死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

管理日記('16.5.14) ~アンテナ、スーパーガール、大草原の小さな家  


「他の人の感想」として、気が付くと結構な数の紹介リンクを貼っていたので("トラックバック"という習慣が廃れて寂しい。元凶は多分アメブロ)、まとめてアンテナ化させていただきました。
不都合のある方はご一報を。

・・・ちょっと見づらいですけどね。テンプレート変えようかな。でも結構気に入ってるんだよな、これ。
カテゴリーも一部変えました。基本新しい順にレビューを積み上げて来ましたが、そろそろ古いのもやってみようかなと思っています。新作古典と、交互くらいがちょうどいいかなあとか。


最近のお気に入りは、何と言ってもAXNの『スーパーガール』と、FOXクラシックの『大草原の小さな家』です。

メリッサ・ブノワ(スーパーガール・カーラ)

カーラ

メリッサ・ギルバート(大草原・ローラ)

ローラ

、新旧二大メリッサ夢の競演というか。(笑)

二人ともそれぞれ天才ですね。


何でもありの本館(みどりのろうごくblog)に対して、こちらは基本リビドー抑え目に書いて行くつもりだったんですが、余りにも血が通ってない気もするので今後はこういう感じのフリーエントリーも、入れて行こうかなあとかやめようかなあとか、色々思ってます。(笑)

まだまだ、試行錯誤中です。


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Posted on 2016/05/14 Sat. 16:49 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

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『大草原』&『スーパーガール』 その2 ・・・&水谷優子さん  

カテゴリー「今見てるドラマ」を新設しました。
まあ"日記"的なあれですね。(笑)
"レビューブログ"であることは、堅持したいですが。(笑)


FOXクラシックで快調に帯放送中の『大草原の小さな家』シーズン1。
色々と発見はありますが、思いの外だったのは、中心スターであるローラだけではなく、地味な印象だったお姉さんのメアリーも、そっちはそっちで十分に魅力的であること。
Melissa Sue 1
最初は単にやんちゃなローラに対する常識家の長女タイプにしか見えてなかったんですが、よく見るとお姉ちゃんの真面目さは、"頭が固い"というよりもむしろ"直球"で"天然"な感じのそれで、ドラマではありますが(笑)なるほどこれは、同じDNAの、ローラとはまた違う形の表れなんだなと、変な納得感があります。
優等生ではあるんですが、折々の感情的反応とかは存外素直で、可愛らしい。
Melissa Sue 2Melissa Sue 3
ローラは勿論光り輝いてはいるんですが、女としてはお姉ちゃんの方を取るかな・・・てまあ、シーズン1の段階だと、どっちも"ロリコン"年齢にはなってしまうんですけど。(笑)

でもお姉ちゃんはいいと思うな、うん。
単に僕の好みの問題(笑)ではなくて、作品としてもちゃんと公平になってるというか、単にローラの引き立て役ではないというか。"脇として光る"とかではなくて、お姉ちゃんはお姉ちゃんでちゃんと「中心」でもある感じで、意外でした。
原作者は"ローラ"なのにねという。
これが原作由来のものなのか、それともドラマ化にあたっての創意なのかですが・・・。
もう一人、同じく"真面目"タイプのお母さんの方も、パイロット版では割りとつんけんした感じだったのが徐々に魅力を増して来ているので、どちらかというとドラマスタッフの意向なのではなのかなというのが、僕の予想。

とにかく、"お姉ちゃん"はお姉ちゃんでも、まる子のお姉ちゃん
marukoane1marukoane2

よりはだいぶ扱いがいい感じ(笑)。あっちは本当に、"まる子の世界"における脇役というか、場合によっては敵(かたき)役ですからね。性格バランス的には似てても。

女優さんはメリッサ・スー・アンダーソン Melissa Sue Anderson さん。(Wiki)
・・・そう言えば、こっちも"メリッサ"なんですね。

Melissa Sue 4

・・・ああ、お姉ちゃん、そんなあ
勿論別の作品です。(笑)


今週の『スーパーガール』#12では、彼女のDNAを地球人に注入した偽物が出現。
グロいカーラは見たくないのと、メリッサ・ブノワちゃんが実際のところまだ"演技力がある"わけではないので、演じ分けとかやってると少し笑ってしまうので参ったなと思ってましたが、すぐ消えてくれたのでほっとしました。

こちらもあれですね、最初何だかなあと思っていたキャリスタの"キャット"
cat grant

が段々魅力が出て来て、いい感じになって来ましたね。
むしろもう、"スーパーガール"だということをカミングアウトしちゃえよという感じですが。
騙してるの可哀想だよ。


・・・とか言ってたらまる子のお姉ちゃんが。

「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃん役、声優の水谷優子さん死去 51歳

変な偶然(?)でした。
ご冥福をお祈りします。
"海外ドラマ"的には、何と言っても『バフィー ~恋する十字架~』の"バフィー"役の人ですね。


Posted on 2016/05/19 Thu. 18:37 [edit]

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『ブラックリスト』S3にびっくり & 『アメリカズネクストトップモデル』C22にうんざり  

blacklist

第19話「ケープメイ」を今視聴。

あああ、リズはほんとに死んでしまったのね。
あああ。
そうなのか。マジでか。

liz1liz2

そりゃ18話の最後でどう見ても死んでたし、「死を装って追跡をかわす」パターンはやったばかりだし、どうすんだろう、どうしようもないのかなと、思ってはいましたけど。
でもほんとに死ぬとは。殺すとは。どうすんだこの先。
もつのか?

色々とハードなようで、でも不動の軸はレッドとリズのフェアリーテイルなはずなので、正直やめて欲しかったなあと思いますね。リズを失って、話がもつとは思えないというか。
まあ殺し方からすると、かなり意思的に"あえて"殺した感じなので、逆に終わらせる為の方便なのではという気すらしますが。

・・・て、終わってねえじゃねえかよ。シーズン4あるのかよ。えええ?
やっぱ死んでないのかなあ。それならそれで、節操無く喜ぶとは思いますけど。(笑)

とにかく素晴らしかったシリーズに、最後で変なミソをつけないで欲しいと思います。
とりあえず、"シーズン3の"最後。(笑)
このスタッフなら、滅多な事は無いとは、信じてますが。



続いて『アメリカズ・ネクスト・トップモデル』Cycle22

antm22

Cycle20で"男女混合"になって以来、加速度的に陳腐化が進んで、今季は相当苦痛になってますが何とか付き合っています。(笑)
写真でなら男も十分に"見られる"し、本ちゃんのフォト・シュートは問題無いんですが、"課題"も含めたそれ以外のパートがほんと見るに堪えない。出演者の「番組のフォーマットに慣れ切ってる」感の嫌さは、そのもっと前のシーズンから見られてはいましたけどね。"混合"のイベントサークル感で、それが一線を越えてしまった感じ。

あと今回特に嫌なのは、審査員の間の冷たい空気
"3人"の閉鎖性というか、逃げられない感も含めて。
そもそもケリー・カトローンどんな層の支持で残り続けているのか自体謎ですが(笑)、しかし今回はむしろケリーのいつも通りの容赦の無さが爽やかに思えるくらい、審査員どうしがギスギスして、互いの顔を潰し合っている。
誰が悪いかと言えば、タイラ・バンクスが悪いと思いますね。もう"ホスト"の役割を放棄してるだろうという。権力はそのままで。

気持ちの悪いオープニングを筆頭に、「おばさん」ぶりも隠しようが無くなっている

tyla

し、それで"人柄の温かさ"を抜いたらどんな取り柄が残るんだ?という。

コンペティター的には、最近好調の処女のコ(笑)の優勝一択でお願いしたいかな。
他が凡庸or下品過ぎて。
ネタバレが怖いので、名前とかはググりません。(笑)
次の放送で確認したら、画像なりなんなり付け足したいと思います。(書く予定じゃなかった)


とにかくびっくりした&うんざりしてるということを、今日は言いたかったのです。(笑)


(追記)

・・・"レイシー"でした(笑)。"処女のコ"。

antm22レイシー

性格的にも"切れ"が良くて、その分清潔感がありますね。
"朗らかな処女"。頑なな感じではなく。


Posted on 2016/06/02 Thu. 18:40 [edit]

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『シェトランド』シーズン2 & 『大草原の小さな家』シーズン2 ・・・&EU離脱?  

シェトランド2

やあ、EU関係大変ですね。(笑)
BBCニュースの中でも"シェトランド"という地名が聞こえて来ておっと思いましたが、果たして離脱派だったか残留派だったか。
どのみちクソ田舎みたいですけど。(笑)

レビュー自体はシーズン1の時にもうやってしまってますが、昨日放送終わったばかりのシーズン2も、変わらず面白かった。
・・・まあ結局のところ、"ペレス警部が魅力的、味がある"という以上のドラマではないと言えばそうなんですけどね。
景色も綺麗は綺麗なんだけど、見慣れたせいかどうも"車のCMのロケ地"感が強くて少し食傷気味ですし。(笑)

シェトランド3

絶対何かのCMで見たことある、これ。(笑)

今回の新味としては、娘をめぐる育ての親(ペレス警部)と生みの親との"奇妙な友情"が結構濃密に描かれていたのと、あとはやっぱり・・・"トッシュ"でしょうね。

トッシュ1トッシュ2

・・・ドラマだともっと美人に見えるんだけどな。(笑)
持ち味の強烈な憎まれ口が可愛いというのと、それとのコントラストで今回降りかかった"災難"に耐える姿がいじらしいというのと。
納得の展開ではあるんだけど、いなくなるのは寂しいですね。
まあ割りと"イギリス"的なキャラ/憎まれ口ではあるので、また少し違ったタイプででも似たような味のある後釜が来るんだろうと、楽しみでもありますが。

何ていうか、あの「憎まれ口」芸の伝統あっての、イギリスの"ロック"(パンク)なのではないかと、思うところはありますね。(笑)
強烈なんだけどカラっとしている。抜けがいい。"音楽"的快感がある。

とにかく、今季も楽しかったです。
シーズン3が楽しみ。



恒例化しつつある『大草原の小さな家』語り。

前回はローラよりお姉ちゃん(メアリー)が可愛いという話でしたが、いや、もうますます可愛くてキュンキュンしてます。(笑)

メアリー5

それと裏腹にローラの方の好感度はかなり低いところで安定しているんですが、何がこの違いを生むんだろうと考えてみると・・・メアリーの方が、"男の子"っぽいからだと思うんですね、実は。意外でしょうけど。
男の子っぽい(女の子の)爽やかさ、潔さ、武骨な可愛さいじらしさがある。

対してローラの方は、確かに"活発"ではあるし男の子の遊びはよくするんですけど、それ以上に"女"っぽい媚びやずるさや、極端に言うと不潔感がある。メアリーと違って。そこがちょいちょい、いらいらさせられるんですね。
「次女」らしい要領の良さ、の一環ではあるのかも知れませんが。
そういうローラのややこしい表現や策略に、メアリーは策略で対抗するのではなくて至って真っ直ぐな対応で応える。時折する"やれやれ"みたいな反応も、どちらかというと男の子"駆け引きやゴシップに狂奔する女の子"に示すようなタイプの距離感で、年上は年上でも、むしろ「お兄さん」みたいに見える時がある。(笑)

そこらへんの隠し味(?)が、メアリーを単なる(まる子のお姉さんのような)"分別臭い姉""優等生"「太陽」ローラに対する「月」、脇役にしていない、要因かなと。
まあどこまでが設定上の問題なのか、それともメアリー・スー・アンダーソンやメリッサ・ギルバートの個性の問題なのかは、ちょっとよく分からないというか、これからを見てみないとなという感じなんですが。

でもほんと、弾ける時はかなり思い切り良く(笑)弾けるんですよね、メアリーも。

メアリー6

歩き方も微妙にノッシノッシ(笑)してるし、やっぱり何か演出的意図は入ってる気がするんですけど。

とにかく時折用意される"ローラ用"のキラー・エピソード以外では、僕にとっての主役は完全にメアリーですね。
"ボーイッシュな可愛さ"部門でも、ローラに圧勝というか。(笑)

見てる人は、今度そこらへんも注意して見てみて下さい、良かったら。(笑)


EU離脱ねえ。
ただそれ以前に"EU"自体を新しめのイギリスドラマで感じることも特に無かったので、あんまり関係無いかなあと。
イギリスのドラマ界が意識しているのは、あくまで"アメリカ"ですよね。
そりゃスコットランド独立とかになったら大騒ぎでしょうけど、それはそれで見てみたい。(笑)

憎まれ口が狂い咲きしそうというか。(笑)


Posted on 2016/06/24 Fri. 20:48 [edit]

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ドナとレイチェル  

"ドナ"はドナだけど、"レイチェル"レイチェル・ゼイン
レイチェル・ゼイン.png
ではないですよ、『SUITS/スーツ』ファンの皆さま。

彼女も悪くはないですけど、僕が推す"レイチェル"は、『イレブンス・アワー』の方の"レイチェル"。
・・・ま、シーズン1で打ち切りらしいですけど(笑)、気にしない。
とにかく次から次へと新しい新種の美女の登場する海外/米ドラ界でも、最近特にお気に入りの二人を取り上げてみます。


まず『SUITS/スーツ』ドナ・ポールセン
donna1.jpgdona2.png
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主人公(たち)の勤める大手弁護士事務所の、スーパー秘書として大活躍する彼女ですが、とにかく登場時のインパクト、けれん味・ハッタリの効き方は凄かったですね。
このドラマの重要なテーマである「上昇志向」、問答無用の"勝ち組"志向、"メジャーリーグ"志向の、ある意味"権化"として、体現する存在として、"ザ・いい女""ザ・都会の女""ザ・高目の女""ザ・ニューヨーカー"・・・何でもいいですが(笑)とにかくツンツンピッカピカのキレッキレのオフィス・レディぶりで、我々を圧倒してくれました。

超強気、ではあるんですが"傲慢"とか"横柄"というのとも少し違って、職場の上下関係そのものはなんだかんだ決して乱さないし、目下や新入りに無駄な意地悪をしたりもしないし愛想は振りまかないけど(言われた)仕事そのものはきっちり丁寧にやる、ただ言いたいこと言うべきことはいつ誰が相手でも可能な限り最大限の強さとストレートさで主張して、だから"意地悪"はしないけれどそれを受け止める相手の弱さや曖昧さは結果的に容赦なくあぶり出すことになって、言わば存在自体が全方位"試金石"のような人。(笑)
ドナの"正しさ"に耐えられない人はドナのいる職場では働けないんだけれど、それはでも耐えられない方に問題があるのだと誰をも納得させてしまう、無敵の女。

その裏にはドナの実は誰よりも優しい、"みんなのお姉さんにしてみんなのお母さんにしてみんなの親友"みたいな人柄の素晴らしさがあるわけですが、それはそれとしてああいうキャラ造形が可能なのは「強さ」「自己主張」、更には立場・性別関係無く通用する「論理性」が、"誰々の性格"という以前に"当たり前"の価値として存在している現代アメリカのビジネス社会という環境が存在しているからで、ドナは幾分か極端ではあるし純化理想化はされているけれど、でもドナ"みたい"な人は実際にあちこちに結構いるんだろうなと、そうも思わせるのがドナの「権化」「体現」のゆえんなわけですけど。
そういう意味で、ドナは正に現代のアメリカでしか、あるいはアメドラでしか(笑)お目にかかれないタイプのキャラであるし女性であるし、美女であるし(笑)、その言わば"壁"が強烈な憧れを誘うわけですが。見てると何か、"アメリカ万歳""アメドラ万歳"、ついでに"男女同権万歳"と叫びたくなります(笑)。"ドナ"を届けてくれて、ありがとう。

いや、ほんとにね。かっこ良過ぎて少し悲しくなりますね。
俺ももっと出世しとけば良かったかなあ、偉くなって、稼げる男になって、ドナみたいな人が普通にいる空間で働けるようになっておけば良かったかなあと。(笑)
頑張れば弁護士くらいにはなれたろうし・・・。まあなれても稼げたとはあんまり思えないし、それ以上に「ピアソン=ハードマン」のアソシエイツ生活に耐えられたとは思えないけど(笑)。リットされるう。

真面目にでも、もし子供の頃or若い時に『SUITS/スーツ』を見ていたらドナに出会っていたら(笑)、多少は職業選択ないし職業生活にかける情熱は変わっていたと思います。やっぱ"手本"があるとね、違いますよ。"目標"が。
"かっこいい大人"を見たことが無ければ、かっこいい大人になろうとは思わないですからね。
日本の"トレンディ・ドラマ"とかじゃね、馬鹿馬鹿しいとしか思えないですし。
この前"少子化対策"に「両バーナビー夫妻の夫婦愛」をお勧めしましたが(笑)、今度は若者の三無主義対策(古)に、『SUITS/スーツ』とドナをお勧めしておきます。(笑)
大人になってこういう秘書が欲しくないか?!欲しいだろ!?ならば頑張って勉強しろ!働け!


・・・と、いかにも「現代」アメリカニズムの象徴としてドナを性格付けしましたが、一方で実は、「古典」的なキャラでもあるんだと思うんですよね、ドナは。
こういう「賢者」的「女神」的な、"女"という立場・限定を逆に利して、時にいなし時になだめ、時にばっさり切って男社会の欠陥を補完したりある意味では(上で"みんなのお母さん"と言いましたが)男の願望・理想を全能的に体現するようなタイプの、「特別」な存在感を持った女性キャラというのは、'60年代くらいまでの古いアメリカ映画には、必ず一人ずつくらいは出て来ていたような記憶があります。
「特別」過ぎて主役的な働きはしないので、とっさに具体例が思い浮かばないんですが、パターンとしてはサロンのホステス的な有閑教養人だったり、逆に酒場の女だったり娼婦だったりというのが一つの定番ですが。

恐らくむしろ"男女同権"が完成してしまってある意味男と女の区別が無くなってしまった、女の"自己主張"に特別なインパクトが無くなってしまったことによってこういう類型は廃れたんだと思いますが、とにかくそういう少し"懐かしい"臭いを、ドナには感じました。
ご存知の通り『SUITS/スーツ』は"映画オタク"ドラマ、古い映画のセリフ引用大会ドラマでもあるので(笑)、恐らく製作者・脚本家は、そこらへんをいくらかは意識して、ドナというキャラを創造していると僕は思ってるんですが。

まあいいです(笑)。とにかくドナは、素晴らしい。
3rdシーズンあたりから少しおでこの皺が気になる感じになったのは残念ですが(笑)、でも素晴らしい。
素晴らし過ぎて、"女"としては少し見づらいですけどね。やはり、"お母さん"なのかな?(笑)



もう結構な量書いちゃいましたが(笑)、『イレブンス・アワー』レイチェル・ヤングについても、取り急ぎ。
rachel1.jpgrachel2.jpg
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こちらはまあ、ドナみたいな複雑なからくりはなく、ひたすらキュート!という話。(笑)
ただいかにも"白人"という、白々しいくらいに冴え冴えとした美貌の、職務に忠実で生真面目なFBI捜査官という役どころながら、なんかあれこの人凄くいい人だぞ?むしろいじらしいぞ?萌えるぞ?(笑)という、役柄なのか人柄なのか、今いち判然としないギャップが魅力でした。
特に3話くらいからですかね、パートナーの変人科学顧問を、男として意識し始めて周囲の他の女性に軽くジェラり始めてから、俄然可愛らしさが出て来たと思います。(笑)

まあ「いい人」なのは最初から見えていたと言えば見えていたんですけどね。
第1話の、その科学顧問に堅物ぶりをからかわれて、寝ているところを嘘の警報で呼び出されて下着同然の姿で駆けつけて"大成功ーー!"された時の、騙されたことが分かった瞬間のグッと内に怒りを収める感じが、根っからいい人な感じだったと思います。
ああ多分この人は、言い争いになった時に最後は折れてくれるんだろうなあ折れてしまうんだろうなあと、凄く好感を持ちました。(笑)

"怒った"時に「いい人」な人は、ほんとにいい人なんですよね。
怒った時に可愛いコは、ほんとに可愛いコというか。(笑)
よーし、次は何をして怒られてやろう!

それに限らず、何か一つ一つの反応や表情が繊細で、なんかむしろ日本人的な感じがするなあとか。
"フランス人形"みたいな美貌だけど、"フランス人"ともまた違う。


マーリー・シェルトン / Marley Shelton さん。(Wiki)(IMDb)

ふうむ、見た限り、特にエキゾチックな血統ではないようですね。
スラヴ系かなあとも思ったんですけど。

とにかく、現在放送中の『イレブンス・アワー』の残りと、また何か別のドラマで会えることを楽しみにしたいと思います。


いやあ、楽しいですねえ、海外ドラマ。
綺麗な人可愛い人素敵な人が、いっぱいいて。(笑)


Posted on 2016/08/23 Tue. 21:40 [edit]

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’18.1月の海外ドラマ  

(1/11)

終わりましたね『MURDER IN THE FIRST』
なんだかんだ意外と面白かったので、これならちゃちゃっと書けるかなと思ったんですが、何とシーズン2が早速あるようで。
全然そんな予感無かったですけどね。(警察側の)キャラ立ちも地味だし。(笑)
"ミニシリーズ"に近い、単発の企画かなと。
評判が良かったということですかねえ。


それはそれとして最終回のからくりは、どういうことだったんでしょう。
NSAが盗聴に協力してくれたということでしょうか。
それほどの事件かな?誰かそんなコネが?
あと盗聴(というか遠隔操作による録音)に使ったのは、誰の携帯なんでしょう。"囮"役の人は裸にされてたし。
そこらへんがちょっと分からなかったです。
急に"技術"の話になったのも少し違和感ありましたし。

2ndシーズンはどうなるんでしょうか。
力入った結果、全然別ものになっちゃったりして。(笑)
あるある。(笑)



SUITS/スーツ S5#5『許されざる男』

色々と問題行動はあるハーヴィですが、いつもながら(自分の間違いや敗北を突き付けられた後の)"引き下がり"方が男らしくていいですね。
この浮き世でそうそう"いい人"でもいられないかも知れませんが(笑)、でも"最後の一線"があるかどうかは、大きな違いですよね。
そこを手掛かりに、その人とは付き合うことが出来るというか。



(1/28)

『MURDER IN THE FIRST/第1級殺人』S2 #1 & #2

いきなり前・後編で始まったシーズン2でしたが。
かなり面白かったと思います。
地味なフォーマットに派手な事件で、どうだろうというところもありましたが、特に押し流されることも無く。
「テロ」にしろ「精神障害」にしろ、凄く"社会"性テーマ性のあるトピックを題材にはしていたんですが、それら自体についてどうというよりも、あくまで"ドラマ"を"ドラマ"として見せたいという、地に足着いた姿勢が凄く感じられました。
・・・だから逆に、「何」が言いたかったということは、特に無かったんだと思います。
答えが欲しくはなりますが。(笑)
そう考えるとシーズン1もそうですね。結構大きな事件でしたけど、"何"が言いたいのかは最後までよく分からないと言えばそうだった。

あんまり褒めてるように聞こえないかも知れませんが(笑)、結構評価高まっています、期待しています。


Posted on 2018/01/28 Sun. 15:15 [edit]

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’18.2月の海外ドラマ(’18.2.2)  

今見ているドラマ。(2/2)

『LUCIFER/ルシファー』(S1)
『THE BLACKLIST/ブラックリスト』(S5)
『SUITS/スーツ』(S5)
『リゾーリ&アイルズ』(S5)
『MURDER IN THE FIRST/第1級殺人』(S2)
『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(S15)
『トップ・オブ・ザ・レイク~消えた少女~』
『スノーフォール』(S1)




『トップ・オブ・ザ・レイク~消えた少女~』(AXNミステリー)

初回放送&一挙放送は見逃しましたが、昨日から。
かなり、得体が知れない。(笑)
恐ろしく楽しくないですが、陰鬱さの気迫が半端ない。(笑)
救われない世界を、しかし最早嘆いている感じもしない。
多分傑作なんだろうと思いますが、さてどうなるか。
エリザベス・モスさんはこういう男社会の矛盾と戦う役の印象が強くてさぞかしフェミニストなんだろうとは思いますが、不思議に"甘さ"や"可愛さ"が残る人ですね。ジョディ ・フォスターあたりと比べても。
(2/2)


『VIKINGS ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』S1~S4 (ヒストリーチャンネル)(Amazonプライムビデオ)

ヒストリーチャンネル製作の歴史大作というか伝奇ロマンというか。
製作済みのS4までAmazonプライムビデオで無料で見られるので、紹介しておきます。
僕はまだS4の途中ですが。
ヴァイキングのヨーロッパ"進出"の道を切り開いた伝説の王様"ラグナル・ロズブローク"の一代記的なストーリーですが、史実性は参考程度で、多分シーズン3で死んで終わる予定だったのが人気が出て拡大延長している感じ。(笑)
『ゲーム・オブ・スローンズ』程の深みは無いですが、似たような感触のかなり豪快に残酷なタブーレス歴史エンターテイメントで、見応えはあります。"ヴァイキング"よりむしろ"イングランド"の歴史の勉強になる感じ。

・・・多分一番人気はこの人。
ラゲルサ

ラグナルの最初の奥さんの女戦士で、別れたけど生涯の親友。
美しくてかっこよくて、かつ女優さんリアルにいい人そう。(笑)

(2/2)


SUITS/スーツ S5#8『綻び』(AXN)

その『ゲーム・オブ・スローンズ』が、マイクとルイスの会話で引用されていて、なんかアガりました。(笑)
ほんとに見られてるんだなあという。過去の名作映画引用と並ぶとは。
この前は原作者が、ヒストリーチャンネルの番組に顔出し出演してましたしね。
ドラマの方は人間関係もマイクの今更の詐称問題も、もつれにもつれていますが、それで品が落ちる感じになっていないのは、さすがだなあと思います。ハーヴィーの精神科医の色っぽさだけは、いつまでも落ち着かないですが。(笑)
まだヤッてないだけに。(笑)
(2/2)

Posted on 2018/02/02 Fri. 10:16 [edit]

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最近のAmazonプライムな日々  

定期的に書きたくなる、海外ドラマ生活日記。(笑)


『グッド・ファイト』『シリコンバレー』『バンシー』を見ている(見た)という話は既にしましたが、それ以外にもちょこちょことお試しはしています。みんながみんな、2話以降も見たくなる作品というわけではないんですが、楽しいは楽しいですし概ね期待通りの充実感の作品ではあると思います。(だから見たいとは限らないですけど(笑))

とりあえず「配信でドラマを見る」という行為自体にはすっかり慣れて、だから(スカパー)"ドラマセットと手を切ることも考えている"なんて発言も飛び出したわけですが。

言った手前というか勢いで、改めて"Hulu""U-NEXT"という大手二つのラインアップを覗いてみたんですが・・・。
ちょっと期待外れでしたかね、どっちかというと。
"期待外れ"というのは、「面白そうなドラマが無い」ということではなく。いや、あるのか無いのかはともかく、要は「今までスカパーで見ていたような作品も、配信で問題なく見られるのか」ということ。両方で見られる作品がいくつもあるのは知ってましたし、『BONES』のファイナルシーズンなんかは確かスカパーより先にHuluでやっていた記憶があるので、余裕で代用出来るんじゃないかと思ったんですけどそうでもなかった。

今見ている中では例えば『ブラックリスト』の最新シーズンも『CSIサイバー』もスカパーでしか見られないですし、特に『サイバー』の方は見られるようになるのかどうかも怪しい。『ブラックリスト』は人気作なのでいつかは見れそうですけど。『サイバー』はどちらかというとAmazonプライムの方でなら、見られるようになる可能性はありそうかな?
いずれにしてもなんだかんだ、新作はスカパーの方が迅速確実みたいで、"迅速"にはそんなにこだわらないにしても"確実"の方はちょっと気になる。どのみち見たことのない面白い作品はあちこちにあるんでしょうけど、本来スカパーで"見られたはず"の作品が見られないというのは、何とも悔しい。(笑)

まあ価格面では太刀打ち出来ない以上、そこらへんはスカパー(衛星放送)の方も、頑張って付加価値を確保しようとしているんだろうなという。
"速い/遅い"というよりは、やはり「テレビ」でやったもののしかも一部を配信が再利用するという"下請け"的関係性は、オリジナル含む一部の作品以外では、当分健在なのかなと。(この場合NETFLIXとかは最初から別で考えてます)
勿論この前も言ったように、AXNミステリーでやっているようなイギリス・ヨーロッパ系の作品は、Hulu/U-NEXTとかではほぼやらないでしょうし、最近ハマっている(笑)チャンネル銀河の歴史ドラマなんかも、一部を除いて望み薄でしょうね。
だから"代用"というのはまだまだ難しくて、"最初からHuLu"みたいな世代の人は知らぬが仏でそれでいいでしょうけど、スカパーを"知って"しまっている僕ら世代だと、なかなかまだ配信サイトのラインアップを信頼は出来ない感じ。少なくともスカパーと同レベルでは。


ただいかんせん高いですよねスカパーは。
特にその"網羅性"という強みを活かす為に、沢山のチャンネルを契約しようとすると、とんでもない値段になる。最近はスターチャンネルを筆頭に、映画系のチャンネルもよく渋いドラマやってますし。気になるわあ。(笑)
だから"プレミアム15"はプレミアム15でいいんですけど、それよりも「スカパーで放送されている全ての海外ドラマが見られるセット」みたいのを、作るべきではないかと。本気で配信に対抗したいなら。疑似"定額見放題"というか。

値段は例えば、それこそプレミアム15と同等(現在税抜き3,124円)くらいにして。
高い安いもそうなんですけど、何と言っても分かり易いですよねその方が。
これなら「Huluで海外ドラマに目覚めた若い人」なんかも、もう一つ配信サイトを追加契約する感覚で、"スカパーオンデマンドを契約する"という行動を取る可能性が高まるのではないかと。
今は「スカパーを契約する」というハードルの上に、その中で更に海外ドラマを探すという二重のハードルがあるので、なかなか億劫でしょう。各チャンネルが頑張っている「目玉作品」の情報自体、そもそも外に伝えるのが難しいですし、"あれを契約すればとりあえず全部見られる"というシステムがある方が、ずっといいだろうと思います。ていうか僕が欲しい。(笑)

技術的にはドラマ専門チャンネル以外のドラマを、いかに"それだけ"見られるようにするかが少し難しいかな?
全部見られてもいいのかも知れないけど、今の価格体系だと特にスターチャンネルがかなり独立路線なのでね、"プレミアム15"にも入ってないし。あとはWOWOW(チャンネル)か。この両巨頭が問題。


ぶっちゃけ"暇潰し"的意味合いだけでなら、Amazonプライムだけでも時間が足りないくらいですね。
ただ"見たい"作品がスカパーにもあるから、見たいということで。ただそれは"知らなければ"見てくれないわけで。値段はどのみち勝てないでしょうけど、せめて利便性をもう少し。"内輪"で競争している場合じゃないんじゃないかという。

ちなみに配信サイトどうしの比較で言うと、やはりAmazonプライムのシステムが一番巧妙かなと。
例えばHuluの月額980円と比べると、月額400円ないし年額3900円とかなり安いですが、ほとんどの人が年額契約するでしょうから取りっぱぐれはし難い。でもHuluだと"ドラマ"しか用途が無いのもあって、見たいものがあった時に集中して見て、それ以外の月は休眠会員になる人が多いんじゃないですかね。プライムだとほんとに、"会員継続"自体にストレスが無い。"月会費"制って結構気になりますよね(笑)。僕がケチなだけかも知れませんが。

スカパーなら"放送スケジュール"が決まってるので、そこはもう、諦めがつくんですけど。


という感じでどうにもAmazonプライムに取り込まれつつある僕ですが、不満というか悩みが無いわけでもなく。
何というか・・・やっぱり"テレビ"ではないんですよね、"ドラマ"ではあっても。まとめて「TVドラマ」ではない。
「放送スケジュール」に従って見る"受け身"な感じがTVドラマの実は結構味だという話は何回もしてますが、それはまあ余りにマイナーなこだわりだとしても、やはりどうも、従来の"TVドラマ"に比べて「映画」を見ている感覚に近いのは、どうしても否定出来ない。
「集中」して見ないといけない感じになりがちというのは"いいこと"でもあるのかも知れないですけど、特に段々"スクリーン"とまでは言わないけれど大きな画面で見たくなって来てしまったのは、困ったなあと思っています。
特に野外シーンが多いドラマは危険ですねえ。田舎とか、自然とか。
田舎町の話『バンシー』も結構来るんですけど、もう一つ見ている北極探検隊の話『ザ・テラー』が相当やばいです。毎話大きいテレビを買いたくなる衝動と戦っています。(笑)

いやあ、駄目だって。置き場所無いしさ。そもそも自慢じゃないですけど、既に4つもテレビ持ってて駆使している状態なんですよね。(笑)
大雑把に言って地デジ用、スカパー用、配信用、ゲーム用ですけど。(本当は少し違う)
どれも全然壊れてないし、とにかく駄目。駄目だってば!(笑)

でも欲しい・・・。
やっぱりちょっと、従来のテレビドラマとは撮り方の違う作品が増えてるんでしょうね。そんな無闇に映画っぽく見えているわけではないんですが、それでも空間感が普通のテレビの枠には収まり難くなっている。
ピンチです。(笑)


こんな感じで嬉しい悲鳴を上げ続けている感じですが、それでもまだNETFLIXは"自粛"して手を付けてない状態ですからね。ほんの2,3年前には、こんなブーム"が来るとは思ってもいなかった(来ても自分とは関係無いか、むしろネガティブな現象だと思っていた)。嬉しいけどどうも、色々と変質は起きている。
"死ぬまで"見るとして、これからまたどうなるんだろうという。

とりあえずだから"スカパー切り"は、まだ出来ないしない感じですけと。
"アルティメット・ドラマセット"は、ほんとに作って欲しいですけど。(笑)


Posted on 2018/05/01 Tue. 19:43 [edit]

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’18.4月のAmazonプライムビデオ  

スカパードラマセット外の視聴の比重も増えて来たので、そちらについても"書き留め"記事を。
好きですね、書き留めるの。(笑)
「テレビ」と違って同時性を確保するのは難しい中、それでも何かの参考にと。Amazonプライムくらいなら、普通に会員になっている人も多いでしょうし。

ちょっと思い付いた時期が中途半端だったので、"'18.4月"と言いつつ3月末や今月見始めたのも入っています。


視聴中

『Banshee/バンシー』:シーズン1
『ニュースルーム』:シーズン1


視聴済み

『ヴァイキング ~海の覇者たち~』:シーズン5A
『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』:シーズン1
『シリコンバレー』:シーズン1~3
『ザ・テラー』:シーズン1


第1話だけ視聴

『ザ・ニック』:シーズン1
『マーベラス・ミセス・メイゼル』:シーズン1
『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』:シーズン 1
『ラウダーミルクの人生やり直し手伝います』:シーズン 1
『The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~』:シーズン1


・・・改めて眺めてみると、スカパー、WOWOWは勿論、Huluの"お古"も多くて、さすが月額が安いだけはありますけど特に支障は無いです(笑)。どのみち当分"レビュー"までは手が回らないので、新しさを競うつもりはそもそも。
ただ"作品の一覧みたい"なことがしづらいのと、所謂「公式サイト」が無いのは特にオリジナル作品に関しては寂しい気がします。
"視聴中"と"視聴済み"は、当然僕のおすすめです。・・・あ、でも『ヴァイキング』はどうかな?最初は面白かったけど、今は結構惰性かも。


