと定番ではありますが、最初からあんまり主要キャラの"弱点"や"家庭の事情"を見せられるのも、あんまり好きじゃないです。まずは、盛り上がろう!(笑)


Posted on 2017/08/11 Fri. 12:03 [edit]

category: 今週の海外ドラマ

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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"アメリカ"の全て ~『逃亡者』(1963)  




『逃亡者』S1 (FOXクラシック) (Wiki)

内容

妻殺しの濡れ衣を着せられて、死刑宣告を受けた男、"リチャード・キンブル"が護送中に逃亡を図り、警察の追跡をかわしながら真犯人を捜し逃亡し続けるというサスペンスヒューマンドラマ。(公式より)



感想・分析

"アメリカ映画"の全て

・古い作品ということで若干高を括って、冒頭数話だけ見たタイミングで一回書いたんですが、1シーズン30話フルに見てみて良好だった第一印象を更に遥かに越えた優れた作品だったので、改めて全面書き直しです。(笑)
「逃亡死刑囚が広大なアメリカ各地を転々とし、追跡をかわしながら隙を見て真犯人探しにも執念を燃やす」という、"サスペンス"ないし"ロード・ムービー的サスペンス"としてのフォーマットががっちりと組まれていて。
・それだけでもある意味「傑作」になることを運命づけられた、そういう"気迫"を感じる作品なんですが。
・しかしこの作品の最大の持ち味、醍醐味は、上の内容紹介で言えば"ヒューマン"の部分。
・基本一話完結で、アメリカの様々な街や都市で、キンブルとそこで束の間出会った人々との"ドラマ"が描かれるわけですけど。
・その密度と掘り下げ具合、描写の迫真性が、"連続ドラマ"の1話1話というよりは1本1本がそれぞれ"映画"という趣、本格感、本気感。
・もし暇ならばそれぞれの「話」がどの「映画」に似ているか、カタログを作りたいくらいですけど。(笑)
・逆に言うと恐らく作り方としては、基本的に「映画」の畑の人が、縁あってアメリカ映画数十年の歴史を、「TVの連続ドラマ」という形で一気にパッケージしてみようと意図した、そんな感じなんではないかと想像するんですが。
・時は1963年、「アメリカン・ニューシネマ」勃発前夜、滅びゆく"アメリカ映画"の伝統『タイムカプセル』として・・・と、書いててなんかますますこの想像が当たっている気がして来てならないんですが、誰か詳しい方いたら教えて下さい。(笑)

"アメリカ"の全て

・そうした歴史的業界的視点はとりあえずおくとして。
・この"サスペンス"作品の一話一話が持っている、過剰な(ヒューマン)「ドラマ」性、恐らく会社側はそこまで求めてはいなかったろう(笑)それ。
・それが意図している基本的な方向性、動機としては、「全て」を書こう、「アメリカ」とそこに住んでいる人々の"全て"をという、そういうものかなと。
・余りだから、一本の連続ドラマをどう上手く仕上げるかという、そういう一般的な視点で作られているものには感じない、やはり。
・むしろこの作品という"機会"を使って、よく出来た"サスペンス"という「枠」を使ってという、そういう感じ。

・では具体的にどのような「全て」が描かれているのかというと・・・
・まず「冤罪」ものであるにも関わらず、「警察」権力は特に悪くは描かれていない。
・キンブルの逮捕に執念を燃やす、宿敵ジェラード警部
逃亡者 ジェラード警部
も、多少石頭ではあってもそれはあくまで職務への忠実さによるのであって、キンブル個人に対して何か濁った感情を含んでいるわけではない。
・しかもその"職務"意識、リーガルマインドも、単に"忠実"なだけのものではなくて「悪法もまた法なり」的な割り切りを含んだ至って自覚的なもので、なかなかの人物と言えます。
・だから逆方向の証拠さえ出て来ればいつでも心強い味方になってくれそうな予感はありますし、個人としてはキンブルの人格と知性にそれなりの敬意と境遇への同情心は持っていて、彼の逃亡劇に興味本位にまとわりつく輩には、例え警察への協力者であっても手厳しい口撃を食らわします。
・総じてキンブルの行く先々で彼に気付いて追って来る警察官や刑事については、要は「仕事」をしているという、フラットな描写が常態です。

