死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『ワンス・アポン・ア・タイム』(2011)  




『ワンス・アポン・ア・タイム』(BSプレミアム) (Wiki)

内容

白雪姫やピノキオ、赤ずきんといった誰もが知るおとぎ話の主人公たちが、魔法の呪いをかけられ、姿を変えて現代に生きているという設定にした異色ファンタジードラマ。おとぎの世界と現代の町、交互に物語が進む中、おとぎ話に秘められた謎が解き明かされていく。 (映画.com)
物語はメイン州の架空の海沿いの街、ストーリーブルックで繰り広げられ、住人たちはいろいろなおとぎ話の登場人物たちで強力な呪いにより記憶を失い現実世界で暮らしている。各エピソードはストーリーブルックでの出来事と呪いの前に起こった出来事という2つの視点で進められる。 (Wiki)



レビュー

企画(設定のユニークさやテーマの斬新さ) ☆☆★★★

『GRIMM』とかもそうですけど、割りと多いですよね英米では、こういう"伝統の使い回し"的設定。
基本的には、「童心大国」日本と違って、"ファンタジー"の現在性というか、新しいキャラ・世界観の生産能力が低いせいだと、単純に思っています。強いて言えばアメコミとかはまあ元気ですけど、それとてどうも"フォーマット"感が強くて、日本の漫画・アニメ・ラノベ連合軍の創造力の、ハナから相手ではないというか。(笑)
というわけで設定そのものには何らワクワク感は無くて、BSプレミアムドラマ枠の鑑定眼への信頼のみで、見始めたようなものでした。

ストーリー(展開の面白さ、または内容の意味深さ) ☆☆☆☆★

"凄く面白い"というわけでもないんですけど、そういうはっきり言えば退屈な設定の下では、かなり上手に話を作っていて、それはそれで唸りました。こういうある決まったフォーマット下での職人的能力というか基礎技能の高さは、こちらは逆に英米の脚本家に、日本人が遠く及ばないところ。
特に1stシーズンの畳み方、伏線を回収しつつきっちり結末をつけて行って、"甘く"はならずにでも"ハッピー"に締めた手際は、感動しました。あれで終わってればねえ・・・(笑)
まあ好評を承けて無理やり(笑)続いた2ndシーズンでも、ほぼクオリティを落とさずにそれはそれで見事だったと思います。僕が見たのはそこまでかな?現在BSは見られない環境なので。

人物(キャラクターの魅力、あるいは心理描写の妙) ☆☆☆★★

基本性格がある程度決められているキャラが多いので、「人間を描け」と言われても(笑)なかなか辛いものはあるとは思いますが、馬鹿馬鹿しくも現代的過ぎたりもせずに、よく作っていたと思います。
それ以上の興味はなかなか持てなかったですけどね。
エマは勇ましいしヘンリーは健気だけど、基本的には"現代"性を出すための「記号」的なキャラですからね。(ヘンリーの場合は"普遍"性?子供としての。)

演出(テンポの心地良さや雰囲気に引き込む力) ☆☆☆☆★

これはハイクオリティ。上と同じですが、"現代性"と"古典性"のバランスを上手く取って、よく緊張感をキープしていたと思います。それがなければ、見続けられなかったでしょう。基本的には、"興味の無いキャラたちによる興味の無いお話"でしたから。(笑)
ただただ、綱渡りの手際を楽しんでいた感じ。

というわけで、クオリティは高いけど、さりとて見ても見なくてもいい感じの作品。
NHK好み?(笑)


他の人の感想

・・・無し

いや、見てる人は結構いて、なぜか皆さん一様に凄く丁寧にストーリーを辿っている人が多いんですけど、しかしそれに対して「感想」とあえて言うほどの「感想」が語られてないんですよね。
さすが『おとぎ話』で、"ストーリー"そのものが主役と言うべきか。・・・「ストーリーブルック」なだけに!?