チャンネル銀河

こちらはスカパーですが、むしろ最近は"ドラマセット"よりも主役になりつつあります。

『クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮』:シーズン1(米)
『大秦帝国 縦横 =強国への道=』(中)
『武則天-The Empress-』(中)
『三国志 Three Kingdoms』(中)
『百済の王 クンチョゴワン』(韓)

を視聴中。
華流や韓流(史劇)は、とにかく話数が多いので(50~100弱標準?)、一度ハマるとなかなか抜け出せません。(笑)
『大秦帝国』は面白いですよお。どういう"思想"で作られているのか、未だにちょっと把握し切れないくらい。人物造型の面白さは、時々『ゲーム・オブ・スローンズ』あたりにも迫る感。


ではまた来月。


Posted on 2018/05/10 Thu. 18:27 [edit]

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’18.5月のAmazonプライムビデオ  

5月も元気に・・・でもない(笑)んですけどね。
作品自体は面白いのがちゃんとありますけど、"いつでも"見られるとなるとどうもやっぱり「TVドラマ」とは違う経験というか、逆に「仕事」みたいに感じて来るというか。今日はあれを"消化"しなきゃあみたいな。

あとこういう問題(変化)も。



何度も言いますが、やっぱりテレビドラマは"テレビ"(放送というフォーマット)で見てナンボたなと。
僕の好きだった"海外ドラマ"という世界は、多分消えて行くなと。


視聴中

『ガールフレンド・エクスペリエンス』:シーズン2
『ニュースルーム』:シーズン2
(『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』:シーズン1)


視聴済み

『ガールフレンド・エクスペリエンス』:シーズン1
『ニュースルーム』:シーズン1
『Banshee/バンシー』:シーズン1
『倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道』
『ハウス・オブ・サダム』


第1話だけ視聴

『エンジェルス・イン・アメリカ』
『ラスト・タイクーン』
『ディボース』:シーズン1


『バンシー』は1シーズン見終わったところで、飽きたので切りました。
『ニュースルーム』はシーズン2も見ていますが、上で言う"1話完結のテレビドラマ"感が強過ぎて、あんまりはかどりません。

一方で最近僕の中で存在感が高まっているのが、今までさほど好きではなかった「ミニシリーズ」というスタイルで、つまり「連続ドラマ」に付き合うのは少し面倒だけど、だからといって「映画」では直線的過ぎる、その中間を上手く行っているんですよね。
作品としては、『倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道』『ハウス・オブ・サダム』がそれに当たります。どちらもたまたま9.11~イラク戦争ものですが、予想以上に面白かったです。

もう一つ"新機軸"と言えば新機軸かもしれないのは、『ガールフレンド・エクスペリエンス』
何が新機軸かというとこれ"30分"ものなんですよね。"30分"というとアメドラでは普通コメディ用の枠ですけど、これはどシリアス。そういうのもありなのかというのと、"連続"ものでも"30分"だと意外とすいすい見れるなと、そういう発見でした。ひょっとしたら"配信"時代の一つのスタイルになる可能性があるかも知れませんね。
内容的にはシーズンごとに登場人物が変わるようですが、どちらも主人公は"高級エスコート嬢"です。そこに1stは法曹界、2ndは政界のスキャンダルや不正が本格的に絡んで来るという、そういうスタイル。ただ"事件"を追っているというよりは基本はあくまで"人間ドラマ"という感じ。かなり面白いです。

『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』は"視聴中"となってますが、5話くらいでもうかなり飽きました。どうしようかなという感じ。
『エンジェルス・イン・アメリカ』は力作だとは思いますが、"エンジェル"のファンタジー要素がどうも受け付けません。
『ラスト・タイクーン』は『ホワイトカラー』の時も疑っていた、「マット・ボマー大根疑惑」が僕の中で決定的になってしまった作品(笑)。ちょっと重みが足りな過ぎて、見れないかなあという。
『ディボース』は単純に下らない、ふざけ過ぎの下品なシットコム。


楽しんでないことはないんですけど、それ以上に(笑)悩んでますね。
僕の老後の楽しみの、明日はどっちだ。(笑)


Posted on 2018/06/05 Tue. 19:08 [edit]

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’18.7月の海外ドラマ(Hulu、チャンネル銀河)  

4月5月に続いて。
Amaznプライムビデオを軸に基本毎月やる予定なんですが、6月はゲームばっかりで全然見てなかったんで無し。
『スーパーガール』S2の見逃し回目的でHuluの契約を久しぶりに復活させたのが7/7
そこからの約1ヶ月間。


視聴中

『項羽と劉邦 King's War』[中国]

後述する『三国志』と同じ監督ですが、えらく潔く通俗性を引き受けてしまう人で、この作品も第1話はほとんど香港のカンフーコメディで、こんな楚漢戦争あるかよ馬鹿馬鹿しいと一回切ってしまったんですが、どんどん面白くなる『三国志』を見ながらひょっとして早まったかなと念の為に第2話から見直してみたらこちらもどんどん面白くなるというか真価が分かって来てしまったので、全80話をとても見切れずにHuluの契約も予定外に2ヶ月目に突入することになってしまいました。(笑)
いやあ、凄いわこの監督。とんでもない根性の据わり方だ。中国人恐るべし。またいつか語ることになるでしょう。

視聴済み

『Black Sails/ブラック・セイルズ』(全シーズン4)
『墨攻』(映画)
『SUPERGIRL/スーパーガール』(シーズン2の主に後半)
『ザ・ディープ 深海からの脱出』(全2話)
『階伯』(ケベク)(全36話)
『クラス -ねらわれたコールヒル高校-』(全8話)

『Black Sails/ブラック・セイルズ』はスティーブンソン『宝島』の前日譚という特殊かつ限定的な設定のストーリーですが、その枠組みで普通望まれるものを遥かに越える異様に充実した内容特に人物描写の作品で、感心しつつ首をひねりながら見ていた感じ(笑)。逆に何がしたいのか。どうも落ち着かない。
最後の最後で、「理性」vs「無意識の暗闇」という、哲学的とも言えるテーマが主人公(の一人)の口から語られて一応は納得するんですが。後者を体現するものとしての、(文明に対する)「海賊」。ここらへんをもう少し早めに言語化しておいてもらえたら、もっと見易かったかなと。一つ一つのエピソードを見ているだけでも、見応え自体は十分ですが。

『階伯』(ケベク)は快調な前半から、中盤以降はドロドロという以上に異様に重苦しくなる作品。「権力」と「人」というテーマ、人は権力によってどのように変わるのか変わらざるを得ないのかというテーマと正面から向き合った力作だと思いますが、まあ苦しい(笑)。主人公のかつての「同志」たちの変貌していく様子が、悲しい。
色々と欲張って詰め込まれている作品ですが、本当の主人公は多分前後半二人の「王妃」で、そこらへんに焦点を絞った方がすっきりしたかなと思いますが、とはいえやはり英雄ケベクを描きたかったわけでもあるでしょうし、難しいところだなと。

『クラス-ねらわれたコールヒル高校-』は『トーチウッド』に続く(スタッフは全く別)『ドクター・フー』シリーズのスピンオフ作品ですが、文句なしの傑作、快作。イギリス的な知性・ユーモアがぎっしり詰め込まれた、"イギリスドラマここにあり"という感じの満点エンタメですが、でもこういうの滅多に作らないんですよねイギリスのドラマ界は。"アメリカ"との差別化の為なのかもしれませんが、もったいない。とにかく最高でした。

1話だけ視聴

『FINDING CARTER/ファインディング・カーター』(シーズン1)
『ピュア・ジーニアス ハイテク医療の革命児』(シーズン1)
『KILLJOYS/銀河の賞金ハンター』(シーズン1)
『ツタンカーメン 呪われた王家の血』(シーズン1)
『風の国』[韓国]
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(シーズン1)

『FINDING CARTER/ファインディング・カーター』はなかなかいい作品ぽいです。FOXで週1話とかでやってくれたら見ると思いますが、配信でじっと見る程興味の持てる内容ではないんですよね僕には。変種のティーンドラマ?
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』はいかにも批評家受けしそうな作品ですが、逆に「批評家受け」という"型"にはまってる感じで、ある意味最近一番僕が気に食わないタイプの作品。"配信"ドラマ時代の一つの悪い典型というか。
とにかく見続けても何か"発見"がありそうな予感が全然しなかったので、1話で切りました。もっとゆったり作ろうよ、テレビドラマは。"意識の高さ"を競うのはよそでやってくれ。



続いてスカパーチャンネル銀河の作品。
"週1話"形式では放送されない(帯か一挙放送)ので、「今週の海外ドラマ」では触れづらい。


視聴中

『月に咲く花の如く』[中国]
『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』(シーズン2)[トルコ]
『鉄の王 キム・スロ』[韓国](再放送)
『チャクペ 相棒』[韓国](再放送)
『三国志 Three Kingdoms』[中国]

『月に咲く花の如く』。8月に始まったばかりですが、今のところとてもとても面白いです。清末の"パイオニア"的な女性商人の話ですが、知的にもエンタメ的にもなんかキレキレ。『戦争』『王朝』もの以外でも面白かったということで、この作品によって僕の"中国ドラマ"への評価は確定したかなあという感じ。時代(ないし次代)は今中国?

『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』(シーズン2)。内容的にはほんとにただのハーレムの権力争いの話(正史的なエピソードもあるけど正直そっちはどうでもいい)なんですが、飽きないですねえ、楽しいですねえ。基本的にやっぱり、"生命力"が素晴らしい。眩しいくらい。"トルコ"だからなのか"最近のトルコ(ドラマ)"だからなのかは、ちょっと僕には分かりませんが。

『鉄の王 キム・スロ』。"「伽耶(カヤ)」"という古代の半島のマイナーな国を舞台に、「製鉄技術」を大フィーチャーし、恐らく史実性は限りなくゼロに近いですがその分思考実験的に、「王権の成立」をシミュレーション的にドラマ化した変わった作品。学問的と言ってもいいかも知れない。(ちなみにAmazonビデオでも見られます)
『チャクペ 相棒』。ある意味お馴染みの李氏朝鮮の身分差別残酷物語ですが、「貴族」vs「庶民」を更に突き抜けて"乞食"のレベルまで視点を下げて/広げて、そこらへんをより根本的にというか正面から思考した感じの作品。有名人の話でもないみたいだし、この後のストーリーの展開がちょっと予想出来ないなあという。

『三国志 Three Kingdoms』。お馴染みのエピソードが連打される赤壁あたりまでは陳腐に近い平凡な作品に見えましたが、赤壁が終わって劉備一党が荊州を根城にどのように勢力を拡張するか複雑な模索をし始めてから、俄然面白くなりました。"複雑"さが服を着て歩いているような強力な新キャラ司馬懿仲達が登場するに至って、むしろこっちが本領の監督さんなんだなと中盤過ぎてからようやく気付いたというか(笑)。龐統士元も面白かったなあ。陸遜もgood。
もうすぐ終わってしまうのが残念。既に蜀の人材不足は目を覆うばかりですが(笑)。意外と劉禅が馬鹿なりに素直という美徳を発揮していて、面白いなと。声はアムロです。(笑)

最初の数話のみ視聴

『客主~商売の神~』[韓国]
『奇皇后 ふたつの愛 涙の誓い』[韓国]

韓流(史劇)に関しては、「戦争があるやつ」と「恋愛が主体でないやつ」を予め選んで見れば、たいていはそれなりに見られる作品になってるかなという。基本余りにも視点が"下半身"(精神的に)寄りなので、「英雄」の出て来ない作品は厳しいですね。"浄化"の瞬間が無くて。
華流は多分、アメドラ並みにオールマイティ。基本の"骨組み"が太い感じ。政治の世界もドラマの世界も、"両極"は変わらないのかという(笑)。とはいえやはり、あえて"恋愛"ものを見ようとは思わないですけど。男の子なので。(笑)

チャンネル銀河1局で、ドラマセット4局(FOX、スパドラ、AXN米&英)を軽く越える視聴数になってますが。まあ一応"再放送"はカウントしない方がいいかも知れませんが。つまりドラマセットだって、"スタートレックを見たことが無い"という人は、今スパドラの再放送を夢中になって楽しんでいるはずですしね(笑)。単に僕がアジアドラマ歴が浅いから、今は"宝の山"に見えているところはあると思いますが。

とはいえアジアドラマを食わず嫌いしていた海外ドラマファン、特に「映画」ではなく(とは別に)「TVドラマ」が好きだという自覚のあるタイプの人は、早めにこっち方面も開拓しておいた方がいいように思います。特に中国ドラマの恐らくはこれからしばらく続く成長期・黄金期を見逃すのは、もったいないかなという。
「TVドラマ」の"現代"はNetflixにあるのかも知れませんが、"未来"(存続)はむしろアジアドラマ(ないし第三国ドラマ)の方にあるような気がします。


Posted on 2018/08/07 Tue. 20:49 [edit]

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’18.8月の海外ドラマ(Hulu、Paravi、Amazon、スカパー)  

まずは配信系から。
『項羽と劉邦』を見る為のHulu継続、アジア大会を見る為のParavi(パラビ)契約と、結構契約しまくり状態。

視聴中

『瑯琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜』[中国]

Huluで視聴中。厳密には9月に入ってから見出したんですが、その後これの続編が10/9からチャンネル銀河で始まるということを知ったので、予習するなら今の内ですよという意味を込めて8月分として紹介しておきます。(笑)
とにかく面白いです。Huluを再び休眠させる前の念の為という感じで見てみたんですが、うっかりはまってまた1ヶ月契約することになってしまいました(笑)。それまで見る気がしなかったのは「架空史」という部分に引っかかっていたからなんですが、見てみるとこれはそもそも「歴史」ものではなくて「武侠」ものですね、はっきりと。"カンフーファンタジー"ないし日本で言う"少年漫画"に近いジャンル。それならそうと言ってくれれば(Huluの紹介文)、武侠小説の大家金庸ファンの僕は飛びついたのに。
というわけでそういう"ジャンル"のお約束を踏まえた方がより見易い作品ではありますが、本質的には「架空」というよりもそれを利して「理想」の歴史ドラマを作ってみた感じの、完成度の高い作品。

『STARTUP スタートアップ』(シーズン1)
Amazon。ITベンチャーの"スタートアップ"と闇社会を絡めたなかなか面白そうな作品ですが、見始めてすぐHulu、Paraviの方に行ってしまったので、しばらく見てません。(笑)

『ガールフレンド・エクスペリエンス』(シーズン2)
こちらも同じ理由でしばらく見てませんが、シーズン1に続いて十分に面白そうです。その内には見ます。

視聴済み

『ニュースルーム』(シーズン2)
シーズン1の緊張感が失われてアーロン・ソーキンの"手癖"だけみたいな感じになってて、ちょっと退屈でした。三谷幸喜とかもそうですが、"脚本家"が主体のドラマはどうしてもそういう傾向が出て来ます。地位が確立すればするほど。

『マスターズ・オブ・セックス』(シーズン1)
Paraviにて。セックス特にエクスタシー研究のパイオニア的研究者たちを描いた興味深い作品で、女優さんたちも魅力的なよく出来たドラマですが、"ドキュメンタリー"的な素材を無理に"連続ドラマ"形式に落とし込んでいる感じでシーズン2以降を見る意欲は湧きませんでした。本ででも読みたい感じ(笑)。まあとりあえず見る価値はあると思います。

『項羽と劉邦 King's War』
最後まで浅いような深いような不思議な作品でしたが、含めて色々と面白かったです。
ここらへんの中国ドラマ特有の性格については、いずれまとめて書きたいと思っています。

ちょっとだけ視聴

『スキャンダル 託された秘密』(シーズン1)
これもParavi。1話の冒頭だけ期待させた、典型的"見掛け倒し"作品。はったりのみというか。
手段を問わず非合法ギリギリで依頼人の利益を図る凄腕の"フィクサー"の話なんですけど、その割に性格も話も甘くてすぐ馬鹿馬鹿しくなりました。あと主演の女優が大根。(というか説得力不足)



続いてスカパー。
お馴染みチャンネル銀河に加えて、諸事情で契約中の「プレミアム15」の一つとして、CCTV大富シネフィルWOWOWのドラマも見ています。

視聴中

チャンネル銀河
『昭王~大秦帝国の夜明け~』[中国]
『大秦帝国』シリーズ第3弾。1作目の商鞅や2作目の張儀のような強力な中心人物は(まだ)出て来ていませんが、変わらず面白いです。
『月に咲く花の如く』[中国]
素晴らしい。結構涙涙です。(笑)
いずれちゃんと紹介します。
『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』(シーズン2)[トルコ]
"愛と欲望のハレム"でしかないんですけど、全く飽きないです。
批評意欲はそそりますが逆にそれが難しい。
『鉄の王 キム・スロ』[韓国](再放送)
予算不足が透けて見える作りですが(笑)、それだけに製作者の志は感じる作品。

CCTV大富
『遥かなる北の大地へ』[中国]
日中戦争勃発前夜を舞台にした、幕末+北の国からみたいな作品。歴史的風景として興味深いですし、ドラマとしても『北の国から』のように無闇に湿っぽくもならずに、よく出来ていると思います。日本軍許せん!(笑)
『神の手を持つ医師!喜来楽』[中国]
清末の医療ドラマ?よく分かんないですけど風俗含めて色々面白いです。

シネフィルWOWOW
『刑事モース~オックスフォード事件簿~』
若き日のモース警部。"シネフィルWOWOW"とありますがここまでの9話を見たのは実際にはBSスカパー。10話以降を、新作としてこれからシネフィルWOWOWでやる模様。
モースの少し痛々しいくらいの知的で繊細な美青年ぶりと、理解ある上司との心の交流が魅力的な作品。

視聴済み

『チャクペ 相棒』[韓国](再放送)
『三国志 Three Kingdoms』[中国]

1話だけ視聴

『私立探偵ストライク』(スターチャンネル)
『勇敢な心』(CCTV大富)
『風にはためく五星紅旗』(CCTV大富)
『海神 ヘシン』[韓国](再放送)(チャンネル銀河)

『私立探偵ストライク』は十分に面白いです。スターチャンネル契約するほどではないですが。(高いし(笑))
『海神 ヘシン』は最初の3話見てぴんとは来てませんが、レビューの評価は高いのでもう少し見てみる予定。

全体として御覧の通りかなり"中国"づいてますが、実際面白いんですよね。
一見すると「韓流」と区別がつきづらいかも知れませんが、もっと大きな潮流になる可能性を感じます。
まあ近い内に改めて。


Posted on 2018/09/05 Wed. 21:14 [edit]

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’18.9月の海外ドラマ(Hulu、Amazonプライム、スカパー)  

改めて言いますが、スカパー「ドラマセット」以外の、見ている作品。

今月もまずは配信系から。

視聴中

『宮廷の諍い女(いさかいめ)』(Hulu、中国)

BSフジでもやって名前は聞いたことのある作品でしたが、これを見始めてしまってまたHuluの契約が一か月延長になってしまいました。(笑)
恐ろしく完成度の高い"後宮権力争いもの"で、争ってはいるんだけど全てをきっちり様式美の中に回収していて、英米ので比べるとすれば『ダウントンアビー』かなという。何か背後に教養の分厚さを感じるというか。
内容はほんと素晴らしいんですが、正直"後宮の権力争い"を73話見るのは気が遠くなるところもあり(笑)、適当に他のと交互にしてのんびり見ています。期間内に見切れるか少し心配。

『「滲透」 ~二重スパイの男』(CCTVオンデマンド、中国)

CCTVにもオンデマンドがあるんだあと気軽に試し見してみたところ、はまってしまいました。
国民党から共産党に"転向"した二重スパイの話で、大きなくくりでは「プロパガンダ」ものなんでしょうけど、そんな基準ではとても語りつくせない、多分本気で傑作。めっちゃ笑うしめっちゃ泣くし、女優さんもめっちゃ魅力的。
なんか、"文学"だなあという感じです。見始めたばかりですが、恐らく「中国人にとっての共産党」のあらゆる側面が、主人公の屈折した知性を通してこれから語られることになるんだろうと思います。

『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』シーズン1 (Amazonプライム、アメリカ)

コメディタッチではありますが、多分結構本気度の高い"クラシック"もの"オーケストラ"もの。
第一話見て面白そうだなとは思ったんですが、"契約"上、上の二つの中国ものの方の優先度が高いので、しばらく棚上げになりそう。(笑)

視聴済み

『琅琊榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~』(Hulu、中国)

こちらでたっぷり書いたので、読みたい人はどうぞ。

 策略の文化としての中国 ~『琅邪榜』と中国の武術思想そして自分たちのサッカー?

来週からチャンネル銀河で始まる続編も、基本スタッフは同じらしいので楽しみです。

ちょっとだけ視聴

『スタートアップ』シーズン1(Amazonプライム、アメリカ)

先月は"視聴中"のリストに載っていましたが(笑)、その後もう一話だけ見て飽きてやめてしまいました。話進まねえ。何か深刻ぶればいいと思ってるところがあるから、最近のアメドラは。



続いてスカパー。

視聴中

チャンネル銀河
『昭王~大秦帝国の夜明け~』[中国]
あと最終回を残すのみ。今回は前二つのシリーズに比べて、割りと"凡人"ばかりが出て来て少し救われないストーリーの部分が大きかったですね。それはそれとして面白かったです。
『月に咲く花の如く』[中国]
主演の女優さんは上の『宮廷の諍い女』の主演と同じ人なんですが、見事にタイプの違う、しかしどちらも見事な演技で、ますます尊敬の念を深めました。
『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』(シーズン2)[トルコ]
"上り詰めた"ヒロインですが、これからどうなるんでしょう。(小並感)
一応史実に基づいているらしいので、ネタバレしないようにリサーチは自粛しています。(笑)

CCTV大富
『神の手を持つ医師!喜来楽』[中国]
"弟子"のずっこけぶりがたまに本気で腹立たしいんですが、それを除けばコメディタッチではありますが、しっかりしたドラマだと思います。特に「西太后」の描き方は興味深い。
『清の能臣 于成龍(ウ・セイリュウ)』[中国]
少し真面目過ぎるというか価値観が大時代な感じはしますが、それだけに逆に「清朝」や「科挙」やそれに合格した「官吏」たちの実態が興味深い感じの作品。
『紫檀(したん)王』[中国]
演出は古臭いし俳優も地味で泣けますが(笑)、中国伝統の高級家具業界という面白い題材の、しかも結構"アクション"ドラマ(笑)。犯罪に対するハードルの低さは、多分"武侠"の世界とも通じている感じ。

LaLaTV
『酔麗花 ~エターナル・ラブ~』[中国]
およそ近づきたくない感じ(笑)のタイトルですが、中身は結構面白い。廉価版『琅琊榜』という感じの架空史もので、似たところのある"端正"な演出演技が楽しめます。傾向としてはよりファンタジー寄りというか、「史劇」から「武侠」へ大きく傾いている内容。

視聴済み

『鉄の王 キム・スロ』(チャンネル銀河、韓国)
後半はどうにも"学芸会"でしたね。スタッフ変わったのかな。でも前半は結構面白かったと思います。

『遥かなる北の大地へ』(CCTV、中国)
いやあ、良かった。
とにかく"背骨が太い"という感じの作品で、地味でも地味と言わせない(笑)パワーがあります。タイプ的には倉本聰なんでしょうが、ああいう変な「大家(たいか)」臭も特に無いし。むしろ自然体で作っている感じで、一つ一つの内容が素直にしみて来ます。

『SIX アメリカ海軍特殊部隊』シーズン1(ヒストリーチャンネル、アメリカ)
イラク戦争に参加した米軍特殊部隊員たちをめぐる、ヒストリーチャンネルらしい"必要"な要素を満遍なく詰め込んだ優等生的ドラマですが、出来はいいのと「(ナイジェリア)ボコ・ハラムとイスラム過激派」との関係が興味深かったです。

ちょっとだけ視聴

チャンネル銀河
『武神』[韓国]
『華政[ファジョン]』[韓国]
本格的に華流好きになってそれにつれて韓流の数段見劣りするところが見えて来てしまったので、今後は余程興味を感じる内容のものしか見ないと思います。
『絢爛たる一族~華と乱~』[中国]
ただし華流でも下らないものはちゃんと下らないです。(笑)

LaLaTV
『三国志 ~趙雲伝~』[中国]
『孤高の花 ~General&I~』[中国]
ただなんでしょうね、華流史劇は韓流に比べても、一部の作品を除いて作り方は本当にフォーマット化されている感じで、その中で単純なクオリティとセンスで差がついているところがあって、ある程度見慣れないとそこら辺の判別が難しいところがあるかも知れません。「価格帯」という感じです。(笑)


CCTVが手放せないので、今後はスカパーも「プレミアム15」が基本になりそうで、貢いでるなあという感じです、ドラマに。(笑)
その流れで、LaLaTVにも。


Posted on 2018/10/05 Fri. 19:40 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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’18.10月の海外ドラマ(Hulu、スカパー)  

"スカパードラマセット"の方は、現ラインアップに書くに値する作品が無いので当分お休み。
こんな時代が来るとはねえ。


配信系。

視聴中

『「滲透」 ~二重スパイの男』(CCTVオンデマンド、中国)

下の『宮廷の諍い女』の方の消化に追われて先月からほとんど進んでいませんが、こちらもやはり大傑作というか怪作というか。
これだけ複雑で、一筋縄でも二筋縄でも(笑)行かない(しかも娯楽)作品というのは、アメリカでも本当に限られたごく一握りの作品でしかお目にかかれないレベルのものだと思います。中国国内用のフォーマットで作られているので一般の配信サイトに降りて来ることはまずないと思いますが、これだけの為にCCTVと契約する価値は十分にあると思います。いつまで公開しているかという、不安もありますし・・・。DLとか出来るのかな。
多分中国でも"知る人ぞ知る"扱いなんだろうと思いますけどね。(笑)


視聴済み

『宮廷の諍い女(いさかいめ)』(Hulu、中国)

"中国四千年"の底力(笑)を嫌と言うほど思い知らされる、凄まじい作品でした。世に宮廷もの後宮ものドロドロメロドラマは数あれど、これを越えることはまず無理というか、そもそも必要無いというか。『諍い女』の前に『諍い女』無し。『諍い女』の後にも『諍い女』は無し。
ただ見るのに凄くスタミナがいるので、時間的に余裕がある時に、のんびり見ることをお勧めします。僕は約2ヶ月かけましたけど、それでも結構きつかった。元は「一週間に一話」で放送されたもののようで、まあそっちが正解だよなという。"テレビドラマ"は"テレビ"で。


ちょっとだけ視聴

『レヴェリー 仮想世界の交渉人』 シーズン1(Hulu、アメリカ)

"仮想世界の交渉人"という設定がユニークそうなので見てみましたが、ただただつまらなかったです(笑)。ユニークどころか陳腐。全てが。1話見通すのも大変でした。

『大風水』(Hulu、韓国)

こちらも"風水師"という題材とそう言えば「李氏朝鮮の起源」ものは見たことが無かったなという興味で見てみましたが、平均か少し下くらいの、よくある韓流史劇でした。1話で切り。



スカパー。

視聴中

チャンネル銀河
『月に咲く花の如く』[中国]
ストーリー展開がちょっとエグくなり過ぎて、最初の方の爽やかさというか"よく出来た少女漫画"感は薄れてしまいましたが、ヒロインが豪放磊落な本領を発揮する瞬間は、やはり魅力的。"近代化"(運動)の功罪や"手本としての日本"が公平にフラットに描かれているのも、良かったかな。
『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』(シーズン2)[トルコ]
こちらはかけらも爽やかじゃない(特に主人公(笑))のになぜか見続けられるところが魅力(?)な作品。
敵も味方も決定打だけはかわし続けるのは、ちょっとわざとらしい感じはしますが。誰か消えろよ。(笑)
『琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~』[中国]
前作のファンを失望させない、これはこれで間違いなく(かなり)優れた作品ですが、前作と違って大きなストーリーが(まだ)見えづらいので、割りと淡々と見ています。ディテールを楽しみながら。

LaLaTV
『酔麗花 ~エターナル・ラブ~』[中国]
武侠、ファンタジー、美男美女たちの絢爛ラブロマンスと、様々な"美味しい"要素を、どれも過剰にならずに実に巧みに組み合わせた作品。スーパーではないけれど、一つの"模範""基準"的な作品というか。
『永遠の桃花 ~三生三世~』[中国]
なんか神懸かっている(実際に"神"が沢山出て来ますが(笑))というか、夢のように楽しい作品。日本のファンタジー&萌えなアニメを、中国人が実写でやると、こうなるというか。映像美とときめきと大笑い。(笑)

CCTV大富
『神の手を持つ医師!喜来楽』[中国]
李鴻章やら袁世凱やら有名人が景気よく(患者として)出て来ますが、しかし圧倒的に魅力的なのは西太后。主人公の立場はどちらかというと反西太后派なのが、世界観の奥行きになってますね。"転向"もあるのかなあ。
『清の能臣 于成龍(ウ・セイリュウ)』[中国]
要は庶民の味方名奉行ものなんですが、ディテールの濃厚さがなんか凄い。そこはむしろリアリズム。いずれにしても、中国独特の"理想の官僚"ファンタジーが、随所で興味深い作品。
『紫檀(したん)王』[中国]
"日活アクション"的な作品、かなあ。そういう時代感。主人公の無茶苦茶な行動力と一本気さは、日本の少年漫画的とも言える。古臭いですけど、だからと言って見られないわけでもないです。
『百錬成鋼』[中国]
国共合作前の中国を舞台に、対日戦争を横目で睨みながら、国民党と共産党、そして共産党内部の勢力争いを結構赤裸々に描いた興味深い作品。一応共産党"礼賛"ではあるんですけど、こんなの描いていいのかなという気にもちょいちょいさせられます。(笑)


以上、ほとんど中国に占領された状態の、10月のラインアップでした。(笑)
『諍い女』が終わったので、Huluは休眠させて放置してあるAmazonプライムのアメドラとかも、また見てみるつもりではありますけどね。


Posted on 2018/11/06 Tue. 20:11 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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’18.11月の海外ドラマ  

11月は色々と忙しくて、結局スカパーオンリーでした。
配信系はいつでも見られるので、何かの時にはどうしても後回しにはなりますね。
「放送」スケジュールがあると、無理してでも見ちゃうけど。


視聴中

チャンネル銀河

『琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~』[中国]

少し地味ですけど、やはりこの続編も、「名作」の風格は帯びてますね。
権謀術数の世界を描きつつ、相変わらず"いい人"はとことんいい人で、今回は特にその"いい人"の一人、資質は名君かもしれない幼君が、しかし周囲の俗物な大人たちに捻じ曲げられて結果として暗君・・・にまでなってしまうと悲し過ぎるので、そこをどう踏みとどまるかが一つの焦点になっているのかな?
ラスボスかと思われた堂々たる"悪役"(濮陽纓)が中途で死んじゃったり、代わって主人公の盟友的存在がラスボス化したり、世界観はかなり細々と入り組んでいて、そこが今回地味に感じるところかも。

『イサベル~波乱のスペイン女王~』[スペイン]

潔癖で行動力のあるヒロイン(イサベル)は颯爽とはしていますが、ただの世間知らずの我がまま娘にも見えて、だからその「成功」物語というよりは日本人にはなじみの薄い、15世紀後半のスペイン及び周辺の国々の動きをドラマという形で楽しむと、そういうスタンスで見た方がいい感じの作品。
悪くはないけど、何かが"凄く面白い"わけでもない。

LaLaTV

『酔麗花 ~エターナル・ラブ~』[中国]

ほんと全方向によく出来ている作品ですよね。
何で月曜と火曜のみに集中して二話ずつなんて、変な放送形態にしているのかが謎ですが。
普通にウィークデイ毎日1話ずつでいいじゃん。

『永遠の桃花 ~三生三世~』[中国]

世界観もキャラも映像も最高なんですけど、ストーリーがちょっとだるいか。
わざわざだるくしているというか。
お約束とはいえ、どうしても"後宮のいじめ"エピソードは要るの?しかも結構延々と。天界と人間界両方で。
それ以外のパートの"飛び"方とのギャップが勿体なく感じます。
調子のいい時は、本当に最高の作品なんですけどね。

CCTV大富

『清の能臣 于成龍(ウ・セイリュウ)』[中国]

実在の人物らしいですが、すげえあちこち転勤しまくって行く先々で活躍していて、なんか笑います。(笑)
清の"官僚"って、意外とアクティブなのね。(笑)

『わが弟 その名も順溜』[中国]

『「滲透」 ~二重スパイの男』に続く、中国国内向けドラマの中からの、大きな掘り出し物
一言で説明するのは難しいですが、数多あるアメリカの戦争映画の中でもちょっと見たことの無い、凄く突き抜けた戦争・戦闘の描き方がされています。リアルを越えたリアルというか、破天荒な素朴さというか。(分からんな、こんな言い方では(笑))
あんまり雑に書きたくないので、とりあえずこれくらいで。

『茶館』[中国]

"老舎"という、地元の図書館にも置いてある有名作家の原作による、西洋で言うところの"グランドホテル"形式の群像劇・・・らしいですが始まったばかりでまだよく分かりません。

『「滲透」 ~二重スパイの男』(CCTVオンデマンド、中国)

"配信"なので、先月はほとんど消化出来ませんでした。
ちょうど真ん中あたりで、内容的にも若干中だるみ。

シネフィルWOWOW

『女捜査官テニスン~第一容疑者1973』[イギリス]

"視聴中"というか、一挙放送を録画して、空いた時間にこつこつ見ているという状態。
有名な『第一容疑者』の主人公の、若かりし頃というか"婦警さん"時代を描いた作品。
若干美人過ぎる(笑)気はしますが、まあまあ面白いです。



視聴済み

チャンネル銀河

『月に咲く花の如く』[中国]

後半の軸である沈星移と主人公の"恋愛"が今いちのれなかったですが、いい作品でした。
他の"候補"たちは、みんなそれぞれ好きだったんですけどね。(笑)

『オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~』(シーズン2)[トルコ]

皇后・正妃になって完結するのかと思ったら、全然そうじゃないというかとにかくどんな大事件が起きても何も片付かないで、永遠に続きそうな感じ。(笑)
シーズン3が今から怖い(笑)。見るのかなあ、俺。(笑)

CCTV大富

『神の手を持つ医師!喜来楽』[中国]

結局何が焦点だったのか今一つよく分からなかったですけど、まあ大衆中華料理?みたいな賑やかな作品ということで。(笑)
とりあえずいつ食べても美味しい感じ。

『紫檀(したん)王』[中国]

駆け抜けた青春。

『百錬成鋼』[中国]

美化はされてるんでしょうけど、共産党軍の実態と当時の中国人との関係性がつぶさに描かれた、興味深い作品でした。回教徒にも当時は寛容だった、などということも描かれていました。
中国広いな!というのが、共産党軍の転戦を見ているとつくづく感じること。(笑)



ちょっとだけ視聴

チャンネル銀河

『秀麗伝 ~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~』[中国]

