死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『イレブンス・アワー FBI科学捜査ファイル』(2008)  

eleventhhour.jpg


・・・レイチェル・ヤング捜査官への愛は既に語りましたが(笑)、こちらは純粋な作品評です。


『イレブンス・アワー FBI科学捜査ファイル』(AXN) (Wiki)

内容

科学を悪用した難事件が次々と発生!「イレブンス・アワー」=”土壇場”で謎は解けるのか?目が離せないスリリングな展開が待ち受ける!
生物物理学者のフッドはFBI女性捜査官レイチェルと組んで、科学が絡む事件に挑んでいく。 (公式&Wiki)


レビュー

企画(設定のユニークさやテーマの斬新さ) ☆☆★★★

"同名イギリスドラマをリメイクした"作品ということですが、そちらの方は知らないので、単純に見たままの感想です。
一言で言ってこの部分、企画の詰めのぬるさが、最大にして根本的な弱点になってしまっている作品だと思います。
「科学事件に特化した捜査もの」というのはなかなか面白いですし、用意されたネタも十分に魅力のあるものだったと思います。ただ全体として、ないしは究極的にどういう作品にするかということについて具体的に十分に考えてスタートした作品かという点は、非常に疑わしいです。"科学"的な"ネタ"を、一般的なコンビ捜査もののフォーマットにそのまま当てはめただけの、かなりぞんざいな作りの作品という印象。
これはある程度はAXNの番宣のミスリードのせいもあるかも知れませんが、てっきり僕は、一線を越えた現代科学の悪用・濫用を行っている金持ちネットワークなり超法規的結社なり、何か巨大な組織とのギリギリの戦いを主人公たちが繰り広げる"ポリティカル"に近いクライム・サスペンスのような、そういうハイテンションの作品を予想していました。
ところが蓋を開けてみれば個別にそういう要素は無いわけではないけれど、結局は"偶発的に""孤立して"パラパラと起きるそれぞれの事件をいちいち解決をして行くだけの、牧歌的とまでは言いませんがネタが珍しいだけの至ってトラディショナルなコンビ捜査もので、なんかわざわざバカ高い材料を使ってただの定食ものを作ってる店みたいな感じで、不味くはないけど何なの?みたいな拍子抜け感中ぶらりん感。

"トラディショナルなコンビ捜査もの"が悪いわけではないですし、毎度毎度巨大組織や陰謀と戦うのもいい加減子供じみてると言えばそうなんですが、とはいえ先端科学というネタが自ずと与える話のスケール感や実際に出て来る巨大組織や資本との関連性、それにフッドとレイチェルの主人公二人のクールなルックスが与える緊張感からすると、巨大な敵なり背景と"対峙"させる形にした方が、この場合はむしろ、自然だったのではないかなと。ドラマの力学として。
FBIに実際にこういう部署が周知のものとしてあるというなら、"日常"を描いてもいいんでしょうけど、無いんでしょ?少なくともあるというような描写は、無かったですよね。
何かこう、勿体ないというか工夫の無い作品だなあというのが、総体としての印象。
・・・そういえば"イレブンス・アワー"の意味も、見てるだけでは分からないですよね。あの時計何?

ストーリー(展開の面白さ、または内容の意味深さ) ☆☆★★★

一話完結の捜査ものとしては、一回一回、普通に楽しめました。その意味では、☆はもっとあげてもいいんですけど。
ただ通して見ると、迷走してる部分もあって、1stで打ち切りもうなずけるというか。(笑)
確か3話で出て来た、偏屈者フッドが教え子やら他の捜査官やらに意外にモテて、レイチェルが急に男として意識し始める的な描写、それ自体は微笑ましくて良かったんですが、その後二度とそういう描写は出て来なかったし、レイチェル自身の男関係も時々取ってつけたように導入されるけどいかにも入れただけという感じでしたし。恐らくは視聴率の低迷から、急遽投入された巨漢の黒人トレーニー"フェリックス"は面白いキャラでしたが、

ehf.jpg

余りにも唐突な登場でしたしまた変に有能で、何か合流に至る特別なエピソードでも欲しいような感じでしたし、作品そのものが18話で終わってしまったことで当然(トリオとしての)消化不良感は残りましたし。
最後に出て来たFBI副長官との"陰謀"風味の確執は、本来はシーズンまたぎの大きな新展開にでも繋げるつもりだったんですかね。分かりませんが「一話完結の王道捜査もの」に慣れた身には、唐突に出て来た「政治」に、なんか体がついて行かなくて面倒だからやめてみたいな感じになってしまいました。(笑)
とにかく"エピソード"としては一つ一つ悪くなかったけど、"シリーズ""シーズン"としては、割りとグダグダしてたなという、そういう感想。まあ根本は上で言った、"企画"の緩さによるんでしょうけどね。