・代わりにこのドラマが主に批判の矛先を向けるのは、そうした公に"制度"化はされていない「権力」、キンブルが束の間立ち寄るその土地土地の人間関係やしがらみ、閉鎖的な共同体や"名士""有力者"による隠微な権力、あるいはそこから零れ落ちた負け犬たちが形成する小集団の、その中で更に発生する小さな「権力」、そのいやらしさいじましさ。
「こういう輩はどこにでもいる」と、同種のナレーションが別々のエピソードで二度三度。
・だから「警官」は悪く描かなくても、「保安官」という私設警察官に関しては、ネガティブな描写も多いですね。"小さな権力"を振り回す、嫌な奴率が高いというか。
・更に話をミニマムなところに落とすと、もう何の制度にも共同体にも特に属してはいないけれど、女や子供や旅行者や、例えばキンブルのような弱点を持つ人間などの手近な、まとめて「弱者」に対して、自己満足やエゴ以外に理由の無い「権力」を行使しようとする輩に対しても厳しい視線を向けて。
・それに対して逃亡犯という身分の危うさと板挟みになりながらも正義感から思わず立ち向かうキンブルの行動が、しばしばストーリーの展開の大きなきっかけになっています。
・またそのキンブルの犯した"危険"の意味に感銘を受けた人々が、時に同情を深め時に反省・変心し、重罪逃亡犯であるキンブルをさりげなく逃がそうとするその決断と工夫、それがこのシリアスで暗めの作品の、一つの"カタルシス"ポイントとなっています。

・まとめて言うと、「国」としての、公的「制度」としてのアメリカは、それなりに十分に機能している、いい国であると、そのようにこのドラマの作り手たちは考えているようです。
・キンブルの冤罪・誤審のような"誤り"は時にあるけれど、概ね諸制度は公共心に基づいて運営されているし、官民共に善良な人道理の分かる人は、随所にいる。
・しかしそういうアメリカの"表の顔"・・・それは"嘘"ということではなくてアメリカが「アメリカ」たらんとしている部分ということですが、そこから視線を下に落としてみると。
・上でいみじくも「どこにでもいる」と言われているような、陳腐で下劣でそれゆえに普遍的でもある、人間(社会)の卑しい面も、決まり事のようにあちらこちらで目にすることが出来る。
・それら全てをリチャード・キンブルという一人の人間が、逃亡犯という特殊な状況ゆえに短期間に大量多様に経験する様を見せることで、独特の「カタログ」感というか「全て」感が生じる、そういう効果のある作品だと思います。
・人間て!という。
・...何か積極的な主張がある感じでもないんですけどね。"カタログ"すること自体が目的というか。
・"映画"の件でと同様に。
・ただ「キンブル」という人物を通じて、人間の善性の力と価値をかなり力強く描いている作品ではあると思いますし、また「ジェラード警部」を代表とする警察組織の"健全"性を描くことで、「アメリカ」への信頼と希望をあくまで表明している作品でもあると思います。
・全ては"1963年"の話ではありますが。

"女"の・・・全て(?)

・もう一つどうしても外せないポイント(笑)として、『逃亡者』に登場する"女"たちの多彩さと精彩があると思います。
・これも「カタログ」と言えばカタログなんですけど。「映画」集という性格に、含まれてもいますし。
・ただそれにしてもまあ、毎回登場するほとんどはその回限りの"女"たちの存在感の、鮮やかなこと生々しいこと。
・弱い女強い女、善良な女小狡い女。多くはある種の"パターン"ではあるんですけど、それを約30種類も見せられるとそれだけでもただただ壮観ですし、また30種類もあるにも関わらず一つ一つが「典型」としての力強さを持っていることには、驚嘆させられます。
・やはり「30本の映画」だと考えるのが、分かり易いとは思いますね。
・その中で中心となっているのは、弱い立場に置かれている女への無償の同情心、賢くはなくても一途に善良な女への敬意と愛情、一方でしばしばいる善とか悪とかいうよりもただただ「立ち回る」ことだけに終始する、ずるい女への軽蔑と憎悪、しかしそういう女が自分の中の「真実」に気付く瞬間の感動、こういったものでしょうかね。
・僕も何人か、忘れられない"女"に出会えました(笑)。女優さんもみんないい。
sandy_dennis cassielee_grant millie
・それぞれ第3話健気な野生児の"キャシー"(サンディ・デニス)、第25話亡夫の兄への秘めた愛に忠実な美女"ミリー"(リー・グラント)。
・キンブルは基本的に安定のモテ男で、色目を使われても簡単にのぼせたり騙されたりはしないので、"女"だらけでもドラマとしては、結構さっぱりしています。
・その意味では逆に、"男"目線というか男優位の傾向は、無くは無いかも知れませんけどね。
・でも立派だからなあ、キンブルは。(笑)