正確には未視聴エピソードを見る為に借りた『酔麗花』のDVDに、特典として1話だけ入っていたもの。
"軽妙"を狙ってただの"はしゃぎ過ぎ"になってるし、ヒロインが僕の目にはブ●に見えるし(笑)、ちょっと辛いかなあ。

『ミーユエ 王朝を照らす月』[中国]

凄く悪い作品というわけではないですけど、大傑作『宮廷の諍い女』と秀作『月に咲く花の如く』に挟まれた、孫儷(ソン・リー)さん

孫儷ミーユエ

の箸休めないしセルフパロディ的作品になってしまっていると思います。
『諍い女』キャストの"同窓会"も、悪い方に働いている気がしますし。気が向いたら見るかなという感じ。

『王女未央-BIOU-』[中国]

なんでしょうね、「韓ドラスタッフが見よう見真似で作った中国ドラマ」という感じ。
どうも無駄に感情的な感じで僕は駄目。

『開封府 ~北宋を包む青い天~』[中国]

なんかテーマは色々ありそうなんですけど、演出が軽過ぎる感じで入り込めませんでした。

・・・この4作に共通しているのは、"中国ドラマのフォーマット"をなぞることに終始している、ないしは過去作の成功手法のパッチワーク的性格が濃厚なこと。
前にも言いましたが、傑作も駄作もある意味同じように作られているのが、中国(歴史)ドラマのやはり今のところの一つの特徴。


12月もちょっと忙しいかもしれませんね。
そろそろネットフリックスも一応は覗いてみたいとは思ってるんですけど。(あまり期待してませんが)


Posted on 2018/12/05 Wed. 12:06 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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’18.12月の海外ドラマ(中国、スペイン、イギリス)  

猛烈な勢いで(笑)中国ドラマのDVDレンタル視聴を始めていますが、量が多過ぎるので別に書こうかなと。


視聴中

CCTVオンデマンド

『臥薪嘗胆 ~復讐の春秋~』(中国)

今更臥薪嘗胆?呉越闘争?と思いましたが、かなり面白いです。
特別な切り口は無いですが、非常にハイクオリティ。
画面は何か古色蒼然としていますが、含めて"春秋"時代の時代感の演出なのかなとも思います。2006年作品で、同時代の他の作品を見ると、技術的にはもうそれなりのものはあるはずなので。人物描写も"現代"的ではないです。むしろ"古代"の忠実な再現の方を、狙っている感じ。

『「滲透」 ~二重スパイの男』(中国)

↑に押されてこつこつとしか見られていませんが、作品そのものが序盤の超ブラックな感じからシリアスに、変質してしまった疑いが。まあ最後まで見ないと、結論は出せませんが。

チャンネル銀河

『イサベル~波乱のスペイン女王~』(スペイン)

イサベルが晴れて女王になったことで、そもそもの"女王"的なパーソナリティのはまりが良くなって、楽しくなって来ました。(笑)

LaLaTV

『永遠の桃花 ~三生三世~』(中国)

ヒロイン(白浅)が元気だと楽しくて、ライバル(素錦)がしゃしゃり出て来ると不快というサイクルが延々繰り返されています。(笑)
これだけ魅力の無い仇役(素錦)というのも珍しくて、基本的にスーパークオリティなこの作品の平均値を、一人で下げている感じ。

CCTV大富

『清の能臣 于成龍』(中国)

于成龍は今月も元気。
作り手自身が段々于成龍のあり得ない元気さを、楽しみ始めている気配が。(笑)

『茶館』(中国)

それほど面白くもないんですけど、義和団事件等に揺れる清末の北京市民の生活のシミュレーション・ドキュメンタリーみたいな感じで、淡々と見ています。
主人公がどうしてたかだか"叔母"の言うことにあそこまで逆らえないのか、中国の家族親族関係はなかなか理解し難いところがあります。

『闖関東外伝』(中国)

僕も高く評価した、『遥かなる北の大地へ』の前日譚。
前作は「幕末+北の国から?」みたいな性格付けをしましたが、更に言うと"西部劇"ですねこれは。中国版の。満州地域の開拓民の労苦というシリアスな内容ながら、妙にタッチがコミカルなことや"アクション"要素が強いことは、それで理解出来るかなと。
前作同様、人物描写が野太くて、ブルージーでいいです。ソウルフルというか。



視聴済み

Amazonプライムビデオ

『ガールフレンド・エクスペリエンス』シーズン201(アメリカ)
『ガールフレンド・エクスペリエンス』シーズン202(アメリカ)

シーズン"201"ではなくて、"2"の"01"ですね、amazon独特の表記。
シーズン1、2の1、2の2と登場人物が全く違うので、それぞれ違う作品と見た方がいいかも。
1は面白かった、2の1はありきたりな"転落"物語でつまらない、2の2は"証人保護プログラム"の内実の描写という意外な要素が入っていて結構面白かったと、そういう感じです。

チャンネル銀河

『琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~』(中国)

地味だ地味だと思いながら見ていましたが、最終的には凄く面白かったです。
言うところの"道義"、権謀術数渦巻く世の中でどのように"いい人"でいるべきかいられるのかというテーマを、前作よりより内省的に追求した感じ。

LaLaTV

『酔麗花 ~エターナル・ラブ~』(中国)

最終話が少しややこしかった、"パラレルワールド"がどのように決着したのかよく分からなかったですが、まあいいかという感じ。でも分かんないなあ。(笑)

CCTV大富

『わが弟 その名も順溜』(中国)

何でしょうね、ロックで言うところの"オルタナティブ"という感じの、突き抜けた凄い作品でした。意識が高いのか逆に素朴なのか、よく分からないところがありますが。
いずれ語りたいと思います。

シネフィルWOWOW

『ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班』(イギリス)

オリジナルはNetflix。汚職追求かあ、めんどくさいなあ、どうせ延々警察の身びいきと戦う話だろうと思って実際そういう話ではありますが(笑)、全部ひっくるめて「警察官でいることの困難」というものがよく描けていたと思います。"ライン・オブ・デューティ"というタイトルの意味が最後の最後に分かって、その瞬間が結構クライマックスというか、あっと思います。ネタバレはしませんが。(笑)



ちょっとだけ視聴

CCTV大富

『五月に香る槐の花』(中国)

"ドラマ"としての技術が色々と低過ぎて、内容以前に見る気にならなかったです。

チャンネル銀河

『麗王別姫~花散る永遠の愛~』(中国)

うーん女優さんがどうもみんなピンと来ません。

CCTVオンデマンド

『メコン川大事件』(中国)

珍しく"現代"の警察もの。
そこまで悪くはなさそうなんですが、なまじ"現代"ものだけに野暮ったさが結構きついというか、やはり中国ドラマは("歴史"ものの)様式美があってなんぼだなという、そういう現状認識をもたらす作品。

チャンネル銀河オンデマンド

『皇貴妃の宮廷』(中国)

割りと真面目に作ってある感じですが、平凡極まりない"後宮"もの。

『フビライ・ハン』(中国)

やはり骨の髄から中華思想なのか、異民族や中華外の世界を描くのがそれなりにレベルの高い作品でも結構下手なところはがまだ中国ドラマはあって、特に"草原の自由"や"遊牧民の高貴な野蛮"みたいなのは、いかにもとってつけたようで上手くないですね。そういうつもりはないんでしょうけど、結局"蔑視"しているようにしか見えないところがあります。そういう意味でモンゴルものは難しいかも。
逆に"中国内の辺境"(田舎)とかは物凄く生き生きと描くので、そこら辺の手腕にいつか意識が追い付けば、かなり面白いものが出て来そうだけどなというそういう感じです。


次の記事では、レンタルDVDで見た中国ドラマをまとめて論評したいと思います。
ちなみに『臥薪嘗胆』はDVDも出てるので、興味がある方はどうぞ。


Posted on 2019/01/02 Wed. 18:56 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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最近借りた中国ドラマのDVD  

全部一巻だけです。なるべく古いもの中心。
資料用というか勉強用。
いくつか暇な時に続きを見たい作品もありましたが、時間に限りもあるので今は勉強優先。

品揃え的にも値段的にも、どっこいまだまだ頼りになるレンタルDVD屋さん。
配信サイトは結局新しいものだけ&アメリカものが主ですからね。


西遊記(1984)
映像の感じとしては、日本のマチャアキのやつ(1978年)と似たような時代感。悟空の着ぐるみは、『猿の惑星』の"ジーラ"(1968年)っぽい。
多分原作により忠実で、一巻の間は延々悟空の"いたずら"の描写が続いて、三蔵法師以下は一切出て来ないしお釈迦さんの懲らしめもありません。でも悪くなかった。十分見られる。
紅楼夢(1987)
今日にも続く中国ドラマの一つの王道、"宮廷"(後宮)ものの元祖的なあれ。
まだそんなに揉めてませんが、割りと品が良い感じ。でも"華麗"さが一つ売りのジャンルなので、映像のクオリティがまだ低いのは辛いところ。



楊家将(1991)
代表的な古典ストーリーのドラマ化。宋の皇帝の描き方とかはなかなか奥行きがあっていいんですが、戦闘場面がいきなりカンフーになってしまうのが興醒め。
中国儒学の始祖 孔子(1993)
映像や美術は悲しくなるほど貧弱ですが、孔子の事績を少年時代からかなりの気迫で追っている力作。
司馬遷と漢武帝(1995)
若き司馬遷が歴史家としての視点を手に入れるプロセスを描こうという意欲は感じますが、こちらも色々とチープ過ぎて辛いです。南方に使者に行った司馬遷が供されている食事が、バナナばっかりだったり。(笑)
東周列国 春秋篇(1997)
内容はともかく、映像が何か昔見た裏"ビデオ"みたいで何だこれはという。90年代に入ってむしろ一回クオリティ落ちてる?(要研究)
永遠なる梁山泊 水滸伝(1997)
堅実に水滸伝。"映像化"という以上の意義は無い感じ。
大清帝國 雍正王朝(1999)
皇子時代の(後の)雍正帝の、妥協の無い世直し・行政改革の物語。面白いですけど真面目過ぎて若干辛いところが。
小李飛刀 Legend of Dagger Lee(1999)
高名な武侠小説のドラマ化ですが、滅法軽くて何だこれはと思ったら、実質台湾との合作のよう。"中国ドラマ"というより"アジアドラマ"



笑傲江湖(2001)
僕も大好きな金庸原作のドラマ化。原作の飄々とした味をよく再現していていい出来。
射鵬英雄伝 THE LEGEND OF ARCHING HERO(2002)
こちらも金庸の代表作ですが、重いようなチープような原作の難点がそのまま影響している感じの微妙な出来。
天龍八部 HEAVEN DRAGON THE EIGTH EPISODE(2004)
これも金庸。複数主人公の大がかりなストーリーの序盤なので、原作知らない人これ見て分かるのかなという感じ(笑)。出来は悪くはない。
龍票 清朝最後の豪商(2004)
"清末の大商人"の話ですが、同じカテゴリーの『月に咲く花の如く』と比べると、同じ時代なのにあちらは現代劇でこちらはあくまで時代劇という感じなので、コントラストが面白かったです。内容的には、一巻はまだ主人公が全然活躍していないので判断が付きかねるところはありますが、ちょっと無駄に情緒的かなあという。やはり『月に咲く~』は傑作でした。
神雕侠侶 Condor Hero-The Savior Of The Soul(2006)
『射鵬~』の続編にあたる金庸原作もの。思い切ったファンタジー色が良くはまっていると思いますが、主人公が不細工過ぎてだいぶ僕の原作のイメージと違うので(笑)、抵抗がありました。中国人にはああ見えているのかな。
大明帝国 朱元璋(2006)
無頼上がりの粗野な印象の強い明の始祖朱元璋を、逆手に取る感じで"竹を割ったような"痛快主人公として描いて成功している感じの作品。さくさく進み過ぎるんで安易に感じるところもありますが。
北魏馮太后(2006)
女傑ものなんですけど序盤ということもあって、よくあるだるい"宮廷"ものなっています。
詠春 The Legend of WING CHUN(2007)
キャストもそうだし"資本だけ中国の香港映画"という内容で、「中国ドラマ」にはカウントしたくありません。
倚天屠龍記 Heaven Sword and Dragon Sabre(2009)
『射鵬』『神雕』に続く三部作目。原作もそうでしたが、"続編"の重圧をはねのけるような開き直った解放感と、壮麗な映像美のなかなかの傑作。(多分)



恕の人 孔子伝(2011)
現代の女子大学院生の視点を通して孔子を再検討しようとしている意欲作ですが、中途半端な客観主義・"現代"性が、逆に薄っぺらく見えて僕は気に入りませんでした。
隋唐演義 集いし46人の英雄と滅びゆく帝国(2012)
『大秦帝国 縦横』で癖のある名君(恵文王)を演じた役者さん(フー・ダーロン)が、こちらではずばり悪王の隋の二代目"煬帝"(の皇子時代)役で出ていて、怪しさ爆発で最高。これはいずれ続きを見たいやつ。
岳飛伝 THE LAST HERO(2013)
中国歴代の"名将"の中でもかなり通俗的なタイプの人気を誇っている岳飛を、更に更に通俗的に描いている作品。戦隊ものですかという感じで、僕は駄目でした。
蘭陵王(2014)
『酔麗花』あたりにも通じる、非常にハイレベルにバランスの取れたファンタジー時代劇。こちらは蘭陵王自身のそういう性格を、上手く活かしている感じ。ただ"蘭陵王"役が微妙にマッチョ過ぎる気が・・・。"美麗"が足りない。
武僧伝(2015)
武侠小説+名探偵ミステリーですが、とても上手く出来ています。"武侠"の伝統の上手な現代化というか。ただ演出に少し迷いがあるかなあという。"現代"と"伝統"の狭間で。惜しい。


以上が2018年中に借りたやつかな。
年明けても引き続き頑張っています。(笑)


Posted on 2019/01/05 Sat. 09:13 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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最近借りた中国ドラマのDVD(2)  

(1)はこちら。
繰り返しますが、全て一巻だけのお試しです。


ラストエンペラー(1988)
ベルナルド・ベルトルッチの1987年の映画と、同じ原作に基づくテレビドラマ版。一巻に1400分分も入っていて、それで完結しています。ベルトルッチの映画版は多分見たと思うんですけど特に記憶が無くて、だから比べることは出来ませんがとにかく全編ひたすら暗く寒々しい(笑)"終わり"の物語で、誰一人応援も共感も出来ない感じですが、決して悪い作品ではないと思います。ただ「テレビドラマ」の"見せ方"という意味での配慮は、皆無に近い感じ。



宋慶齢の生涯(1991)
孫文と結婚した、"進歩的"なかつ"名家"のお嬢さんの話。上中下巻の上巻。
最初だるいなあと思って見ていましたが、「進歩的」ではあるが「名家」という宋家の限界を慶齢さんが突破しようとあがくあたりで、結構共感してしまいました。
三國志演義(1994)
うーん、三国志。桃園の誓いに至る前、まず関羽張飛の出会いのあたりを結構長々とやっていて、それは中国ではスタンダードなのかなと。と思ったら僕が吉川三国志で結構好きだった"三兄弟"の義軍の旗揚げ当初の話はかなり端折って、いきなり打倒董卓連合軍の場面になるのであら?という感じ。
秦始皇帝 奇貨居くべし(1998)
始皇帝の父親の代からの"黒幕"呂不韋の物語。これも一巻で完結しています。
まあ手堅い作り。始皇帝が"残虐"になる生育環境的な説明も、それなりに説得力を持って描かれていると思います。
いずれ作られるだろう『大秦帝国』のこの時代版のとも、後で比べてみたいですね。
新・少林寺 The New Shaolin Temple(1999) (中国・香港合作)
日本でもブームを起こした映画『少林寺』(1982)のテレビドラマ化。随分時間が経ってるな。
ストーリー自体は基本映画をなぞっているようですが、こんな軽い感じだったかなと、映画版についての子供の頃の記憶からすると。映画には「中国」を感じてドラマには「香港」を感じるというか。多少偏見ですが。(笑)



中国式離婚(2002)
40を目前とした夫婦のすれ違いを描いた現代劇。どのように"中国式"なのかは、1巻では分かりません。(笑)
ありがちな素材のようですが、映像の感触が映画的で、なんかいいです。日本人男性の僕の目にはかなり一方的に妻側の独り相撲にも見えるんですが、含めてどのようなニュアンスで作られているものなのか、もう少し見てみたい感じ。
絶対権力(2003)
これも現代劇。エグいポリティカルサスペンスのようなものを予想して見たんですが、嫌に丁寧に現代中国の地方行政の内幕を描いた作品で、割りと面白いです。"楽しく"はないですが。(笑)
漢武大帝 The Emperor Han-Wu(2004)
いきなり司馬遷が出て来て、あら?そう言えば武帝の時代はこの前見た(『司馬遷と漢武帝』)っけかと一瞬後悔しましたが、これがなかなか面白かった。まだ武帝の父親の時代なんですが、決して暗君ではない皇帝の統治の苦労や混乱が、本当に"等身大"に感じられて史劇とホームドラマを同時に見ているような珍しい気持ちになりました。
これもこの前の『大清帝國 雍正王朝』なども併せて、この"内政"という素材への真剣な(ドラマ的)関心は、日本の時代劇には余り無いものだなと。韓国には多少ありますか。まあ「政治的」な国民ということかな?
プロット・アゲインストS1盲目の少年(2005)
台湾に渡った国民党軍と本土の共産党軍との、スパイ合戦の話。異常な聴力を備えた盲目無学な少年スパイをめぐる話で、何か"超能力スパイ"もののような触れ込みでしたがどちらかというと「障碍者と社会」といった問題意識の、シリアスな作品。よくこんな暗いのがシリーズ化される人気作になったなと思いましたが、面白いは面白いです。
大敦煌 西夏来襲(2005)
「敦煌」や「西夏」というエキゾチックな舞台設定に惹かれて見てみましたが、その期待通りの、しかし作りもしっかりした高得点な作品。活劇も美男美女の恋の鞘当てもしっかりあり、何というか「中国ドラマ」に求められるもの全てをバランス良く盛り込んだ感じの作品。
封神演義 The Legend and the Hero(2006)
有名だけど実は一度も具体的な作品に触れたことが無かった、「封神演義」もの。
もっと「神界」「仙界」「魔界」(?)バリバリなのかと思いましたが、内容的にも作り的にも、人間界とのバランスは等分というか余り境界は無い感じで、そういうものなのかこの作品がそうなのか、ちょっと1巻だけではよく分からなかったです。とりあえず殷の紂王への、ある意味同情的な描き方が、面白かったかなと。そういう時代の話です。
五星大飯店 Five Star Hotel(2007)
かの現代中国ドラマを代表する傑作『琅邪榜』と同じ原作者(&脚本)ということで期待しましたが、かなり期待外れでした。日本のドラマでもいくらでも似たようなものがある感じの、"青春"もの。演出もほんと、"見た"ような感じのものだし。多分主人公が"五つ星"ホテルに就職してからが、本番なんだろうとは思うんですが・・・



四人の義賊 一枝梅(イージーメイ)(2010)
かっこいいですね。演出の切れ味は、上記『琅邪榜』を思い出すものがありました。けれん味たっぷりだけど同時にさっぱり系。(笑)
1巻にしてかなりストーリーが進んじゃうんですが、このままこのペースで行くのかだとするとどういう話なのか、なかなか予想がつかない感じ。敵が相当に強いのかしら。
宮廷女官 若曦(じゃくぎ)(2011)
現代から清朝4代康熙帝の時代にタイムスリップ(その時代の貴族の娘の身体に乗り移り)した女の子の活躍と恋を描いた作品(のはず)。コメディタッチ&もろ少女漫画という感じで余りシリアスに見るようなものではないようには思いますが、含めて狙いというか何か"売れる"中国ドラマの典型を目指したような感じで、実際日本でも人気があったようです。
主演のリウ・シーシーさん(『酔麗花 エターナルラブ』)
リウ・シーシー
は前年の『一枝梅』でも"義賊"の一人として出ていますが、こっちの方が子供っぽいというか顔が未完成な感じ。撮影時期が少しずれてるんですかね。


とりあえず"100本"目指して頑張ってますが、まだ77本です。(笑)


Posted on 2019/01/21 Mon. 13:19 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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’19.1月の海外ドラマ(中国、スペイン、英米)   

(ほぼ)中国ドラマ専用アカウント(@youka2019)を作りました。
ただこの記事自体は、より広く"海外ドラマ"ファンに向けて書いている感じです。


新しく見始めたもの

AbemaTV

『擇天記』(中国)

Abemaで無料配信中なので、今からでも誰でも見られます。中国ドラマ未経験者は是非。今の水準が確認出来るはず。
中国ドラマお得意の"ファンタジー史劇"ですが、見たところ「史劇」性はほぼ無いようですね。一応「周」という国名は出て来ますが、多分「人間が神に近くあった頃の国家」の代表的なイメージとして使っているだけだろうと。一方でもっと後代の官僚制度や教育制度が整った国家のイメージもありますし、とにかく色々集めて完成度の高い、象徴的な"中国"を作ってみたという感じ。
そうした舞台で圧倒的に美しい映像とそれに負けない美男美女と、剣と魔法と武術理論と権力闘争ともちろん愛と、一通りの"メニュー"は全て揃っていますが、僕が特に強調したいのは主人公の魅力ですかね。日本の少年漫画を読み慣れた人なら、この主人公の"崇高なお人好し"の魅力と価値は、すぐに分かるはず。その中でもかなり稀に見る魅力的な、心から応援したくなる主人公だと思います。
中国ドラマのお約束を知っていれば尚楽しいですけど、知らなくても問題なくクオリティの高さは分かるだろう、お勧めの作品です。

CCTV大富(放送)

『24の急カーブ』(中国)

日中戦争を、"国民党"軍側を主人公として描いた、多分結構珍しい作品。
基本戦っているのは日本軍やその工作員となんですが、どうも"共産党"軍からのスパイ活動もあるようなので、基本的に悪く描けないはずのそこらへんの描写をどうするのかも、興味深いです。
本質的にゲリラである共産党軍と違って国民党軍は一応時の「政府」ではあるので、米軍がかなり全面的に協力しているのが要素としては新鮮ですかね。ただそんなに"政治"的な作品ではなくて、"戦う男たち"(ただし女性も大活躍)の割りと愉快な(笑)普通の人間ドラマです。

『ビッグファミリー』(中国)

中国の都市部における厳しい住宅事情を背景に、住民たちがあの手この手で望みの住環境を手に入れようとドタバタを繰り広げるホームコメディ。現代中国の家族関係と役所の役割の描写が面白いです。
主人公はえらく品の良いお人好しの塾講師のおじさんで、"あの手この手"には消極的なんですが、それで結構ちゃんと話が回っている、脚本技術的にもなかなかの作品ではないかと。

アジアドラマチックTV

『サンセットストリート』(中国)

こちらも(若者の)現代都市風俗を背景とした、おしゃれなソフトBLものという感じの作品で、とても僕が見る作品とは思えないんですが(笑)存外いいです。
風俗がおしゃれ、というだけでなく、ドラマ自体が風通しが良くてでもツボもしっかり抑えていて、本質的な意味で"おしゃれ"な感じ。掘り出し物でした。

CCTV大富(オンデマンド)

『先に結婚 後から恋愛』(中国)

出会ったその日にやけくそ的に電撃婚してしまった男女が徐々に愛を育む話という、これも書いていて何でこんなの見ているんだろうという感じですが(笑)、結構面白いです。
登場人物はどちらかというと全て類型的なんですが、その"類型"の中身がやたら丁寧に生き生きと満たしてあって、何かこう、"不意打ち"的な感動をちょいちょいさせられます。舐めてるとやられるというか(笑)。地味に凄く腕のあるスタッフだなと思います。



引き続き見ているもの

チャンネル銀河

『イサベル~波乱のスペイン女王~』(スペイン)

"女王"になったイサベルですが、王国の内情はいつまでたってもえらく苦しい・不安定で、毎話綱渡りの連続でよくこれでもったよなあと感心しながら見ています、
"ハラハラ"のレベルはとっくに越えて、何で崩壊しないのか逆によく分からない感じです。(笑)

CCTV大富(放送)

『茶館』(中国)

見た目のんびりした作品なんですが、作中の時間内であっさり清が倒れてしまったので、その前後の庶民の暮らしがどう変わったかという、予想外に珍しいものを見ることが出来ました。

『闖関東外伝』(中国)

止まらない中国版西部劇。管家は今日もみんな大騒ぎ。
正確には、"東北"部劇ですが。

『清の能臣 于成龍』(中国)

止まらない康熙帝の無茶ぶり。ありがた迷惑な贔屓の引き倒し。
さすがにそろそろ、于成龍も力尽きそう。(笑)

CCTV大富(オンデマンド)

『臥薪嘗胆 ~復讐の春秋~』(中国)

どうやら"臥薪""嘗胆"もしないらしいんですが、もっとえぐい受難がこれでもかと越(えつ)の君臣たちに降りかかり続けます。ようやく越に帰れて、あと残り10話。

『「滲透」 ~二重スパイの男』(中国)

こちらもかなり時間がかかってようやく"宿敵"の「人間性」が露になって来て、これからいいところ。残り10数話。



見終わったもの

LaLaTV

『永遠の桃花 ~三生三世~』(中国)

あれ?これ一本か。
実は最終2話を見逃しているので、後でDVD借りて見ます。


ちょっとだけ見たもの

『パトリック・メルローズ』(スターチャンネル、イギリス・アメリカ合作)

"スターチャンネル"というか、BSスカパーで1話だけ。
"上流階級の父子の確執"と全く同じ比重で(「子」の方の)"薬物中毒者の日常"を描いた、結構えぐい作品。
まあまあ面白かったです。

『ママ、がんばって』(CCTV大富オンデマンド、中国)

中国版昼ドラ。
"昼ドラ"という共通性で、ほとんど日本のドラマを見ているのと変わらない感じに見えるのが少し面白かったです。
"昼ドラ"は世界の共通語?(笑)


"ちょっとだけ"パターンは実は他にも膨大にあるんですが、膨大過ぎるのでまた別枠で。


Posted on 2019/02/01 Fri. 20:52 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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’19.2月の海外ドラマ(欧米&アジア)  

結局2月は一度も"今週のスカパードラマセット"をやらなかったので、そこらへんの該当チャンネルも含めて。


新しく見始めたもの

チャンネルNECO

『射鵰(しゃちょう)英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー』(中国)

武侠小説の第一人者金庸の代表作の、2回目のドラマ化作品。
悪くないんじゃないですかね。特に主人公郭靖の、原作では"愚鈍"に近い感じで描かれている"素朴"さを、かなり"可愛い"寄り"美少年"寄りに表現してあるのが意外に成功していて、ありだなと思いました。

『神雕侠侶(しんちょうきょうりょ)・新版』(中国)

上の"続編"である原作の、こちらも2回目のドラマ化作品。
名うての才人プロデューサー于正による、結構大胆に単純化した感じの作りですけど、それがいちいちヒットしている感じで楽しいです。"原作のイメージ通り"というのとは少しずつずれているので、嫌な人は嫌かも知れないですけど。
今一番(毎日)楽しみにしている作品。

チャンネル銀河

『絢爛たる一族~華と乱~』(中国)

以前第一話で切ってしまった作品の再放送ですが、後に(雲南の地方権力という)作品の背景・舞台の興味深さに気付いて主に"ストーリーの確認"の為に見ている作品。悪くないですけど"面白い"まではいかないので、「録画して倍速で視聴」というやくざな見方で見ています。(笑)
主人公サイドと敵側サイドと、どちらも同じくらいの道徳的"陰"(かげ)があるという、なかなか複雑で知的なストーリーなんですけど、作りがシリアスなのかチープなのか、リアルなのかファンタジーなのか、いずれも微妙な感じで、なかなか見方の難しい変わった作品。

CCTV大富(放送)

『大旦那の伝奇』(中国)

乞食の身から成り上がった清末の大商人(多分)の一代記。
というと何かど根性物語のようですけど、主人公がIQ・EQ両方高い感じの(笑)危なげない切れ者で、かつ無欲で清潔な人柄なので、予想外に楽しく見られます。

『独り身の男』(中国)

現代劇。婚期逃し気味の見た目も中身も冴えない男の婚活ストーリー。
一見余りそそらない内容ですけど、こちらも予想外に胸を打つ純愛ストーリーになっています。
その"純愛"は既に一回終わった形になっているんですが、この後から更に続々新キャラが出て来るらしく、どう展開するんだろうと結構正体不明なドラマ。


引き続き見ているもの

AbemaTV

『擇天記(たくてんき)~宿命の美少年~』(中国)

キャラと世界観は変わらず魅力的なんですが、ストーリー的には進んでるのか進んでないのか、割りとだるいところもあります。中心は多分"謎解き"なんですけど、それと戦いと恋愛と陰謀等々が、全てが割りと均等な比重で描かれていて、一つ一つの質は高いけれど全体としては単調という部分が。

チャンネル銀河

『イサベル~波乱のスペイン女王~』(スペイン)

そろそろ終わりなはずですが、相変わらず"波乱""波乱"で、こちらも単調と言えば単調。
歴史に残る偉大な女王のはずなんですけど、このまま終わったら、はてこの人は結局何をしたのかなという感じになりそう。

CCTV大富(放送)

『茶館』(中国)

こちらはむしろ"単調"が持ち味という感じの、淡々飄々とした清末~中華民国初期の人情喜劇。
世の中が変わっても、庶民の暮らしは結局変わらないということがテーマというか。
そろそろ終わりですね。それなりに主人公も"変化"はして来ているんですが、これからダイナミックな展開というのも考えづらい。

『ビッグファミリー』(中国)

面白いですねえ、達者ですねえ。
こちらも"中年男女の純愛"を上手に描いていて、これは中国ドラマの隠れた得意技なんだろうなという感じ。



見終わったもの

AXNミステリー

『マクマフィア』(イギリス/アメリカ)

現代ロシア系マフィアのファミリーストーリーですが、「市民生活」と「マフィア」の際どい境界線を、克明かつ粘り強く描写している力作。話の決着の仕方は、ちょっとびっくりしますね、ネタバレになるので書きませんが。

アジアドラマチックTV

『サンセットストリート ~煙袋斜街10号~』(中国)

"BLもの"ということを気にしなければ、かなり楽しく見られる優れた青春ストーリー。
中国では一休さんのアニメが世代の共通体験的に人気らしいとか、BLの"攻め"役はその領分を逆転させられそうになると物凄く怒るとか(笑)、色々面白いディテールがありました。

CCTV大富(放送)

『24の急カーブ』(中国)

国民党軍が主人公の話でしたが、最終的に国民党のスパイ組織を敵に回してまでも、日本軍と戦う仲間としての共産党軍のスパイを、それと知りつつ守るという展開に。
とはいえ全然わざとらしくはなかったですけどね。共産党万歳の内容というようには。結構面白かったです。

『闖関東外伝』(中国)
『清の能臣 于成龍』(中国)

どちらも異様なくらいに"熱い"ドラマでした。(笑)
逆に説明が難しいのだ、こういうのは。

CCTV大富(オンデマンド)

『二重スパイの男』(中国)

『先に結婚 後から恋愛』(中国)

"中年男(女)の純愛"パート3。
パッとしないにも程があるおじさん主人公で、最後まで感情移入は出来なかったですか、ドラマとしては感動的。


ちょっとだけ見たもの

衛星劇場

『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』(中国)

BSスカパーの「第一話見せます」の枠で視聴。
衛星劇場が"プレミアム15"に含まれていたら是非とも見たい、相当な"傑作"感のある宮廷ものでした。

アジアドラマチックTV

『SOTUS/ソータス』(タイ)

タイのBLもの。
悪くなさそうですけど、別に"BL"が見たいわけではないので、相当出来が良くないとなかなか。

AXN

『GOOD BEHAVIOR/グッド・ビヘイビア』(アメリカ)

ムードのあるクライム・サスペンス(ちょっと違うかな?)ですが、ムードだけなので2,3話で飽きました。
クライムとヒューマンの両方を狙い過ぎて散漫ですし。

AXNミステリー

『ヴェラ~信念の女警部~』(イギリス)

主人公の"味"で見せるタイプの作品だと思いますが、その"味"自体が型にはまっている感じで、全然そそられませんでした。

ナショジオch

『マーズ 火星移住計画 2』(アメリカ)

GYAO!