人物(キャラクターの魅力、あるいは心理描写の妙) ☆☆★★★

これもねえ、☆2つは悲しいですねえ。一人一人は好きなんですけどね。
まずフッドとレイチェルは、二人ともいい人。とてもいい人。
それはいいんですけど、そのことの「劇的」な意味というのが、分からないというか特に考えられている感じがしないというか。
レイチェルに関しては、"たまたま"いい人だということでまあいいとしましょう。「出世コース」からは微妙に外れたみたいな、(性格面の)補足もありましたし。・・・ただそれにしても、見た感じ「国家的財産」であるようなフッドの頭脳の守り手としては、じゃあ逆にどういう理由で選ばれたのか、何か他に凄いところでもあったのかと、それは納得が行かないと言えば行かない。そんな甘い性格で成り立つのかというか。
ただより根本的に疑問があるのがフッドのパーソナリティで、"天才"捜査官・探偵の定番として"変人"ではあるんだけど、大した変人ではないというか内向的であるにしてもそれは愛妻と死別して間も無いという"事情"であっさり理解できる程度の「偏差」で、後は至って常識的であるし、親切ないい人であるし。
いい人なのが悪いわけではないんだけど、「現代科学」をテーマにした話で、それが問いかけるだろう倫理的困難や人間観の揺らぎ的なそういう葛藤というか緊張感みたいなものが、当然担い手となるはずの"科学者"フッドのパーソナリティにほとんど反映していなくて、第一話からいきなり"陳腐"と言ってもいいくらいのオーソドックスな「ヒューマニズム」を行動原理とする人だということがあっさり分かってしまって、えええ?というか、それは無いよおというか。
結局はだから、そこらへんも含めて、「定食」感が出てしまってるということですね。高級料理になってない、"知的冒険"感が足りない。単純に科学「知識」が、ばらまかれてるだけで。
後はまあ、これは「企画」や「ストーリー」に属する話かもしれませんが、二人の"出会い"というか、"結成"に至るプロセスの話は、普通は必要なんじゃないかなという。その流れがあって、それぞれの性格が定まるというか。
好感は持てるけど、ちょっと浅いよねという、そういう二人。

演出(テンポの心地良さや雰囲気に引き込む力) ☆☆☆☆★

と、挙げてみるとマイナス点のオンパレードのようで、でも決して楽しくなかったわけではなかった、"まあ好き"評価に収まった(笑)というのは、スタッフの基本技量は決して低くなかった、枠組みの限界の範囲ではあるけれど、劇としての"ツボ"をちゃんと押さえて、破綻なく、それなりの見栄えがするように作ってくれていたと、そこらへんを評価しての、☆4つです。(ここでも押さないと、"Bランク"の辻褄が合わないというか。(笑))
またまた料理の比喩で言えば、味は美味しいんですよ、普通にね。ただ"店"としてのプロデュースに、失敗している。

惜しいですね。このネタと、このスタッフキャストで、しかし企画のところをもっとちゃんと練っていたら、十分に「傑作」が作れていたと思います。
"リメイク"作品としての不自由さやイギリス版の影響が、どこまで原因だったりするのかは、ちょっと分かりませんが。


他の人の感想

Eleventh Hour(イレブンス・アワー) Episode 8 (英会話を独習する人のためのブログ さん)

「一見冷たそうに見えるフッドが時々見せる人間味、あるいは正義感溢れる完璧主義のレイチェルが時々見せる人間味
どっちも結局人間味じゃんて(笑)、この人が悪いんじゃないんですよね、そういうぬるい作品なんです。(笑)

イレブンス・アワー FBI科学捜査ファイル/シーズン1 お試し視聴。 (海外ドラマ:つぶやき処 さん)

「最初から見ていないので、勝手な解釈ですけども、(中略)どういった経緯でコンビを組んでいるのか、メイン2人の人となりとか分からなくても全然見れました。」
実は"最初"から見てても"経緯"は分からないわけですけど(笑)、それは難点であると同時に確かに「それでも見られる」という、緩い良さ・特徴の表れでもあるわけですね、実際この方も楽しめたように。

