死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『最強ビッチになる方法』(2012)  




lalaTVでちらっとやったマイナーな作品だと思ってましたが、日本版のDVDとか出てたとは意外。
『セックス・イン・ザ・シティ』的に人気が出る(ある)と、期待されてたのかな。


『最強ビッチになる方法』(lalaTV) (allcinema)

内容

親友同士のサマンサとリジーが、互いに最高のオトコをゲットするため、ビッチ修行を繰り広げる!
全米で人気のブログ"The Girl's Guide To Depravity"が原作の、大人向けエロティック・コメディが登場!! (公式)



レビュー

本館で昔書いた時ツッコまれた(笑)、謎の僕的高評価作品。

企画(テーマ性、オリジナリティ) ☆☆☆☆★

"30分のシットコム"が基本的に好きじゃなくて、『セックス・イン・ザ・シティ』も含め"女子ウケ"するタイプの海外ドラマも押しなべて退屈に感じる僕が、なぜにこの作品は好きなのか。
・・・とここまで書いて気が付きましたが、このドラマ60分ものなんだ。上でツッコまれた時のコメント欄では、「"30分のシットコム"的な内容を45/60分枠でやったところにユニークさがある」と評価しています。なるほど。自分で言ったことですが。(笑)
基本的には、距離感が好き、ということですかねえ。"シットコム"的ドタバタ感や、"女子ドラ"的メロドラマ&ガールズトークや、加えて言うならば"セックス"ドラマとしてのえげつなさからも、それぞれ適度に距離を取ってクールに作られている。十分に(笑)ドタバタしてるし十分に女子の内輪話してるし、十分にファッキンもしてるんですけど。その全てが凄く切れがいいというか、"だから何?"みたいな勢いがある。
凄く企画者のセンスを感じます。上で言ったことを言い直すと、60分にしても変に"本格"感を狙わなかった、"シットコム"的馬鹿馬鹿しさを維持したのも、逆にセンスがいいかなと。要するに、"距離感"ですけどね。該当するあらゆる"特徴"からの。どれかに溺れなかったということ。(型に)はまらなかったというか。
原作的なものもあるわけだから"独創的"というわけではないけど、"独立不羈"ではあるというか。

ストーリー(またはエピソード) ☆☆☆★★

原作はブログ、つまり実話ベースということになるんでしょうが、一つ一つの話はそんなに面白いとかユニークだとかは感じませんでした。
"あるある"に近いですかね。"あるある"として作られているのか、それとも"衝撃の実態"として作られているのか、文化が違うのもあって今一つ分からなかったんですけど。
とにかく話としては、陳腐とまでは言いませんが、そんなに興味は感じなかったです。これだけで漫画を作れるアイデアではないよなというか(笑)。"ドラマ"だから、成り立つ程度の話。

人物描写("セリフの面白さ"も含む) ☆☆☆★★

これもそうですね。基本的には先輩ピッチと清純への未練もある見習いピッチが互いの経験を検証し合う話なわけなんですけど、どちらかに特に説得力があるわけでも、"生き様"が何か感じさせるわけでも、ないと思います。
非常に何か、淡々とした描写。

演出(機能性や芸術性) ☆☆☆☆★

とまあ、上二つは低めの評価と言えば評価なんですけど、ただそれは"出来が悪い"というよりも特段"力が入っていない"ということであって、要はだから最初に言った、「距離感」ということなんだろうと思います。
それらある意味"平凡"な諸要素を、ある距離と角度とスピード感で見せることで、面白く感じさせるかっこよく感じさせる、演出のセンスと技量、企画者の正確な理解も背景にしたそれが、この作品の肝ということ。
細かいことを言うと、"ファック"シーンも割りと好きですね(笑)。"ピッチ"がテーマということもあって正にアメリカ的な、非常にフィジカルでアニマルな感じのファック・シーンなんですけど、その滑稽感をちゃんと自覚しつつも、しかしでも女の子たちがそういうものをそういうものとして心から楽しんでいる感じも上手く伝わって来て、初めて"アメリカの"セックスが少し理解出来た気がしたというか(笑)。僕は断然、"日本"派ではあるんですが。(笑)


他の人の感想

『最強ビッチになる方法。』 (Canker Sore さん)

作り手の内容への"距離感"に、戸惑ってる感じの感想。(笑)

『最強ビッチになる方法』 (独断映画評+(毒本音吐いちゃいな!) さん)