『REX』(ドイツ/オーストリア)

昔よくAXNミステリーでやっていたけど何となく見逃していた警察犬もの。
悪くなかったです。再放送してくれたら見たいかも。

『エアホステス~天使のラブウォーズ~』(タイ)

そうだろうとは思いましたが、もろ大映ドラマです。(笑)


GYAOでは他にも中国ドラマをいくつもお試しで見ていますが、沢山あり過ぎるので割愛。


Posted on 2019/03/05 Tue. 19:44 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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’19.3月の海外ドラマ(米・欧・中)  

アメリカ

『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』(Amazonプライム 2014)

視聴再開。が、終了かな?
駆け出しのクラシック演奏家の女の子を主人公とした作品で、"楽団"あるあるや演奏シーンの真剣味はなかなか見応えがあるんですが、ドラマとしてはまあ"悪くはない"という程度。数話見ましたが、また何かあった時に暇潰しに見るかなというくらいの感じ。

イギリス

『犯人はこの中にいる』(AXNミステリー 2016)

元はNetflix
邦題が物凄ーくありきたりで何かの冗談かという感じですが(笑)、ドラマ自体は結構面白かったです。
身内を惨殺された被害者遺族に、悲しむ間もあらばこそというタイミングで、事件にまつわる新たな意外な災難が巻き起こって・・・という設定はなかなかえぐくて良かったです。
その後はイギリスものにありがちな、"一見善良な"被害者遺族たちのそれぞれの必ずしも明るくない様々な「事情」が明らかになって行って・・・という展開。まあさほど飽きずに最後まで見られましたが。

オーストラリア

『ウェントワース女子刑務所』(FOX 2013)

元はHulu
うーん"女子刑務所"もの。(笑)
特に悪いところも無かったですが、意外性も無かったので1話でさよなら
オーストラリアとは意外でしたが。

スペイン

『イサベル 波乱のスペイン女王』(チャンネル銀河 2012)

完結。
で、結局イサベルって何をやった人なんでしょうね。
スペイン的にどこらへんが他の王様と違ったのか、今一つ伝わって来なかったです。"統一"・・・したのかどうかもよく分からなかったし。
子供の頃コロンブスの伝記を読んで、「コロンブスに唯一理解を示してくれた賢明で寛大な女王様」というイメージを描いていたものでしたが、結局それが一番大きく"歴史"に残ることなんですかね。

フランス・ドイツ・チェコ・イタリア合作

『ボルジア 欲望の系譜』(GYAO 2011)

大きく期待外れだった作品。
HBO的なスキャンダラスかつ重厚な史劇を期待しましたが、後者抜きで前者だけがある感じで、どうにも。狙いとしては、それこそHBO的なものだったんだろうなと思いますけどね。



中国

チャンネルNECO

『射鵰(しゃちょう)英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー』(2017)

穆念慈(ぼく・ねんじ)役の人綺麗ですよね。

孟子义_穆念慈

"孟子义"さんか。覚えておこう。(読み方分からない(笑))
黄蓉役も割りといいと思います。黄蓉のいけすかな可愛い(笑)微妙なバランスがよく出てると思います。

『神雕侠侶(しんちょうきょうりょ)・新版』(2014)

完結。燃えました。
"作品"というよりも"ライブ"を見ているような独特の感覚のある作品だったので、極力放送時間にちゃんとテレビの前にいられるように頑張りました。(笑)


チャンネル銀河

『絢爛たる一族 華と乱』(2012)

完結。
復讐と権力闘争の話ではありましたが、むしろ人の善意と叡智をいかにその中から救い出すかという、"立派"な志で出来上がっている作品でした。
特に"女帝"たるおばあさまがヒロインを「認める」ようになって行くプロセス・描写は好きでした。
ただ阿照(ヒロインの妹分の侍女)の扱いがちょっと甘いというか、ヒロインが信じ続けるかばい続けるのが余り納得行かなかったです。もっと早めに切るべきではと。(笑)

『独孤伽羅 皇后の願い』(2018)

3月の新作。
ストーリーは興味深いし脚本も知的でいいんですけど、一部の演技と吹き替えが妙に安っぽくて、勿体ないなという作品。
具体的には、独孤家の次女(曼陀)と皇帝。特に曼陀は顔も表情も演技も吹き替えも全てが嫌いで(笑)、登場シーンを早送り早送りしながら見ているので、ストーリーがちょいちょい歯抜けになってしまっていい迷惑(?)です。(笑)
他はむしろ、脇も含めていいキャラが多いですね。とても多い。


AbemaTV

『擇天記(たくてんき) 宿命の美少年』(2017)

ようやく半分くらいですけど、現在地がよく分からんというか、ストーリーのメリハリが少し欠けて来ている印象。
原作は小説らしいんですけどね。週刊連載でもしてたのかしらんという感じ。
パートパートは、安定して魅力的です。
可愛らしさも含めて、小黒龍が少し最強キャラ過ぎるかなという感じもしますが。(笑)


衛星劇場

『少林問道』(2016)

スカパーの誕生月祝いで無料で一か月分追加契約したチャンネル。
どうもラインアップは最強クラスっぽくて、その後も契約しそうでまんまとはまったかなという。(笑)
これはまだ3話しか見てませんが、役者の演技のつけ方が中国ドラマの標準よりも微妙に細かくて、同時代のアメリカ・ドラマを意識しているのかなとか感じている興味深い作品。泥臭くてかっこいいです。


CCTV大富

『父の身分』(2016)

3月スタート。
『三国志 Three Kingdoms』(2010)の曹操役や『宮廷の諍い女』(2011)の雍正帝役でお馴染みの名優陳建斌(チェン・ジェンビン)さん主演による、共産党から国民党への潜入スパイ物。
それだけのことがあるしっかりした迫力のある作りですが・・・なんか地味(笑)。今のところ。ちょっと"テレビドラマ"という枠との関係がしっくり行っていない感じ。なかなかのめり込めなくて、うっかりすると寝落ちします。今後に期待。

『51号兵站』(2007)

同じく3月スタートの、こちらも広義の潜入スパイもの。
逆にこっちは緊張感不足というか、任侠ものか何かを見ているような変な俗っぽさがあります。
どちらが面白いかというと・・・似たようなものかな?(笑)。外向きには『父の身分』ですが。
まあこちらは国共のスパイ合戦の陰で渦巻いていたノンイデオロギーな"利権"争奪戦というか、そういう感じですね。

『大旦那の伝奇』(2015)

先月スタート時には"人柄がいい"と褒めた大旦那ですが、時と共にむしろ"人間味が無い"という印象に。優しくて公平なんですけど、ちょっと優等生なんですよね、"乞食"出身にも関わらず。
その分奥さんの雅麗さんが、やり手で気が強いけど可愛げもあって、素敵でいいです。カバーしてくれてます。(笑)

『独り身の男』(2012)

速いテンポで次々と主人公の"恋愛"相手が入れ替わる展開で、それが見事に「恋愛百景」みたいになっている気の利いた作品。うーん傑作と言っていいんじゃないのかな。
相手の女性陣も、それぞれに個性的で魅力的です。

『茶館』(2010)

淡々と日常を描く作品かと思っていましたが、辛亥革命や日本軍の侵攻といった節目を経て、主人公の悟りというか絶望が"淡々と"深くなって行って、怖いと言えば怖い作品です。
まあ作品が怖いというよりも、"体制が変わろうと搾取・被搾取の構造が変わらない"という、映し出す現実への絶望感が怖いという感じですが。

『ビッグファミリー』(2013)

完結。
寝たきりの前妻が目覚めてからは少し冗長な気もしましたが、とにかくドラマ力学的なツボを押さえた技術的に見事な作品で、飽きそうで飽きないし"全員幸せになる"終わり方も素直に受け入れられました。
主人公の後妻の李婉華が余りに出来過ぎで余りに我慢強いいい人な気がしましたが、中国人的にはどうなのかなと。時代錯誤に見えるのか、それとも"とにかく気が強い"印象(笑)の現代中国女性の中にも、割りと埋まっている資質と納得されるのか。
まあでも"いい女"ですよね。僕もちょっと、少し、いや何でも。(笑)


Posted on 2019/04/02 Tue. 19:01 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 中国ドラマ - janre: テレビ・ラジオ

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最近見たAmazonプライムオリジナルドラマ  

新企画?
中国ドラマの方でここのところずっとやっていた、「無料配信分の冒頭1,2話ないしDVDの第1巻分だけをとにかく手当たり次第に見てみる」という作業を、試しに米英ドラマの方でもやってみたら思いの外楽しかったので、今後もやってみようということでその記録です。
具体的には今回はAmazonプライムビデオの"オリジナル"作品を検索順位順に片っ端から、別に見ようと思えば1シーズンは丸々みられる作品ばかりなんですけど面白かったのもそうでもなかったのも、気にせず全部第1話だけ。

やっぱ"シーズン最後まで見る"というプレッシャーが無いといいですね。気楽に見られる。次々風景変わって楽しいですし。若干下品な見方ではありますけど。(笑)


アメリカ

2014年

ハンド・オブ・ゴッド(2014) (英Wiki) ・・・続きが見たい
Hand of God
"面白い"と断言は出来ないんですけど、続きは凄く気になった作品。
テーマは「宗教」なのか「信仰」なのか(この二つは微妙に違う)、あるいは「レイプ」(暴力犯罪)なのかはたまた何かの「陰謀」なのか、第一話ではどうにも確定出来ませんでした。(まあ基本は"God"なんでしょうけど)
ラストびっくりしたあ。とりあえず1話見て損はないと思います。色々えぐい話ではありますが。

BOSCH/ボッシュ (2014) (英Wiki)

ハードボイルドはみだし刑事もの。
レビューの点はやけに高いんですが、正直よくある感じに感じました。
2話以降に面白くなるんでしょうか。


2015年

高い城の男(2015) (英Wiki) ・・・続きが見たい

「第二次大戦でドイツと日本が勝った世界」という設定は結構よく見る気がしますが、型通りの"対全体主義の戦い"の話の一方で、"勝った"ドイツと日本の方の争い
The Man in the High Castle
が大きくフィーチャーされていて、それによる作品世界の多次元感というか立体感が良かったです。"日本人"の描き方も、ちゃんとしている方かと。

グッド・ガールズ! NY女子のキャリア革命(2015) (英Wiki) ・・・気が向いたら見てもいい

なんかシットコムみたいな軽いタイトルですが、アメリカのメディア業界における女性進出の草創期を描いた至って真面目なドラマ。特定の誰かというよりも女性"群像"という感じで、第一話もかなりよく出来ていました。
ただ正直"差別と闘う"ストーリーは気が重いので、そこまで積極的には見たくない感じ。スカパーでいつも見ているチャンネルでやってたら、見ると思いますが。

エクスパンス 巨獣めざめる(2015) (英Wiki) ・・・気が向いたら見てもいい

宇宙時代を舞台とした割りとよくある"猥雑な近未来"(未来はたいてい"無機質"か"猥雑"かのどっちか)ものに見えましたが、ラストが結構意外だったのて興味は残りました。

スニーキー・ピート(2015) (英Wiki) ・・・気が向いたら見てもいい

詐欺師の"世を忍ぶ仮の姿"が意外な展開をする話。
なかなか面白いです。

まほうのレシピ(2015) (英Wiki)

ハートウォーミングな"魔女っ子"3人組の話?
悪くはないです。


2016年

弁護士ビリー・マクブライド(2016) (英Wiki) ・・・続きが見たい
Goliath
今は落ちぶれた元天才弁護士が、とある依頼を受けてそもそもは自分が作った巨大弁護士事務所と徒手空拳戦う(原題"ゴリアテ")話。
筋書きは至ってパターンですけど、単純に質が高いというか味があるというか。
そうなると逆に、"パターン"も"鉄板"というプラスの意味になる。(笑)

ハップとレナード 危険な2人(2016) (英Wiki) ・・・気が向いたら見てもいい

白人と黒人の共にいかにも複雑な"前歴"のありそうな言いたい放題仲良しコンビが、"峰不二子"(的キャラ)の持ち込んで来た厄介ごとにぶつくさ言いながら結局巻き込まれて・・・という話。
二人のキャラは本当に良くて、かなりノって見てたんですけど、最後に出て来た悪党コンビが無駄にキャラが強くてそれが逆にありきたりに感じて、ちょっと醒めました。どっちも"キャラ"なんですけど「三次元」と「二次元」という感じで、なんかトーンが合わないなあと。


2018,2019年

トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン(2018) (英Wiki) ・・・気が向いたら見てもいい

"かっこいいスーパー分析官"の話かなと思って見始めましたが、むしろ"巻き込まれ"型ストーリー。
優秀でないことはないんですけど、状況としては期せずして対テロ戦争の最前線に押し出されて行く主人公の話。(多分)
とりあえず諜報のディテールは割りと面白そう。

ロマノフ家の末裔 それぞれの人生(2018) (英Wiki) ・・・気が向いたら見てもいい

登場人物の女性の"ロマノフ家の末裔"というバックボーンも、その気位の高い偏屈な上流夫人の心を見事に開かせるムスリムの移民二世の女子大生のキャラも、ストーリーの意外性もどれも十分に"面白い"レベルに達していると思うんですけど、全体としては今一つ引き付けられませんでした。"設計図"がまだ"設計図"のままに感じるというか。
基本的には質の高いドラマなので、段々こなれて来て面白くなる可能性が十分にあるとは思います。

ハンナ 殺人兵器になった少女(2019) (英Wiki)

謎の収容施設から脱走した少女とそれを手引きした中年男の『レオン』的なあれ。


イギリス

Fleabag/フリーバッグ(2016) (英Wiki)

間違って(笑)見てしまったシットコム。
やっぱりどうも、相性が良くない。
内容を問わず説明過多で、どうしてもわざとらしく感じてしまうんですよねほとんどの場合。
・・・まあ明らかに"わざと"なんですけど、このジャンルの場合(笑)。それでもね。

ザ・ウィドウ 真実を求めて(2019) (英Wiki)

紛争地域で失踪した夫を探す妻の話。
なんか20回は見た感じの設定。"イギリス"感も特に無いですし。


インド

メイド・イン・ヘヴン 運命の出会い(2019) (英Wiki)

インドの上流階級&ウェディングプランナー業界の話。
至って洗練された作りで出来はいいですけど、逆につまらないというか"インド"ドラマを見ているという良い違和感もありませんでした。


ではまた。
中国ドラマ漬け生活の暇を見つけて。(笑)


Posted on 2019/04/22 Mon. 21:34 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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’19.4月の海外ドラマ(米・英・欧・中)  

久しぶりに洋ドラを(スカパーで)多めに見た月でした。


アメリカ

グリーンホーネット[衛星劇場](1966) (英Wiki)

1話のみ。
若きブルース・リーが出ているので有名なアクションものですが、別にリーはカンフーをやるわけでもないので(笑)特に見どころは無し。

官能のダイアリー[シネフィルWOWOW](1992) (英Wiki)

プレイボーイ誌が1社提供(?)している官能ストーリー連作。
画面の感じとしては所謂"洋ピン"にとても近いんですけど、濡れ場自体はそれほど露骨なわけではなく、またドラマとしてもかなりしっかりした作り。"官能"を絡めつつの、「人生模様色々」という感じの真面目なドラマ。
でも画面は洋ピン(笑)で余り見ていて愉快な感じでもないので、"クオリティ"を確認しつつもちょっとしか見てません。

マダム・セクレタリー[FOX](2014) (英Wiki)

女性政治家が男社会の圧力や矛盾をかき分けかき分け奮戦する話。
という説明でイメージするだろうものがそのまま展開されている感じの、まあ1話見れば全部分かるタイプ。

ミスター・メルセデス[AXN](2017) (英Wiki)

スティーブン・キングの原作をD・E・ケリーが総指揮・脚本で映像化した、ある意味"ドリームチーム"ドラマ。
キング作品らしく、特に第1話の展開にはびっくり仰天しましたし、全体的に今までケリーが書いたことが無かったようなタッチの脚本で新鮮ではありましたが、何か妙に"日常"をしっかり描くのが、逆にありきたりというかキングやケリーにそれを求める人がいるのかなという感じで、割りとすぐに飽きてしまいました。
キング原作作品は面白いのは本当に面白いのでね。ちょっと、期待外れ。もっとハイテンションな感じで作っても良かったんじゃないかなと。キングの「展開」とケリーの「会話」で。

THE CROSSING/未来からの漂流者[スーパー!ドラマTV](2018) (英Wiki)

未来から過去(つまり現代)に集団タイムトラベルしたその先が海だったという衝撃的な始まりでしたが、その後の展開には特に興味を惹かれず、早々に脱落。

イギリス

ミニチュア作家[AXNミステリー](2017) (英Wiki)

成金に"お飾り"として買われて("結婚"ですが)行った没落名家の娘が、嫁ぎ先の何やら秘密の多い怪しい雰囲気や定期的に届く事情を見透かしたようなストーカー的"ミニチュア"に追い詰められて行く"サイコスリラー"・・・かと思いきや、一念発起した来た時は"お人形さん"みたいだったお嫁さんが、大車輪の活躍で婚家を救うストーリーで意表を突かれました。(笑)
いや、なかなか良かったです。舞台が「アムステルダム」というのも珍しい。

警視バンクロフト[シネフィルWOWOW](2017) (英Wiki)

てっきり名警視バンクロフトの活躍を描く話かと思いきや(そう思いますよね(笑))、確かに有能ではあるんだけど許容し難い罪を過去に犯し現在もその隠ぺいの為に非道な行いを繰り返している"警視バンクロフト"が、結局内務調査を誤魔化し切って逃げ切ってしまう話(笑)。後味悪っ。(笑)
その「逃げ切り」が何かを"表現"している感じでもないんでね。最後に悪は勝つとか(笑)。何なんだろうという。
本来嫌いな"クリフハンガー"ですが、この作品の場合はむしろそうであって欲しいと期待してしまう、もやもやした終わり方でした。

トラウマ:心的外傷[シネフィルWOWOW](2017)

手術中の容体悪化で子供を失った父親が、執刀医のストーカー化して行く話。(第1話のみ)
父親自体は基本的には"同情"される対象ですし、しかし一方で死亡自体は不可抗力的なものであるようなので、誰も"悪"くはないのに凄くな話になっていて(笑)、ちょっと見続ける気がしませんでした。
"死因"について、1話の範囲では余りに情報不足なんですよね。"先が読めな"過ぎるのが逆に見る気を失せさせるパターン。"検証"すべき仮説が立たないというか。

フィンランド

ニンフ/妖精たちの誘惑[シネフィルWOWOW](2013) (英Wiki)

「ニンフ」(女)と「サキュバス」(男)という、それぞれの性の性的妖怪(?)たちの遠い過去から続く相克を描く現代を舞台にしたストーリーで、基本的には(サキュバスに支配されている)「女性(ニンフ)の自立」を描いたストーリーと言っていいのかな?
ただそこに本人たちにはどうしようもない"妖怪"的な性質の束縛の問題を絡めた"ファンタジー"要素が加わることによって、"テーマ"が余り露骨にならずに見易い作品になっている感じ。男性(サキュバス)側も束縛に悩んでいるのは同じで、そこから逃れようとするものニンフと共闘しようとするもの、伝統固守というやり方ではあってもニンフを守りたい気持ちは本物であるもの、色々といて容易に見透かすことを許さないストーリー。一見キワモノに見える、でも傑作だと思います。
題材上"官能"シーンは多めではあるんですけど、良くも悪くも余り目立たない。"悪くも"というのは流れ的に当然ヌードがありそうな場面でも頑なに"見せない"ので、そんなに見たい訳でもないけど(笑)"隠し"過ぎが逆に気になってしまったから。(笑)
芸術的必然性があっても脱がない。(笑)



中国

新規スタート

雄弁な紀暁嵐[CCTV大富](2002) (百度)

2002年の作品。ここまで古い作品を再放送してくれる気概はさすがCCTVですが、残念ながらただただ古いです。(笑)
CCTV大富ドラマとしては珍しく、視聴継続の必要なしという判断。

知識青年の家庭[CCTV大富](2015) (百度)

一方こちらは歴代ベスト10入り級の傑作の予感。まだ4話ですけど。
文化大革命期に農村に労働力を兼ねて"修行"に出された(下放)知識階層の青年たちの話で、時代背景もレアなら描き方も独特で、ドキドキしながら見ています。

戦士・東風の激戦[CCTV大富](2016) (百度)

日中戦争の英雄として有名だったらしい(歌なんかもある)、"余東風"という共産党軍の猛者の一代記。「余狂人」と共産党軍の中でも言われていた破天荒な戦いぶりで、ドラマとしても結構コミカルで上っ調子に見えないところも無いわけではないんですが、にも関わらず"戦争"(戦闘)のリアリティは圧倒的。いつかちゃんと書きますが、世界でほぼ中国人にしか出来ない独特の描写に満ち満ちています。
同系作品『わが弟 その名も順溜』(2009)の登場人物との再会などという場面もあり、とにかく楽しいです。人は死にますけど、戦争なんで。

三国志 Secret of Three Kingdoms[衛星劇場](2018) (百度)

「三国機密」という原題(の一部)の方が通りの良いだろう、三国志のキャラを軒並みイケメン化して思いっきり遊んでいる同人的なドラマ。
ただ日本の戦国なんちゃらみたいなのとは違って、「三国志」という枠組みとも緊張関係を失っておらず、逆により描写の"意外性"が効いています。

笑傲江湖 レジェンド・オブ・スウォーズマン[チャンネルNECO](2018) (百度)

特に演出面で「現代」的な『笑傲江湖』を目指したらしい作品ですが、それが"ふり"というか他の同種の作品の上っ面だけ真似た感じになっていて、単に原作の味が失われているだけというのが僕の感想。早々に脱落。

皇帝と私の秘密 櫃中美人[LaLaTV](2018) (百度)

快作『永遠の桃花』の二匹目のどじょう・・・を、逃したという感じの作品。1話でギブアップ。

継続

独り身の男[CCTV大富](2012) (百度)
少林問道[衛星劇場](2016) (百度)
父の身分[CCTV大富](2016) (百度)
射鵰(しゃちょう)英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー[チャンネルNECO](2017) (百度)
独孤伽羅 皇后の願い[チャンネル銀河](2018) (百度)

完結

51号兵站[CCTV大富](2007) (百度)

共産党や国民党の地下勢力と、"現代の武侠"的な裏社会が重なり合った、面白い風景の作品でしたね。事実に基づいているらしいですが。

茶館[CCTV大富](2010) (百度)

結局何の救いも無く終わってしまいました。(笑)
「官」は常に勝つ、「民」は常に負けるみたいな話?
とりあえず警察(&役所)が腐敗している国に住むのは難儀だなと、痛感はさせてくれました。非合法集団がのさばってる方がよっぽどマシ。警察自体だとどうしようもない。
そこらへんも含めて最終的に主人公たちの息子世代の"反権威""抵抗"活動の価値を肯定して行くストーリーにはなっているんですが、ドラマとしてはやや平坦過ぎて、パッとしなかったと思います。風景が物珍しくて見てましたが。

大旦那の伝奇[CCTV大富](2015) (百度)

こちらもまあ、「北京の飲食業界」及び軍閥や日本軍などの「諸勢力の入れ替わり」の風景が興味深かった作品。
主人公の人間性は、最後までどうもぴんと来なかったんですけどね。"正しい"のかも知れないけれど、"いい奴"なのかどうか。感情があるのかどうか(笑)。「物乞いからの成り上がり」ストーリーではあるんですが、それ以上に主人公のハイスペック・万能超人感が勝っていた感じで、感情移入しづらかったです。珍珍への"恋心"の真実味も含めて。
「大旦那」になるまでは、面白かったですかねえ。

とりあえず雅麗(ヤーリー)さん

雅麗

が好きでした。(だから尚更珍珍の存在がピンと来なかった)
雅麗さんも割りと感情の"硬い"人なので、そこらへんは結局このドラマの個性というか癖なのかも知れないですね。


ちょっと数が多過ぎるので、「継続」作品については今回はスルーで。


Posted on 2019/05/03 Fri. 11:16 [edit]

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’19.5月の米欧ドラマ  

アメリカ

ブロンコ(1958)[シネフィルWOWOW] (日Wiki) (英Wiki)

昔々の西部劇ドラマ。
西部劇"映画"は概ね簡潔、痛快、一周回って趣味のいいエンターテイメントの鑑で僕は好きなんですが、なぜか西部劇"ドラマ"はこれにしろ『ララミー牧場』にしろ、似たようなことをやっているようで妙にシリアスで抜けが悪くて、ピンと来ません。『ローハイド』も多少マシという程度だしなあ。
同じ"暴力""無法"の世界を描いても、映画とテレビでは作っている人の人種が完全に違う感じがして、それが興味深いと言えば興味深いですが。

パトリオット 特命諜報員 ジョン・タヴナー(2015)[Amazonプライム・ビデオ] (英Wiki)

Wikiだと"コメディ"という分類になってますが、ちょっと違うような。"ブラック"ではあるかも知れない。
公務員ではなく、"民間"の諜報員という初めて聞いた特殊な世界を描いた作品。
公務員スパイよりも更に危険な業務に慢性的に精神状態の危うい主人公が、憂さ晴らしの弾き語りで延々スパイ活動の内容を公衆の面前で歌ってしまう(まさかと思って誰も本気にはしませんが(笑))という設定がおかしくて、そこらへんが"コメディ"と分類された由縁でしょうね。
割りと面白かったです。

ダイナスティ(2017)[LaLaTV] (英Wiki)

昔のメロドラマをネットフリックスがリメイク。
うーん、大人版のガールズドラマ?(変な日本語)
出演者も魅力を感じなかったし、特に何も引っかからなかったです。

POSE ポーズ(2018)[FOX] (英Wiki)

こちらもネットフリックス。素材は最初期のLGBT社会
まあなんか"問題意識"だけで出来上がっているというか企画書をそのまま朗読されている感じの理屈っぽい作りで、(僕の考える)最近のアメリカのドラマの駄目さのこれも例という感じ。これが"評価が高い"らしいというのが、また。
とにかく見ていて"謎"が全く無くて、僕は1話見れば十分でした。

LAW & ORDER: 性犯罪特捜班(S20)(2018)[FOX] (日Wiki) (英Wiki)

オリビアは追跡で息切れするし、頼みのアマンダ
Kelli Giddish svu
まで子持ち&更に妊娠で、出演者の老齢化体重増加が止まらない感じのシーズン。(笑)
よくこんな作り方でもつなあという。固定ファンがいるんでしょうね。
僕も基本的には好きですが、もう少し潤いが欲しい気もします。(笑)

ブラックリスト(S6)(2019)[Super!dramaTV] (日Wiki) (英Wiki)

こちらはレッドが60代だろうとリズの可愛げが無くなろうと、全く魅力の落ちないさすがの最新シーズン。
二人の"蜜月"が懐かしくはありますけどね、ただ"仲が良"かろうと悪かろうと、余り関係の無い"絆"がドラマの中で、この二人の間には形成されている感じはありますね。
レッドの逮捕&裁判の行方も、普通にワクワク。(ハラハラはあんまりしない(笑))
しかしデンベにあんな外向きの仕事が出来るものですかね、頭自体はいいんでしょうけど。


イギリス

女王ヴィクトリア 愛に生きる(S2)(2017)[NHK総合] (日Wiki) (英Wiki)

歴史上のビクトリア女王もこのドラマのヴィクトリアも、共にそもそも好感度が微妙なところにこのシーズン2ではひたすら"女"代表として気の毒な展開が序盤続いて、ただ好感度が微妙だからそれほど熱く同情もしないしでもざまあみろというわけでもないし、なんかひたすら鬱だなあと思いながら見ている内に続けて見忘れてしまったので脱落。
メルバーン卿との別れというか"けじめ"は、切なかったですね。女王の孤独に、あそこは素直に同情しました。

スウェーデン

捜査官エヴァ 孤独の森(2015)[シネフィルWOWOW] (英Wiki)

凄く変なドラマでした。(笑)
女捜査官ものかと思ったら必ずしもそうではないし、とりあえずサイコ・サスペンスなんだろうと思ってたら"サスペンス"の中身がどうも単なる犯罪や精神異常ではなくて、もっとバイオ的SF的なミステリーのようなんだけどなかなかそれが明らかにならなくて、登場人物も多いし、何回か寝落ちした挙句途中から段々状況を呑み込めなくなってしまいました。(笑)
終わった時はやっとだよという感じで、つまらなくはなかった気がするんですが面白いのかと言われるとそれもよく分からないという。多分この内容なら、もっと叙述トリックというか"ミスリード"を、むしろあからさまな感じでやった方が良かったような気がします。作りは普通の、いつもの平坦な"北欧ドラマ"なので、なんかなあという。


Posted on 2019/06/05 Wed. 13:11 [edit]

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’19.6月の米欧ドラマ   

アメリカ

レジェンド・オブ・トゥモロー(2016)[日本テレビ] (日Wiki) (英Wiki)

様々な既存のアメコミ系ヒーローを、タイムトラベル設定を使って一堂に会させて"巨悪"に挑む話。
元ネタ一つ一つを知らないので思い入れはし難いというか、そもそも視聴者として"呼ばれ"てない(笑)作品な気もするのでコメントの必要は無いかも知れませんが、とにかく特に引っかかるものは無かったです。
せめて"巨悪"の描写に興味が持てれば、見続けるモチベーションも生まれたんでしようけど、見た限りではそれも類型的な範疇。


プロジェクト・ブルーブック(2019)[ヒストリーチャンネル] (英Wiki)

(近年明らかになった)実話を基にしたらしい、『X-ファイル』
作りは本当に『X-ファイル』というかやり尽くしたスタイル感はありますが、それでもわざわざヒストリーチャンネルが作るだけあって、"元ネタ"の存在感というか緊迫感は、ドラマを通しても感じられます。
出来自体も悪くはないので、"元ネタ"の吸引力がある限りは、見ようかと思っています。


イギリス

ライン・オブ・デューティ(シリーズ2)(2014)[シネフィルWOWOW] (英Wiki)

元はNetflix。
"配信"によって創作の自由が拡張されて以降、米英ドラマはとにかく「えげつなさ」「露悪」をひたすら競っているような傾向は無くはないわけですが、その中でもこのシリーズは、作っている人の個人的資質としての"えげつなさ"を強力に感じさせて、そこが面白いと言えば面白い。
流行りものじゃないぞと。根っから狂ってるんだぞと。(笑)
視聴者を騙しに騙す、残酷なシーンを残酷に描写する。そのことに何か目的があるのか大義名分があるのか、どうにも見えないというか何か考えているのか疑問なところもあるんですが、全6話という短さにも助けられて、今回も一応は"楽しんだ"という感想になりました。(笑)
まだまだシリーズは続きそうな感じで、作り手の「意図」のようなものも、個々のストーリーというよりも一種の作品世界を取り巻く「風景」として、見え来る感じなのかなあと、予感としてはありますが。


カナダ

セレブ探偵カーター(2018)[AXN] (英Wiki)

"AXNオリジナル"ということでどんな斬新な作品冒険的な作品が来るのかと思いましたが、企画的にも描写的にも、何一つ新鮮味の無いコマーシャルな探偵もの。一番近いのは、FOXの『キャッスル ミステリー作家は事件がお好き』でしょうか。
カナダ製というのも、よく分からないですね。"カナダ"らしいところも別にないし、AXNの基盤がそちらに移ったとか、何かそんな事情でもあるんでしょうか。


カナダ・アメリカ合作

アボンリーへの道(1990)[GYAO] (日Wiki) (英Wiki)

AXNが今更一挙放送するということで、未見ではあったのでGYAOで1話だけ予習してみました。
何ですかね、大草原の小さな家とトム・ソーヤの冒険の間みたいな話ですかね。(笑)
田舎の人情と子供たちの"みずみずしい感性"が色々と描かれたり描かれなかったり(?)というのはイメージは出来ましたが、特に惹かれるものは無かったので"見ました"ということで終わり。
随分なヒット作のようなので、見続ければ多分それなりに面白かったりはするんでしょうけどね。今はちょっと、気分的に勘弁でした。



その他『ブラックリスト』(スーパードラマTV)と『L&O:性犯罪特捜班』(FOX)も、引き続き見ています。
ブラックリストはレッドの裁判の女判事さんが、なかなかいい味を出していますね。一方で結局デンベにしか頼れないレッドの基盤の危うさというのも、ちょっとどうなのかなという気にさせられるシーズン。


Posted on 2019/07/03 Wed. 18:03 [edit]

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’19.7月の米欧ドラマ   

アメリカ

『シリコンバレー狂騒曲』(2019) ナショナル ジオグラフィック チャンネル (英Wiki)

アメリカのかつての"ITバブル"を、ブラウザ戦争におけるネットスケープのIEへの最終的敗北と、詐欺サイトピクセロンの興亡の二つを軸に描いたドラマ。(もう一個あるんだけどあんまり印象に残ってない)
技術的な話も沢山出て来るんですが、正直半分くらいしか分からなくて情けない気持ちになりました。(笑)
どちらかというと、「企業家」がどのように出来上がるかを、ITオタクや一介の詐欺師の成り上がりを通じて見るという、そういう興味ですかね。
一番面白かったのは、当時の各社の実際の社員たちの、振り返っての証言かな。

『ウォリアー』(2019) スターチャンネル (英Wiki)

BSスカパーでのお試しの1話だけ。
19世紀後半のアメリカ西海岸に押し寄せた中国人移民と、その中の一人謎のカンフーの達人の話。
・昨今の中国ドラマの隆盛を受けての、"カンフー"のアメリカ的再解釈
・"中国系移民"になぞらえた、近年の移民問題の問い直し
という二つの軸で、恐らく出来上がっているドラマ。
「結局はブルース・リー」感は否めなくてそんなに驚くようなものは無かったですが、悪くはなさそう。

『宇宙探査艦オーヴィル』S2(2018) FOXスポーツ&エンターテイメント (英Wiki)

こちらはBSスカパーだったか無料開放デーだったか。録画して寝かせてたので分からない。
もろに『スタートレック』のパロディで、扱いも割りと"コメディ"になってますけど、普通に"スタートレック"として楽しめました。(笑)
近年の無駄に映像だけモダナイズしたようなやつより、よっぽどいい。
あえてお金かけて見るようなものでもないですが、普段見ているチャンネルでやってくれれば喜んで見ます。


・・・おまけ。

『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』S20#10「遅すぎた告白(Alta Kockers)」

神エピソードでした。
久々に「アメリカドラマ」の底力を、若干の懐かしさと共に感じさせられた回。
情感と、意外性と、脚本の"デザイン"の美しさと。「意外性」が鍵なので、ネタバレは避けますが。
最近はすっかり中国ドラマ漬けの僕ですが、やはり「一話完結のエピソード作り」に関しては、アメリカがぶっちぎりのナンバー1だなと、再確認させられましたね。いやあ、痺れた。
見逃した人はいつか見て下さい。



イギリス

奇しくも"スパイ"もの二つ。&"夫人"もの。

『ミセス・ウィルソン』(2018) Super!dramaTV (英Wiki)

夫の怪死をきっかけに、生前は秘されていた夫のスパイ活動にまつわる様々な驚愕の事実が次々と明かされて、ミセス・ウィルソンアイデンティティの危機!というそういう話。
まあよくある感じですかね。1話で興味を失いました。
高級感はあって、"雰囲気"だけ傑作。

『暗号探偵クラブ 女たちの殺人捜査』(2012) シネフィルWOWOW (英Wiki)

第二次大戦中は暗号通信兵として陰で活躍していた女性4人のチームが、それぞれ平凡な暮らしに戻った後に起きた連続殺人事件解明の為にボランティアで再結成!というそういう話。
なんか上っ調子な紹介の仕方をしましたが、暗号(になぞらえた殺人事件)分析のディテールは迫真性がありますし、能力を持ちながら時代の限界で「普通の主婦」(女)として男たちの一段下のポジションで生きざるを得ない女たちの悲しさ・悔しさみたいなものも、切々と伝わって来るいいドラマ。(まあ"分かり切ってる"ようなところはこちらもなくはないんですけど。テーマ的にどうしてもね)
シーズン2もすぐ始まるようですね。
Anna Maxwell MartinAnna Maxwell Martin2

主演は『ブリーク・ハウス』での演技も印象的だった、"Anna Maxwell Martin"さん。
地味可愛い(?)個性的な女優さん。
ちなみに中国ドラマ(舞台は主に日中戦争)でも、女性の暗号通信兵は大活躍していて、まあ前線に出る必要が無いというのはあるんでしょうが、何か独自の適性を認められているところもあるように見えます。


Posted on 2019/08/01 Thu. 19:31 [edit]

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’19.8月の米欧ドラマ  

アメリカ

『Dr.M/救命救急医の殺人ライフ』(2017) AXNミステリー (英Wiki)

信念と実益を兼ねて、裏稼業で尊厳死サービス(?)を行っている美人女医の話。
シーズン1全6話の一挙放送を録画してしまったので一応最後まで見ましたが、近年のアメドラの"駄目さ"がここでも現れたという感じに個人的には感じられました。
衝撃的煽情的な題材でかつせっかく"セクシー"な主人公(助手の男もそう)を配しているんだから、少なくとも序盤はもっとはったりを利かせて主人公たちの"活躍"や"かっこよさ"を見せればいいのに、1話から早速弱味や悩みを垂れ流して来てさっぱり乗れなかったです。

"押して"もないのにただ"引いて"もしょうがないんですよ。それじゃ何の意外性にもフェイントにもならない。
こういうドラマ作りの本能的な感覚というか、伝統芸みたいなものが、ほんと衰えているというか、単にもうはったりをかます元気が作り手に無いのか。
とにかく退屈でした。最後まで見ておいてなんですが。他人の悩みなんてそれ自体別に興味ない。特に内容がユニークなわけでもないですし。そういう悪い意味での"お約束"性だけは、生きているという皮肉。

『ザ・ラストシップ』S3(2016) AXN (英Wiki)