イレブンス・アワー (今日の思いつき さん)

イギリス版の情報があります。
「リメイクでは全体にちょっと若返ったわけですね。こっちは90分全4話だったようです。」
パッと見だいぶ印象違いますね。リメイクに苦労しての、半端な作りだったのか。


つまらなくはないんですよ、本当に。本当です。(笑)
"下らなく"は、もっとない。少なくも出演者が好きなら、結構楽しく見られる作品なんじゃないですかね。


スポンサーサイト



Posted on 2016/08/26 Fri. 18:20 [edit]

category: 1900年代-2009年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

tb: 0   cm: 0

ドナとレイチェル  

"ドナ"はドナだけど、"レイチェル"レイチェル・ゼイン
レイチェル・ゼイン.png
ではないですよ、『SUITS/スーツ』ファンの皆さま。

彼女も悪くはないですけど、僕が推す"レイチェル"は、『イレブンス・アワー』の方の"レイチェル"。
・・・ま、シーズン1で打ち切りらしいですけど(笑)、気にしない。
とにかく次から次へと新しい新種の美女の登場する海外/米ドラ界でも、最近特にお気に入りの二人を取り上げてみます。


まず『SUITS/スーツ』ドナ・ポールセン
donna1.jpgdona2.png
donna3.jpgdonna04.jpg

主人公(たち)の勤める大手弁護士事務所の、スーパー秘書として大活躍する彼女ですが、とにかく登場時のインパクト、けれん味・ハッタリの効き方は凄かったですね。
このドラマの重要なテーマである「上昇志向」、問答無用の"勝ち組"志向、"メジャーリーグ"志向の、ある意味"権化"として、体現する存在として、"ザ・いい女""ザ・都会の女""ザ・高目の女""ザ・ニューヨーカー"・・・何でもいいですが(笑)とにかくツンツンピッカピカのキレッキレのオフィス・レディぶりで、我々を圧倒してくれました。

超強気、ではあるんですが"傲慢"とか"横柄"というのとも少し違って、職場の上下関係そのものはなんだかんだ決して乱さないし、目下や新入りに無駄な意地悪をしたりもしないし愛想は振りまかないけど(言われた)仕事そのものはきっちり丁寧にやる、ただ言いたいこと言うべきことはいつ誰が相手でも可能な限り最大限の強さとストレートさで主張して、だから"意地悪"はしないけれどそれを受け止める相手の弱さや曖昧さは結果的に容赦なくあぶり出すことになって、言わば存在自体が全方位"試金石"のような人。(笑)
ドナの"正しさ"に耐えられない人はドナのいる職場では働けないんだけれど、それはでも耐えられない方に問題があるのだと誰をも納得させてしまう、無敵の女。

その裏にはドナの実は誰よりも優しい、"みんなのお姉さんにしてみんなのお母さんにしてみんなの親友"みたいな人柄の素晴らしさがあるわけですが、それはそれとしてああいうキャラ造形が可能なのは「強さ」「自己主張」、更には立場・性別関係無く通用する「論理性」が、"誰々の性格"という以前に"当たり前"の価値として存在している現代アメリカのビジネス社会という環境が存在しているからで、ドナは幾分か極端ではあるし純化理想化はされているけれど、でもドナ"みたい"な人は実際にあちこちに結構いるんだろうなと、そうも思わせるのがドナの「権化」「体現」のゆえんなわけですけど。
そういう意味で、ドナは正に現代のアメリカでしか、あるいはアメドラでしか(笑)お目にかかれないタイプのキャラであるし女性であるし、美女であるし(笑)、その言わば"壁"が強烈な憧れを誘うわけですが。見てると何か、"アメリカ万歳""アメドラ万歳"、ついでに"男女同権万歳"と叫びたくなります(笑)。"ドナ"を届けてくれて、ありがとう。

いや、ほんとにね。かっこ良過ぎて少し悲しくなりますね。
俺ももっと出世しとけば良かったかなあ、偉くなって、稼げる男になって、ドナみたいな人が普通にいる空間で働けるようになっておけば良かったかなあと。(笑)
頑張れば弁護士くらいにはなれたろうし・・・。まあなれても稼げたとはあんまり思えないし、それ以上に「ピアソン=ハードマン」のアソシエイツ生活に耐えられたとは思えないけど(笑)。リットされるう。