別に上手くないですが(笑)、というわけで今回はこれで終わりです。


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Posted on 2016/07/29 Fri. 18:33 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

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『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』(2011)  




最終シーズンの宣伝が盛んに流れて来ますが(笑)、僕はシーズン1しか見てないのでそれのみの感想です。

『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』(AXN) (Wiki)

内容

テロの危険性を事前に察知するため、政府によって極秘開発された犯罪予知システム、通称“マシン”。街中に張り巡らされた監視カメラや携帯電話、GPSなどから情報を得るそのシステムは、テロだけでなく、日常的に起こる凶悪犯罪も予知したが、政府はそれらを“無用の情報”として排除していた。
マシンの開発者ハロルド・フィンチは、政府が無用と判断した情報を密かに入手。驚異的な戦闘技能を誇る元CIAのジョン・リースをパートナーに迎え、一般市民が巻き込まれる凶悪犯罪を未然に防ぐため、人知れず活動することを決める。ところが、マシンがはじき出すのは事件に関わる人物の社会保障番号のみ。そのターゲットが被害者か、加害者か、いつどんな事件が起こるのかも分からない中、二人は命をかけて数々の事件に挑んでいく! (公式)



レビュー

「犯罪を事前に予測して阻止する」というコンセプトは『マイノリティ・リポート』と同じですが、あちらが「政府/体制側による予防拘禁(の恐怖)」なのに対して、こちらはその民間版というか、"必殺仕事人"の予防版というか。
・その分あんまり"社会派"感は無くて、より一般的な"正義"性と、"アクションドラマ"性で見せる感じ。
・それが良さでもあるし、物足りなさでもあるかなと。
・特に"刑事"が絡んで来てからは、どんどん普通の刑事ドラマ性が増して行ったというか、伝統の「型」が発動して行ったというか。
・それで何となく先が見えた感があって、僕は興味を失ってしまったんですが。

・根本の不満としては、未来的ハイテク(の予測システム)をキーにしたドラマの割りには、そのハイテクの"全能感"が与える高揚みたいなものが乏しくて。
・基本二人でやってる段取りの危なっかしさ含めて、どうも素朴というか徒手空拳というか。
・たまたま成功してるだけじゃんみたいな。
・いずれ"強敵"や"困難"にぶつかるにしても、少なくとも最初は、もう少しシステムの「完璧」感が欲しかったかなという。
・せっかく「法で防げない悪」を裁く(予防する)話なのに、"勧善懲悪"のカタルシスが乏し過ぎるというか。
・それこそ『必殺仕事人』に比べても。(笑)
・刑事ドラマ、ないし"人間ドラマ"モードの発動が早過ぎるというか。
・それはだって、このドラマ(のコンセプト)じゃなくても出来ることだから。

・まあ悪い作品ではないです。
・人物の魅力はそこそこあって、逆に"コンセプト"しか見えなかった(ドラマ版)『マイノリティ・リポート』よりは、見続ける気にはなりましたから。
・ただそういう製作陣の底堅さというか職人性が、やや作品の性格を曖昧化してしまったきらいがあったかなということで。
・嫌いではないけど、積極的興味も感じなかったという、そういう感じ。
・...宣伝映像を見てると、その後は随分派手に、"スーパーヒーロー"ものっぽい感じになってるようですけどね(笑)。仲間も増えて。
・いずれにしても、多分必殺仕事人の方が面白い。(笑)

企画(設定のユニークさやテーマの斬新さ) ☆☆☆☆★
ストーリー(展開の面白さ、または内容の意味深さ) ☆☆★★★
人物(キャラクターの魅力、あるいは心理描写の妙) ☆☆☆★★
演出(テンポの心地良さや雰囲気に引き込む力) ☆☆☆★★


こんなもんかな。ドラマ全体にもっと興味が持てれば、"人物"と"演出"はもっと高く評価する可能性もありますが。
ていうかやっぱり、5段階じゃなくて「.5」評価も欲しい気がする。次から考えます。まだまだ、模索中。


他の人の感想

【パーソン・オブ・インタレスト シーズン1第23話】のあらすじ【ネタバレ注意】 (海外ドラマ+【海外ドラマあらすじ・コラム紹介サイト さん)

"「Person of Interest」らしい大どんでん返し""奇想天外の脚本を楽しみに"

パーソン・オブ・インタレスト シーズン1のネタバレ感想 (もりべや さん)