そういう中では"人類絶滅の危機の中で箱舟的に生き残った最新鋭駆逐艦"という派手な設定を活かしつつ、ダークな人間ドラマもちゃんと展開したバランスの良い作品の、シーズン1,2をうけてのシーズン3
始まったばかりで分かりませんが、多分予定外のシーズン3なので、正直余りいい予感はしていません。新キャラ次第かなという感じ。


イギリス

『暗号探偵クラブ』S2(2014) シネフィルWOWOW (英Wiki)

先月写真付きで紹介した(笑)主人公が早々に退場しちゃってどうなるかという感じでしたが、クオリティ的には特に問題無し。
シーズン1では夫のDVに縮み上がっていた「映像記憶」の特殊能力を持つコが、その能力を活かしてか警察官として再出発していたのは面白いディテールでした。まあ本当のテーマは「女の自己実現」ですからね、このドラマは。


イギリス・アイルランド・カナダ・アメリカ合作

『CAMELOT 禁断の王城』(2011) シネフィルWOWOW (英Wiki)

アーサー王伝説を素材にした、『ゲーム・オブ・スローンズ』風のダークでゴージャスでモダンなファンタジー史劇・・・と言いたいところですが、2011年という製作年は『ゲーム・オブ・スローンズ』と同じでした。
何かそういう業界的なブームでもあったんですかね、その中で『ゲーム・オブ・スローンズ』だけが、飛びぬけた成功を遂げたとか。
まあ内容的には確かにモダンではあるんですが、『ゲーム・オブ・スローンズ』のようなダイナミズムは無くただ現代劇に"寄せた"だけという感じで、早々に先が見えて見切りました。


トルコ

『オスマン帝国外伝』S3(2012) チャンネル銀河 (英Wiki)

既にツイッターで散々つぶやいていますが(笑)、トルコ産世界的ヒット作宮廷ドラマの、ここまでは期待以上のシーズン3。
新キャラも魅力的だし、多分中の人に新しい血が入ったんじゃないかと思うんですが、脚本に今まで以上の立体感と深みを感じます。このまま史実を大きく越えて長期シリーズ化させるつもりなのかなという。

改めて感じたこのドラマの良さは、やはりこのツイートに集約されるか。

なんか"大らか"なんですよね、結局。
"いじめ"じゃなくて"喧嘩"。弱い奴には別に興味が無い。
マッチョな文化の良い所が出ている、のかどうかはよく分かりませんが。

ヒロインヒュッレムの、"善人"とはとても言えないけどさりとて"悪人"と言ってしまうのはかわいそうな、不思議にな性格の魅力も、相変わらず。


先月は以上。
トルコは一応"ヨーロッパ"扱い。(笑)


Posted on 2019/09/01 Sun. 22:52 [edit]

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’19.9月の米英ドラマ  

アメリカ

『プルーブン・イノセント 冤罪弁護士』(2019) FOX (英Wiki)

冤罪案件専門の弁護士という比較的ユニークな題材ですが、作りとしては普通のエンタメ作品なので、それにしては最初に提示すべき"快楽"ショボいと思います。主人公側の弱みを最初から描き過ぎ。(またはそれに負けない魅力が無い)
ここらへんは、先月の『Dr.M/救命救急医の殺人ライフ』と同じですね。ミニシリーズで話数に限りがあって急いで事情を説明する必要もあったDr.Mに対して、こっちは普通の連ドラのようなので、より問題だと思います。


『JETT/ジェット』(2019) スターチャンネル (英Wiki)

スタイリッシュでダークな犯罪者ものですが、主演女優に新鮮味が無さ過ぎるんじゃないかなと思ってたら、やっぱりそんな感じでした。そんな(設定程)いい女かあ?という。
このカーラ・グギノさんて人、『シカゴ・ホープ』('94)の時代から見てますからね僕。昔は結構可愛かったですけど。

カーラ・グギノ

最近また人気あるんですかね。
別の所でも"セクシー"な役で出ているのを見た記憶はありますが。
僕はちょっと、駄目でした。おばちゃんやんとしか思えなくて。それによって、ストーリーの説得力が。


『THE BLACKLIST/ブラックリスト』S6(2019) (スーパードラマTV) (英Wiki)

次シーズンへの謎を残して終了。今季もきっちり面白かったです。
一つの言い方ですが、多分この作品は「ネットワークドラマ最後の傑作」なのではないかなと。
もう全般元気が無いですから。再三言うように、十分にはったりが利かせられない。
一方で「配信」では、こういうのは作りづらいんですよ。あくまでネットワークドラマという"枠"との格闘の中から、ぎりぎりを狙うことで出て来る緊張感や洒落っ気なので。最初から"自由"があると、充実はしているけれどだらだら野暮ったい物しか作りづらい。
"自由"が芸術(or芸ごと)にどれだけプラスかは、実際は微妙なところがあると思います。
なるべく長く、続いて欲しいですね。勿論クオリティを保ったまま。ありがとう、ジェームズ・スペイダー!!(笑)

・・・最終的にデンベが助けに来たのは、少し甘いかなという気もしないではなかったですが、一回くらいはそういうのもいいかなと。デンベだし。(笑)
でも意外と難しいと思います、これからのデンベの扱いは。戻って来て欲しいとは、みんな思ってるでしようけど。


イギリス

『レ・ミゼラブル』(2018) (AXNミステリー)

ちゃんとストーリーを見るのは初めてかもしれない、古典小説のドラマ化作品。
結構面白そう・・・と思って見始めたんですが、止まっています。内容が悲惨過ぎて。"無情"過ぎて。(笑)
文句の先は、ドラマスタッフではなくてヴィクトル・ユーゴーの方でしょうけどね。(笑)
まあ録画してあるので、のんびり見て行くつもりです。


以上。


Posted on 2019/10/02 Wed. 20:34 [edit]

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’19.10月の米欧ドラマ  

スカパー

アメリカ

『スター・トレック : ディスカバリー』(2017) スーパードラマTV (英Wiki)

"力が入っている"のは分かる新生スタートレックですけど、"力が入っている"分野暮ったくて、力が入っているだけの作品になっていると思います。
むしろ冗談半分の『宇宙探査艦オーヴィル』の方が、遥かに"スタートレック"の本質を捉えていたような。
愛も分析も、全然足りていない。2話でギブ。
まず力を抜こう。宇宙の多様性を面白がろう。


『MANIFEST/マニフェスト』(2018) スーパードラマTV (英Wiki)

タイムスリップものであり集団漂流ものであり、設定としては凄くよくある感じですが、人物が結構いいのと"謎"の謎感もまあまああるので、何となく見ています。
面白いのかどうかは、まだ半信半疑


『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』S20(2018) FOXチャンネル (英Wiki)

終了。
シリーズは継続。
前に言った"#10"を筆頭に、神エピソード神シナリオの連打でした。S20にして、今更の充実。たまにありますよねこういうこと、アメリカの長期シリーズ作品では。
特別変わった作り方はしていないですが、『ブラックリスト』"「ネットワークドラマ最後の傑作」"ならば、この作品は「ネットワークドラマ最後の良心」という感じでしょうか。オーソドックスでも全然古さは感じないです。
"宿敵"と対峙した最終話は当然のようにクリフハンガーするのかと思っていたら、きっちりシーズン内で決着をつけていて尚更感心しました。


『ホット・ゾーン』(2019) ナショナルジオグラフィック・チャンネル (英Wiki)

とか言ってたらこの作品。
アメリカで発生した変異型エボラの封じ込めに成功した実話に基づいたパニックストーリーですが、ある意味とても2019年の作品には思えない、"アメリカドラマとはこう作るんだ"という感じの超オーソドックス超模範的なドラマ作りの腕の冴え、懐かしささえ感じる(笑)安心感安定感を、堪能しました。
確かに最近ドキュメンタリー系チャンネルが作る"ドラマ"には、"配信"系には無い「伝統」感を感じさせるものは多いですが、だからといってそれが面白いという事でもなかったのでちょっとびっくりしました。
まだ、イケるんだ、という。(笑)
まあ「テレビ女優」の最高峰の一人、ジュリアナ・マルグリースさんの説得力も、大きかったとは思いますが。

Julianna Margulies hot zoneJulianna Margulies hot zone2

とにかく楽しかったです。
まだ、イケるのか?(笑)


イギリス

『主任警部アラン・バンクス』S4,S5(2015,2016) AXNミステリー (英Wiki)


S4は特に良かったです。S5は悲しいので。


アメリカ/イギリス

『チェルノブイリ』(2019) スターチャンネル(BSスカパー) (英Wiki)

BSスカパー"1話見せます"で視聴。
リアルで迫力はあった。
でもそれだけというのが近年のスターチャンネルドラマの常なので、まあ1話だけでは何とも。
チェルノブイリ事故の"ドキュメンタリー"の一種として、もし契約していたらとりあえずは見そうですが。



ネットフリックス

とりあえず"ネットフリックスオリジナル"ものに絞って見ています。

アメリカ

『センス8』(2015) (英Wiki)

何か特殊な共鳴能力を持つらしい、"8人"の話。
もう少し「科学的」でクールな感じなのかと思ったらのっけからやたらおどろおどろしくて、かつそれが「8人」分というのは多過ぎる(笑)のでギブアップしました。


『マインドハンター』S1(2017) (英Wiki)


シーズン2も見ています。そろそろ終わります。
トーンダウンを予想していましたが、ますます面白くて嬉しい誤算。


『オザークへようこそ』(2017) (英Wiki)

家族ぐるみ田舎に引っ越してのマネーロンダリングの話。
むしろマネーロンダリングの"腕の冴え"、ピンチと見せかけたおとぎ話サクセスストーリーみたいなのを期待したんですが、ピンチピンチまたピンチの方で、飽きて止まっています。
"腕の冴え"自体はあるしマネーロンダリングの「勉強」(笑)にはなるし、色々クオリティは高いので見る価値自体はあると思います。僕も暇ならまたいつか見ると思います。


デンマーク

『ザ・レイン』S1(2018) (英Wiki)

絶滅細菌と陰謀とサバイバル。
まあよくある筋立てですが、"デンマーク"の違和感がいい具合に毒消しになっていたので、割りと一気にS1終わりまで見てしまいました。ただただでさえ陳腐なストーリーをS2に"持ち越し"されてしまったので、そこで終了。
見る価値はあるか。うーん、「デンマーク」ドラマに興味があれば、数の内としてどうぞという感じです。


10月半ばに加入したネットフリックスは、"ドラマ"だけだと多分見たいものを無料期間中に見終わってしまう感じですが、ドキュメンタリーに結構面白そうなのがあるのでとりあえずもうひと月くらいは契約すると思います。


Posted on 2019/11/03 Sun. 19:32 [edit]

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’19.11&12月の米欧ドラマ  

アメリカ

『アメリカン・ゴッズ』(2017) Amazonプライム・ビデオ/FOX (英Wiki)

マフィア&犯罪物なのかなと思って見ていたら文字通りの"ゴッド"、何やら神話的な闘争の話らしいんですが、それが本格化する前に脱落。
その"本格化"の遅れの原因でもあると思うんですが、作り手が思わせぶりなムード作りに酔い過ぎているところがあって、それが嫌でした。最近のアメリカ物は本当にこういうのが多い。"批評"ありきというか、カッコつけとこけ威しに命懸けてそれで終わりと言うタイプの作りが。中二病か!という。

『パッセージ』(2019) FOX (英Wiki)

意外な良作。
一種の"ヴァンパイア"ものであり、またおっさん武闘派と巻き込まれ少女の友情という"レオン"的なあれであり、どっちも正直パターンとしては見飽きているはずなんですが、"ヴァンパイア"の方は科学的種明かしがまだ途中なので見守っている感じですが、「レオン」関係を中心とするその"パターン"を構成する一つ一つに妙に熱というか芯というか、"本物"感があって見応えがあります。特に"少女"のキャラが凄くいいですね。
これでストーリー、"ヴァンパイア"の方がちゃんと転がり出したら本当に傑作になりそうですが、予感としては五分五分。四分六かも。(笑)


イギリス

『スモーク 救命消防署』(2014) シネフィルWOWOW (英Wiki)

ある種"ジャンル"として確立している感のある、消防士(時に救命士)を主人公とした熱血イケメンものをイギリスでも作ってみましたという作品。
手堅くは作ってありますがそれ以上ではないかなという感じで、早々に切り。
"イケメン"押しうざいし(笑)。特に肉体派は苦手。

『ホワイト・ドラゴン』(2018) ひかりTV/AXNミステリー (英Wiki)

現代の香港を舞台とした、国際的な犯罪物。
以前『ウォリアー』という2019年アメリカ作品について、「アメドラにおける"中国"描写のアップデートがなされている」ということを書きましたが、こちらはさすが元宗主国(?)イギリスで、"アップデート"どころか「中国」サイドと全く対等という感じのリアリティの、「イギリス」サイドからの描写になっていて迫力がありました。中国人には中国人の、イギリス人にはイギリス人の「中国」(香港)があるという、ある意味では当たり前なことなんですがそうは言ってもやはりどうしても"外国人"には分からんよ的な距離感やとんちんかんが付き物なところを、ここらへんはほんとさすがイギリス。植民の"歴史"とドラマ作りの"歴史"、双方の理由だと思いますが。
まだ一挙放送の前半を見ただけなので、後半を見たらまた感想を書く予定。

『テンプル駅地下診療所のDr.ミルトン』(2019) AXNミステリー (英Wiki)

こちらも一挙放送の序盤だけ(それにしてもやめてくれないかないきなり一挙放送するの。"テレビ"の味わいが無い)見た作品ですが、うーんどうでしょう、レギュラー放送しても見るかな。
"大規模非合法地下診療所"という設定はそれなりに面白かったですけど、それだけという感じ。「設定」が分かるところまで見れば、後は用無しというか。(笑)


その他

アメリカ・イギリス合作

『ヒューマンズ』(2014) Hulu/FOX (英Wiki)

"意識"に目覚めたロボット(or人工生命体)たちの反乱という、もう500回くらい見た感じの設定。
そしてそれ以上の予感も無いので、切り。

ポーランド

『大王カジミェシュ 欲望のヴァヴェル城』(2018) チャンネル銀河 (英Wiki)

初のポーランド歴史劇。(現代劇は見た事がある)
手法的には西側の歴史劇と特に変わったところはないですが、その"変わらな"さが淡々としていて逆に"コピー"感も無いので、そこらへんは余り気にせず見られます。
・・・なんかこう、色々"無頓着"な感じはするんですよね、自意識が薄いというか(笑)。それが面白いと言えば面白いところかも。ところどころの"ポーランド"情緒を楽しみつつ、見るともなくという感じでのんびり見ています。

インド

『ポロス 古代インド英雄伝』(2017) Hulu/GYAO (英Wiki)

一部で話題のインド製歴史ドラマ。
一話30分という形式が意外でしたが、コメディ・・・ではないんですよねこれは。"シットコム"では。(笑)
名うての"映画大国"のインドですが、実は飽きっぽいのかな。だからすぐ踊りが入るという。(笑)
CG含めて、お金はかかってる風ではありますね。ただその技術や規模を使いこなすはずの演出が微妙にstrong>ちんまりしている感じで、慣れの問題なのか文化の問題なのか、とにかく同時代の中国ものなどと比べると苦笑いしてしまうところは少なからずあります。まあ一作品だけの比較ですけど。
オープニングの"アレキサンダー大王の撃退"のくだりには興味を惹かれましたが、始まってみるとなかなかそこまで話が行かなそうな感じで、ううむとなりました。"愛憎"の前に"歴史"が見たかった。多分作品のタイプが違うんだろうと思いますが。


Posted on 2020/01/04 Sat. 11:09 [edit]

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’20.1月の米欧ドラマ   

アメリカ

TAKE TWO 相棒は名探偵(2018) Super!dramaTV (英Wiki)

男女ペアの「探偵」コンビでコメディタッチでLAでセレブリティでと、およそ"重力"のかけらもない(笑)単語が並んで前宣伝の段階では何一つ引っかかるものが無かったんですが、BSスカパーの「第一話見せます」の枠で先行放送していたのでそれなりにチャンネルがプッシュしてるんだろうという事で仕方なく見てみたら、見事にやはり何一つ引っかからなくてバカヤロウとなった作品。(笑)
BSスカパーに、スーパードラマTVに騙された。(笑)
ある意味のどかでいいですけどね。ネトフリドラマの時代に、まだこんな古典的なタイプのドラマに予算が付くんだと。(笑)


スタートレック ショートトレック(2018) Netflix/Super!dramaTV (英Wiki)

僕が駄目だしした"力入り過ぎ"『ディスカバリー』の、場繋ぎ的な4話のみのショートドラマのようですが、むしろこっちの方が面白かったです。
基本的にスタートレックは、"SF"とはいっても「小話」「教訓譚」にSF的な味付けをしているという性格のものなので、こういうコンパクトな作りの方が本来の味が出るんですよね、やっぱり。"壮大"なストーリーは途中から派生的に出て来るくらいのバランスでいい。


STAR 夢の代償 S3(2018) FOX (英Wiki)

やはり面白い。もうシーズン3になりますが、変わらず鉄板。
何に似ているかと言えば、トルコの世界的人気ドラマ『オスマン帝国外伝』に似ていますかね。
上の『TAKE TWO』のところと逆のことを言うようですが、配信等独立系ドラマの時代になってアメドラが見失いつつある、しかし「テレビドラマ」が外せない本質として持っている(と僕は思っている)コンパクトな通俗性大衆性を、一方で現代的でもある手抜き無しのハイクオリティな演出で今に実現している快作。実に安心して楽しめます。
コンテンポラリーなブラック・ポップスの"見本市"としても相変わらず優秀で、普段余り好き好んでそう言うものを聴かない僕には貴重な機会。出演女性陣が全体的にボリューミーになって行く(笑)傾向があるのは少し気になりますが、それもまあ、そういうものを良しとする(ブラック)カルチャーのたまものという事なのかも知れない。(笑)


イギリス

ライン・オブ・デューティ S3(2016) Netflix/シネフィルWOWOW (英Wiki)

こちらは逆に"独立系"のたまものというか、タブー無しのダークさやえげつないリアリズムが存分に面白さに結実している、イギリスドラマ近年屈指の傑作刑事(監察ですが)シリーズ。こちらもシーズン3ですが、毎回確実に面白くてますます面白くて、"衝撃"力が弱まらないのが凄いですね。
現在シーズン3がまだ進行中ですが、シーズン5まで作られているのを知って驚いた&喜んだところ。


ミルドレッドの魔女学校(2017) Netflix/NHKEテレ (英Wiki)

1998年のオリジナル版が僕も大好きだった魔女っ子シリーズの、ネットフリックスリメイク版。リメイクという事でアメリカ作品なのかと思ったら、今回もイギリスはイギリスなのか。
どうなんですかね、要は「ハリー・ポッターのヴォルデモート抜き」みたいな他愛無いと言えば実に他愛無い内容で、1998年版は作りの素朴さも含めて楽しんでいたところがあったわけですが、こうして"クリア"にリメイクされてしまうと味も素っ気も無くてただ"他愛無い"ような感じで余りそそりませんでした。
まあ初見の人には、また別の感想があるでしょうけどね。


オーストラリア

スキャンダラスな彼女たち 嘘と秘密とセレブリティ(2018) LaLaTV (英Wiki)

セレブ妻、具体的にはオーストラリアの人気スポーツ選手の妻たちの世界を描いた"スキャンダラス"ドラマという事で、余り気乗りしないまま見始めたんですが存外面白そうです。(まだ1話のみ)
勿論虚栄心ギラギラの世界ではあるんですけど本当に"頭空っぽ"みたいな人はいなくて、それぞれがそれぞれに鬱屈を抱えながら、しかし"セレブリティ"の「役割」を果たそうとしている演じている感じが、意外な深みがあって良かったです。夫である選手たちも、脳筋なりにそれぞれに色々ある感じがリアルでなかなかの描写。逆にあんまり深刻なばかりの話にならないようにと、現時点では願っている感じです(笑)。お気楽さも大切。(笑)


イタリア/ドイツ

薔薇の名前(2019) AXNミステリー (英Wiki)



原作は昔読みましたが、主体となっているのは「中世に紛れ込んだ現代人」みたいな主人公の鋭敏な理性・自意識と中世文化との緊張関係で、"ミステリー"はその背景でしかないような印象だったので、そのまんまストーリーだけドラマ化してもなと懸念しながら見始めましたが、割りと上手く作ってあると思います。勿論小説そのままでは理屈っぽくなりすぎるので、ドラマなりの作りではありますが。

・・・「中世」と「近代的理性」を対置した"ドラマ"としては『修道士カドフェル』('94)というのもありましたが、あちらのカドフェルに比べるとこちらの主人公はだいぶ"権力"があるので、そういう意味では安心して見られますね。「中世」に押しつぶされる心配が少ないというか。(笑)

まあまだ途中までしか見てないので、全部見たらまた改めて感想を書くかも知れません。
どうも最近のAXNミステリーは、「先行一挙放送」からレギュラー放送に降りて来るインターバルが長いですね。あんまり一挙放送で見たくないので、僕はお試しのつもりで使ってるんですけど。


Posted on 2020/02/01 Sat. 15:36 [edit]

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’20.2月の米欧ドラマ  

アメリカ

『ブルーブラッド NYPD家族の絆』[BLUE BLOODS](2010) ユニバーサル・チャンネル/FOX

トム・セレック主演の熱血警察一家もの・・・て、20年前か!という感じですが、これが意外に面白かった。(笑)
古さを恐れない(?)手堅いフォーマットの中で、"価値観の分断"のような現代的な問題や警察内部の腐敗と秘密結社のような悪い意味で"飛び道具"にもなりかねない題材を手際よく盛り込んで、そして勿論"警察ドラマ"定番の胸熱展開もきちんと見せる。これがシーズン10まで続くそうで、どっこいネットワークドラマはまだまだ死なないぜという、まあそこまでの作品ではないかもしれませんが(笑)、やっぱりこういうの楽しいよなと再認識させてくれる作品ではあります。

『スティーヴン・キング 骨の袋』[BAG OF BONES](2011) スター・チャンネル/WOWOW

前・後編2話のミニシリーズ。
このパターンの"スティーヴン・キング"ものは、およそ"外れ"を見た記憶が無い。
今回も物悲しくかつ分かり易く、"弱者"への視線というか無意味な"強さ"への深く静かな怒りに満たされた、スティーブン・キングワールドが堪能出来ます。
"ホラー"でしか復讐出来ない、主張出来ない存在たちの哀しみというか。

『インスティンクト 異常犯罪捜査』[INSTINCT](2018) WOWOW/スーパー!ドラマTV

"インスティンクト"(直観・本能)がどう改めて科学的に「捜査」の中に位置づけられるのかなという興味で見ましたが、二話見てもそこらへんが動き出さないし逆に二話の範囲でも底の浅さが十分にうかがえた(笑)ので、切り。

『ウォッチメン』[WATCHMEN](2019) スター・チャンネル/BSスカパー

リアルなタッチのスーパーヒーローもの。
まあスター・チャンネルだなという感じ。
良くも悪くも、"映画"的。それ以上でもそれ以下でもない。


イギリス

『証拠は語る 誰が母を殺したのか?』[TRACES](2019) AXNミステリー

タイトルが妙に古風ですが、風俗・描写は別に古くはないです。
全6話ですけどなんか複雑な話で、まあまあ面白かったという事は覚えてるんですが内容が思い出せない。(笑)
誰が"悪者"なのかがかなり最後まで分からなくて、心の準備が出来ないまま解決編が来ちゃった感じ。


イギリス/アメリカ

『Harlots/ハーロッツ 快楽の代償』[HARLOTS](2017) U-NEXT/チャンネル銀河

米国Huluと英ITV製作ですが、日本での配信はU-NEXT
HuluかNetflixだったら、もっと話題になってるんだろうになという、クオリティ的には結構な傑作ドラマ。
内容は18世紀ロンドンで狂い咲き的隆盛を誇っていた(らしい)売春業界のドロドロですが、演技・演出がキレキレで、毎回ED曲とかも良くて痺れました。
8話しかないので、細かい感想は「@youka2019 #ハーロッツ」で検索してみて下さい。(笑)


フランス

『バルタザール 法医学者捜査ファイル』[BALTHAZAR](2018) U-NEXT/AXNミステリー

こちらもU-NEXT初出のフランスドラマ。
うーん、相変わらず駄目ですねフランスドラマは。駄目というか、"田舎"臭さが一向に抜けない。
にも関わらず多分「映画」は大国だというプライドからでしょうか、変革の本気度も足りなくて低レベルで安定。
それよりはマシですがドイツも似たようなものなので、基本的にアングロサクソンというか英語圏文化なのかなやっぱり"TVドラマ"という形態はとか思ったりしますが。
まあむしろ他の非英語圏小国の方が面白いのを作って来るので、やっぱり"プライド"の問題が大きいと思いますけど。


スペイン

『ワンコ探偵マックス』[SABUESOS](2018) AXNミステリー

酷い。(笑)
むしろ"フランスドラマ"の劣化版かなこれは。
とにかく緊張感というものが皆無ですね、(TV)"ドラマ"表現についての。
それ風のものの中で"ラテン"にはしゃいでるだけ。
まあ結局「映画」なんでしょうね、彼らの本気は。


先月は以上。


Posted on 2020/03/02 Mon. 13:22 [edit]

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’20.3月の米英ドラマ   

アメリカ

『ママさん刑事(デカ) ローラ・ダイヤモンド』[THE MYSTERIES OF LAURA](2014) Super!dramaTV

大昔のタッチでの内容をやっているようなドラマで、別にそういう狙いでもノスタルジーですらもなくて、ただただ古いというかアイデア枯渇というか、見ていて悲しくなる作品でした。
それをわざわざ買って来るスパドラは、そんなに金が無いのかバイヤーの質が落ちたのか。
とにかく"配信かネットワーク"かとかいうレベルの話ではなくて、"配信"時代以前のネットワークドラマでも、ちょっと滅多に見られないだろうしょぼい作品。作られた時の本国ではどういう状況だったんだろうと、逆に興味を感じたり感じなかったり。(笑)


『ビバリーヒルズ再会白書』[BH90210](2019) Hulu/WOWOWプライム

1話だけ無料放送していたのを見ました。WOWOWプライム(スカパーでの言い方)では恒例的にやっているようなので、今後はそちらもチェックして行こうかなと。
伝説的人気ドラマビバヒルの出演者たちが、ドラマの同窓会的ファンイベントの為にウン十年ぶりに集まって・・・というドラマ。
上の『ローラ・ダイヤモンド』とは違ってハナから"ノスタルジー"はテーマの中に含まれているので(笑)、そういう意味では安心して見られます。
そういう設定から想像される通りに、仕事に関しても容姿に関しても、それぞれの現在のはっきり言えば変わり果てた姿を互いに哀しみながら笑いながら、最初はそれでも和気藹々とやっていたのが途中から押し隠していた本音、互いの不満や怒りが噴出し始め・・というそういう1stエピソードではありましたが、それでドロドロするバトるのが目的のドラマではなくて、"あのドラマが好きだった!"という視聴者とも共通の気持ちを背景に、概ね愛情深い感じで"その後"と"現在"を描くようです。
ラストはドラマビバヒル再結成という話になっていましたが、それが成功するのか「再生」の物語になるのか、そこまでは一話では分かりませんが。
総じていいドラマ、結構優れたドラマのように見えました。過去と現在を時代毎きちんと対照しながらでもジャーナリスティックになり過ぎることなく、現在&ドラマの"オフ"を描いたドラマでありながら、ビバヒル自体の軽妙軽薄(笑)なタッチも絶妙に活かされている。メタと言えばメタですけど、やはり"愛情"の方を感じますね、製作者の。見ているこっちもそれでほだされるというか、ちょっと悔しいけどきゅんとなるというか。(笑)
まあとにかく色々と、「分かってるなあ」という感じのドラマ。


イギリス

『ナイト・マネジャー』[THE NIGHT MANAGER](2016) Amazonプライム・ビデオ/AXN

「アラブの春」を背景に、その時カイロの高級ホテルの"ナイト・マネジャー"だった元イラク復員軍人の主人公が、巻き込まれた際に起きた事件をきっかけとする個人的復讐心から、陰で暗躍する世界的な武器商人の打倒を目指すサスペンス。
主人公がホテル・マネージャーという立場を利用しながら、個人的に巨大犯罪組織と対峙する前半は結構面白かったです。ただその活動に目を付けた同じ目的を持つMI6の末端組織が関与し始めてからは、よく見るスパイもの潜入捜査ものになって行って、それ自体そんなに質は悪くは無いんですけどありきたりな感じにもなりました。出演者も豪華なようで今一でしたし。


『ライアー 交錯する証言』[LIAR](2017) WOWOW(プライム)

『再会白書』と同じパターンの無料放送第一話
デートレイプされたと主張する女としてないむしろ誘われたんだと主張する男との、"交錯する証言"。"ライアー"は誰なのかみたいなそういう作品。
なんか似たようなのアメリカで沢山ある気がするなと思ったら、"イギリス"ドラマらしいのでちょっと驚きました。見てて全然そういう感じはしなかった。何かの"翻案"なのではないかという真面目な疑いと、内実は"アメリカ"作品なのではないかという疑い(笑)を抱きつつ、とにかく面白くないので結局どうでもいいやという解決。(笑)


『警視正バンクロフト 新たなる犯罪』[BANCROFT](2020) シネフィルWOWOW

去年やってた『警視バンクロフト』のシーズン2。シーズン1でめでたく(?)自分の犯罪の隠ぺいに成功したヒロインの階級は、警視"正"に上がっています。
そういう"悪い"役ででも別に悪の魅力があるわけでもない、大きな目標や深層の陰謀があるようにも見えない、珍しいくらいに投げやりな変わった設定の主人公ですが、今シーズンは色々と追い詰められて、多少は"人間味"みたいなものが強調されていますが、まあ本質的には変わりないです。
このドラマの気持ちの悪いところは、そういう"悪い"やつが報いを受けないという状況について、特に何の見解も示唆も示していない感じがするところ。それが何か高度な創作的意図なのか単に作っている人の性格がずぼらなのか変わっているのか、ひょっとして本人もソシオパスか何かなのか、何とも判断のつかない作品です。
面白い面白くないで言えば面白くないこともないというくらいですが(笑)、せっかくなのでシーズン3も見たいなと。多分それでも、何も分からない予感はするんですが。(笑)


以上、少な目。
WOWOWプライム頼みというか。(笑)


Posted on 2020/04/01 Wed. 19:55 [edit]

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’20.4月の米欧ドラマ  

今月はまず最初に、WOWOWプライム(スカパー内のWOWOWチャンネル)に謝っておきたい気分です。(笑)
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無料分だけでごめんなさい!お宅はお金を払う価値は十分にあります!(笑)
ただちょうど中国ドラマだけでなく(ほぼ見尽くしたので)、欧米ドラマもぽすれんで借りて見る習慣がついたところだったので、なかなか単独で"チャンネル"を新たに契約するという予算配分にはならなくて。お金は十分にぽすれんでも使ってるんで同じなんですけど、見たいものにその都度という透明性に、目下の所軍配を上げて(笑)います。


アメリカ

『ザ・シューター 極大射程』[SHOOTER](2016) Netflix/AXN

2007年の映画のドラマ版。
オリジナルはNetflixということにはなってますが、実質的には"テレビ"局が作ったらしく、文体もそういうかっちりした感じ。
国家的陰謀の犠牲にされた凄腕スナイパーのイラク帰還兵の、名誉回復をかけた復讐劇。
映画由来のテンションにも満ちた、全てがハイクオリティのドラマでかつ"テレビ"らしいコンパクトさもあり、大変優秀。
それこそ"凄腕"という感じ。(笑)
後は回を追うことによってハイテンションゆえの単調さが現れなければ、傑作認定となりそう。


『SEAL Team/シール・チーム』[SEAL TEAM](2017) ひかりTV/FOX

似たような米軍の"凄腕"兵士(たち)を描いた作品ですが、こちらは全てが陳腐でパス。
人気作『BONES』のヒーローではあるけれど、BONESでも結局のところ"役回り"という以上の演技はしていなかったDavid Boreanazの、言ってみれば"等身大"が現れている作品という感じ。
外れというより、この程度の人なんだと思います。このまんまの、ただの愛国おじさんというか。


『私立探偵マグナム』[MAGNUM P.I.](2018) AXN

1980年作品のリメイク(オリジナルは未見)ですが、びっくりするほど面白くてかつびっくりするほど"リメイク"感が無いです。'80年代そのままみたいな作品を特に古さも無く、"再解釈"の緊張感も無くやっていて、何なの?という感じです。(笑)
アメドラの底堅さ、復元力は散々見てきたはずの僕にも驚き以外の反応が出来ない、色々予想外の良作。


『FBI:特別捜査班』[FBI](2018) WOWOWプライム

WOWOWプライムで無料の冒頭1話のみ視聴。(以下この項全てそう。)
アメリカ警察ドラマの老舗中の老舗『Law & Order』シリーズのDick Wolf製作総指揮の新たな警察ドラマですが、こちらも結構びっくりするほどフレッシュ感があるというか、ただの"スタイル"ではない本物の緊張感、"最前線""最新鋭"感があって傑作の予感ぷんぷん。
伊達に『FBI』なんて超今更なタイトルにしていないなという感じ。"決定版"の自信があるんだろうなという。
もう一人製作総指揮者(Craig Turk)がいるので、さすがにメインはその人なのではないかと。今更Dick Wolf翁がこんなの作れるとは。


『ダークネス:ゾウズ・フー・キル』[THOSE WHO KILL](2018) WOWOWプライム

デンマークドラマのリメイク。
他にもいくつかある所謂"北欧ドラマ"の陰鬱なロマンチシズムをアメリカに移植しようという試みですが、今のところ成功しているものを見た事がありません。
ていうか「北欧ドラマ」自体、いくつか好きな作品自体は僕もありますが、本質的にはムードだけのはったりというか、ある種作られた"ブーム"だと僕は思っています。


『ザ・ラウデスト・ボイス アメリカを分断した男』[THE LOUDEST VOICE](2019) WOWOWプライム

"トランプ"を準備したアメリカの右派/保守ニュース局「FOX NEWS」の創立者を描いたミニシリーズ。すっげえ面白そう(笑)です。
ドラマとしてのクオリティも勿論ですし、「FOX NEWS」の"右派/保守"性自体への切り込み、表現も、相当正確鋭利な印象を初回にして感じました。
"批判"というよりも、いかに"必然"的だったかどのように魅力的かが、メインのように見えましたが。レンタルに降りて来たら続きを見る予定。


『NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち(S3)[THE BOLD TYPE](2019) Hulu/WOWOWプライム

現代キャリアガール群像。(の、僕自身は初見のS3)
ある意味見え見え女子ドラマですけど、その臭味を十分に削ぎ落すまで磨き切った感じのプロフェッショナルな作品で、快適に見られました。


『グッド・ドクター 名医の条件(S3)[THE GOOD DOCTOR](2019) WOWOWプライム

自閉症の"名医"の話。(の、僕自身は初見のS3)
これも見え見え"ヒューマンドラマ"になりそうなところを、プロの技で見せられるものに仕上げている感じで、機会があれはシーズン1から見てもいいかなと思いました。