真面目にでも、もし子供の頃or若い時に『SUITS/スーツ』を見ていたらドナに出会っていたら(笑)、多少は職業選択ないし職業生活にかける情熱は変わっていたと思います。やっぱ"手本"があるとね、違いますよ。"目標"が。
"かっこいい大人"を見たことが無ければ、かっこいい大人になろうとは思わないですからね。
日本の"トレンディ・ドラマ"とかじゃね、馬鹿馬鹿しいとしか思えないですし。
この前"少子化対策"に「両バーナビー夫妻の夫婦愛」をお勧めしましたが(笑)、今度は若者の三無主義対策(古)に、『SUITS/スーツ』とドナをお勧めしておきます。(笑)
大人になってこういう秘書が欲しくないか?!欲しいだろ!?ならば頑張って勉強しろ!働け!


・・・と、いかにも「現代」アメリカニズムの象徴としてドナを性格付けしましたが、一方で実は、「古典」的なキャラでもあるんだと思うんですよね、ドナは。
こういう「賢者」的「女神」的な、"女"という立場・限定を逆に利して、時にいなし時になだめ、時にばっさり切って男社会の欠陥を補完したりある意味では(上で"みんなのお母さん"と言いましたが)男の願望・理想を全能的に体現するようなタイプの、「特別」な存在感を持った女性キャラというのは、'60年代くらいまでの古いアメリカ映画には、必ず一人ずつくらいは出て来ていたような記憶があります。
「特別」過ぎて主役的な働きはしないので、とっさに具体例が思い浮かばないんですが、パターンとしてはサロンのホステス的な有閑教養人だったり、逆に酒場の女だったり娼婦だったりというのが一つの定番ですが。

恐らくむしろ"男女同権"が完成してしまってある意味男と女の区別が無くなってしまった、女の"自己主張"に特別なインパクトが無くなってしまったことによってこういう類型は廃れたんだと思いますが、とにかくそういう少し"懐かしい"臭いを、ドナには感じました。
ご存知の通り『SUITS/スーツ』は"映画オタク"ドラマ、古い映画のセリフ引用大会ドラマでもあるので(笑)、恐らく製作者・脚本家は、そこらへんをいくらかは意識して、ドナというキャラを創造していると僕は思ってるんですが。

まあいいです(笑)。とにかくドナは、素晴らしい。
3rdシーズンあたりから少しおでこの皺が気になる感じになったのは残念ですが(笑)、でも素晴らしい。
素晴らし過ぎて、"女"としては少し見づらいですけどね。やはり、"お母さん"なのかな?(笑)



もう結構な量書いちゃいましたが(笑)、『イレブンス・アワー』レイチェル・ヤングについても、取り急ぎ。
rachel1.jpgrachel2.jpg
rachel3.jpgrachel4.jpg

こちらはまあ、ドナみたいな複雑なからくりはなく、ひたすらキュート!という話。(笑)
ただいかにも"白人"という、白々しいくらいに冴え冴えとした美貌の、職務に忠実で生真面目なFBI捜査官という役どころながら、なんかあれこの人凄くいい人だぞ?むしろいじらしいぞ?萌えるぞ?(笑)という、役柄なのか人柄なのか、今いち判然としないギャップが魅力でした。
特に3話くらいからですかね、パートナーの変人科学顧問を、男として意識し始めて周囲の他の女性に軽くジェラり始めてから、俄然可愛らしさが出て来たと思います。(笑)

まあ「いい人」なのは最初から見えていたと言えば見えていたんですけどね。
第1話の、その科学顧問に堅物ぶりをからかわれて、寝ているところを嘘の警報で呼び出されて下着同然の姿で駆けつけて"大成功ーー!"された時の、騙されたことが分かった瞬間のグッと内に怒りを収める感じが、根っからいい人な感じだったと思います。
ああ多分この人は、言い争いになった時に最後は折れてくれるんだろうなあ折れてしまうんだろうなあと、凄く好感を持ちました。(笑)

"怒った"時に「いい人」な人は、ほんとにいい人なんですよね。
怒った時に可愛いコは、ほんとに可愛いコというか。(笑)
よーし、次は何をして怒られてやろう!