"普通に見ていて面白いドラマでしたし、何より、演出がかっこいいんですよ。ジョン・リースを始めとして、登場人物たちの活躍がよかった"

海外ドラマ 「Person of Interest」 第 23 話 最終回 「予感」 の感想です。 (MOVIE レビュー さん)

"面白くなかったなぁと思ったのは23話中で3話位かな? 全体に面白かったけどお気に入りの回は・・・"


いずれも要するに、「ドラマとしてのオーソドックスな面白さ・底堅さ」を評価している感想だと思います。
最後の方の評価などにも見られるように、割りと古典的な"1話完結"的性格も強いですしね、「コンセプト」ドラマにしては。そこらへんが意外な良さでもあるし、半端というか地味な印象を受けたところでもあるし。
シーズン2以降についての感想だと、また違ってくるのかも知れませんが。


Posted on 2016/07/28 Thu. 15:01 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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『VEGAS/ベガス』(2012)  




これで2012年作品はとりあえず最後か。
"最後"になったのはつまらないからではなくて、書き難いから。(笑)

『VEGAS/ベガス』(スーパー!ドラマTV) (Wiki)

内容

1960年代のラスベガスを舞台に、カウボーイから保安官となった実在の人物ラルフ・ラムと、カジノを仕切るマフィアのヴィンセント・サヴィーノの激しい攻防戦を描いたクライム・アクション「VEGAS/ベガス」。
広大な砂漠の中に多くの牧場が点在するラスベガスだが、カジノができたことから街は急速に都市化が進んでいた。そこへ、カジノの敏腕マネージャーとしてマフィアのヴィンセント・サヴィーノがやってくる。ラスベガスを牛耳るという野望を持つサヴィーノと、戦争中に軍警察として活躍した経歴から保安官となったラルフ・ラムとの激しい攻防戦 (公式)


レビュー

・クオリティは間違いなく高いし見ている時は結構のめり込んで見ていたんだけど。
・ふと考えると、時間が経つと、はて何が面白かったんだろうという感じというか、特段印象に残っていることが少ないというか。
・名前を見た時の興奮感や"引き"が無いというか。
・個人的な比較ではありますが。(笑)

・基本的にはデニス・クエイドとマイケル・チクリスという、"パワー型"(笑)男優二人による、お子ちゃまはお呼びじゃないぜの"男"の、または"大人"の対決ドラマ。
・保安官とマフィアという対照的な立場の二人ではあるけれど、勿論単純な勧善懲悪などではなく、特にマフィア側のそう行動"せざるを得ない"事情をリアリティと迫力をもって描いた、「正義」ではなく「現実」を主に描くタイプのドラマというか。
・ただそうしたタイプでよくある、"正義側"も悪に染まってドロドロになって行くパターンではなく、正義側は正義側として立場は維持しているのだけど、悪には悪の、「倫理」に近いそれなりに一本筋の通った行動基準、特により巨大な悪やあるいは卑俗で筋の通っていない悪との比較におけるそれを丁寧に描くことによって。
・それぞれの立場で筋やダンディズムを通そうとする"男"どうしの自然な通じ合いや、時によっては協同が描かれるという、そういうパターン。
・といって"巨悪"を倒す為に立ち上がったり(笑)、悪側が「改心」したりするわけではなく。
・あくまで立場は立場として最後まで残る、構造自体に"発展"は無いわけですけど。
・だから「正義」や「倫理」の問題に何か決着がつくわけではなくて、やはり描かれるのは「現実」そのもの、現実が持つ"慣性"それ自体なわけですが。
・そういう意味で、"価値観"的には、終始曖昧な世界。

・...というと何か複雑な作品のようですが。
・実際にはそんなこともなくて見たまんま、上のDVDのジャケ写でのデニス・クエイドとマイケル・チクリスの立ち姿、"顔"がイメージさせるそのまんま(笑)の世界で、基本的には何ら意外性は無いんですけどね。
・特にマイケル・チクリスに関しては、