イギリス

『ゴールド・ディガー ~疑惑 年下の男』[GOLD DIGGER](2019) AXNミステリー

60代女性の年下男との、周囲の反対・嫌悪に抗いながらの"スキャンダラス"な恋の話ですが、「恋愛」ドラマというよりもそういう設定から連想される"様々"な事件・要素を寄せ集めただけの、全6話にまとめたのではなくて"寄せ集めて"も6話しか作れなかった感じの浅~い作品。うっかり一挙放送を最後まで見てしまって損しました。(笑)


『刑事ファルチャー 失踪捜査』[A CONFESSION](2019) シネフィルWOWOW

こちらも全6話のミニシリーズ。
悪くなかったですが"実録"事件物として、事件や犯人に対して作り手がどう思っているのかどういうスタンスを心がけたのかが、ちょっと曖昧で最後もやもやしました。


アメリカ/イギリス

『キリング・イヴ Killing Eve』[KILLING EVE](2018) WOWOWプライム

サイコパスっぽい美女殺し屋を追うハードボイルドな女捜査官ものですけど、ちょっとかっこだけというか"スタイリッシュ"な描写に溺れている感じの作品で、退屈でした。


フランス

『私だけの紳士探偵』[DOUBLE JE](2019)AXNミステリー

フランスの"おしゃれ"な探偵もの。
なんか「フジヤマ・ゲイシャ・ハラキリ」みたいな"フランス"満載で、それでいいのかフランス人というか、結局"映画"の国は"TVドラマ"を真面目に作る気は無いんだろうなという再確認2019
まあここのところの英欧系ドラマのラインアップを見ていると、AXNミステリーのバイヤーのセンスにも問題がありそうですけど。


5月も期待してます、WOWOWプライムさん。(笑)
いい"カタログ"をよろしく。


Posted on 2020/05/04 Mon. 13:53 [edit]

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’20.5&6月の米欧&"日"ドラマ  

5月は少なかったので、6月と合わせて。


アメリカ

『ビカミング・ア・ゴッド』
[ON BECOMING A GOD IN CENTRAL FLORIDA](2019) スターチャンネル/Amazonプライム・ビデオ

BSスカパーの「1話見せます」で1話だけ。
『チアーズ!』(2000)での爽やかかつ知的な美少女演技が今でも記憶に残っているキルスティン・ダンストくたびれたおばさん役が割りとショッキング(笑)

 キルスティン・ダンスト体重増量で崖っぷち主婦に!G・クルーニー製作総指揮の新ドラマ日本上陸 (Cinema Cafe)

な、素材的には若干の今更感もある「マルチ商法」もの。2話以降を見ると現代性というか、新機軸が見えて来るんでしょうか。
1話の範囲だと、むしろその"おばさん"がパート先の使えない学生バイトを叱り飛ばすシーンの逞しさとかが、逆に笑いを誘って面白かった気がします。まあやってたらとりあえず見るかなというくらいでした、1話の段階では。

・・・純粋な新作はこれだけで、後は"新シーズン"。



『SUITS/スーツ S6[SUITS](2016) AXN

と言いつつほとんどの人には"旧"シーズンでしょうね(笑)。僕がたまたま見逃していただけです。
S5のラスト、マイクが刑務所入りして後の話で始まるシーズン。(思い出しましたか?(笑))
どうせ出て来る"刑務所内のいじめ"のシーンとか見飽きてるしなあと、若干気重な感じで見始めましたが、そういうエピソードは当然ありつつも、でもしっかり『スーツ』になっていてさすがだなと思いました。踏み込む切り込む、でもクドくはならずにいいところでさっと解放してくれるのが、このドラマの快適なところですよね(ただしそれにしても出所は予想以上に早かったかも)。ハーヴェイの時折意外な道徳的潔癖性を見せるパーソナリティにも表れていると思いますが、基本的に"美意識"がしっかりしている感じ。
ジェシカの引退はああそういう時期ねという感じでしたが、最後("投資"交渉での)「無敵」のドナの"屈辱""失意"は、結構インパクトがあったというか、"新展開"を色々と予感させて怖いやら寂しいやら。(もう「秘書」のままではいられなさそうだから)
どうなってるんでしょうね!S7は!(笑)(ネタバレ禁止)


『ブラックリスト S7[THE BLACKLIST](2019) Super!dramaTV

こちらはまだ進行中。
入り、"寝返った"(と見せかけて潜入して来た)黒人看護師さんのキャラとか好きで楽しかったんですが、その人があんまり納得行かない感じで殺されてしまったのとあれだけ過去に色々経験しているリズがあっさりカタリナばあさんに騙される所がこれも納得行かなくて、若干テンション落ち気味で見ています。
勿論基本は面白いんですけど。
今のところのハイライトは、情報&拷問屋の変人メガネに今更ガチギレするレッドの姿かな(笑)。キレられた変人メガネのぐっと色々呑み込んだ感じが良かったというか面白かったというか、事態の切迫を感じさせたというか。


『ザ・シューター 極大射程 S2[SHOOTER](2017) AXN

快調に走り切ったシーズン1が終わって、録画しておいた映画版でも見ようかなと思っていたら間置かずにシーズン2
というわけで映画とのストーリー的な関係性はまだ不明なんですが、S2始まって若干違和感を感じているのは、S1ではこの夫にしてこの妻ありという感じの気丈さが素敵だったボブ・リーの奥さんが、一転安全・日常を求めてごね始めたところで、一般論としては分かるけれどキャラの繋がり的には余り納得していない。"オリジナル"展開なのかどうなのか。(でもまだ映画は見ない。ネタバレ怖い。(笑))
ちなみにS1で一番ほっこりしたのは、ボブ・リーが女FBIに射撃を教え込むシーンですね。若干いらっとしつつ相手が相手なので素直に教えを受ける、FBIの人の"生徒"感が可愛かった。(笑)



イギリス

『バティスト アムステルダムに潜む闇』[BAPTISTE](2019) Super!dramaTV

オランダを主な舞台にしつつフランス語訛りの英語が飛び交うエキゾチックな作品でしたが、製作国としては"イギリス"でいいらしい。
主役のおじいちゃん探偵を筆頭にどのキャラにもそれぞれに味があって、最後まで飽きずに見られました。
おじいちゃん(というほど老いぼれてはいないようですが見た目で(笑))の捜査スキルやオランダのいわゆる"飾り窓"業界のディテールなども、見応えあり。


『反撃のレスキュー・ミッション』[CHRIS RYAN'S STRIKE BACK](2010) シネフィルWOWOW/WOWOW

軍人の絆と戦争犯罪とテロと武器市場と国際政治と、現代の戦争のあらゆる要素を漏れなく詰め込んだ力作ですが、多少"教科書"的な印象も。
戦闘のディテールは迫力があって、特に武器商人による顧客への最新兵器のデモンストレーションシーンは、その"楽し"そうな様子のグロテスクさとしかし否定出来ない"花火"の華やかさの魅力共々、ひときわ印象に残ったシーンでした。


『マザー・ファーザー・サン』[MOTHERFATHERSON](2019) WOWOW(プライム)

無料放送の第一話のみ視聴。
リチャード・ギアが物質主義&男根主義の、いやーな父親の役で登場。(それは割りと面白い(笑))
それに反発しつつ委縮し切って逆らえない息子が自殺企図するところで第一話が終了しますが、どうでしょうかね。
これも上の『ビカミング・ア・ゴッド』同様、映画スターを起用したリキの入った作品なのは分かるんですが、テーマ的にもこちらもどうも今更感があって、余りそそられません。"マザー""ファーザー""サン"の話を、今見なくちゃいけないの?という。企画ぬるいんじゃないの?という。
・・・何となくですけど「映画」の脚本家が書いてるんじゃないかなと。だから「TVドラマ」の歴史の流れ文脈での、現代性が迷子な感じに。
まあ「映画ファン」向けの「TVドラマ」というジャンルが、ある意味存在してるのかもなと、最近思うようになりましたが。少なくとも僕向けではなさそう。



『シェトランド S4[SHETLAND](2018) AXNミステリー

シェトランドの風景は相変わらず綺麗だし、主人公ペレス警部はむしろその"風景"の一部のように今日も味があります。(笑)
それだけと言えばそれだけな気もするんですけど、嫌いではないです。


『刑事モースオックス フォード事件簿(#18,#19)[ENDEAVOUR](2020) シネフィルWOWOW

巡査部長に昇任して"上司"になったモースは、結構嫌な上司のようです。(笑)
持ち前の繊細さを"思いやり"ではなく、"器の小ささ"の方に専ら発揮。
まあ大人モースも確かにちょいちょい単なる意地悪をしますからね。(笑)



デンマーク

『Face to Face 尋問』[FORHORET](2019) WOWOW

"北欧"のダルさ(良くも悪くも)と30分ものの推理劇というコンパクトさが、ちょうどいい組み合わせで悪くなさそうでした。



日本

『消えた巨人軍(ジャイアンツ)』(1978) 日本テレビ/AXNミステリー

先月は弾が少なかった(笑)というのもありますが、AXNミステリーが「中国」「往年の日本」にまで"取材"対象を広げようとしているらしい、その動きに乗ってみた感じて見た昔の日本のミステリー。
「巨人軍が消える」という大仕掛けは十分に面白かったですし、若き藤岡弘が「知的でリベラルな新世代の青年」役を、しかも意外と違和感なく

藤岡弘

演じているのも面白かったです。(笑)
恋人役の水沢アキが、水沢アキにしてはほとんどノーお色気シーンだったのは、残念でしたが。(笑)


『警視-K』(1980) 日本テレビ/AXNミステリー

勝新太郎が監督・脚本・主演をこなした渾身の"オルタナティブ"ドラマ。サブカルというか、反体制というか。
まあ松田優作『探偵物語』が'79年と聞けば、だいたいの時代の雰囲気は分かるはず。それをもっと過激に、"自由"にした感じ。アメリカン・ニュー・シネマと仏ヌーベルバーグのちゃんぽん?
まああったよねこういう時代という以上の感想は、僕は無かったですけど。"テレビドラマ"でやったという蛮勇は凄いのかもしれないですけど、それで後に何かが残っているわけでもないと思いますし。
一番印象に残ったのは・・・勝新と実娘・奥村真粧美との、"近親相姦"の臭いたっぷり(笑)の共演シーンの数々。

奥村真粧美

勿論ドラマでは他人の役なんですが、それにしても勝新の隠れた願望を延々見せつけられているような心地がして、別に不愉快でもないけどいいのかなこれはと思いながら見ていました。(笑)
"映画"界では、まあまああるような風景ですけどね。特にヨーロッパ映画では。娘を"女"としてねっとり撮る監督。


やはり内容を忘れがちになるので、基本は今後も月一で、振り返って行きたいと思います。(笑)


Posted on 2020/06/30 Tue. 12:38 [edit]

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’20.7月の欧米ドラマ  

アメリカ

『プロジェクト・ブルーブック』S2(2020) ヒストリーチャンネル (英Wiki)

実在のプロジェクト/研究/科学者のストーリーを基にしているらしいUFOもののS2。
プロジェクトそのものは「空軍」のものらしいんですが、そこに独自の意志で動く(つまり"国家"として一枚岩ではない)「CIA」が絡んで来て、俄然立体感が出て来て面白くなって来た気がします。
ただ基本的にはそんなに興味が無い&陰謀説の世界ではメジャーなひと通り知っている話であるのと、"実在"とは言いつつ結局公開が許されている範囲の話なんでしょうから、どこまでまともに受け取っていいのかというそこらへんが見方の難しい作品で、熱中の難しいところ。(笑)


イギリス

『マヨルカ島の捜査ファイル』(2019) AXNミステリー (英Wiki)

スペインの"マヨルカ島"(久保建英が今季いたところだ!(笑))を舞台にドイツ人刑事をパートナーとしつつ、でも製作はイギリス単体らしいという、"なんちゃって国際的"(笑)な作品。
内容もまあ良くも悪くも"気楽な"感じで、別に不快ではないけれど特に見る動機も見出せなくて2話で脱落。

『警視ファン・デル・ファルク アムステルダムの事件簿』(2020)  AXNミステリー (英Wiki)

これもオランダをがっつり舞台&オランダ人を登場人物にしつつ、でも"イギリス"作品。
内容もまたちょっと見掛け倒しというか、「偏屈」で人嫌いだけど「セクシー」な独断専行型の切れ者刑事を主人公にして、それを取り巻くアダルトでお洒落な人間関係を魅力的に見せたいというような狙いはよく分かって、それなりには出来ているんですが一方でそういう要素の切り貼りの"既視感"を越えるものにもなっていなくて、どうなんだろうという感じ。
全3話で、特に2話の美術業界絡みの事件は結構面白かったです。

『ライン・オブ・デューティー 汚職特捜班』S4(2017) Netflix/シネフィルWOWOW (英Wiki)

もうS4になりますが、全くインパクトに陰りが無くて毎回新鮮にびびらされる凄い作品。
脚本の緻密さ仕掛けの周到さが凄いのと、よくある「同情」的なそれではないんだけれど犯人側の"主体"(裁かれたり憎まれたりするだけの"客体"としてではなく)としての存在感が毎度途中からじわじわと効いて来て、それがもう追い詰めたと思ったところからの彼らの「反撃」の迫力にも繋がっている感じ。やばい、負けるかもと一瞬本気でびびる。(笑)
基本的にはシーズンごとのストーリーではあるんですが、段々大きな背景的「陰謀」のようなものも明らかになって来ていてただその要素無しでもいいような気もするので、どうまとめるのかなという。
・・・最後の"その後"の説明がまるで「実話」ものみたいな感じであれ?と思ったんですけど、そうなのかな?(違いそうだけどなあ)


トルコ

『mother トルコ版』(2016) LaLa TV (英Wiki)


・・・ということです(笑)。いじめは苦手だわ。


アメリカ・イギリス

『Harlots/ハーロッツ 快楽の代償』S2&S3(2018&2019) U-NEXT/チャンネル銀河 (英Wiki)


・・・ということです"2"(笑)。S3もちょぼちょぼは見てますけど、なかなか進まなくてね。
"展開"自体は最終シーズンで早く大きくはなってますけど、だからといって面白いとは余り。
演出と演技はいい。以上!という感じの作品。


イギリス・スウェーデン

『刑事ヴァランダー』S4(2016)  WOWOW/AXNミステリー (英Wiki)

シーズン1,2とかを見たのがかなり昔でよく覚えてなかったんですが、とりあえずこれで完結。
せいぜい事故的な殺人くらいだろうと当初思っていた"義父"の「秘密」が、諜報組織絡みのやけにスケールの大きな事件だったり、通り魔に殴られた後遺症くらいに見えていた主人公の不具合が遺伝性の大病だったり、なんか色々と裏切られてあれ?あれ?と思ってる内に終わってしまいました。(笑)
パートパートは悪くなかったですけど、もうちょっと見せ方があったんじゃないかなあという気も。すっきりしないのでもう1シーズンやろう!(笑)。しんみりする暇が無かった。(笑)


Posted on 2020/08/01 Sat. 15:52 [edit]

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’20.8月の米欧ドラマ  

アメリカ

『ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ』[GILMORE GIRLS: A YEAR IN THE LIFE](2016) Netflix

2007年に終了した僕も大好きなドラマの"10年後"を描いた4話のミニシリーズ。


こんなツイートをしたように、きっちり計算・計画通りに完結していた作品なので、基本的にはどうあがいても"蛇足"にならざるを得ない企画だと思いますが、その限界内では、ベストを尽くした感はありました。
本編の「7年7シーズン」に対して、こちらは「冬・春・夏・秋で4話」という構成。好きなんですね、そういうの。(笑)
まあとにかく気持ちは受け取りました、作品への愛は感じました、ご苦労様でしたで終わろうとしたら・・・。クリフハンガーかい!終わっとらんやんけ!"継続"の色気垂れ流しやないかい。
だいぶそこは、機嫌損ねましたね。せっかくの予定調和構成は、ちゃんと貫いて欲しかった。


『レッドライン 悲しみの向こうに』[THE RED LINE](2019) スーパー!ドラマTV

『ER』のカーター先生役の人(ノア・ワイリー)主演のヒューマン・ドラマ、という企画から想像されるものから一歩も踏み出さない感じの作品。そういうものが見たい人はどうぞという感じですが、僕はパス。
そのカーター先生演じる主人公がゲイ・カップルの片割れという設定なのも、一応"現代のリアル"を描いているつもりなんでしょうけど特に必然性が感じられなくて、わざとらしいというか押しつけがましい感じでいきなり嫌でした。


『SUITS/スーツ』S7[Suits](2017) WOWOW/AXN

S7はいよいよ事務所の代表の座に収まったハーヴィーが巻き起こす波乱と摩擦と試行錯誤がメインな感じで始まりましたが、ある程度お決まりの筋書きでもやっぱりさすが『SUITS/スーツ』という感じの出来で、感心します。
まあルイスの成長しなさというか、"いつまでたっても情緒不安定"な感じは少なからず鬱陶しいですけどね。
一方で"無敵のドナ"がCOO昇進によって"無敵"じゃなくなる展開は、凄く説得力があって良かったです。無敵じゃないドナも、またいい。


『ザ・シューター 極大射程』S3[SHOOTER](2018) Netflix/AXN

S2から始まった映画版とは完全に切れたオリジナル展開の、切れ目がよく分からないままのS3突入。正直あんまりそこらへんは把握してません。(笑)
ただS2で少し嫌だった、S1では勇敢でかっこ良かったボブ・リーの奥さんが変に"普通の女"になって駄々こね始める部分は、この"終わらない"ピンチ生活で逆にリアリティが増して来て、気にならなくなりました。むしろ奥さん頑張れ(笑)。ボブ・リーいい加減にしろ。(笑)


イギリス

『謎の円盤UFO』[UFO](1970) 日本テレビ/スーパー!ドラマTV

イギリスドラマでは今まで見た中で一番古い年代になる、SFドラマ。
割りとX-ファイル的な"隠れ宇宙人"みたいな存在との戦いの話のようですが、それよりも何よりも見てて驚いたのは、セクハラセクハラまたセクハラという(笑)、1970年のイギリスの性倫理観。むしろ同時代のアメリカよりも、露骨な印象ですが。
女性キャラはとにかく尻尻尻の凝視から映し出す、"女性秘書"はどう見ても"その"目的の為に置かれているドールだし、同僚の女性科学者とかでもまず問題にされるのは容姿で、仕事中も当たり前のように口説かれてそれありきで会話が進んでいく。
ある意味"口説くのが礼儀"のイタリア的感覚ではあるんでしょうが、やっているのがラテン男ではないので逆に厭らしい感じ(笑)。正直参ったなという感じでした。特にイギリス流のブラック・ユーモアという、感じでもないし。
内容はそこそこシリアスなようなんですけどね。時代、ですねえ。


オランダ

『スハウエンダム 12の疑惑』[DE 12 VAN SCHOUWENDAM](2019) WOWOW(プライム)

無料の第一話のみ。
25年間の失踪&記憶喪失と共に村に帰って来た、元いじめられっ子(そんなにヘビーではないようですが)が巻き起こす波乱。
割りと面白そうでした。
"25年後"の大人になった元子供たちの感じが、リアルで良いです。


『ライン・オブ・デューティー』のS5もあったんですけど、他の見たい番組とかぶっていたので今回は見送りました。
S4見たばっかりですし。


Posted on 2020/09/02 Wed. 13:22 [edit]

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’20.9月の米欧ドラマ  

ここ2カ月ほどはネットフリックス加入中(目的はギルモア・ガールズ旧作バキアニメの見逃し)なのでそちらも増えてはいるんですが、基本的にこの記事をいつも読んでいる人はスカパーユーザーだろうと推測しているので(笑)、スカパー版とネトフリ版と分けておきます。


スカパー

アメリカ

WOWOWプレミアム恒例無料放送の第一話×3。

『ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?』[THE ROOKIE](2018) WOWOW(プレミアム)

推理作家探偵の『キャッスル』の人が主演の中年の危機おじさん警官ドラマ。
パッとしないし内容が見え見えな感じもするんですが、"そういう"内容を踏まえつつも切れはいいしディテールは凄く充実している、かなりいいドラマ。おじさんの"人生経験"が他の新米警官に対してアドバンテージになる描写にちゃんと説得力があって、感心しました。繰り返しますが"見え見え"の展開なのに、陳腐には感じなかったので。
(スカパー)"ドラマセット"系のチャンネルに降りて来たら、是非続きを見たいと言える作品です。


『ニュー・アムステルダム2 医師たちのカルテ』[NEW AMSTERDAM](2018/2019) WOWOW(プレミアム)

"シーズン2"の第一話なので、勿論正確には分かりませんが、どうやら医療関係のフィクサーというかトータルマネジメント的なことをやる人が主人公らしいです。・・・介護での"ケアマネージャー"的な?
医療現場で頻出する事務的経済的政治的困難、それにより医療行為が妨げられないように色々と知恵を絞る人。
それ自体は結構興味深かったです。ドラマとしてはまあ、普通。


『コンドル2 裏切りの諜報』[CONDOR](2018/2020) WOWOW(プライム)

ロバート・レッドフォードの昔のスパイ映画(1975)



を翻案してTVドラマ化したもののシーズン4。
映画は昔見た記憶はあるんですが、よく覚えてないです。まあ画面は現代風ですし、何せ昔の作品過ぎるので、実際はほとんど関係ないのではないかと。有名な映画なので、口実として使った的な。
状況としては、何か異能を持った若きスパイである主人公が、元組織から離れた状態で色々やったり逃げたりしているところみたいです。(笑)
クオリティは高そうに見えました。


イギリス

『ボディガード 守るべきもの』[BODYGUARD](2018) スーパードラマTV/Netflix

イラク帰りで心に傷を負う主人公が、タカ派の女性政治家のボディガードに割りと嫌々付きながら、いつしか恋に落ちたり陰謀に巻き込まれたりという話。
3話まで我慢しましたが、つまらなかったです。二人の"恋"もわざとらしい。


イギリス/カナダ

『暗号探偵クラブ アメリカ殺人旅行』[THE BLETCHLEY CIRCLE: SAN FRANCISCO](2018) シネフィルWOWOW/Netflix

シーズン2まで紹介済み『暗号探偵クラブ』シリーズの"シーズン3"ではあるんでしょうが、舞台をイギリスからアメリカに移して原題にもそれが足されて、Wikiも別扱いになっています。そもそも1と2の間に主人公も変わってますし、忙しい作品ですね。(笑)
メンバーはその残存部隊+アメリカでの新メンバー、大テーマは変わらず「人並以上の知的能力を持った女性が男性社会でそれを発揮する機会を与えられない苦しみ」みたいな感じ。
さらっと言いましたが、かなりしみじみ伝わって来ます。本当に苦しいだろうというかこんなことはあってはならないと感じさせられる。「自己実現」という概念の、真髄が分かるというか。
新メンバーたちも実に魅力的で、ますますいい作品です。傑作。


いい作品も多いしいい加減申し訳ない感じもするので、WOWOWプライム(というか3チャンネル)入りたいなという気持ちも無くはないんですが、2500円かあ。主に他のチャンネルとのバランスで、感覚的にどうも高過ぎるなあ。せめて1000円台ならなあ。ドラマ以外見ないしなあ。リーガはDAZNで見れるし。



Netflix

アメリカ

『13の理由』[13 REASONS WHY](2017) Netflix

いじめ自殺の話で作品に影響を受けての自殺が問題になったりもしたシリアスな作品のようですが、ドラマとしては正直・・・。
自殺の「13の理由」がミステリー仕立てに明らかになって行く構成のようですが、かったるい、わざとらしい、描写は凄く真面目に丁寧に作っているのは分かるんですが、逆にありきたりな感じで僕は退屈してしまいました。
(自殺した)ヒロインの子とかは、割りと良さそうに見えましたけどね。


スペイン

『ペーパー・ハウス』[Money Heist](2017) Netflix

見始めた時は知らなかったんですが、世界的な人気作のようですね。凝りに凝ったスーパー銀行強盗もの。


という感じです。(笑)
作品としては勿論、かなりおすすめです。


イタリア

Baby ベイビー[BABY](2018) Netflix

続きを見るつもりもなくはないけど1話しか見てないので、"9月の"に入れるかどうか少し迷った作品。
でも多分しばらく見ないので、紹介だけ。

イタリアの富裕階級の娘たちの売春ものということで、もっと"華麗"で"退廃的"な感じを想像したんですが、少なくともヒロイン二人は十分に中身があってその"中身"ゆえに偽善に満ちた周辺世界になじめずにその道へ…という感じみたいです。
ただし入り口は"騙されて"のようで、その展開が辛そうで立ち往生している内に他の作品に興味がという、そいう状況。
でも1話だけみてもいいドラマなのは分かるので、いつかは続きを見ると思います。(でも辛くてすぐやめるかも(笑))
勿論二人とも美少女ですよ?(笑)


こうして見ても、"Netflix"の占有率高いですなあ。
ちょっと前までは、言う程ヒット率は高くなく感じてたんですが、じわじわ信頼性が。
まあ人気シリーズをネットフリックスが"買って""金出して"るパターンも多いようですけどね。"寡占"でもあり、"パトロン"でもあるというか。


Posted on 2020/10/04 Sun. 11:57 [edit]

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’20.10月の米欧ドラマ  

アメリカ

アンフォーゲッタブル 完全記憶捜査[UNFORGETTABLE](2011) WOWOW/AXN

何となく見逃してたのを、一挙放送を機に一話から見てみました。
"完全記憶"ということで発達障害系の変人天才探偵ものかと思ったら、割りと普通のむしろ健康的な感じの女刑事ものでした。
「記憶」をどのように「捜査」に活かすかのディテールは結構面白かったですが、ドラマ・シリーズとしての緊張感が余り無く、ただただ事件を一つ一つ解いて行く感じで先が見えてしまって、数話で切り。"縦軸"としてのヒロインの個人的過去の問題とかも、よくある感じで公式通りという印象。キャラでも面白ければ、"公式"でも楽しめるんでしょうけどね。


BULL/ブル 法廷を操る男(S4)[BULL](2019) WOWOW(プライム)

『NCIS』お調子者イタリア人捜査官ディノッゾ役の人主演の法廷ものということで、あの人が弁護士?と思ったら"法廷コーディネーター"的な人付き合いメインの役どころで、なるほどと。
自身は無資格ですが弁護士や陪審コンサルタントなどの専門家を束ねて、案件をフィックスする仕事。結構面白そうな設定で、シーズン1からやってたら見たいなと。


love life[love life](2020) Super!dramaTV

30分シットコムでよくある"恋愛上手く行かない女"コメディをフルサイズでやったもの。
"構図"ありきの正に"シチュエーション"コメディなので、フルサイズだと作り物感が目立つ感じ。「作り物」という「お約束」の庇護が外れるというか。



イギリス

ミストレス 愛人たちの秘密[MISTRESSES](2008) LaLa TV

アラフォー?女友達sの婚外恋愛集。
ただ"メロドラマ"や"コメディ"(『デスパレートな妻たち』的な)ではなく、だいぶ"リアリティ"寄りで、そこらへんはさすがイギリスだなという。
面白いまでは行かなかったですが、下らなくはない。今回は事情により前半のみ視聴しましたが、次の機会にはフルシーズン(ミニシリーズですが)見てみるつもり。


ハットンガーデンの金庫破り[HATTON GARDEN](2019) AXNミステリー

引退間際の老犯罪者たちチームによる、実在の大規模な金庫破り事件の話。
"老人"たちの描写が、"汚く"なる寸前で上手く止めた泥臭さで描かれていて、迫力がありました。
犯罪する方守る方、それぞれの馬鹿馬鹿しいけど"人間的"なミスの描写がリアルで、苦い(笑)笑いがこみ上げて来ます。


ホワイトハウス・ファームの惨劇 バンバー家殺人事件[WHITE HOUSE FARM](2020) WOWOW(プライム)

タイトルからホラーサイコサスペンスかと思いましたが、実際の事件を基にしているだけあって、そういう"カテゴライズ"から微妙にあちこちずれている、なかなか侮れない感じの作品。
1話にして相当意外な展開が繰り広げられていて、興味を惹かれました。
機会があったらちゃんと見てみたい。


アレックス・ライダー[ALEX RIDER](2020) U-NEXT/AXN

天才的な頭脳を持った少年が国際的なスパイ抗争に巻き込まれる話。
この少年(アレックス・ライダー)の描写がとにかく秀逸で、"天才的"とは言ってもよくある"変人"系ではなくて、やろうと思えば普通にビジネスでも成功しそうな高い社会性の、しかし一方その頭脳で見抜く大人たちの世界の下らなさから決してストレートにそういう方向にはいかなそうな"高級不良"みたいな感じ。
だからといって世間を恨んでひねくれているわけでもないし、怒涛のストーリーでよく分かりませんが、何もなければ友達や周囲の親しい人たちを大事にしながら普通に学生生活を送って、それはそれで収まっていたのかなとも感じさせる奥の深い人格。
しかしいざ攻撃されると凄まじい意志力と頭の切れでプロのスパイにも屈しない、スーパーと言えばスーパーなんだけどじゃあそういう話なのかというとそうとも言い切れない、さすが小説が原作だなという複雑な作品。
なかなか本音を言いそうには無いですが、どこかでは要するに何が望みなのか語られるのか、今から興味を掻き立てられます。



イタリア

トスカーナ大衆酒場の事件簿[I DELITTI DEL BARLUME](2013) AXNミステリー

大衆酒場にたむろする老人四人組とそれに手を焼く酒場の主人(30代?)が繰り広げるドタバタ人情捜査もの。
なんか色々いかにもという感じですが、存外趣味が良くて見られます。
彼らのアイドル的存在のピチピチ娘(笑)が意外なタイミングでおっぱい大ポロリを披露してくれるのが、"イタリア"という感じ(笑)。随分見せるねえという。


トルコ

オスマン帝国 皇帝たちの夜明け[Rise of Empires: Ottoman](2020) Netflix



以上。
割りと充実してましたね。
WOWOWのはいつちゃんと見られるか分からないですけど(WOWOWを契約する以外に)。DVD化のタイミングも、(わざとでしょうけど)一般に遅いみたいですし。


Posted on 2020/11/05 Thu. 12:25 [edit]

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’20.11月の米英系ドラマ(WOWOW契約しちゃいました)  

アメリカ

『STATION 19』[STATION 19](2018) ひかりTV/FOX

僕もシーズン二桁にかかるくらいまでは見ていた大ヒット医療青春ドラマ『グレイズ・アナトミー』のスピンオフの消防士もの。
最近人気の消防士ものですが、"マッチョ"好みと"ヒーロー"煽りがあからさま過ぎてほとんどは僕には見るに堪えないですけど、これは割りと良かった。見れる。
見れるけど・・・見ないかな(笑)。いかんせん興味を感じる部分が無い。クオリティは低くないけど、見なくても万事想像がつくタイプの作品。

『トワイライト・ゾーン』[THE TWILIGHT ZONE](2019) スーパー!ドラマTV

これも同類かなあ。
古の人気ドラマ『トワイライト・ゾーン』(オリジナルは'59年)の、3回目のリメイクらしい作品。
しっかり作ってあるし一話完結ものの第一話の主人公がインド系というのは時代に対応している感じなのかなと思いますが、そういう"真面目"さも含めて退屈というか分かり過ぎるというか。
そもそも"分かり易い"「教訓」ミステリーのようですけどね。『笑ゥせぇるすまん』(喪黒福造)j的な。
それこそ『笑ゥせぇるすまん』が人気があったように、こういうのも好きな人は好きなのかな(リメイクを重ねてるわけですし)という、煮え切らない感想。


『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』[PRODIGAL SON](2019) WOWOW

お試し第一話が面白くて、かつ年末に、ずーっと見たいと思ってて見れずにいた『FBI:特別捜査班』の再放送がやるらしいというのもあって、我慢していたWOWOW(のスカパーチャンネル)をとうとう契約してしまいました。
高いよ2500円。ドラマチャンネルだけでいいのに、"スポーツ/音楽"と"映画"と三つ必ず契約させるし。
でも正直内容は充実しています。僕がメインにしているスカパー"プレミアム15"との相対で、割高感があるだけで。
1チャンネル(主目的は)にこんなに払っていいのかという、金銭感覚的な"罪の意識"が。贅沢は敵だ!(笑)
さてこの作品ですが・・・説明が難しい。
幼少期に連続殺人犯の父親を自ら告発した過去を持つ息子("プロディガル・サン"放蕩息子/不肖の息子)が、関連トラブルでFBI退職後、市警の捜査アドバイザーとして随時終身服役中の父親からヒントを得ながら、事件を解決しつつ父親と家族の問題・犯罪との対決も並行して行うストーリー。
ユニークと言えばユニークなんですが、本質的にはオーソドックスなクライムサスペンス。ただひたすら全パーツのクオリティが高い、気が利いていて、"オーソドックス"では済ませられない、"オーソドックス"の退屈を感じさせない作品になっています。
一つの軸は連続殺人犯を身内に持つ家族の苦悩な訳ですが、母親も妹もそれぞれに明るくて活動的

Bellamy YoungHalston Sage

で、単に鬱々とはしないところがいいですね。おかげで最初、設定の飲み込みに少し時間がかかりましたが。やけにリラックスしてるな、"義理"の家族なのかしらんと。(笑)
特に妹が好きでね。"妹萌え"の癖はないつもりの僕ですが(実際に妹いますし)、こんな妹にお兄ちゃんと呼ばれたいと、少し思いました。(笑)
とにかく題材の割りに"抜け"のいいドラマで、心地いいです。市警の"同僚"たちもそれぞれにいい。

『ブラッド&トレジャー 伝説の秘宝』[BLOOD & TREASURE](2019) WOWOW

お試し1話のみ視聴。
「元FBIのダニーと泥棒のレクシーのコンビが、全世界を舞台に繰り広げるアクション・アドベンチャー!凶悪なテロリストを追い、失われたクレオパトラの棺の謎に迫る。」という触れ込み通りの作品なんですが、↑と同様にクオリティとセンスで"定型"の陳腐を感じさせません。契約中に放送したら、是非見たい作品。


(アメリカ/カナダ)

『バークスキンズ』[BARKSKINS](2020) ナショナルジオグラフィック・チャンネル

なんか最近あちこちで見かける気がする、アメリカ建国/入植期を描いたドラマ。
"アメリカ"とはいってもこちらの舞台はカナダ地域ですけど。フランス系とイギリス系、それと原住民の奇々怪々の三つ巴の中で、ただ描いているのは広義の"17世紀ヨーロッパ"社会なのかなという感じ。
骨太の社会描写とゲーム・オブ・スローンズ系の容赦のない暴力・残酷描写、そこに17世紀の"女性"の独特の位置(騎士道的な尊重の名残りとしかし実質的には隷属的な)の描写が重なって来る何はともあれ濃密な感じの作品。ストレートに"楽しい"とは言いづらいですけど、見応えはあります。
 