こんな感じです。だいたい言いたいことは言えたかな?
演出、特に吹替のそれに"時代"感が無いことは無くて、"ハマる"ところまではなかなか行かなかったですけど、例えばこのスタッフがもう2,30年も後に生まれても、間違いなくそこでその時代なりの傑作大ヒット作を生み出しただろうことは確信出来る、本当に優れた作品です。
機会があれば、見てみて損は無いだろうと思います。


Posted on 2017/08/09 Wed. 22:42 [edit]

category: 1900年代のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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今週の海外ドラマ(’17.7.29-8.4)  

7/30 女王ヴィクトリア 愛に生きる #1『若き女王』 (NHK)

・なかなか面白そう。
・一般的にはおよそ"好感度の高い"タイプのキャラクターとはとても言えないヴィクトリアに、あっという間に感情移入させられました。
メルバーン"出来過ぎナイスガイ"な感じもすんなり受け入れられましたし、見せ方の基本技能がとにかく高い感じ。
・"新卒"召使も、いかにも面白そうなキャラだし。
・王室を取り巻く鬱陶しい感じと、それにめげないヴィクトリアの(メルバーン言うところの)"天性の威厳"も、しっかり感じられました。
・ストーリー自体は、割りとすぐだるくなりそうではあるんですけどね、"実話"を基にしている不自由もあるし。
・でもまあ、楽しみ。

7/31(月) クリミナル・マインド S9#17『トンネルの魔術師』 (スーパードラマTV)

・うーん今回もどうもこう、"不完全燃焼"感のある「意外性」ですね。もっと上手くミスリードして、もっと上手く騙して欲しい。(笑)
・なんか情報がごちゃごちゃしていて、結局騙されたのか騙されてないのかよく分からなかった。
・一方で邦題は、ネタバレし過ぎだし。見てないからいいようなものの。(笑)
・恒例"くどいハッピーエンディング"は、今回くらいだとちょうどいいです。(笑)

7/31(月) ブラインドスポット S1#8『正義への照準』 (AXN)

・ジェーンとあのギャンブル中毒の刑事、なんかレズっぽいですね。(笑)
・まあテイラーとよりは、いいかという気がしますが。
・"デイライト"の秘密がこれだけってことはないと思うんですけどね。それだと"黒幕"は、あのはげ親父一人になって、スケール不足も甚だしい。

8/1(火) NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 S14#19『記念碑』 (FOX)

・アレックスとニック・・・気持ち悪っ。
・というくらいには、馴染んで来たのかな?"身内"意識というか。(笑)
・(ベトナム同様)イラクも"正義の戦争"と本気で思っているアメリカ人はそんなに多くはないでしょうが、それが"兵士"には向かないのは、「政府」が悪いというのがはっきり見えるからでしょうね。「正義」の問題というよりは、「陰謀」の問題になっているというか。

8/1(火) ザ・ラストシップ S1#9『希望の夜明け』 (AXN)

・ほぼ"医療サスペンス"で、ついて行くのがなかなか大変。
・まず「ワクチン」についてですが、自己免疫反応が必ず起きるということは、その都度"トロイの木馬"も一緒に注射しなくてはいけないということかな。それは大量生産大量接種の、障害にはならないのかな。
・それから「治療法」は・・・分からない。可能性としては、"自己免疫反応"がつまりは「発病」している状態なので、それを"トロイの木馬"で抑えられるのならば、それがつまりは「治療」だということかな。
・多少冷や冷やはしましたが、あのヒッピーみたいな人が被験者に混ざってたので、少なくとも全員は死なないということは、予想出来ましたね。(笑)
・内地の様子はいかにも『ウォーキング・デッド』的で、そっちを展開されるとかなり見飽きた感じになるのでそれが来たるシーズン2への不安かな。(笑)

8/2(水) STAR 夢の代償 S1#4『沈黙の掟』 (FOX)