マイケル・チクリス

2002年の『ザ・シールド ルール無用の警察バッジ』



で演じた"汚職の泥沼にはまって行くしかし仲間思いの刑事"という役柄の印象が強過ぎてかつハマり役過ぎて。
・もうこの人が出て来た時点で、「怖いけど憎めない悪者なんだろうな」「善悪の狭間でうろうろする役柄なんだろうな」という予感が確定的に立ち昇って。(笑)
・そして実際全くその通りであって、それは予想通りでもあるし期待通りでもあるし。
・そういう意味で複雑なようで分かり易い世界というか、泥臭いようで様式美・予定調和の世界というか。
・そういう作品。

・だから"展開"に一喜一憂するというよりも(しますけどね、それでも笑)、そういうある面予定調和的世界の進行の手練・手際そのものを楽しむというか。
・それこそ基本ストーリーはみんなが知っているシェイクスピア劇的な"演劇"世界そのものを楽しむ、最初に言った通り名優二人の激突の緊張感を楽しむという、そういうタイプの作品かと。
・そういうものとして非常によく出来ていて、つまり"分かっていても"気持ちいい、どきどきする作品で。
・十分に「傑作」の名に値するはずなんですがその割には後を引く強い印象が無くて、"Aランク"としてどのように褒めようかと悩んでいたんですが。
・思い切って(笑)"Bランク"に落としてみたらこれくらいのトーンでもすんなり書けるので、ま、いいかとこうなりました。(笑)
・という感じで少し欠点も挙げてみると。
"時代感"がやや曖昧かなあと。
・冒頭の紹介文で「そうか60年代だったのか」と初めて気づいたくらいで。
・カウボーイに保安官にマフィアにカジノにと、アメリカ伝統&定番の劇要素を楽しみながらも。
・逆にそれが"いつ"の時代の話かとかは全然意識して見ていませんでした。
・劇中の出来事を注意して見ていれば、年代を特定(笑)出来る何かは当然あったんでしょうけど、特にそういう気にさせられることもなく。
・あくまで定番の、「記号」の集まり・組み合わせとしてしか。
・そこらへんが"ムード"の大事な「様式美」ものとして、少し弱いというか薄味というか、演出的に曖昧な部分はあったかもなと。
・"60年代情緒"みたいなものは特に無かった。
・言ってみれば「普遍」的な人間ドラマとしてはかなりよく出来ているけれど、逆に「個別」的な部分が弱かったかもというか。
・だから見終わると印象が薄くなった。"差別"化がしづらくなった。

・...あ、思い出しました。
・確か事前の番宣では、「カウボーイ」と「マフィア」の遭遇というか、カウボーイものとマフィアものの融合みたいな売り方をしていた、そういう"斬新さ"があるよという言い方をしていたんですが。
・実際見てみると"遭遇""融合"のような違和感は余り無くて、すんなりは見られたけどその分ダイナミックではなくてかつ単独「ジャンル」ものだったら分かり易かっただろう"時代感"が曖昧になってしまったと、そういう感じかなと。
・"宣伝"が日本独自のものなのかアメリカでもそうだったのかは、分かりませんが。
・そんな感じです。
・"傑作"というよりは"秀作"というくらいにしておいた方が、紹介としては無難かなと。(笑)
・「上質な大人のドラマ」では、間違いなくあると思います。
・女性陣もなかなかの活躍ですし。


他の人の感想

海外ドラマ 「Vegas/ベガス」 最終回を見ました。(MOVIE レビュー さん)

辛(から)いですね。(笑)
「ヴィンセント・サヴィーノ(マイケル・チクリス)がちょっと良い人風に描かれ過ぎていた気がする。」
とのこと。
うーん、"いい人"というか"理性的"なんですよね。狂気は無い。"カジノ"も勿論そうだけど、"マフィア"も何よりも生業(なりわい)なわけで、そこらへんの現実感を描いたということで、それ自体は僕は納得していましたけどね。むしろ面白みというか。(保安官と)"職業人"どうしの共感が生まれるポイントというか。

スーパー!ドラマTVで「VEGAS/ベガス」シーズン1を3話まで観た〜。マフィア役の男優さんは、あのヒーロー映画の出演者だったんか〜。(ラヴ・ハリ映画日記〜ときどき海外ドラマ〜 さん)