これもやはり、"女子ドラマ"としての異質さに、戸惑いつつも理解しようとしている"女子"さん(笑)の感想。

やっぱり面白いですよね、このドラマ。これだけ色んな人に、違和感を感じさせつつ引き付けるというのは。
満更"高評価"も間違いではないらしいというか。(笑)
そんなに見てる人は多くはないでしょうけど。
機会があったら、おすすめ。


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Posted on 2016/04/30 Sat. 19:11 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』(2014)  

forever


『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』(AXN) (Wiki)

シーズン1が終了したところで引き続き視聴予定ですが、評価はだいたい固まったので書いてしまいます。


内容

類まれな洞察力と推理力で、天才監察医がNYの難事件に挑む! 映画「シャーロック・ホームズ」のクリエイターが贈る、本格ミステリードラマ!
実はヘンリーには、200年前から一切歳を取らず、何度死んでも生き返るというトンデモナイ秘密が…!以来、“死”に取りつかれ、研究を重ねてきたのだ。不老不死ゆえの苦悩や、彼の秘密を知る唯一の友人エイブとの驚くべき関係など、物語が進むにつれ明かされるヘンリーの“200年分”の壮大な人生ドラマ (公式)



レビュー

企画(テーマ性、オリジナリティ) ☆☆☆★★

より細かく言うと、星3つと4つの間くらいかなあという感じ。
主人公が"不死"であるというのは、突飛は突飛だけどアメドラの世界では割合見慣れた感じの突飛さで・・・別にゾンビドラマが流行ってるからということでもないですが。(笑)
"偏屈な天才監察医"という設定の方は、これはもう定番に近い感じでこれだけだと下手すると星2つレベルなんですけど、ただ全体の見せ方というか、結果として醸し出している"突飛"なのに"上品"な感じというのは、ある意味新鮮でした。あったようで無かった感じ。それで星3.5くらいの評価に。
・・・"映画『シャーロック・ホームズ』"ってこれか。見てみようかな。

ストーリー(またはエピソード) ☆☆☆☆★

これもまた微妙なライン。3に近い4かな?こっちは。(笑)
凄く凝ってるとか目が覚める程面白いとかではなくて、ある程度設定から自動的に導き出せるような感じなんだけど、ただ全体に非常に高いレベルで安定している感じ。わくわくはしないけど退屈はしないというか。(笑)
感心ポイントとしては、"200年生きた男"として過去の人生のエピソードが、随所で現在とオーバーラップ的に描写されるんですが、下手すると時間感が停滞してダレそうなところを、上手く見せてるなという感じ。
あとこれは「設定」の方の話になるかもしれませんが、「いったん死んだ後蘇る際に全裸で川に出現する」というシーンは、さすがにちょっとアホみたいなので(笑)段々使われなくなりましたね(笑)。賢明だと思います。最初はむしろ、そこで"キャッチ"する予定だったんでしようけど。(笑)

人物描写("セリフの面白さ"も含む) ☆☆☆☆★

ここもまあ、微妙と言えば微妙。
「偏屈な天才監察医」「相棒となる勝ち気な女性刑事」「監察医のオタクな部下」それから「同じ不死性を持った不気味な宿敵」も含めて、いずれも人物像としてはある意味定番の組み合わせだと思います。
ただ結局それら全ての手際が良くて上品に仕上がっているので、むしろその定番性が快適であり、定番の強みであるそれぞれのパターンが内蔵している"ツボ"を的確に刺激されて、なんだかんだ感情移入させられるという。定番と分かりながら。・・・"オタクな部下"だけは、ちょっと陳腐かな?(笑)
定番だからマイナスするのか、定番なのに生き生きしてるところをプラスするかですが、僕は後者を取りました。

演出(機能性や芸術性) ☆☆☆☆★

5に近い4。
ある意味で一番優れているところというか、良さの要というか。
今までの評価で"微妙"を連発して来ましたが、つまり一つ一つの「要素」としては、それほど"傑作"の条件は揃っていないわけですよね。・・・言ってみれば、仮に「企画書」的なものを読んだとしても。(笑)
ただそれを実際に映像化した時の、最終的な総合点が高く感じられるというのは、それはつまりスタッフ特に監督の手腕が優れている、演出力があると、そういうことになるかと思います。
分かり難い良さかもしれないし、地味と言えば地味なのかもしれないですけど、どんな企画も最後は実行面の勝負になるわけで、そういう部分がしょぼいと結局見てられないかなと、逆にそこさえしっかりしていれば、ある程度確実に楽しめるというところがあります、僕は。
「企画」より「描写」派というか。そういう意味で、世間の"ヒット"とは、多少ずれる傾向があるんですけど。(笑)
この作品もはっきり言って、最初はそんなに"興味"は感じなかったんですけど、地味に良く出来てるなあと思いながら見ていて、だんだん好きになって行きました。
まあでも『ダウントンアビー』がヒットするくらいですから、そういうドラマの見方があることは、分かると思います。そう言えば「上品」を連発してましたしね。(笑)