・ヘアショーでオーティスを見つけた時に、でもショーそのものは最後までやり切らせたのは、「音楽ドラマ」としての"愛情"を感じました。良い音楽を中断させたくないという、音楽愛
・その後"アリバイ作り"の為に再度またショーを"使った"のも、古典的な演出と言えばそうなんですが、やはり"音楽ドラマ"としての気合を感じます。
・いやあ、ほんと、予想外の傑作です、何度も言いますが。
・しかしスター強いね。強過ぎるよ。(笑)

8/3(木) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#9『セクシー・セディ』 (スーパードラマTV)

・なんかもう、すっかり"ミュージシャン:チャールズ・マンソン"同情しながら見ている感じです。(笑)
・この"テーマ"、育つのかな。(笑)
・具体的にはつまり、"ミュージシャン"としてマンソンが時代や社会に対して抱く違和感(の正当性)と、彼らが後に犯す犯罪の性格を、どこまでリンクさせるのかしないのかということですが。


Posted on 2017/08/05 Sat. 06:30 [edit]

category: 今週の海外ドラマ

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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『ダウントン・アビー』(2010)[英] 終了  





『ダウントン・アビー』(NHK総合) (Wiki)

内容

イングランド郊外にたたずむ大邸宅“ダウントン・アビー”で暮らす貴族グランサム伯爵一家の内情を、センセーショナルかつ当時の社会背景を盛り込みながら描いた「ダウントン・アビー」。
舞台となる大邸宅には実在の古城でのロケが含まれているほか、時代設定に忠実に再現された豪華な衣装や調度品といった美術セットが作り出す重厚感のある映像美も圧巻だ。(番組公式より)


感想

ひょっこり終わっていた『ダウントン・アビー』。
凄く好きでした。・・・いち時期
・でも終盤はかなり惰性で、特にクオリティが落ちた感じはしないんだけど、はて俺はこのドラマの何がそんなに好きだったんだろうという感じにもなっていましたが。
・イッテQでデヴィ夫人が絶賛していたのは、やっぱり美術とか優雅な雰囲気とかかな?(笑)

・サーチしてみたら、ツイッターでの興味深い"証言"を発見。
自分自身の。(笑)
・2014年。

・2015年。

・いやあ、書いておくもんですね、独り言でも。(笑)
・自分的にはこの二つのツイートで、かなり的確にそれぞれの時期の状況が分かりました。

・NHKがすぐサイトを消してしまうので、正確な情報を探すのに苦労しますが、整理すると。

  2014年春 シーズン1放送開始 →最初のツイート
  2014年11月30日 シーズン2放送開始 →二つ目のツイート
  2015年3月8日 シーズン3放送開始

2015年12月 ブログ開設 ・・・"Sランク"に位置づけ。
  2016年1月10日 シーズン4放送開始 ・・・初回放送時に最後のツイート
  2016年12月4日 シーズン5放送開始
  2017年5月7日 シーズン6放送開始


・・・となっています。
・これに従って流れを追うと。

1. シーズン1。クオリティは認めつつも、内容には興味を抱いていない。
2. シーズン2。ハマる。"クオリティ"そのものに驚嘆。
3. シーズン3終了時。「S(最高)ランク」評価継続中。
4. シーズン4開始。その初回についてのツイート後、言及しなくなる。(飽き始めている?)
5. シーズン5。ドラマの特に"感動"性の評価についての限定的なコメント

"別れ"の場面では、このドラマには珍しく、結構本気で泣きました。
・・・一応「人間ドラマ」という括りではあるんでしょうけど、ぶっちゃけこのドラマ見てる時って、ほとんど知性しか使わないですよね。(笑)

6. シーズン6。終幕に向けて、総括的な"距離"を置いたコメントが頻出する。
 「大邸宅ダウントン・アビー」の、リアリティ不足。
 「大河ドラマ」性の否定。
 「"同窓会ドラマ"化」の指摘。

・・・ちなみに全シリーズ終了後の2017.8.2現在では、"Aランク"評価に落ち着いています。(笑)