へええ、ラヴ・ハリさんは『シールズ』は見てなかったのか。
ひょっとして僕は、『シールズ』イメージでマイケル・チクリスの"暴力"性については織り込み済みなので、それありきのその"先"の話として、これを見てたきらいあるのかも知れませんね。
ただし、作品自体も、実際そういう作りだと思います。つまりアメリカの視聴者がそのように見るという前提で、作られているというか。放送時には人気あったらしいですしね。そこらへんは多少、文化ギャップがあるかも。お約束の共有というか。
そういう何というか、"特別"な俳優さんだと思います。(マイケル・チクリスは)
視聴者に"心構え"をさせる人というか。ジョン・ウェイン的というか。(笑)


見てる人少ない!(笑)
日本人には地味か。(ハードロックまでは行かない)"アメリカン・ロック"的というか。


Posted on 2016/07/09 Sat. 18:21 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

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『CHILDHOOD'S END -幼年期の終り-』(2015)  

最近見たミニシリーズその2




『CHILDHOOD'S END -幼年期の終り-』 (AXN) (Wiki)

内容

多数の宇宙船が世界各国の都市の上空に出現して圧倒的な科学技術を見せつけ、戦争を止め、飢餓も疫病もなくすと宣言する。自らをオーバーロードと呼ぶ彼らの代表であるカレルレンは、一介の農民であるリッキー・ストルムグレンを人類の代表者に指名し、人類社会に黄金期をもたらすと言う。
アーサー・C・クラーク原作のSF史に輝く不朽の名作の初の映像化! (Wiki&AXN)


レビュー

・よく分からなかった。
・いや、内容的に"難解"とかいうことではなく、(TV)「ドラマ」としてどう見ていいのかが最後まで分からなかったというか、どこで盛り上がったらいいのかがよく分からなかったというか。(笑)
・特に"タイム"感かなあ。
・原作にちなんで(らしい)2話×3の三部作構成になっているんですが、一つ一つのパートを見るのに特に困難は無いんですが、通した流れみたいなものが掴みづらくて、いつ盛り上がるんだろうと思ってる内に終わってしまったという。
・普通に1本(2本でも可)の「映画」(または長編ドラマ)にしてくれるか、逆に13話なり26話なりのフルサイズでTVドラマらしい流れにしてくれた方が、少なくとも"慣れ"という意味では見易かったかなあと。
・特に幼少時にカレルレンに助けられる天才少年がその後青年になってストーリーの大きな鍵を握るんですが、その"成長"がなんか唐突というか、さあこれから彼がどのようにカレルレンに関わって行くんだろうと楽しみにしてたらいきなり知らない人になっていて、あれ?(笑)というか上手く感情移入出来なかったというか。
・一方で最初にカレルレンに"選ばれた"人類代表の男も、その後その影響で死に至る病にかかるんですが、その「過程」のタイム感みたいなものもよく分からなくて、なんかとってつけた設定のように見えたという。
・あるいは「少年」の過ごした時間と「男」の過ごした時間が、感覚的に上手く重ならないというか。
・結局作中で何年経ってるんだろうというか、つまりは「人類」と「カレルレン」の積み重ねた時間感がよく分からないので、"衝撃的"な結末・展開にも、あんまり心が動かなかったという。
・他人事というか。

・個々のパートのクオリティ自体は、決して低くはないと思います。
・原作を読んでないので比較は出来ませんが、少なくとも"大作SFドラマ"にありがちな張り切り過ぎでかえってチープになる的なパターンにはハマっていなくて、それなりに快適には見られたと思います。
アマゾンレビューによると、"語り口が、クラーク風でない"という面はあるらしいんですけどね。でもその人も悪い評価はつけてないし。
・カレルレンの「正体」に若干の"着ぐるみ"感はあったんですけど(笑)、あれは原作通りなのかな。
・例えば同じく"人類神話のネタバレ"パターンの『スターゲイトSG-1』



なら、もっと露骨に"悪魔"なルックスにして、しかし対してみると知性的みたいなそういう表現をするでしょうね。
・この作品のカレルレンは、"連想"はさせるけどそんなに怖くはなくて、でもかといってリアリティがあるわけでもなくて、何だろうなみたいなところはちょっとありました。