シーズン2も楽しみです。
"続き"が見たいというより、あの"空間"をまた味わいたいということですけど。(笑)
ストーリーより、演出・雰囲気。
・・・とか言ってたら、打ち切りでした。やっぱりな(笑)。いつもこれだ。


他の人の感想

FOREVER~Dr.モーガンのNY事件簿 (三毛猫如月の玉手箱 さん)

え、主役の人ヨアン・グリフィスだったの?全く気が付かなかった。僕も『ホーンプロワー』好きなのに。(笑)
ブログ主さんも、「最初、誰かと思いました」とのこと。(笑)
演技・雰囲気はいいのにという感想も、まあ多分妥当な感想なんでしょうね。

FOREVER DR.モーガンのNY事件簿 (豆飛 さん)

こちらはポジティブな感想。"過去"の入れ具合がちょうどいいというのは同意見。あとトンデモ"設定"がなんかすぐに引っ込んだなというのも、やっぱみんな感じるんだなと。(笑)

『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』(全22話)(さいはての西 さん)

主人公とその義理の息子の関係が最高で、「キャラクターのやりとりとか面白い」のになあという感想。
そうですよね、要は"アンサンブルドラマ"として優れてたんですよね。それを僕は"演出"と言ったんですけど。残念。


おまけで『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』にも特に言及している、アメドラの"打ち切り"についてのエントリー。

アメリカドラマの突然の打ち切り!ひどすぎて唖然とする! (中年夫婦の人生残りターン さん)

僕はもう、そもそも"クリフハンガー"(次シーズンへの興味を繫ぐ為の謎残し、回またぎ)自体、やらないで欲しいなと思っています。きちんと"終わり"にして、"アンコール"が出たら、再登場してくれと。
勿論伏線くらいは、別に出しといてもいいんですけど。露骨なのはね。作品の完成度も落としますし。特に打ち切りになった時。

そんなところです。


Posted on 2016/04/22 Fri. 16:10 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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『NCIS: ニューオーリンズ』(2014) &新方式  

4月になりました。
去年12月に立ち上げ以来、探り探り騙し騙し(笑)やって来ましたが、色々とスタートダッシュの12月を除けば、過去3か月の更新実績が6-3-3、均すと平均月4回で、これくらいがまあエネルギー的に妥当なペースなんだろうと思います。
これからは逆に週1ペースをきちんと守るように、心がけたいと思っています。

で、そうやって曲がりなりにも4か月書いて来ましたが、今ひとつふたつ(笑)、書き方がハマってない感があるので、今月から少し新方式を導入してみようかなと。
といって別に独創的なものではなくて、部門別に採点をして、それに従って恐らくはコメントももっと部門別細分化された形にして行こうと。特に僕の場合、過去本館でアニメについてなど書いた時の経験からすると、評価基準自体が割りと独特(自分では別にそう思っていない笑)みたいなので、多少なりとも分かり易くなるかなと。
いい悪いは主観としても、「何」についてのいい悪いなのか、なるべく読んでいる人に分かり易くして行こうと。


具体的には以下の4つの部門。

1.企画(テーマ性やオリジナリティ)
2.ストーリー(またはエピソード)
3.人物描写("セリフの面白さ"も含む)
4.演出(機能性や芸術性)


それぞれについて、5点満点の数表示をしてみます。
・・・ね、独創的じゃないでしょ?(笑)
自分でこれを評価すると、"1"については☆☆ですね。(笑)


早速では先頃1stシーズンの放送が終わったばかりの、『NCIS: ニューオーリンズ』から。
思い入れが無いので実験にちょうどいい。(笑)





『NCIS: ニューオーリンズ』(スーパードラマTV) (Wiki)