・これら色々言っていることには、"元々"そうだった部分と途中から"変わった"部分があって。
・まず"変わった"部分について言うと、ドラマの存在が大きくなり、一方で原作があるわけでも直接史実に基づいているわけでもなく、スタッフの匙加減や世間の要望一つで帰趨を決められるという基本的な状況の中で。
・ドラマ『ダウントン・アビー』は段々と、"ドラマ『ダウントン・アビー』"の為に存在するようになって。
・つまりドラマをドラマとしてつつがなく収めることや、馴染みの登場人物たちの"その後"を描くことそのものに重点が移行して。
・言わば本編を使って"外伝"や"後日談"が描かれているような状況に、なって行ったのではないかなと。
・結局シーズン6までやったわけですが、既にシーズン5の最後にこんな感想を、僕は述べています。

なんかあちこちの"カップル"に、バタバタと幸せ(または決着)が訪れた回。(笑)
実際には次シーズンで終わりですが、この時点でそういうつもりもあったんですかね。

・"ちゃんと"終わらせようとした、あるいはいつ終わってもいいように備えた、それ自体は(もしそうだとしても)別に悪いことではないんですけどね。
・ただそれによってやたら状況が動くようになって、"ストーリー"性が比重を増して来て。
・それがつまり、シーズン6終盤のこの感想

続々とそれぞれの"新天地"or"新境地"が定まって行ってますが、ただこのドラマは元々は「大河」ドラマではなくて「アンサンブル」ドラマなんですよね。
だから本来、"時間の経過"を追うことにそれほどの意味は無くて、そういう意味では好きだったドラマの"残骸"を見守っているようなところはあります。

・"残骸"、または"後日談"。(笑)
・そして「同窓会」ドラマと。

・改めて振り返ると、僕は当初からこのドラマで"描かれている"こと自体には、余り関心が無かった。(ツイート1)
・ただその描き方、貴族の邸宅とその周辺に限られた密室的な環境で繰り広げられる、ある意味では陳腐な人間関係と各俳優の演技の織り成す"アンサンブル"、その見せ方の密度と手際の一種音楽的な見事さに、感銘を受けていた痺れていたと、そういうことだったわけです。(ツイート2)
・ほぼ「知」的にのみ楽しんでいたというのも、そういうことですね。
・それがまあ、シリーズを追うごとに各キャラクターに"歴史"が積み重なり、ファンや製作者のそれぞれへの"愛情"もかさんで行くにつれて(想像)、全体のアンサンブルよりも個々の行く末、「パズルのピース」ではなく「生身の人間」としての各キャラクターに焦点が移って行って。
・それによって元々の面白さは少なからず損なわれることになったと、そう僕は感じたということです。
・みんながみんなそういうドライな見方をしていたとは思いませんが、ただこのドラマが豪華な邸宅と上流貴族の華麗な生活を一種"美術"的に描くことに大きな売りがあったこと(『ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館』NHKでのタイトル)、そして21世紀の民主主義社会の視聴者がダウントンの住人たちに最初から親近感を抱けるとはとても思えないこと(笑)を考えれば。
・そんなに偏った/製作者の意図に逆らった見方だとも思えません。
・まあ長期シリーズのキャラクターに思い入れが生じること自体は当然なので、後は全体とのバランスの問題ではあるわけですが。
・僕としては少し、キャラクターが"生身"化し過ぎたかなあと。当初あった冷徹さ、登場人物たちの最も濃密な感情の行きかいすら、「構造」として回収して行くような距離感が失われたのが、残念でした。
・端的に言って、ちょっと救い過ぎというか。だったらシビル(三女)も殺すなよという。(笑)
・一方で逆に、アンナのレイプ事件とかは生々し過ぎて、無い方が良かったなと思ったりしますし。
・人物中心に無理やり"ドラマ"を作ろうとするから、あんなことになるのでは?という。

・...まあ案外単純に、「長期連載によるネタ切れ」に陥ってたのかなあと、思わなくもないです。
「終わりにしたいんだけど、編集が終わらせてくれないんだよ!!!」という。(笑)
・やはり最初にあったのは、『見事な"絵"』のイメージだけだったのではないかなと。
・そんなに本格的に、"ドラマ"にするつもりは無かった。


こんな感じです。
何か非常に"残務整理"的ですが、ドラマ自体も「時代の後始末」が終盤のメインのテーマでしたから、まあいいんじゃないでしょうか。
楽しませてもらいました。一つの時代が終わりました。(笑)


Posted on 2017/08/02 Wed. 21:52 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(イギリス)

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今週の海外ドラマ(’17.7.22-7.28)   