カレルレン

・あるいは例えば『スタートレック』シリーズに出て来る数多の"宇宙人"たちと比べてもね。"演出"意図としては、ちょっと掴みづらい気はしました。要するにどう"見せ"たいのか。
・まあ役割としては、「悪魔」というよりは「天使」なんですよね。
・神の代理人として、人類を導くという。
・それならそれで、むしろ"天使"の優しげなルックスのまま、人類に"非情"な処置を施してくれた方が、「怖さ」は増して良かったかな・・・て、僕が勝手に作り変えてもしょうがないんですけど。(笑)
・原作ものは評価が難しいな。
・書いてると段々不満の方が出て来たんですけど(笑)、でもそれが原作由来ならドラマに責を負わせるのも的外れだし。
・でもまあ、不満ですかね、率直に言って。
・正体が"悪魔"だと明らかになった時点では、例えばその"悪魔"の中で過去神の"処置"に反抗して人類を肯定・援助しようとした存在がいてそれがルシフェルだ的な展開も期待したりしたんですが(笑)、結果的には単に「見かけは怖いけどいい人」というだけの存在だったし。
・...一応あれですかね、太古同じように人類の大部分がアセンションされずに"切り捨て"られたことがあって、その時の恐怖や敵意を、"悪魔"の伝説としてその後人類は伝えて来たと、そういう設定ではあるんですかね。
・原作だとそこらへんが、もうちょっとクリアだったりインパクトがあるように描かれているのか。
・ええい、やっぱり評価し難い。(笑)
・そうねえ、「新人類」たちが天に手をかざして精神感応するみたいな描写も、ちょっとありがちな感じでしたし。
・逆にその「新人類」たちがどのように"新"なのかもよく分からなかったし。
・宣伝コピーの(オーバーロードの支配のもとで)「不正だけが姿を消す」という煽りは結構わくわくしましたが、その時何が起きるのかという「文明論」的な考察・描写は、どうも淡泊な気がしたし。
・ひょっとしてやっぱり、つまんないんじゃないのかな?これ。
・クラーク翁には申し訳ないけど。(笑)

・まあ映像は綺麗なんですよね。
・演出も品がある。
・だから"全体の構成"も含めて、「脚本が悪い」というのが結論かな?
・映像&演出4点で脚本2点、中取って3点的な。


他の人の感想

「CHILDHOOD'S END -幼年期の終り-」全6話を観終わりました。度肝を抜かれすぎた!展開速っ。結末もスゴかった〜。(海外ドラマBOARD さん)

なるほど、僕が"唐突"と引いた部分を、ポジティブに捉える人もいるのか(笑)。分からないものだな。

【ネタバレ】『CHILDHOOD'S END -幼年期の終り-』不条理な結末に( ゚д゚)ポカーン(海外ドラマチカS2 さん)

これも結構、僕には新鮮な感想。
"不条理"も"衝撃"も当たり前として、いかにそこに持って行くか単なる"衝撃"に終わらせないかに最初から注目して見てしまったんですが、ちょっと擦れ過ぎかしらSFに慣れ過ぎかしら。(笑)

CHILDHOOD'S END -幼年期の終わり- 6話(最終話)(海外ドラマ☆SFワールド さん)

ブログタイトル通り、こちらは"SF慣れ"しているらしい人の感想。
「とても観易かった」「ミニシリーズとして上手くまとめられていた」とのこと。
上では結構文句ばっかり書いてますが(笑)、基本的には僕もそう思ってはいるんですよね。ただその"観易"さが段々"物足りなさ"の方に傾いて来てしまって、ああいう感想になったんですが。


駄作ではないけど触れ込みほどのインパクトも無くて、結論、"普通"?