イギリス

『ロック・ネス 湖に沈んだ謎』[THE LOCH/LOCH NESS](2017) ひかりTV/AXNミステリー

ネス湖畔の田舎町を舞台にしたクライム・ミステリー。なんかリメイクっぽいんですけど、元の作品のことはよく分かりません。
"ネッシー"観光の小ネタなども挟まれつつ、田舎町のままならない捜査環境に邪魔されながら複雑で難解な殺人事件の謎解きが行われます。4話まで見ている現時点で、正直まだ全然先行きが分からなくて見守っている状態。
面白いことは面白いです。内容の割りに暗過ぎないのも良いところかなと。根が善良な感じ。
面白かったシーンとしては、刑期満了の元殺人犯が、保護観察官として面接に来る主人公の女性刑事に、「美人過ぎて落ち着かないので別の人に変えてくれないか」と告白するシーン。奥に隠れる昔の犯罪仲間を隠すための嘘なんですが、でもそういうことはあるだろうなと変にリアルで面白かったです。一応現在の基準としてはセクハラに当たる可能性があるわけでしょうが、でもしょうがないよなもしそうならという。

『ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班(S5)[LINE OF DUTY](2019) Netflix/シネフィルWOWOW

初回放送は見逃した現代イギリスドラマの金字塔と言っていい、傑作シリーズの第5作。
内容については特にコメントしませんが、"シーズン5"まで来ても全く小揺るぎもしない、何も変わらない面白さと緊張感で痺れます。形式・作風が何も変わらないのも逆に凄いなと。"テコ入れ"とか"新展開"とか、そういう小賢しい事を何もしていない。ただただ、最初から持っていた良さ・クオリティが維持されている。それに全く飽きる事もない。
"イギリスドラマ"らしさは満点なんですが、と同時に謎のフレッシュさを持つ、突然変異的な傑作に感じますが。どういう人が作っているのか、いずれちゃんと調べてみたいですね。シーズン6も無事に作られることを期待します。ストーリー的にはまだまだ終わりじゃないですし。


オーストラリア

『レコニング 深淵をのぞく者』[RECKONING](2019) WOWOW

一度取り逃がして迷宮入りした連続殺人犯を追い続ける刑事と、意外なところにいた犯人とその崇拝者三者の思惑が入り乱れるクライム・サスペンス。
主人公の子供たちの「子供の世界」なども活き活きと描かれていて、奥行きのあるしっかりした作り。奥さんもいい。
良かったですけどただ・・・好評のゆえなんだろうとは思いますが、最後わざとらしく"シーズン2"に繋げるような締め方になっていて、一気に興ざめ。ちゃんと完結させてくれれば、"傑作"と言えたかもしれないですけど。残念。オーストラリアドラマはこれまで"イギリス"の影響を強く感じてましたが、急に"アメリカ"が来たなという感じでした。(悪い意味で)
続いてもいいけど、一応ちゃんと終わらせようよ。


WOWOW契約者になっちゃうと、これからここで書くことも増えそうですね。(笑)


Posted on 2020/12/07 Mon. 11:36 [edit]

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’20.12月の米欧ドラマ (今月はHulu付き)  


チャンネル銀河で見ていた『オスマン帝国外伝』最終盤がスカパーの他のチャンネルとどうしても色々と時間帯が被るので、1カ月だけの予定でHuluの契約を復活。そんなに見たいものも見る時間も無かったですけど、結果結構な収穫がありました。


アメリカ

ホルト・アンド・キャッチ・ファイア 制御不能な夢と野心[HALT AND CATCH FIRE](2014) Hulu

S4まである内のS1フルとS2の中盤まで見たところで、Huluの契約期間がいったん終了。暇になったらまた契約して、続きを見る予定。それだけの価値はある作品かと。
Windows以前の時代のアメリカのPC&ネット業界を舞台に、架空のテック・ベンチャーの興亡を描く作品。
メインキャラの一人は元IBM社員であり、またゲイツやジョブズといった"巨人"ライバルたちが実名で登場する時点で、主人公たちの(歴史に残るような)「大成功」は叶わないことはある種確定済みなわけですが、だからといって単なる"挫折"の物語ではなく、その限界の範囲内で、かなりよく出来たストーリーになっています。
大雑把に言うと、S1では(IBMに先駆けた)"ノートパソコン"の開発を、、S2ではナローバンドの時代なりの"オンラインゲーム"の事業展開を、主人公たちは目指していずれもそこそこは成功します。(さっき見ていたところではそれと自覚せずにブロードバンドの、有り合わせの材料での発明などもやっていたようですが)

こういうテック物は、好奇心&後学の為に分からないなりによく見てはみるんですが、今回特に面白かったのは、"プログラマー""ハード屋"の二つの人種それぞれの違いが、分かり易く描かれていた事ですかね。僕ら素人は、漠然と"コンピュータ関係に詳しい人"と、一緒にしがちだと思いますが。(笑)
とにかく多分相当にディテールの充実した、かつオタクの目線と一般人("業界"の人ではありますが)の目線両方のしっかり入った、優れた脚本なのではないかなという感じ。天才女性プログラマーとおじいちゃん経営者の世代間交流などは、かなりほっこりさせられます。(笑)

Mackenzie Davis Halt and Catch FireToby Huss Halt and Catch Fire

シーズン4までとなると果たしてネタはあるのかなという不安はありますが、とりあえず今のところは、かなり面白いです。Hulu独占のようなので、これだけでも契約する価値はあるかなと。


フォッシー&ヴァードン ブロードウェイに輝く生涯[FOSSE/VERDON](2019) WOWOW

『シカゴ』『キャバレー』『オール・ザット・ジャズ』などの舞台&映画で知られるミュージカル監督/振付師ボブ・フォッシーと、その良きパートナーであるミュージカル女優の妻グウェン・ヴァードンの愛と確執を描いた作品。
非常に正統派の作りですが、ミュージカルにおける良い"演技"(ダンス)とは"演出"とはということが、これまで見たものよりも生々しく伝わって来る感じの作品で、納得感がありました。特にヴァードンが示すフォッシーの演出への「理解」力の描写が印象的で、なるほど演出家は闇雲に威張ってるわけではないのだなということがよく分かります。(笑)

LA's FINEST/ロサンゼルス捜査官[L.A.'S FINEST](2019) U-NEXT/AXN

大ヒット映画「バッドボーイズ」シリーズをテレビドラマ化!ロサンゼルスを舞台に女性刑事コンビの活躍を描くアクションドラマ!
ウィル・スミス&マーティン・ローレンスのコンビで大ヒットしたアクション映画「バッドボーイズ」の世界観はそのままに、男性コンビから女性コンビに!銃撃戦や格闘シーンなど、映画版にも負けないくらい派手なアクションが見どころの1話完結ドラマ。


ということです。(雑)
'70年代からあるタイプの"セクシー"女性刑事もので、まだこんなのが作られるんだと和める良さはありますが、見応えがあるかというとかけらもないので1話で予定通り(?)さよなら。


ザ・コミー・ルール 元FBI長官の告白[THE COMEY RULE](2020) WOWOW

ヒラリーとトランプの選挙戦で、投票直前にヒラリー陣営のメールからの国家機密漏洩についてのFBIの調査が持ち上がった時の長官で、その後トランプ政権でもしばらく職にとどまったもののやがて解任され、トランプ政権の内情を告発して話題になったジェームズ・コミーについてのミニ・シリーズ。基本的にコミー側の視点に基づきつつも、コミーがどのようにその都度ぎりぎりの公平さを保とうと努力して、結果両サイドから叩かれる存在になってしまったかの苦悩を描いています。
事実について僕が判断するのは難しいですが、少なくともドラマとしては、かなり説得力がありました。特にヒラリーの"メール"問題に関しては、実際僕も当時、FBIはトランプに肩入れしているのか?と驚いた記憶があるので、なるほど、そういうことだったかと。むしろ"女性候補"という意味でも左右に敵の多かったヒラリーを、法的原則性に基づいて体を張って起訴を阻止した(疑惑自体には根拠があった)、そういう風にこのドラマでは描かれています。
ともかくとても見応えのある、ポリティカルドラマでした。

ケイティ・キーン[KATY KEENE](2020) Super!dramaTV

始まったばかりの若き女性ファッション・デザイナー(志望)のコのサクセス・ストーリーのようです。
一見他愛無いorキラキラ女子ドラマ風の作りに見えますが、内容は結構本格的な気が。
割りと楽しみ。


LAW & ORDER 性犯罪特捜班(S21)[LAW & ORDER: SPECIAL VICTIMS UNIT](2020) FOXチャンネル

アメリカでも最長級のロングラン刑事ドラマシリーズの新作。
"性犯罪"ということで、やはり避けては通れない「#MeToo」運動なんかも出て来ていますが、ネタとして新し過ぎて若干安っぽく見えた気も。
まあでも避けては通れないですよね。
ドラマとしては含めてまだなんか、ふわふわしている感じ。一人が検事に転出したので、多分新刑事もこれから出て来てそこらへんでまた作風が定まるのかなという。


イギリス

宇宙戦争[THE WAR OF THE WORLDS](2019) ひかりTV/WOWOW

H・G・ウェルズの原作の、何回目かの映像化。
そう言えばどういう話かよく知らなかったなと。(笑)
オーソン・ウェルズの"火星人襲来"どっきりとなんかごっちゃになってるし。
というわけで原作との比較とかは出来ませんが、全体としては宇宙人ものというよりもパニック後の"サバイバル"ものという感じのストーリー。宇宙人が地球人にやっている破壊・蹂躙は、イギリス人が植民地支配国にやったことと同じではないかなどといった視点も出ては来ますが、それが特に発展するでもなく、全体として何を描きたかったのか余りよく分からなかったです。


オランダ

オルデンハイム 12の悲劇[DE 12 VAN OLDENHEIM/Oldenheim's 12](2017) WOWOW

前に第一話無料放送で見る機会があったけど見逃していたオランダドラマを、オンデマンドで1,2話だけ見てみました。
田舎町に起きた"12の悲劇"を描くサスペンスですが、予想した程ミステリーミステリーしていないし、似てるところはありますが"北欧ドラマ"ほど暗くもないし、割りとナチュラルな作りで見易かったです。
その為にお金を払う程ではないですが、機会があったら続きも見てみようかなという感じ。
女の子は割りとみんな綺麗。それが"オランダ"顔なのかと言われても、よく分からないんですけど(笑)。いかにもゲルマンな顔もあれば、フランスっぽい顔も。

オルデン1オルデン2

ちなみにこの二人は、姉妹という設定。


スウェーデン

凍てつく楽園[MORDEN I SANDHAMN](2010) WOWOW

一つの原作小説シリーズに基づいた数話ずつの連作ドラマのようで、"12月"に放送していたのは第11話からなんですけど気持ち悪いので(笑)オンデマンドで1-3話の1stシリーズを見てみました。
うん、悪くはないです。そんなに暗くないし。言う程"凍てつ"いてはいないというか(笑)。(北欧ドラマはとにかくわざとらしく暗いのが多くて)
基本的には、スウェーデンのある田舎町を舞台にした事件群のようですが、僕が見た1stシリーズでは一応事件は解決していましたし、何でそんなにその後も事件が起きるのかは謎(笑)。気が向いたら続きも見ます。


イギリス/イタリア

メディチ[MEDICI: MASTERS OF FLORENCE](2016) Hulu

15世紀にメディチ家のフィレンツェ支配を確立したとされる、コジモ・デ・メディチの話。
3話まで見ました。芸術家になりたかった青年時代から、父の跡を継いでミラノとの戦争やペストの流行などで苦労しまくる初期のエピソード。
うーん、何と言いますかね、欧米の歴史ドラマ特有の、「堅固なだけが取り柄の建物」みたいな感じの作りで、しっかりはしていますが面白み・メリハリ・カタルシスみたいなものがアジア/トルコなどに比べると仕様として欠けている感じで、これならドキュメンタリーの方がむしろ見易いのではないかという、割りといつも持つような感想を持ちました。(実際たいていのドキュメンタリーの方が面白いんですよね(笑)、はっきり言って)
次契約した時、余程気が向いたら続きも見るかなという、そんな感じ。



韓国

秘密の森 深い闇の向こうに(2017) Netflix/Hulu

"韓国"なので"米欧"ではないんですが、Hulu繋がりということと余りに面白かったので、特別に紹介。
と言っても元はNetflixでやっていたもので、その時点で既に十分評判にはなっていたようですけどね。


ツイートでは中国ものと比べての"癖"の無さに言及していますが、加えて言うとアメリカものと比べても癖が無い、様式性はったりに頼る部分が無くて、でも申し分なくハードボイルドでもあるという、不思議な感じ。上で言ったように韓国の現代ドラマは他に見たことが無いので、全体的な特徴なのかは分からないんですが。
ただ知る限りでは「映画」の方では、割りと(良質の)韓国映画に共通する特徴としてリアリズム/自然体の強靭さというものはあるように思うので、TVドラマの方でもそうした特徴が発揮されている可能性はあるのかなと。

内容は正義感の強い検事が、ペ・ドゥナさん演じる女刑事らと協力して、連続殺人事件の解決を足場に現代韓国の丸ごとに近い不正・不公平の構造、具体的にはとある財閥と政界・司法界の癒着の構造を暴いていくストーリー。
というと何か"熱い"話のようですが、主人公の検事が幼少期のやむを得ない脳手術によって感情の表出を極端に抑えられているパーソナリティだというのもあり、また中ボス的な存在が最後の最後まで善悪定まらぬ複雑な意図でもって行動しているのもあり、あくまで知的に抑制的に、緊張感を保ったままこちらに一定の警戒心を要求しながら話が進みます。ただその割に重苦しさはなく、むしろ淡々とさらさらとした印象。それは一つには主人公のパーソナリティと、もう一つは単なる偶然や登場人物の誰かの愚行や犯人側の仕掛ける罠などが、存在はしつつも決定的な役割は意外と果たさずに、ストーリーが品位を保つように、直線的なあるいは単なるジェットコースターストーリーにならないようにという、脚本のきめ細かい配慮がもたらしているものだと思います。
では抑制一方かというとそういうわけではなく、極端に無愛想ではあるけれど誠実な検事の人柄に惹かれて集まって来る、"女刑事"を筆頭とする周囲の人々と主人公の心の触れ合いは、表現は控えめながらもしばしば胸打たれるものがありました。そして中ボスは・・・(これ以上はネタバレ)

なんか分かったような分からないような説明でしょうが(笑)、とにかく欠点のほとんど見当たらない、超がつきそうな一級品の作品だと思います。
ただ一つ疑問としては、なまじ"脳手術"という設定があることで、いったんは無愛想の理由が明かされて"納得"しつつも、しかし逆に本来どういう人なのかなぜここまで正義感が強いのかといったことが、途中から少し分からなくなる部分が僕はありました。どこまでが手術のせいでどこまでが元々の性格なのか。作中のエピソードとしては活きる場面はあるんですが、むしろその設定無い方が良かったんじゃないかなとも。
まあそれくらいですかね。クレジットを見る限り原作無しのオリジナル脚本のようで、それでこのクオリティは本当に驚きです。
なお僕が見たのはHuluにあった1stシーズン16話で、Netflixだと2ndシーズンも見られるようです。ただ多分本来は1stで終わるべきストーリーで、若干結末は2ndの為に、曖昧にしたような気配も。一応終わってはいますが。まあありがちなことですが。多分近い内DVDで見てみると思いますが、"蛇足"になってないといいなあ。(笑)


以上、割りと盛り沢山な12月でした。


Posted on 2021/01/03 Sun. 18:49 [edit]

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’21.1月の米英ドラマ  

アメリカ

『SUITS スーツ(S8)[SUITS](2018) WOWOW/AXN

配信等で見ちゃってる人も多いでしょうが、AXN視聴組なので新作。(笑)
開始以来の相棒マイク(とレイチェル)が去った後の初めてのシーズンで、多少の心配は無くは無かったんですが、全くもって盤石のクオリティでさすがです。
去るちょっと前からそれを見越してか、「この作品の主人公はハーヴィーである」ということを主張する感じの作りになっていたと思いますが、それ自体は多少無理があって、むしろあえて一人決めるとすればやはりそれはマイクの方だったと思います。"熱い"青年主人公マイクとそれを支える兄貴分ハーヴィーというのが、やはり本来のバランス。
ただ"経歴詐称"と天才的記憶力というバックグラウンドを除けば(それだけでも十分ですけど(笑))、マイクというのはそれほど個性的でも魅力的でもないキャラに僕には思えましたし、またこれは作り手の意図通りなのかもしれませんがシカゴの法曹界の「メジャーリーグ」を描くという作品の基本設定からするとさすがにマイクの慈善指向はかなり遊離気味でもあったので、びっくりはしましたがいなくなるのは自然でしたし、"最初からいた"ことを除けば実は大した空白でもないなと。「魅力」というなら、やはりハーヴィーとドナですしね。
堅苦しいレイチェルはそもそも嫌いでしたし、せいせいしたに近い部分も割りと。(笑)
ただまあそこらへんの"すり替え"も含めて、本当に上手い脚本だなと改めて。
話的には、"管理職"になったハーヴィーやドナの今までには無いタイプの空回り勇み足など、辛い内容も割りと多いんですが、作品への信頼感という意味では幸せな気持ちで見ています(笑)。新登場の女フィクサーの"仲間入り"のプロセスの描写とかも、ほんと上手いですよね。痺れます。根底にはある種の優しさ粘り強さもありますし、"人"に対する。
アメドラ、ですね、ほんとに。
僕が好きな、ずっと好きだった。一つの典型にして2018年における一つの代表というか。


『ミステリーゾーン』[THE TWILIGHT ZONE](1959) B&W/スパドラ

先々月にリメイク版『トワイライト・ゾーン』を見たSF/ホラードラマシリーズの、オリジナル版。
"スパドラ"的に新作なのか再放送なのか、どうなんでしょうね。とにかく僕は初めて見ました。
結論、リメイク版よりは見られる
でもやっぱり趣味じゃない。(笑)
「1話完結オムニバス」は、どうしても話がわざとらしくなりがち。オチつけ過ぎというか。


[WOWOWお下がり組]

・・・というサブカテゴリー。(笑)
それぞれ過去WOWOWでのお試し視聴時点で一回取り上げてるんですが、何か立て続けに(スカパーで言えば)"ドラマセット"系チャンネルで放送するようになったので、見る人も一気に増えたでしょうから改めて。
そしてこの"お下がり"のペースの予想外の早さに、WOWOW本体の契約は僕はまた控えるようになってしまいました(笑)。こんな早いなら待った方がいいなあと、お金的にも情報共有的にも。


『グッド・ドクター 名医の条件』[THE GOOD DOCTOR](2017) WOWOW/AXN

医療ドラマの傑作『Dr.House』の製作者による再びの医療ドラマ。
いかにも繊細な自閉症の外科医が主人公ということで、"ヒューマンドラマ"色が強くて暑苦しくなるかなと思いきや、さすがHouseの人でそれを上回る知性やユーモアの楽しい、こちらも結論傑作です。見る程好きになりました。
"自閉症"主人公が気遣われる哀れまれるあるいは偏見にさらされるだけでなく、時に攻撃的になったり"毒"として自閉症を使ったりするのを恐れないのが、いいバランスになってると思います。懐疑的だった直接の指導医の徐々に受け入れて行くプロセスも自然でしたし、いち早く友達になってくれた同僚の女性レジデントの思いやりも戸惑いも、どちらも自然でこれもいいです。そして予想外の早いタイミングで"恋愛"沙汰を巻き起こして去って行った隣人のコも。まあ"隣り"にあんなコがいるというのは、話が上手過ぎる羨まし過ぎるとは思いますが。(笑)

"ヒューマン"で言うならば、第5話「偽りの希望」の幼い頃死んだ主人公の弟にそっくりな(不治の病の)患者の少年の回が最高でした、大泣きしました。

The Good Doctor Point Three PercentThe Good Doctor Point Three Percent2

ああいうタイプのキャラに弱いというか(笑)、幼くして全てを悟った少年の"賢明"さが痛いというか。
字幕版吹替版、両方で録画してしまいました(笑)。吹替の声も良かった。綺麗な顔の子だなあ。


『FBI:特別捜査班』[FBI](2018) WOWOW/FOX

これ目当てに僕がWOWOWを契約した直後くらいに、FOXでの放送の決まった作品。(笑)
しかもWOWOWは吹替のみでしたが、FOXは両方ある。やられたぜ。(笑)
『LAW & ORDER』シリーズの超大御所プロデューサー Dick Wolf の新作ですが、どう人材を回しているのか伝統の良さはありつつも古びた感じはなく、また何か特に新機軸は無いのに不思議な程"2018年"を感じさせられる警察ドラマ。
具体的なことは分かりませんが、やはり何らか"プロデュース"センスのたまものなんでしょうね、時代の変化にも負けない。"伝統"だけど、"様式美"ではないんですよね、例えば『リゾーリ&アイルズ』とは違って。
通して見た結論として、そんなに凄い作品ということは無かったですが(笑)、これはこれでアメリカの警察ドラマの優れたサンプルたり得る作品だと思います。特に"2018年"ということを考え合わせると。
しかしタイトルもう少し何とかならなかったのか(笑)。当たり前過ぎて覚えられないし、"新作"にも見えない。


『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』[NEW AMSTERDAM](2018) WOWOW/FOX

『ブラックリスト』エリザベスの旦那(元潜入監視役)役の人主演の、大病院の"GM"的なポジションの人(そういう職業があるらしい)の活躍を描いた作品。
"医療のよろずコーディネート"というテーマは興味深いんですが、ドラマとしては『ER』の時代感というか、割りとのっぺりした"ヒューマン""群像"ドラマで4話まで見て飽きちゃいました。多分続きは見ません。
俳優も好きじゃないんですよね。"イケメン"という属性のようなんですけど、ピンと来ないなあ。『ブラックリスト』でも、早く死ねばいいのにと思ってました(笑)。レッドとリズの交情の邪魔をするなと。



イギリス

『私のおばさんは推理作家3姉妹!』[QUEENS OF MYSTERY](2019) AXNミステリー

プロ警察官である「私」(姪)の捜査に、推理作家である「おばさん」たちが何やかや口を挟んで来て共にどたばた事件を解決する話。
「コージー・ミステリ」という言葉を最近知ったんですけど、典型的なその類ですね。

「地域社会が親密である」「居心地が良い」といった意味を持つ「コージー(cozy)」を使用し、日常的な場面でのミステリーであることを示す。


特徴としては
・探偵役が警察官、私立探偵などの職業的捜査官ではなく素人であること
・容疑者が極めて狭い範囲のコミュニティに属している
・暴力表現を極力排除していること
などがあげられる。


高名な『ミス・マープル』シリーズなんかは(ドラマの方も)僕も大好きですけど、これはちょっと"コージー"過ぎるというか、緊張感無さ過ぎて眠くなりました。パス。(笑)


『探偵ミス・スカーレット』[MISS SCARLET AND THE DUKE](2020) AXNミステリー

ある意味"コージー・ミステリ"と並ぶイギリスの定番ジャンルだろう、"19世紀ビクトリア朝ロンドン"を舞台にした女探偵もの。
こちらは当時のロンドンの劣悪な治安や"女"が探偵をやることについての時代的な抵抗感などで、結構ひりひりしたタイプの作品ですが、なかなか面白かったです。
頭は抜群に切れるヒロインですが、やはり"女だてら"を切り開かんとするパッションが不条理というか暴力的な無謀さを伴っていて、でも一方でパイオニアというのはこんなもんだろうなという納得感もあったりして、楽しめました。愛と情ゆえにそれをサポートする"苦労背負い込み"型の男の存在は、若干定番に過ぎるというかご都合主義な感じもしましたけどね。まあでもああいう関係性は、そういう"プレイ"なんですよね、型というか。(笑)

『マクドナルド&ドッズ 窓際刑事ドッズの捜査手帳』[MCDONALD & DODDS](2020) AXNミステリー

多分見たのは先月(12月)なんですが、書くのを忘れてました。でもかなり面白かったです。
無理に現場に出して引導を渡さんとして異動されて来た"窓際"のおじいさんに近いおじさん"オタク"系刑事と、その上司で上昇志向バリバリの女刑事の、かなり極端な"水と油"が溶け合っていくプロセスが面白い、コンビ捜査もの。
ほんとに交わりそうにないんですよね、白人と黒人でもあるし。
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交わる気も予感もサラサラ無かった二人が、捜査上の知性というか"客観的"真理性によって繋がっていくプロセスが、ある意味とてもエキサイティングでした。
知性が売り(ていうか命綱)のおじいさん刑事が、ちゃんと"失敗"するのもまた意外性があって面白かったですね。そこからの挽回やいかにという、予想外の盛り上がり。(笑)

『ロンドン 追う者たち、追われる者たち』[WE HUNT TOGETHER](2020) AXNミステリー

現代ロンドンのボニー&クライド物語。
具体的には元少年ゲリラ兵のアフリカ移民と、女の方は何だろう、騙され系のセックス・ワーカー移民?
同じくらいの比重で捜査側の男女コンビも描く立体感が面白そうに思って見てたんですが、何というか全体としてそれぞれのキャラを「配置」してみただけという感じのインスピレーションの貧困な作品で、いずれお決まりのパターンのどれかが出て来るだけだろうとしか思えなかったのですぐ見るのをやめてしまいました。

・・・という個別の不満は不満として(笑)、AXNミステリー頑張ってますね、バンバン新作を入れて。"イギリスドラマ"自体、頑張ってるのかも知れませんが。


最後に今度はWOWOWの。

『クイズ 100万ポンドを夢見た男』[QUIZ](2020) WOWOW

「クイズ$ミリオネア」のオリジナルイギリス版をめぐる騒動を描いた作品。
ただ何というか、イギリスに見えないんですよね、中南米のどこかみたいな泥臭い生活感。
"インド版"の映画にも結構近いというか。


イギリスでも貧困層の実際はこんな感じなのかなという。何かとにかく、"AXNミステリー"系では見なかった感じの風景で、それがすなわち楽しいわけではないけれど(笑)、興味深かったです。
やっぱり"美化"されてるんですかねえ、それこそ"コージー"に。
「ミリオネア」攻略の為の出場志願者同士の"シンジケート"を題材とした作品ですが、お試しの(上の理由で契約やめたので(笑))1話だけではどうなるのかどれくらい面白いのか、ちょっと測りかねる感じ。"下りて"くれば見るとは思います。


以上です。
中韓ドラマもそれなりには見てるんですけど、そちらは当面ツイッターをご覧ください。(笑)
気が付くとこちらのアジア度がゼロに近くなってるので、いずれ何とかしたいとは思ってますが。


Posted on 2021/02/04 Thu. 18:52 [edit]

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’21.2月の米欧ドラマ  

アメリカ

『刑事スタスキー&ハッチ』[STARSKY AND HUTCH](1975) TBS

基本的にこのシリーズは、該当月にテレビないし配信で見た("新作"に近い)作品について書いて行く枠なんですが、かなり有名な作品なのでたまたま思い立ってDVDで見たこれも。
ていうかようやく『ジョン&パンチ』『スタスキー&ハッチ』区別がついたということを、誰かに言いたくて。(笑)
左が(白バイ野郎)"ジョン&パンチ"、右が(刑事)"スタスキー&ハッチ"。

ジョン&パンチスタスキー&ハッチ

分かってみると実は結構違くて、どちらも'70年代を代表するアメリカの人気コンビ警官ものですが、明るく軽妙な純粋エンタメな前者に対して、後者はハードボイルドまではいかないですが、演出面では後の'80年代以降のスティーブン・ボチコ製作シリーズ(『ヒルストリート・ブルース』『NYPDブルー』等)や『ホミサイド/殺人捜査課』('93)などにも繋がるような、ドキュメンタリーっぽいラフな感覚などもある冒険的な作品でした。"スタスキー"というスラブ系の名字の人物が主人公というのも、時代的には挑戦的ですし。
作品的にはどっちもそれぞれいいですけどね。どちらかというと、前者の方が結局僕は好きかも。(笑)
王道楽しい。


『バイオニック・ジェミー』[THE BIONIC WOMAN](1976) 日本テレビ/AXN

こちらは最近AXNでリバイバル放送が始まった、有名SF(?)ドラマ。
サイボーグ、なのかな?強化人間スーパーウーマンの話。
意外とリアルな作りで、ヒロインはスーパーマンのような民間人ではなくて諜報組織の一員ですし、冒頭から延々人間関係や過去の因縁話が説明されて、そんなにぱんぱかばーんという感じではない。
'70年代中盤というのは、そういうリアル指向が始まった時代ということなのかも。
悪くは無かったです。積極的に見たい感じでもなかったですけど。少なくとも馬鹿馬鹿しくはない。


『シェイムレス 俺たちに恥はない』[SHAMELESS](2011) WOWOW

WOWOWの番組タイトルでは"シェイムレス10"となっていて、てっきり「恥知らずの10人」のはちゃめちゃ活躍ストーリーなのかと思いましたが、"シェイムレス"というシリーズのシーズン10でした(笑)。シーズン"10"!?
2011年から続いている人気シリーズ、ということになるんでしょうね。
コメディではありますが30分シットコムではなくて、それっぽくはあっても一応フルサイズのちゃんとした"ドラマ"。
登場人物たちは下品か脱法かどっちかという感じではありますが、それで悪ふざけするというよりは彼らの自堕落さの根底にある"人間の業"的なものを描くという、真面目なスタンスが基本のように見えました。
まあシーズン"10"をいきなり見ちゃったので(笑)、分からないことだらけではありましたが。
1からやってたら見てみようかなという気も。


『ミセス・アメリカ 時代に挑んだ女たち』[MRS. AMERICA](2020) WOWOW

こちらは見るからに真面目な、"男女平等"を中心にアメリカのリベラル改革の秘史みたいなものを描いているらしいドラマ。
らしいというのは、"真面目"過ぎてすぐギブアップしちゃったからですけどね。
特に主人公が「保守」側の人間で、それをケイト・ブランシェットが演じているんですが無理あり過ぎというか本心じゃないのがバレバレという感じで、ドラマとして成立してないとまでは言いませんが見てるのが苦しくて。

実在の保守派政治活動家フィリス・シュラフリー役を、思想的に正反対であろうブランシェットが演じ


・・・この部分ですね。
見続ければそれが妙味になって行ったのかなあ。
まあ気が向いたら。


『THE GREAT エカチェリーナの時々真実の物語』[The Great](2020) Super!dramaTV

具体的な感想については、ツイッターでくどいくらいにつぶやいているので「@youka2019 エカチェリーナ」で見てみて下さい。(笑)
キャストスタッフ双方の、才気と熱意のきらめく快作。(多分。まだ4話なので。)
この作品の目下最大の問題は・・・国籍
普段最も典拠にしている英語版のWikiだと、「Country of origin "United Kingdom"」となってるんですけど、日本語サイトではナンバー1のallcinemaだとアメリカになってますし、Wikiでも"Distributor(配給)"はParamountですし、ドラマの内容的にも英米合作ということはあり得てもイギリス単独というのはちょっとあり得ない感じ。
・・・海外ドラマNAVIもアメリカだ。ただこちらは単にallcinemaに拠ってる可能性もあるので、参考までですが。
なぜこだわってるかというと、一番最初にこのドラマが、アメリカ製であることを前提として、話を始めてしまったからなんですね。英欧製歴史ドラマ特有の単調さから逃れていると。さすがアメリカだと。(笑)

だから違うと少し、ばつが悪い(笑)。合作ならまだしも、イギリス単独だと。
違うと思いますけどね。意外と載ってないんですよね、こういう事。キャストとかにはやたら詳しい、imdbとかにも。ドラマ自体のクレジットにも無かったし。とにかく僕は、"アメリカドラマ"だと信じて、毎週見ています。(笑)


アイルランド

『ダブリン 悪意の森』[DUBLIN MURDERS](2019) Amazonプライム・ビデオ/AXNミステリー

こちらも英語Wikiに従って"アイルランド"とはしてありますが、allcinemaのように英愛合作としておいた方が多分無難。AXNミステリーは"イギリス"と言っちゃってますけど。まあこの二つ(二国)はどっちでも、そんなに作風的な違いは。(笑)
内容的には・・・ううん、「ダブリン」と「悪意」「森」です。(笑)
そこからイメージされる通りの、陰鬱な地縁因縁サスペンス。悪くはなかったと思いますけど、特に強い印象は無し。


ロシア

『貴公子探偵ニコライ』[NOBLE DETECTIVE](2020) AXNミステリー
『シャーロック・ホームズ ロシア外伝』[Sherlock in Russia](2020) AXNミステリー

最近AXNミステリーが"企画"的に推している、耽美イケメンミステリー群。(のロシアサイド)
・・・地味に最近各局"ロシア"ブーム?!
正直どちらもチープで、僕は見てられなかったです。かっちりした様式性が売りのイギリス製古典ミステリードラマから、ロシアな分"かっちり"が4割減になった感じの作り。
なんかとにかく色々と各国のテレビドラマをチラ見しながら作ってる感じで、まあ多分国際水準の"テレビドラマ"作りということでは、トライが始まったばかりなんじゃないかなという印象。ロシア"映画"は結構僕も好きなので、その内には面白いものもでてくるのではないかと期待。


ウクライナ

『囚われの愛 Love in chains』[KREPOSTNAYA](2019) チャンネル銀河

ヨーロッパスタイルの歴史ドラマの王道という感じで、きっちりとはしていますが予想外/以上のものが何もなく、他ならぬ僕が"囚われ"てる感じが半端ない(笑)ので、早々に脱出。面白くなる未来がどうしても見えない。


アメリカ・イギリス合作

『ホワイト・プリンセス エリザベス・オブ・ヨーク物語』[THE WHITE PRINCESS](2017) Amazonプライム・ビデオ/チャンネル銀河

"米"英合作ですし、実は「型破り」を狙った"歴史ドラマ"だとは思うんですけどね。
でも結局、伝統(実際には習慣だと思いますが)の様式性の引力に負けてしまっている感じ。
それを振り切っているのが上の『THE GREAT エカチェリーナの時々真実の物語』で、それを可能にしているのが結局"アメリカ"(の主導性)だろうというのが僕の論理でした。(だから"イギリス"作品だとか言われると困る(笑))
そこらへんを気にせずに見れば、多分悪くない作品なんだろうと思います。


よくよく見ると、"歴史"と"ロシア"(ウクライナ)の月になってますね。(笑)
たまたまでしょうが。
・・・"歴史ドラマ"と"ヨーロッパ"については、一度ちゃんと書いた方がいいかも知れませんが。
例えばこういうことですけどね。



Posted on 2021/03/11 Thu. 14:22 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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’21.3月の米欧ドラマ  


UCL(サッカーのUEFAチャンピオンズリーグ。一応(笑))目的でまたWOWOWと契約して、最近リニューアルして便利になったオンデマンドも利用して結構ドラマを見まくったので、大きく「WOWOW以外で見たもの」「WOWOWで見たもの」に分けて書きます。


WOWOW以外

アメリカ

私立探偵マグナム[MAGNUM, P.I.](1980)

AXNで見たリメイク版がやたら良かったので、DVDでオリジナル版も見てみました。
まず両者の関係ですが、てっきりオリジナル版の"その後"の世界を描いたのがリメイク版なのかと思ってたんですが、時間軸的には全く同じようですね。ベトナム復員直後の、豪邸住み込み探偵を始めたばかりあたりから始まる話。
違っているのは何と言っても、イギリス人"執事"ヒギンズがおじさんから(元MI6の)美女