7/23(日) ダウントン・アビー S6#10(終)『懐かしき友、久しき日々』 (NHK)

・かつての緊張感は見る影も無い感じはしますが、これはもう何というか、"ダウントン・アビーファン"に対してだけ向けられた作品ですね。
・それにしても"全員"救われるのか。バロウも。
・せめて大奥様のところの意地悪ばあさんくらい、クビになればいいのに。(笑)

7/24(月) クリミナル・マインド S9#16『天使の失踪』 (スーパードラマTV)

早々に犯人らしき人物たちの手掛かりが見つかって行く展開は、後どんな"裏切り"が待っているんだろうとわくわくしましたが。
・スーが犯人だという気配は序盤の変なきつい目つきで十分に漂わされていたので、ん?それ?という。
・しかもその"気配"はその後の展開や描写で、一回消されていると思うんですけどね。どうも前回に続いて、"ミスリード"の仕方をミスしていると思います。納得がいかないタイプの意外性になっているというか。
・相変わらず"ラストのハッピーエンド"も冗長だし、しかもスーが語った"虐待"エピソードの決着もついていない以上、余り無邪気にケイトの幸せを願う気にもなれないし。
・どうもこう、"策士策に溺れ"ている印象の強い、とっ散らかったここんところ。

7/24(月) ブラインドスポット S1#7『窮地からの脱出』 (AXN)

・ヘリまで用意してあるって、段々子供の宝探しゲームみたいになって来ましたね。(笑)
パターソン(分析官)は好きなんですけど、なんで彼女のプライベートだけ、こんなに深堀りするんでしょう。何かストーリー的な重要性が?
・そしてついにデイライトの秘密が・・・。次長死ぬの?

7/26(火) NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 S14#18『最期の願い』 (FOX)

・病気の女の子(人?)可愛かったですね。髪型もあってボーイッシュで爽やかで。もっと大きな役で見てみたい。
・病室が居心地悪いのは、逆に偽善的な言葉を口にしたくないというのもあるんですよね。病人と二人とかなら大丈夫なんだけど、見舞客が複数いると、どうしても世間体優先になってしまう。
・結局マラソンやらないで終わったんで、びっくりしました(笑)。次回?

7/25(火) ザ・ラストシップ S1#8『喪失』 (AXN)

・うーん、全然外れた。誰も特に悪者にはならなかったし、主だったところで犠牲も出てない。
"副長裏切らない"案件含めて、思ったよりずっと「人のいい」作品なんですねこれ。(笑)
・いや、僕はその方がいいんですけど。単なる"スリル"や無理やりな"ドラマ"は見たくない。品が悪いのは。
・レイチェル(スコット博士)の"決断"はかっこ良かったですね。ウィルス駆除と艦の安全の両方に目を配った"男らしい"作戦。
・ただし「キスに見せかけてメモを渡す」パターンはさんざん既出だと思うので、ロシア艦の艦長がアメドラや映画のファンなら一発でばれてると思います。(笑)

7/26(水) STAR 夢の代償 S1#3『母親の陰』 (FOX)

・本当に音楽がいい。決して"好き"なタイプのジャンルではないんですけど、それだけに逆に。
・当然吹替なんでしょうけどね、でも彼女たちが歌ってると、信じたい気持ちになる。(笑)
スターの無茶も尻軽も、むしろ日本の少年漫画の熱血主人公的な直情や爽やかさに感じて、悪く思えない。

7/27(木) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#8『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』 (スーパードラマTV)

・ホディアックとマンソン、まさかの意気投合。(笑)
・僕も「マンソンの音楽への情熱は本物だと感じる」と言ってはいましたが、まさかこんなシーンまで作って来るとは。(笑)
・マンソンが単なる悪者や狂人のままでは話が薄くなるのは当然なんですけど、それにしてもなんか変な感じになって来たなあという。
・「魅力ある悪」とか、「一理はある被害者的悪」ならよくあるパターンなんですが、もっと本当に人間としての芯を感じさせるというか、何なら可愛げを感じる感じになって来ましたね。
・どうするんだろう。(笑)
・ホディアックもなんだかんだ、いい奴ですよね。政治的には別にリベラルではないけれど、根本のところでオープンでフェア。


Posted on 2017/07/28 Fri. 17:46 [edit]

category: 今週の海外ドラマ

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