それに限らず、何か一つ一つの反応や表情が繊細で、なんかむしろ日本人的な感じがするなあとか。
"フランス人形"みたいな美貌だけど、"フランス人"ともまた違う。


マーリー・シェルトン / Marley Shelton さん。(Wiki)(IMDb)

ふうむ、見た限り、特にエキゾチックな血統ではないようですね。
スラヴ系かなあとも思ったんですけど。

とにかく、現在放送中の『イレブンス・アワー』の残りと、また何か別のドラマで会えることを楽しみにしたいと思います。


いやあ、楽しいですねえ、海外ドラマ。
綺麗な人可愛い人素敵な人が、いっぱいいて。(笑)


Posted on 2016/08/23 Tue. 21:40 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

tb: 0   cm: 0

『メンタリスト』終わっちゃいましたね。  




スタートは2008年か。

『メンタリスト』(スーパー!ドラマTV) (Wiki)

内容

カリフォルニア州を管轄とし、各地で凶悪犯罪の捜査にあたるCBI(カリフォルニア州捜査局)。捜査コンサルタント、パトリック・ジェーンは鋭い観察眼を持ち、人の心の動きを逐一読みとり、嘘を暴いて真実を見つけだす犯罪心理のスペシャリストだ。CBIの捜査官リズボンは彼をチームに迎え入れるが、被害者の家に勝手に上がり込んだり、事情聴取でいきなり「君が犯人か?」と尋ねたり、事情を知っていそうな者に催眠術をかけてみたり…と、型破りな彼の行動にチームのメンバーは困惑する。
かつては、霊能者タレントとしてテレビで人気者だったパトリックには、妻と娘を連続殺人鬼「レッド・ジョン」に殺される悲劇があった。 (Wiki)


連続殺人犯なんかも普通に出て来る"クライムサスペンス"ではありましたが、とはいえハッピーエンドなんだろう、事件は解決するだろうし、少なくとも主要人物に最悪の事態は訪れないんだろうと、ある意味"安心"して見ていられるところに特徴のあった作品だと思います。
リアルでないこともないんだけど、どこかおとぎ話風味というか。
事件の"解決"そのものも、CBIや後にはFBIのエリート捜査官たちが対処に当たりつつも、結局は要するに万能超人たるパトリック・ジェーンのアイデア一発で全て上手く行く、基本全てそのパターンで、捜査官たちもそれに慣れ切っていて(笑)、ある意味安易というか、気楽と言えば気楽な構造の話。
だがそれがいい!それでいい。この作品に関しては、もうそれで良かったと思います。

理由を探すとすれば、パトリック・ジェーンの魅力、"メンタリスト"としての心理洞察・操作の見事さ、楽しさ、"元詐欺師"という、作品自体の"いんちき"臭さ(笑)を逆に正当化するパックグラウンドの妙。
それからリズボンを筆頭とする周囲のキャラ・同僚たちの、"振り回され"っぷりの良さ(笑)、加えて言うなら実は一見一番の堅物であるチョウ

チョウ.jpg

のジェーンの「受け入れ」方が、この作品のややご都合主義的なところを上手く現実に着地させていたと思います。
チョウがジェーンを褒めると、なんか自分の事のように嬉しかったですね。(笑)
そういう意味で極めつけの、「主人公」ドラマではあったわけですが。際どいところを、上手く渡り切っていたなと。
完璧ではないけど、絶妙というか。


実は個人的に、この作品には随分"お世話"になっていて。
改めて振り返れば2008年のスタートから2015年ないし日本での放送終了の2016年までの期間に、僕は2回もしくは3回(記憶が曖昧)、大きな個人的"落ち込み"経験をしていて。まあ猫が死んだりいわゆる失○的なあれとか、それ自体は月並みな話であえて語るほどのことではないんですけど。(笑)

で、そのそれぞれの落ち込み経験の"当日"、脳内がアドレナリンやら何やらで荒れ狂っていて爆発しそう、どう自分を収めていいか分からなくて困っている時に、なぜか必ず、『メンタリスト』の放送があったんですよね。
動揺して落ち込んで、どんな"お笑い"やら"バラエティ"も全く見る気にならず、日々の時間つぶしのルーティンのあれこれに全く興味が持てずに呆然またはイライライライラしている時に、なぜかその『メンタリスト』を見ると、気分が落ち着いてドラマの中に引き込まれて、その回が終わる頃にはまあまあ平常心を取り戻すことに成功していた。
ほんとにほんとにほんとに、その時は感謝したものです。毎回。その都度。