内容

アメリカはもとより、世界各国で絶大な人気を誇っている「NCIS ネイビー犯罪捜査班」。海軍犯罪捜査局(略称NCIS)の活躍を描く「NCIS ネイビー犯罪捜査班」は、2003年から全米3大ネットワーク局CBSで放送開始以来、現在でも全米視聴率トップを争う人気番組だ。2009年にはスピンオフ「NCIS:LA~極秘潜入捜査班」が登場し、こちらも大ヒットを記録中。さらに2014年、2つ目のスピンオフとして登場した話題の新作が本作「NCIS:ニューオーリンズ」である。
舞台となるニューオーリンズは、ルイジアナ州南部にある同州最大の都市。メキシコ湾に面し、ミシシッピー川に沿った重要な港湾都市で、ニューオーリンズ支局はミシシッピー川からテキサス州北部のパンハンドル地方までを管轄している。 (公式)



レビュー

企画(テーマ性、オリジナリティ) ☆☆★★★

何せ"2つめのスピンオフ"ですし、1つ目の『LA』に比べても本家のフォーマットに忠実に作られているので、オリジナリティは最初から望むべくもありません。むしろその定番性がアメリカでの人気の要因ではないかと想像しますが、"本家"自体がかなり煮詰まって感じられる近況では、さすがにちょっと見飽きた感じの作りで僕は眠いです。
"ニューオーリンズ"の地域性として、「家族」的な人間関係・街の雰囲気を出そうという企画意図自体は、一応分かります。そこを加味しての☆2つ、それが無かったら1つですね。

ストーリー(またはエピソード) ☆☆☆★★

標準はクリアしていると思います。固まり切ったフォーマットでもそれなりに見られるものを作って来る、そこらへんはさすがにアメリカの脚本家だなという。それ以上のものではないですが。
随所に"ニューオーリンズ"の土地柄を絡めようという努力は多少わざとらしいですが、一種の「観光案内」として(笑)まあ許せる範囲かなと。

人物描写("セリフの面白さ"も含む) ☆☆☆★★

"2"つか"3"つか迷うところ。
ボスである"キング"ことプライドの魅力と父性的な包容力に頼り切った感じの物凄い"内輪"感のある人物描写で、リアリティがあるというよりは予定調和感が強いですが、そこを突っ込むのは多分野暮なんだろうなと、水戸黄門や遠山の金さんを楽しんでいる人に"お約束"だと指摘するようなものなんだろうなと、アメリカでの人気を考えればそういうことでしょうし。僕もまあ、満更魅力を感じないわけでもないので、良しとしておこうかなと。
・・・ただし、眠い。(笑)
でも眠いのに気が付くと見ている。"お約束"のですね。(笑)
2ndシーズンどうしようかなあ。最後に出て来た新メンバーらしき黒人の女の人、嫌いじゃないしなあ。

演出(機能性や芸術性) ☆☆★★★

ここは少し、中途半端かなと。
本家に忠実に、しかし"ニューオーリンズ"風味でリラックスした、ダルい味を出そうとしているんでしょうが、単純に切れ味が2割減しているだけという感じがします。
多分監督が、実際には特にニューオーリンズに魅力を感じているわけでも理解しているわけでもなくて、見よう見まねでやってるんだろうなという感じ。もっと思い切って、それなりの人材を配してエキゾチックな作りにすれば、"賛否"は分かれたかもしれませんが見応えは増したはず。個性は出たというか。
今のところはほんとに、単なる本家の劣化コピーでしかないですね。
・・・まあ放送局がfoxからスーパードラマTVに変わったことで、CMの本数が減って逆に本家の独特のリズム感が失われたと、そういう可能性もあるかなとは思いますが。


こんな感じ。
これで言い尽くせないような作品ならば、更に別途コメントを書き足すという感じで、何となく今後もバランスは取れるかなと。今回の『NCIS: ニューオーリンズ』の場合は、これで十分です。(笑)

うーん、書き易くはなったかな。
読み易くは・・・なりましたか?(笑)
今日はこれくらいで。


他の人の感想

NCIS:ニューオーリンズ放送開始(三毛猫如月の玉手箱 さん)
NCIS:ニューオーリンズ/シーズン1 視聴始めました!(海外ドラマ:つぶやき処 さん)
NCIS S11 新チーム NEW ORLEANS 登場 !(大好き海外ドラマ&恋して外国映画 さん)

最後のは本家の方で、"紹介"的に初登場した、クロスエピソードの話。
それで思い出しましたが、その時は僕的にもっと面白く、ソリッドに感じたんですよね。
そこらへんはだから、本家との演出ないし演出力の差なのかなと。
あの時は結構ときめいたのになあ。(笑)


Posted on 2016/04/04 Mon. 15:03 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

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