Posted on 2016/07/05 Tue. 18:54 [edit]

category: 2015-2019年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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『ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~』(2014) [英米合作]  

最近見たミニシリーズその1
Wikiだと"アメリカ"になってますが、諸情報から英米合作と判断。





『ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~』(AXNミステリー) (Wiki)

内容

9世紀末ロンドンを舞台に、フランケンシュタイン、ドラキュラ、ドリアン・グレイなどゴシック小説から誕生した怪物たちが彷徨う禁断の世界。“ゴシック小説”の魅力が凝縮されたミステリー!
怪物集団に連れ去られたという美女ミーナが助けを求め、度々姿を現すのは、霊感が強く、親友でもあったヴァネッサ・アイヴスの前。しかし、それは本当に彼女からのSOSなのか、怪物たちの仕掛ける罠なのか?ヴァネッサと父であるマルコム卿、そしてヴァネッサに銃の腕を買われて加わったイーサン・チャンドラーが美女失踪事件の謎を暴いていく。 (公式より)


レビュー

・出演陣は個性的な美男美女揃い、"ゴシック"のムードは満点、演出も高品質
・ただ・・・それだけと言えばそれだけ。(笑)
・好きな人にはいいんじゃないでしょうかね。"ゴシック"とか、"耽美"とか。あるいは"ホラー"とか。
・僕はあんまり。特に"ゴシック"と"ホラー"に、興味が無いですね。
・ちなみに合理主義者だからではなくて、むしろ神秘主義者だからです。(笑)
・神秘主義者だからこそ、半端な神秘、雰囲気だけの神秘には、興味が持てない。
・本気で追求しているのならともかく。学理的に。(笑)
・"耽美"の方は満更嫌いではないんですけど、ただそれも"様式美""予定調和"と重なってしまうとちょっと。
・つまりはまとめて"ゴシック"ということでしょうが。
・こちらも"美"なら"美"で、"耽"なら"耽"で、もっと真剣に追求して欲しい感じ。何かが"生まれる"くらいに。(または壊れる)

・じゃあ嫌いかといわれると別にそんなことはないんですけどね。一応最後まで見ましたし。
・アクションシーンとかもシャープではったりが利いてるし、最初は"ムード"におっと思いましたが。
・でも割りとすぐに飽きました。(笑)
・はったりははったり。
エヴァ・グリーンさんは綺麗ですね。
エヴァ・グリーン1エヴァ・グリーン2

元ボンドガールイギリス人だそうですけど、頭が良くて凄くユーモアセンスがある感じで、"降霊会"のシーンなんてノリノリで楽しそうに、"憑依"を演じているように見えました。(笑)
お友達になりたいタイプ。(笑)
・シーズン2もあるそうですが、少し退屈だけど不快ではないし、またエヴァさんに会えるんなら見てみようかなという感じです。
・でも忙しかったら見ない。(笑)


他の人の感想

ナイトメア〜血塗られた秘密〜最終回 (SF・ホラー 海外ドラマ女子BLOG さん)

「最終回でどこまで完結するのか、どこまでの謎が解けるのか、ということで、何だかちょっと駆け足だった気がしないでもないですね。シーズン2に持ち越しのものがほとんどで、今となってみては長いエピローグのような気さえしてきました。」

確かに。僕はもう途中から眺めてただけなのであんまり気にしてませんでしたが(笑)、ストーリー的には意外とあっさりしていたというか、そんな"解決"でいいの?という感じでした。娘それでいいんだ?と。
だから逆に、"終わらせる"為の終わりかなと思ったんですけど、2があるならむしろ伏線なのか。"復活"するとか。(笑)

「ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密〜」シーズン1を観終わった。ドラマでそこまでやるか!エヴァ・グリーンの演技が最高〜。 (ラヴ・ハリ映画日記〜ときどき海外ドラマ〜 さん)

へええ、この人は褒めてるんだ。『アメリカン・ホラー・ストーリー』も好きということは、ホラー・ファンなんですねえ、意外な趣味。
エヴァ・グリーンさんは勿論最高です。(笑)

ナイトメア血塗られた秘密のあらすじネタバレ感想 (わいわいニュース さん)

「正直、僕はついていけません 笑。テンポがイマイチ合わないんですね。やたら芸術的すぎる演出に凝りすぎの感もします。」

うん、これはこれで、当然の反応だと思います。僕もある意味そういう感想ですね。そういうものとして、楽しもうとはしていましたが。


意外と見てる人いたな。(笑)


Posted on 2016/07/02 Sat. 10:25 [edit]

category: その他の国のドラマ(及び合作)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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