何でなのかは、よく分からないんですけどね。(笑)
メンタリストのドラマとしての堅実さが、話の構造の"気楽"さと、"おとぎ話"性の優しさを入り口として、上手く僕の脳に浸透して来てくれたからか。
恐らくは必ずしも『メンタリスト』じゃなくても良かった部分はあって、海外ドラマ、特に米ドラのきっちりした作り、邦ドラとはレベルの違う「大人の仕事」感が与えてくれる"安心"感"秩序"感、更に"外国"の話であるという適度な距離感と"舶来"もの(笑)のゴージャス感というか"華麗"感、そこらへんが相まって、現在只今置かれている苦しい現実から上手く距離を取ってかつ沈静化させてくれる、別世界の自立した"秩序"に誘導してくれる、そういう効果は一般にあるんだと思います。
ただとにかく僕の場合は、なぜかそれが『メンタリスト』であったと。毎回(笑)。ちょうど良く。(笑)
そういうことです。

感謝感謝。ほんと感謝。


というわけで、多少の贔屓もこめた(笑)、評価。

企画(設定のユニークさやテーマの斬新さ) ☆☆☆★★
ストーリー(展開の面白さ、または内容の意味深さ) ☆☆☆☆★
人物(キャラクターの魅力、あるいは心理描写の妙) ☆☆☆☆★
演出(テンポの心地良さや雰囲気に引き込む力) ☆☆☆☆★


「企画」のところは"メンタリスト"という概念の(当時的)目新しさが無かったら、もっと低いかも。
あと「人物」も、ぶっちゃけ主人公以外はただの"脇"というところはありますけどね。
レッド・ジョン・・・。いましたね、そんなの!(笑)
まあ割りとどうでもいい。基本はあくまで、「一話完結」ものの楽しさ。やはり"おとぎ話"的。

『メンタリスト』の放送が無くなって、これから僕はどうしたらいいんだろう。
いざという時もう救ってもらえないので、気を付けて落ち込み経験をしないようにしなければ!(笑)


他の人の感想

「メンタリスト」シーズン1、感想ネタバレ目次♪ (愛してますっ★海外ドラマ さん)

あえて探した"シーズン1"当時の感想。
 「気軽に観られる犯罪ミステリーがお好きな方にオススメな作品です。」
えらい軽いですが(笑)、意外とそういう紹介がぴったりの作品です。軽く見ても良し、重く見たければ見ても良し。

メンタリストシーズン1ネタバレあらすじ・個人的な感想「ジェーンの執念が・・・」 (海外ドラマ人気情報NAVI さん)

こちらもシーズン1。
 「あとは声優さんの声がこれまたイイ!!」
これは本当に。字幕版も見ましたが、結局最後まで吹き替えで見ちゃいました。あえて見てる"好き"な作品では珍しいですね。

『メンタリスト』のシーズン7の最終話まで見た [ネタバレあり] (Digital Explorer さん)

レッド・ジョン編終了以降、「シーズン6のエピソード9」以降はダレたという感想。
まあその通りだとは思いますし、こんな続き方かよと僕も喜びつつ驚きはしましたが(笑)、あれはあれで、"気楽に見られる"『メンタリスト』の持ち味を純粋培養した感じで楽しかったと思います。


終わっちゃったのね、『メンタリスト』。チャンネルそのままにしてたのに。(笑)


Posted on 2016/08/20 Sat. 15:04 [edit]

category: 1900年代-2009年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

tb: 0   cm: 2

『お葬式から事件は始まる』(2005) [墺]  

お葬式から事件は始まる.jpg


"オーストリアのドラマ"という物珍しさだけで見始めましたが、めっちゃ面白かった。(笑)

『お葬式から事件は始まる』(AXNミステリー) (Wiki)

内容

お葬式には必ず事件が隠れている!
彼女たちの趣味は、お葬式への参列?!オーストリア発好奇心旺盛な女性たちが事件を解決!
アルプスにある架空の美しい村に住む4人の好奇心旺盛な女性たち、家庭菜園を愛する女性ユーリエ、パブの店長マリア、若きシングルマザーのサビーネ、そして最近村にやってきた“よそ者”のヘリエッテは、近所で誰かが亡くなると、お葬式に出掛けて行って、何か事件性があるのでは?と疑ってみるのが趣味。(公式)


レビュー

・間違ってNHKででもやらない限り、今後とも日本でDVD発売とかとんと無さそうな感じの(笑)作品ですが、早くもしっかりしたWikiが出来ているのは、一部に熱心なファンがいるのか。
・そういえばオーストリアでの放送局は「オーストリア放送協会」となってますが、これは日本で言うところのNHK(日本放送協会)だと、素直に考えていいんですかね。
・ていうか「オーストリア放送協会」のWikiがあるということ自体にも少し違和感があるので、ドラマそのものも含めてどうもオーストリア自体の普及工作員が背後で暗躍している、その一環なのではないかという、そういう勘も働かないではないです。(笑)