John Hillerman MagnumPerdita Weeks Magnum

変わっているところ(笑)。リメイク版の彼女及び彼女とマグナムの関係は凄く好きだったので、まあまあ大きな変更ですか。ただ"仲良く喧嘩する"という関係は同じなので、本質的な変更とまでは、言う必要が無いと思います。
作品全般としても、まあ同じと言えば同じ作りですね。時折の苦みやアダルトなユーモア感覚を含んだ、そこそこ地に足の着いたしかし基本はあくまで王道娯楽アクション。凄くオリジナル版を好きな人が、リメイク版も作ったんだろうなという印象。


新チャーリーズ・エンジェル[CHARLIE'S ANGELS](2011) スター・チャンネル/AXN

こちらもリメイク版。
"金髪"エンジェルのタイプがかなり違って、

Farrah Fawcett Charlie's AngelsRachael Taylor Charlie's Angels

そこらへんに時代感というか、("フェミニズム"的な)作品のテイストが表れているようには思いますね。金髪アホセクシーは要らんという。
その分全体的に地味な感じもしますが、作りはしっかりしていて悪くないと思います。あえて見る感じでもないですが。マグナムのようには、ハマらなかった。
"美女"まとめて出て来られても、あんまりありがたみがない感じも(笑)。差別化大事。


マッド・ドッグス[MAD DOGS](2015) Amazonプライム・ビデオ/AXN

同名のイギリスドラマのリメイク。
何か汚いおっさんたちが揉めてるだけで、そこに特におかしみも感じられなかったのですぐ見るのをやめました。
誰の運命も気にならない。(笑)


シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察[SHADES OF BLUE](2016) Hulu/AXN

ジェニファー・ロペス製作・主演ということが売りの、汚職警官ドラマ。
"脱セクシー社会派"みたいな意気込み露骨で、全く入っていけなかったです。ドラマとしても色々ありきたり。


アブセンシア FBIの疑心[ABSENTIA](2017) WOWOW/AXN

『キャッスル』の女刑事役の人

Stana Katic Castle

を主演で前面に押し出した感じの、FBI陰謀サスペンス。
似た感じの"クール美女"陰謀サスペンスということで、『ブラインドスポット』

jaimie alexander blindspot

と印象がかぶります。ヒロインの失踪からの帰還から始まるという、設定も同じですし。
うーん、興味感じなかったですね。


ゴッドファーザー・オブ・ハーレム[GODFATHER OF HARLEM](2019) Super!dramaTV

タイトルからマフィアもの暴力組織ものは、どれも似たような感じなんだよなあとわくわくしないまま見始めましたが、滅茶苦茶面白かったです。大のつきそうな、傑作かと。
そういう"定番"のノワール様式美はきっちり押さえつつも、公民権運動勃興中の60年代黒人コミュニティ"ハーレム"を舞台に、裏社会においてすら未だ差別にさらされる、白人社会の尻尾のイタリア系(マフィア)の、更に風下につかされながら、虎視眈々と主導権獲得を狙う黒人ボス
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の戦いを描いた作品。
主人公であるギャングのボス、地元のヌシ的政治家、それにかのブラックムスリムの過激なオピニオンリーダーマルコムX、それぞれがそれぞれの思惑や利害・欲望で動きながら、結果的にしかし"黒人の地位向上"の目的で共闘しているような格好にしばしばなるのが、このドラマの妙味であり、かつ当時の黒人の置かれた差別状況の絶対性普遍性を表しているという、そういう感じ。
最終的には、ある意味全員敗れるんですけどね。しかして黒人たちの戦いは、まだまだ続く、続かざるを得ない。(勿論今日まで)

中でもマルコムXのキャラは秀逸で
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今までに見た"マルコムX"の中で、最も説得的で最も魅力的な、"マルコムX"に感じました。
彼がなぜあのようであってそのように行動するのかが非常に納得出来て、本当にこういう人だったのではないかと思ってしまいましたが。"等身大"の"人間"であり、しかし断固として"マルコムX"であるという。"マルコムX"として、現れて、消えて行く。
ちなみに主人公とマルコムは腐れ縁の友人同士で、合法非合法問わず時に協力し合う仲ですが、"癒着"という感じでは全然無いんですよね。あくまで是々非々で、相いれないところはきちっと拒絶して必要ならば戦いもする、完全に"自立"したひとかどの"個"どうしという感じで、かっこいい。

とにかく面白かったですね。クオリティ高かった。こんなに素直に、"黒人"の視点で物を見れたのは、初めてな気がします。


イギリス

第一容疑者[PRIME SUSPECT](1991) NHK/WOWOWプラス

"歴史的"と言っていいくらいの有名な作品ですが、ちゃんと見るのは実は初めてです。
ちなみに"WOWOWプラス"(旧"シネフィルWOWOW")はスカパーの15チャンネル選び放題のお得パック"プレミアム15"に入っているので、別途少なくない金額が必要な本家"WOWOW"(のスカパーチャンネル)とは別扱いで。要は"いつもの"チャンネルでしかないので僕には。(笑)
最初の方はたっぷり2時間×前後編2話セットという放送形態で、一気に見るのは限りなく無理でしたが、色々なるほどなというところはある作品でした。
美人とも不美人とも言えない、仕事熱心で基本的に真面目ではあるけれど意外と男関係が緩いような面もある、でも別にそれで二面性とかいうほどのものでもない。"キャラ"というより"人間"という感じのリアルな主人公

helen mirren prime suspect

が、多少の変化は始まりつつも依然として岩盤男社会である警察組織の中で、捜査に、その主導権争いに、はたまた出世にも欲望を隠さずガンガン向き合って進んで行く、なるほど演出的にも"フェミニズム"的にも、結構当時は画期的な作品だったろうなと。
最近で言えば、『警視バンクロフト』的な"共感しづらい女主人公"(笑)や『ライン・オブ・デューティー』シリーズ的な"善悪"が存在しないようなリアル感の、先駆けと言えば先駆け的な作品なのかなと。

そんなに"好き"という訳では、ないんですけどね。(笑)
名声通りの作品とは感じました。



WOWOW

アメリカ

The Sinner 隠された理由:ジュリアン[The Sinner](2018) Netflix/WOWOW

元はNetflixだったのか、ふむ。
同一主人公による"The Sinner"というシリーズの2ndシーズンのようですが、次の3rdの紹介をチラ見しても主人公以外は状況も犯人も全く別々で、一つ一つの"シーズン"が一つのミニシリーズとして独立しているような作りで、1stを見てないことはほとんど支障が無かったです。今回はつまり、"ジュリアン"という少年が犯人の殺人事件の話。
いやあ、なかなか凄いストーリーでした。直接的には少年が二人の大人を毒殺した一見"異常犯罪"的な事件の話なんですけど、背景には少年が生まれた時から育てられたカルト教団の問題があって、つまり少年はそこで教え込まれた教義と知識に基づいてある種"悪気なく"殺人を犯すわけです。
ではそのカルト教団の"狂気"がひたすら問題になるかというと案外そうではなくて、主人公の刑事は少年の養母である教団の現リーダー格の女性と最初対立、後には割と協力しながら、"犠牲者"でもある少年の権利擁護に尽力しつつ事件の解明に努力します。
そこで明らかになる事実関係の複雑性・皮肉性、利益代表ではありつつ実はその教団の"民主的"改革者でもあった養母の人格の一筋縄でいかなさ、そして犠牲者でもありながら誰よりもしっかりと自分の"罪"を認めようとする少年の健気さと、まあ簡単に誰かを何かを裁けない、歯応えのあるドラマでした。他のシーズンも、いずれ見てみたいと思っています。


リンカーン 殺人鬼ボーン・コレクターを追え![LINCOLN RHYME: HUNT FOR THE BONE COLLECTOR](2020)

物凄く分かり難いタイトルですが、"ボーン・コレクター"という通称の連続殺人犯を追う、"リンカーン"という姓の元刑事の黒人犯罪捜査コンサルタントの話です。
偏見と言えば偏見なんですけど、"リンカーン"姓で"黒人"というのも、微妙にですよね(笑)。連想し難い。
内容は見応え十分でした。
まず設定が凝っていて、主人公はかつてボーンコレクターの罠で下半身不随にさせられているんですが、代わりに現役の女性警官を一人"スカウト"して、その人に特製の高性能カメラを装備させて現場に行かせ、そのカメラが送って来るその人の"視野"を主人公も自分の視野として共有し、そこで見えたものをもとに凄腕分析官("プロファイラー"ではないらしい)である主人公が分析判断して、次の行動を逐一"手足"たるその女性警官に指示して行く捜査スタイル。
なんか"手足"の立場はという感じですが、どっこい当の女性警官も頭は悪くないですがそれ以上に熱血無鉄砲な行動派のかなりパンチの利いたキャラ

arielle kebbel lincoln rhymelincoln_rhyme_girls

で、時々いくら何でもという気になる横柄な"頭"リンカーンに対して、一歩も引かないいい均衡を作り出しています。(ちなみに二枚目のもう一人は、科学分析担当の、定番ですがチャーミングなオタクちゃん)
そのリンカーンの横柄が感情移入しづらいのと、"ボーンコレクター"の動機が要は昔ちょっとだけ接点のあった刑事時代のリンカーンに対する屈辱感と嫉妬でしかないというのが若干引っかかりますが、"謎解き""サスペンス"の質はかなり高くて、見応えがありました。


イギリス

脳外科医モンロー[MONROE](2011)

偏屈な天才外科医の話。
まあよくある感じ。


誘拐交渉人[KIDNAP AND RANSOM](2011)

テロ集団等による大掛かりな誘拐事件で、人質解放等の交渉の仲立ちをする専門"業者"の話。(当然民間)
こういうと金次第で何でもやるドライな仕事人を想像しそうですが、普通に人情家のおじさん。(笑)
全二話のミニシリーズで、見応えは十分にありましたが、"映画"感"完結"感お腹一杯感が強くて、それ以降のシリーズをあえて見る程の気にはなりませんでした。"連続ドラマ"的楽しさには乏しいというか。


パレーズ・エンド[PARADE'S END](2012)

婦人解放運動を背景とした恋愛ドラマ。主演はベネディクト・カンバーバッチ
クオリティは高そうですけど、内容に全然興味を感じなくて(見なくても分かる感じで)、1話見るのがモチベ的にやっとでした。


都市と都市[THE CITY AND THE CITY](2018) ひかりTV/WOWOWオンデマンド

"テレビ"(WOWOW)では放送したことは無くて、オンデマンドのみのもののよう。そういうパターンもあるのか。多分"ひかりTV"のお下がりだから、可能な形態でしょうね。
ロンドンとベルリンがモデルかなと思わされる二つの隣接する都市国家が、しかし住民同士の直接の交流は勿論、互いを見る事も禁じられてそれを見張る覆面岡っ引きみたいなのがあちこちにいるという、ディストピア的状況設定のSF。
ただ・・・何でしょうね、それへの反抗や改革・革命のストーリーかと、途中までは思わせるんですがどうも最終的にはそうではなく、"岡っ引き"の正体も別に悪人でも卑劣漢でも金に転んだわけでもない普通の人たちで、どちらかというとそういう世界構造の必然性や(一面の)有益性、そこで"生きる"ということ生き続けることを描いたようにも見える終わり方。
主体となっているものドラマの"見所"となっているものも、"あちらの"都市に消えて行った妻を探し続ける主人公とその中で出会った人たちとの心の交流善良さの方で、でもハッピーエンドでも何かが解決するわけでもなく、といって絶望もせず一方で世界をはっきり"肯定"するわけでもなくという、どないやねんという感じのストーリーですが(笑)、面白いか面白くないかと言えば十分に面白かったです。
まあ単純に"交流"やそれぞれのキャラがいいのでね。特に刑事である主人公の助手で、任務外の違法すれすれの"妻探し"の方も親身に手伝ってくれるインド系と思しきキャラ
Mandeep Dhillon The City and the CityMandeep Dhillon The City and the City2

が滅茶苦茶魅力的で(後で"親切"の裏事情は明かされるんですけどそれでも)、またそれが強気で有能なので、彼女を見ているだけでもとりあえず楽しめます。


ノルウェー

私立探偵ヴァルグ[VARG VEUM : BITRE BLOMSTER](2007)

非常に古典的王道的な、反骨脱法、優秀だけど自堕落な、一匹狼私立探偵もの。
シティハンター的というか。(笑)
特に古臭いとも何かの真似とも感じなかったので、要はノルウェーにもそういう文化は昔からあって、その一つがドラマ化されたという、そういう感じなのかなと。"2007"年ということを考えれば、割りと自然な作り。


ジャーナリスト事件簿 匿名の影[MAMMON](2014)

ジャーナリスト業界の人間関係や仕事の進められ方にリアリティのある、本格派の作品。
序盤の事件の立ち上げや謎の提起がいちいち凝っていて期待感が高まりましたが、最終的には割とベタな証人の口封じや陰謀の主たちの"悪"の露呈が連発して、ちょっと興醒めしました。もう少し複雑な真相・手口を期待していました。
逆に最後のどんでん返しの意外な人が陰謀の加担者だったという仕掛けは、"意外"過ぎて単に唐突に感じました。元々別に大した説明があって、その人を信用していたわけじゃないし。信用しないとストーリーが進まないから、付き合いでそうしてただけだし。(視聴者を)裏切ればいいというものではない。


いやあ。多い(笑)。本当は厳密にはあと二つ。(来月に回した)
二回に分けたいくらいでしたけど、既に"先月"の話なので早く書かないと。(笑)


Posted on 2021/04/05 Mon. 12:04 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

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’21.4月の米欧ドラマ(WOWOW以外)  

4月はオンデマンドも併せてWOWOWドラマ見過ぎた(笑)ので、2回に分けます。
まずはWOWOW以外、具体的にはスカパープレミアム15契約で視聴した作品。


アメリカ

『マンハント 謎の連続爆弾魔ユナボマー』[MANHUNT:UNABOMBER](2017) Netflix/Super!dramaTV

アメリカの高名な連続爆弾魔"ユナボマー"の捜査の実話をベースにした作品。
最初は何だろう、主人公の新米捜査官の認められる苦労や情熱を描く作品かなと若干引きながら見てましたが、基本的には捜査"手法"の発達史を、ユナボマー事件の捜査を通して見せる方がメインなのかなと。その性格の分かり難さと回想が多いこともあり、若干見づらい。でもまあ悪くない。
ちなみにですけど27日から始まったWOWOWの中国ドラマ『ロング・ナイト 沈黙的真相』(2020)の2話で、新聞に声明文を掲載しろと脅す犯人に対して密かに犯人の居住想定地域限定で要求に応えて確認に新聞を買いに来た犯人を捕まえようとする場面がありましたが、それはこっちのドラマでユナボマー捜査の為に考案されたものとして出て来るので、それ(ユナボマー捜査の故事)をパクったのかそれとも確立した捜査手法としてある程度誰もが知っている想定なのか。(提案してたのは"型破り"の天才中国人捜査官でしたが)


『ゾーイの超イケてるプレイリスト』[ZOEY'S EXTRAORDINARY PLAYLIST](2020) Super!dramaTV

ヒロインが他人の話し声がいちいち有名なヒット曲のどれかに聴こえるという設定による、半ミュージカル的ドラマ。
この前までやっていた同じスパドラの『ケイティ・キーン』

KatyKeene1KatyKeene2

が、少し似た趣向の素敵なガールズドラマ(僕も割と好きだった)だったので、その後釜的作品なんだろうなと思いますが、こっちはどうも色々安っぽくて駄目でした僕は。


『私立探偵マグナム』(S2)[MAGNUM P.I.](2019) AXN

先月は旧版を紹介しましたが、今月は新版のシーズン2。原題邦題ともどもタイトルを新旧全く同じにするというのは、製作者のポリシーなんですかね(笑)、ちょっと分かり難い。
1stシーズンはもう、最高でした。"2018年"の作品だということが信じられないくらい、伝統的典型的な"アメドラ"の味わいを完璧に実現("再現"の懐古感もない)していて、毎話夢を見ているようでした。どこを切っても、100%楽しかった。(笑)

2ndも1話は引き続き・・・だったんですが、2話には妙に今までにないようなくどいというかわざとらしい演出が混じっていて、あれ?さすがに奇跡のバランスがシーズン改まって崩れ始めたかな(or単に中の人変わった?)と少し懸念しているところ。「伝統」「典型」を意識し過ぎというか。(普通はある程度はそうなるんですけど)

20210420_magnum_pi

・・・なお一つ注意点としては。
これから(1stシーズンから)初めて見る人には、なるべく「吹き替え」版で見て欲しいという事かな。
その方が古き良き(笑)"アメドラ"の味わいが伝わり易いと思います。


『ブラックリスト』(S7)[THE BLACKLIST](2019) Super!dramaTV

コロナで制作中断していたシーズン7の、最後アニメ実写ちゃんぽんで応急的に公開していた回の全実写での撮り直しからの再開。(含めて"クライマックス5話"ということですけど)
改めてその回を見ると、そもそもレッドが射殺された新女子大生(予定)店員へのある意味柄にもないストレートな同情心と正義感で行動し、自ら法の網を逃れた元凶を射殺しに行くという、割と変わったというか"問題作"的な回なので、そこに更に撮影方法の"問題"が重なって焦点がぼけてしまって、制作陣はさぞかし無念だったろうなと。(笑)


イギリス

『適切な大人 連続殺人犯フレッド・ウェストとの対峙』[APPROPRIATE ADULT](2011) AXNミステリー

イギリスには「適切な大人」(APPROPRIATE ADULT)制度という、学習障害等のある容疑者に対して弁護士とは別に無関係の第三者である地域の一般人が保護者的に寄り添う制度があるようで、その制度が適用された実際の連続殺人事件を題材にした作品。
主人公が本当に中立的な立場で"適切な大人"制度と戸惑いと共に取り組んでいた前半は、"一般人が見る「取り調べ」の空気感"みたいなものがリアルでかなり面白かったです。後半は犯人が主人公を感情的に取り込んでコントロールするようになって、よくある「凶悪犯とそのファン」みたいなストーリーになって、ちょっと退屈しましたが。


『黒衣の天使 女性連続殺人鬼メアリー・アン・コットン』[Dark Angel](2016) AXNミステリー

こちらも実在の(英国初の)女性連続殺人鬼の話。
貧困と男女差別の絶望的環境に置かれた主人公が、ある意味その境遇から逃れる為に殺人鬼になって行くストーリー。
最初の殺人までは、主人公への同情もあり、行為一つ一つに重みがあって興味を持って見られました。ただ殺しに"慣れて"(笑)来るとそこからは普通の犯罪者というか、利害計算だけになって来て、実在の事件という事もあって先が読めてしまって、興味を失ってリタイヤ。


『悪から目を背けて 英国最凶ムーアズ事件』[SEE NO EVIL: THE MOORS MURDERS](2016) AXNミステリー

これも実録物。
"最凶"というからどれくらい殺すのかと思いましたが、犯行そのものは序盤に集中して行われて終わります。あとは捜査の様子と当事者たちや社会の反応。拍子抜け感はありましたが、逆にリアルで悪くなかったです。
二組の若いカップルが"犯人"で、彼ら(特に主導的な二人)の破綻した道徳観というか青春ぽい愉快殺人が、恐らくは(アメリカの)「ボニー&クライド」的な衝撃を1960年代のイギリス社会に与えて、そこらへんが「最凶」の名のゆえんなんだろなという。


『ロンドン警視庁コリン・サットンの事件簿 連続殺人鬼リーヴァイ・ベルフィールド』[MANHUNT](2019) AXNミステリー

これも実話ベースですが、作りとしてはフィクションぽいというか、「名刑事コリン・サットン」ものという趣が強い作品。
上品で教養があるけどそこまで立派でもない愛すべきおじさん(勿論有能ですが(笑))

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という感じの人で、結構好きです。このままシリーズ化して欲しいくらい。(実話ベースなので難しいでしょうが)
特徴としては、特に大きな事件の時のイギリスの捜査の指揮系統の設けられ方の、何やら複層的なありようが淡々と描かれてる所ですかね。結局あんまりよく分からなかったんですけど(笑)。(多分"描こう"とそんなにしていない)
実録物ゆえにぽろっと出て来た感じの描写で、他のフィクションドラマでは見ない感じで面白かったです。


イタリア

『パラディーゾ 恋する百貨店』[IL PARADISO DELLE SIGNORE](2015) LaLa TV

「1950年代イタリア。ファッションの都ミラノの華やかな高級百貨店を舞台に、恋に仕事に奮闘する女性たちのサクセス・ラブストーリー!」。(LaLaTV公式)
その通りの作品。こういう"形容"に寄せるように作られた、予定調和的な作品というか。
悪くないです。クオリティは高い。企画実現度というか。"興味"はそこまで感じませんが。1,2話見れば十分感。


・・・やはりこれが一番の感想かな。(笑)
イタリアの"美人"生産工房の安定感たるやという(笑)。端役含めて満遍なく美人。インテリアのように。
"女性ファッションデザイナー"立志伝というのが多分一番シリアスなストーリーの軸だと思いますが、上で言った『ケイテイ・キーン』が既にそのジャンルでかなりの成功作だったので、もう一回はいいかなという感じになってしまったタイミングの悪さも個人的にはありました。


フランス・カナダ・イギリス・アメリカ合作

『ヴェルサイユ』[VERSAILLES](2015) Netflix/チャンネル銀河

"ヴェルサイユ"宮殿建設前の時期のフランスの権力闘争物語。(のようです)
"前"というのが一瞬興味を惹かれましたが、中身はお決まりの陰鬱で露悪的で情念力押しの「ヨーロッパ史劇」で、はいはいという感じであっさりリタイヤ。
そういう単調さが気にならない人、その文体で繰り広げられる要は「メロドラマ」が好きな人にとっては、悪くないクオリティの作品なんだろうとは思います。Netflixですし。
単に暗いというよりも、その暗さが「権威主義」的に岩盤化している感じが我慢ならないんですよね。視聴者がそれに耐える前提というか。作り手の傲慢というか鈍感というか。僕は我慢の必要を認めない。
もう少し戦術工夫してから、選手に頑張れと言って欲しいというか(笑)。(サッカーの話)


以上。次WOWOW。


Posted on 2021/05/03 Mon. 14:33 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

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’21.4月の米欧ドラマ(WOWOW)  

「放送」(&見逃し配信)で見たものと、「オンデマンド」の"ライブラリ"に入ってるものと。
WOWOWオンデマンドは、画質はいいししおりの記憶力(案外これがムラがある配信サイトが多い)は確実だし、凄く使い易いです。早送り巻き戻しがついてないのが残念と言えば残念。あとインデックスも一気に一覧できなくて、使い易いとは言えないか。お陰で気が付いたら全部見てしまっていて、びっくりしました。(笑)


「テレビ」で見たもの

アメリカ

『The Sinner 隠された理由 :ジェイミー』[THE SINNER](2018)

TheSinner3

先月シーズン2を紹介した異色刑事シリーズの、シーズン3。今回もオリジナルはNetflix。
主役の刑事と犯人の一対一関係に特徴のあるシリーズで、今回の犯人役は『ホワイト・カラー』のMatt Bomer
マット・ボマーって爽やか知的イケメンのようで結構湿度の高い暗さがあって、あんまり好きじゃないと言えば好きじゃないんですけど、今回はそれらいいところ嫌なところ(笑)引っくるめて全持ち味を活かされてる感じ。
ニーチェのツァラトゥストラ/超人思想を割とシリアスに副読本として使った、相当程度哲学的と言えば哲学的な内容で、マット・ボマー自身がかつて"導師"的人物に施されかけた(一応いったんは脱した)ニーチェ思想を口実に使った日常的/キリスト教的道徳からの離脱の誘惑/洗脳を、その"導師"の殺害事件の容疑者としてマット・ボマーを追う主人公の刑事に向けて、今度は導師役として施す側に回って揺さぶりをかけて、追及を逃れようとするという大まかにはそういうストーリー。
犯人/殺人者の動機や背景に焦点を当てるクライムストーリーは結構沢山ありますが、このドラマの変わってる所はそれを"捜査班"や"心理学者"の客観的な捜査・分析の成果としてではなく、物理的にも多くの時間を犯人と一対一で共にする主人公の刑事の、あたかも"取材"活動というか"伝記"作家の聞き取り作業的な非常に親密な関係の中でそれを行うこと。そんなことをするには色々とやむを得ない行きがかりはあるわけですが、とにかくその結果浮かび上がってくる(言葉としては陳腐ですが)「"人間"としての犯人」の迫真性はなかなか普通のクライム・ドラマでは見られないもので、ある意味理解"したくもない"(笑)レベルまで犯人を理解出来てしまう。「どんな犯人にも事情がある」的な同情アングルを遥かに越えて。
そうした"人間"としての犯人が終盤に爆発させる主人公への怒りや死にたくないという哀願などの感情は、結構ぞっとするほどリアルで、何とも言えない気持ちにさせられます。
"好き"という素直な感情とは若干違いますが(笑)、傑作・怪作として見応えは保証できると思います。
ニーチェ思想の勉強にも、一応はなるかな?


『FBI2:特別捜査班』[FBI](2019)

『LAW & ORDER』シリーズのDick Wolf製作の最新警察ドラマのシーズン2。邦題の"前"シーズンナンバーをつけるのはWOWOW独特ですね。タイトルの一部かと思っちゃうのでやめて欲しいんですけど。(笑)
シーズン1と基本的には同じですが、新キャラ(新ポス新捜査官)
fbi2

の位置づけが若干不安定な感じで少し見づらい。特にボスは信頼していいという役なのかどうなのかよく分からない。(そして恐らく"よく分からない"というタイプの役ではない)
あと余談ですが、吹き替えと字幕の見比べは吹き替えの方が見易いし、何なら演出意図がよりはっきりしている気がしました。最近の日本語版演出は平均して優秀だと思います。

『FBI:Most Wanted 指名手配特捜班』[FBI: MOST WANTED](2020)

その『FBI』シリーズのスピンオフ。
向こうの捜査事情があんまりよく分かりませんが、FBIの重要指名手配リストに載った犯人を専門に追いかける班の話のよう。
取り立てて特徴的なものも本編との類似性も余り感じませんが、質は高くて見易いです。主人公の班のリーダーは職位や時代を考えると若干古風な"人情派"に見えますが、そこまで非現実的でもなく普通にいい味を出している感じ。
まあやってれば見る、見れば楽しめる作品。


イギリス

『THE BAY 空白の一夜』[THE BAY](2019)

イギリス得意の地方の濃密で閉鎖的な人間関係の中で起こった殺人事件ものと、現代警察捜査のリアリズムがくっついた感じの作品。地味ながら手抜きなく作られている良作で、"失策"から始まった主人公の女性刑事の有能さが徐々に表現されていく過程も事件の謎自体の錯綜性も、見応えがあります。
今月末(5/24)からまたやるようですね。



オンデマンドで見たもの

アメリカ

『ハーパーズ・アイランド 惨劇の島』[HARPER'S ISLAND](2009)

なんか昔イギリス物で見たような覚えがなくもないタイトル・設定の孤島ホラーですけど、一応ざっと調べた範囲ではリメイクではないらしいです。
過去の島で起きた"惨劇"の謎を軸に現在はリゾートとして専ら栄えているその島の関係者たちの人間模様を描くらしい、ホラー&セレブ系メロドラマ。特に悪くはなさそうですが、興味は感じなくてすぐリタイヤ。


『アンダー・ザ・ドーム』[UNDER THE DOME](2013)

スティーブン・キング原作の・・・SFかな?
地方の田舎町を突然丸ごと覆った謎のドームと、その内と外の陰謀と人間関係的な何か。
"ドーム"設定は非常に魅力的でしたけど、そこから"人間模様"モードに移るのが少し早過ぎて、"全13話"先が見える&先が長い感がどっと襲って来て、やめてしまいました。
スティーブン・キングドラマは短い方がいいですね、このブログで何回か言ってると思いますが、"全2話"パターンとかはほぼ外れが無いです。


『ヴェイグラント・クイーン さすらいの女王』[VAGRANT QUEEN](2020)

アメコミ原作のスペース・オペラという、およそ僕のツボから外れそうな作品で、冒頭数分のC調なシーンでいきなり挫折して放置してましたが、いよいよ見るものが無くなって念の為に見返したら、その"C調"シーンの直後からいきなり面白くなっていた危なかったーと。(笑)
Vagrant Queen
こんな感じのいかにもなイメージではあるんですが、よくよく見るとヒロインが黒人の時点で、既にユニークと言えばユニークなんですよね。
設定としては"ここではないどこか別の銀河"ということでぼかしてはありますが、一事が万事で結構リベラルというか、自由と寛容的なテーマ性を基本には持っている作品。
でもストーリーとしてはそこまで単純ではなくて、「王政」を倒した「共和政」体制、そちらの方がある意味より劣悪で直接的に主人公たちと敵対していて、一方ヒロインは王政の忘れ形見的継承者なんですがあらゆる政治と支配を忌避していて、継承者を抹殺しようとする勢力とかつごうとする勢力、双方と敵対しててんやわんや。(?)
最終的には共和政から更に生まれた近代的な独裁体制がラスボス的敵となる流れで、こうして見ると割と分かり易くというか模範的に人類史の"風刺"的構図にはなっていてそれ自体も嘘ではないと思いますが、ただ一番の味はそうしたストーリーを背景にした人間関係や軽妙なやり取りの楽しさと、かなりダイナミック&スピーディーで殺陣としてもしっかりしているアクションの魅力というエンタメ的なもの。・・・ヒロインかなり格闘強いです。(笑)
こういうある意味全方位的な"満点"作品ですけど、それら全てが粋というか趣味の好い感じでまとまっていて、快適です。最後ちゃんと完結して欲しかったんですけどアメドラの常で変な"続く"終わりだったので、そこだけが残念。


『インテロゲーション:尋問 殺意の真相』[INTERROGATION](2020)

各容疑者の尋問シーンだけで事件を浮かび上がらせようという企画らしい作品。
「#2~9はお好きな順番でご覧ください」とのことで、まあやってみたかったんだろうねこういうのをという感じ。
なんか頑張り過ぎで僕はパス。


イギリス

『FADES フェーズ』[THE FADES](2011)

『ドクター・フー』と『ハリー・ポッター』の間(笑)みたいな感じのイギリス的なユーモアに満ちたホラー。"人類の存亡"がかかってるらしい分、SF風味でもある。主人公は少年で、"ハリー・ポッター"感は主にそちらから。
本国で評価が高かったらしいのはうなずけるセンスの良さは感じますが、いかんせんホラーに興味のない人で、それを覆して見させるほどのものは無くて、脱落。


スウェーデン

『エージェント・ハミルトン 裏切りのミッション』[HAMILTON](2019)

変な言い方ですが、"スウェーデン"だからと言って"北欧ドラマ"ばかりだと思うなよという感じの、"観光"抜きでどこに出しても通用する堂々たる傑作スパイドラマ。
主人公の立場がネタバレ厳禁な感じの独特の意外性のあるもので、悪人ではとりあえずないらしいけどどう見ていいのかどう感情移入していいのか、かなり話が進むまでなかなか分からなくてドキドキします。その中で淡々と"技術"だけが示されていくスパイとして腕利き感が、"立場"が分からないだけに逆にシンプルにかっこいい。
一応正体が分かってからも全10話最後の最後まで予測不能の展開で走り抜ける、アメリカものでもそうそう見た記憶のない見事なスパイドラマ。その中ででも舞台はスウェーデンなので、聴き慣れないスウェーデンの警察組織諜報組織の名前や風物が、ちゃんと"観光"(笑)にも効いてくるお得(?)なドラマ。


『Cryptid 未知なる脅威』[Cryptid](2020)

こちらも舞台こそ"スウェーデンのネス湖"的な僻地でいかにもな寒々しい"北欧"的風景が広がってはいますが、そこで繰り広げられるホラー及び高校生たちの苦みのある青春群像の描き方、演出の切れ演技のリアリティは見事で、"国籍"越えて優れた作品。"R-15"指定で、1話冒頭がいきなり高校生男女の"本気"のク〇ニシーンから始まって驚きました?ク〇ニ?なぜ?(笑)。余りに意外で、最初何か怪物が女子高生を下半身から食べてるシーンなのかと思いました。(笑)
1話が20分と短いのも軽快でとてもいいんですが、最終的なネタばらしが若干陳腐で、少し評価を落としました。"続く"終わりだったのも残念。走り抜けて欲しかった。


デンマーク

『ゾウズ・フー・キル 殺意の深層』[THOSE WHO KILL][DEN SOM DRAEBER](2011)

以前アメリカリメイク版を"失敗作"として紹介した作品のオリジナル。
少なくともアメリカ版よりは、だいぶ良かったです。
筋立てはよくある猟奇事件とプロファイラーものですが、主人公の女刑事の性格が竹を割り過ぎていてかっこいいです(笑)。可愛いです。
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シーン1生き埋めの恐怖から救ってくれたパートナーのプロファイラーにありがとうと抱きつくヒロイン。シーン2その直後、救出の途中でプロファイラーが行ったある行為が気に入らないとぶん殴るヒロイン。(笑)

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おまけ。北欧/ゲルマン女優にありがちの、色気の無いずん胴ボディ。(笑)
端的に男性ホルモンが多いんじゃないかと思いますね。
こんなかっ飛びヒロインをせっかく擁しながら、その活躍を描くのではなくて弱みや挫折の鬱展開を早めに持って来過ぎなのが残念な作品。鬱にすれば"ドラマ"になるだろうという、安易感を感じるというか。


イギリス・イタリア・ドイツ合作

『ローマ警察殺人課アウレリオ・ゼン 3つの事件』[ZEN](2011)

zen

いかにもな美男美女が登場するイタリアミステリーということで、"そういう"作品かなおしゃれ観光かなと気乗りしないまま見始めましたが、これが面白かった。本当の意味での"おしゃれ"な作品で、ドラマとしてのツボを押さえまくった粋で快適な作品。
主人公(ゼン刑事)がいいですね。有能だけど正義派で出世コースには乗り切れない微妙な立場で、無理難題を押し付けられたり足を引っ張られたりもするんですが、それをぐっとこらえて宮仕えの辛さを甘受しながらしかしぎりぎりの機転といざという時の果断な行動力で"おしゃれ"に打開していく、フリとオチ(?)のバランスが非常にいいです。人の良さにいらいらはさせられず、"逆転"の勧善懲悪に安易さもなくという。おしゃれです。粋です。イタリア(?)です。(笑)
見終わってなんか、主人公が大好きになりました。
相棒の美女もまたいいんですね。署内垂涎のお色気美女でありながら、その実真っすぐで人格に骨があって信頼に足りて、個人的な弱さや辛い過去を抱えていたりもするんですが最終的には全部引き受けて"美女"としての役割(笑)を全うする。掛け値なしに"いい女"です。かつ健気で可愛い。いいカップルです。
敵味方証人、それぞれの立場で主人公が会う美女たち各々個性的で魅力的で、単に"ゴージャス"という以上に(それも凄くあるんですが(笑))人物描写造型の確かさを感じさせます。今のところタイトルにあるように全3話しかないので、"シリーズ"としてもっと見たいなという感じです。


以上。


Posted on 2021/05/07 Fri. 18:30 [edit]

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