・かしましい女四人組がワイワイ事件を解決する一話完結のコメディタッチのミステリーで、どっちかというと日本なら"二時間ドラマ"の定番シリーズでありそうな感じの気楽な雰囲気の作品。
・ただまあ、"日本放送協会"でも、たまにこんな感じの飄々としたミニ・シリーズは作らないことは無いですよね。地味だけどちょいおしゃれな、大人が楽しんで見れる的な。
・主役格は向かって右側の怖い顔の人で、確かに気は強いんですけど男っぽくてさばさばとして、自分の欲望に忠実な憎めない人。頭は切れる。昔は美人だったらしい。(笑)
・他のメンバーは右から都会派のプチセレブマダム、地元の顔役的おばさん、一番の若手のお色気担当(笑)という、そういうラインアップ。
・この4人が村(近辺)で起きる事件を、全く頼りにならない駐在警官を差し置いて、ちょいちょい法律も無視しながら勝手に解決して行く、そういう話。

・基本的な持ち味としては上でも言ったように"二時間ドラマ"的な人情通俗ミステリーで、恐らく本国での人気もそういうものなんだろうと思いますが。
・しかし"日本人"視聴者である僕にとって更に面白いのは、その独特の雰囲気、"異教"感。
・"異教"・・・というのはつまり、オーストリアという「キリスト教」社会の辺境、でも東方正教会までは行かない何とも中途半端な位置、そこから出て来る表立って逆らうわけではないんだけど、全くもってお座なりにしか尊重されない、キリスト教倫理観との距離感という、そういう意味です。
・劣等感をバネにした、屈折した解放感というか。
・どうせクソ田舎なんだから、一応キリストさんの顔は立てるけど、後は勝手ににやらせてもらうよという。
・まあそう意識しているわけでは必ずしもないんでしょうけど、英米仏とかでは決して見られない、独特の"薄い"キリスト教感。
・キリスト教に「反抗」したりするような価値観は、逆に英米仏の方には見られるわけですよ。あるいはお隣のドイツだと、同じく本質的には辺境なんでしょうけど、だからこそ「ちゃんとしなきゃ」という緊張感がある。
・"TVドラマ"としても、ドイツものの基本は「いかに英米に近づけるか」という、そういうベクトルで作られているように、これまで見たものからは感じられます。
・でもオーストリアまで行っちゃうと・・・この作品の場合は・・・もう"投げてる"感じ。居直ってるというか。(笑)
・アタシたちゃ骨の髄まで田舎もんと。
・今まで見た中で似たような距離感、違和感のある作品としては、『マクベス巡査』

マクベス巡査.jpg

とかがそうでしたかね、スコットランドの田舎町を舞台とした。(はてなキーワード)
・あっちはもう少し、怖かったかも知れません。同じ"忘れられた辺境キリスト教社会"でも、スコットランドの場合はイングランドとの対立の記憶がまだリアルですから。
・オーストリアの場合は直近の"大勢力"としてはドイツがありますが、ドイツ自体がそもそもキリスト教文明の辺境なので、そこの更に辺境であるオーストリアの"田舎"感は、絶望的な感じ。(笑)
・だから逆に、明るくもあるんですけどね。諦めた明るさというか。
・そういう感じの、作品。
・ふざけてると言えば、とことんふざけています。(笑)

・ただドラマとしては、別にふざけて(笑)はいないと思います。
・"二時間ドラマ"的なかっちりした力強い娯楽性を抑えつつ、しかしでも単なる"職人"的な作りでもない。
・筋運びとしては職人的だけど、描写の部分は意外と作家的かなと。そういう緊張感はあるというか。
・僕がクドクドと説明した文化史的なナニも、ある程度は意識して作られてるのではないかなと。
・...何せ(文化的に)遠いので、確かなことは分かりませんが。(笑)
・とにかくけれんみの無い娯楽作品としての筋運びの切れの良さと、かつ上記の"キリスト教的"偽善を飄々と振り切るそういう描写の切れの良さとあいまって。
・見ててストレスが全く無いんですよね。
・出演者(キャラクター)も一人一人、魅力的。・・・女はね。(笑)
男はほぼ全員、馬鹿ですけど。(笑)
・それがまた、角が立たずにいいのかも知れない。
・"常識"担当(男)と"非常識"担当(女)というか。
・とにかくかなり、気に入りました。シーズン7まであるそうで、楽しみです。
・やってくれればですけど。(笑)
・ウケてるのかなあ、誰か見てるのかなあ。心配です。(笑)
・とりあえずは、紹介まで。

"他の人の感想"は、無し。まだ、なのかこれからもなのか。(笑)

[8/23追加]

『お葬式から事件は始まる』 Vier Frauen und ein Todesfall (2005-) (居ながらシネマ さん)

ロケ地について。
「このあたりは『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地が点在しています。」
だそうです。そう言われればそんな感じも。(笑)
オーストリアはウィーン以外はだいたいそんな感じ?そうでもないのか?(笑)


Posted on 2016/08/16 Tue. 22:49 [edit]

category: その他の国のドラマ(及び合作)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

tb: 0   cm: 0

『バーナビー警部』(1997) & 『もう一人のバーナビー警部』(2011)  




始まった年に14年の開きがありながら、ほとんど区別がつかないほど持ち味が変わらない潔さに敬意を表して(笑)、まとめてレビューします。(笑)
・・・勿論区別がつかないことはないんですけど、『もう一人の』を見始めた時の、「警戒心」から「安心・信頼感」へとモードが切り替わるタイミングが、自分でもびっくりするほど早かった。(笑)
何なら新しい分上書きされて、元のバーナビーを思い出すのに今や少し困難を覚えるくらい、新しい方は新しい方なりに、"バーナビー"でしたね。

原題はどちらも、"Midsomer Murders"です。"新"とか"もう一人の"とか、何もつきません。
ここらへんの潔さなのか横着さなのか、よく分かりませんが、多分イギリスらしさなんでしょう(笑)。『タガート』シリーズとかもそうですね。主人公2回変わってるのに、何の断りも無し。(あれはスコットランドですけど)


内容

『バーナビー警部』(AXNミステリー) (Wiki)

主人公のジョン・ネトルズ演じるトム・バーナビー警部が緑豊かな架空の田舎町ミッドサマー(Midsomer)で起こる事件を解決してゆく様子を描いたもの。
大都会で起こる事件とは対照的に、キャンプ場やバザー会場など、生活に身近な場所で事件は発生する。どこまでも続く緑の豊かさを誇る田舎町で起こる事件は、そこで暮らす人々の確執や軋轢、嫉妬などが浮き彫りにされ、残忍性や悲壮感が際立つ事件が多いが、バーナビーを中心とした家族、相棒とのやり取りは温かく描かれ、ストーリーを彩っている。 (Wiki&公式)

『もう一人のバーナビー警部』(AXNミステリー) (allcinema)

1997年~2011年まで約14年に亘り、コーストン署で事件解決に奔走し続けたトム・バーナビー警部が引退を決意。彼の後任として、トム・バーナビーの従弟ジョン・バーナビー警部主演のストーリーとして展開する。 第75話「ギヨームの剣」、第81話「安らぎのスパ殺人」にも出演していたジョン・バーナビーは、トム・バーナビーの部下であったベン・ジョーンズと共に、美しいミッドサマーで起こる難事件解決に挑んでいく! (公式)


レビュー

企画(設定のユニークさやテーマの斬新さ) ☆☆★★★

ぶっちゃけ"嫌い"なところなど何も無い作品なんですけど、強いて根本的な突っ込みどころとしては、「どんだけ殺人事件起きるんだよ、田舎町ミッドサマー」というのはやはり、避け難いところではあります。(笑)
実は"架空"だというのは今回初めて知ったんですが、それを知ったところで納得いくレベルではなくて、よっぽど両バーナビーが無能で防犯力が無い(笑)か、あるいはここはドルイドの失われた聖地かはたまた魔界の穴でも開いていて、次々に住人を凶行に走らせると、それくらいの設定でもないと現実的にあり得ない頻度だと思います(笑)。・・・まあ、どうでもいいんですけどね、実際には。(笑)
ていうか良くも悪くも、僕は見てる時に"ミッドサマー"を意識することはほとんどなくて、要するにイギリスによくある風景というか、よくある刑事ドラマの風景というか、それ以上の印象・感慨は無いです。そういう意味で"問題"は無いんですが、「企画」としてはゆるゆるだと、言わざるを得ません(笑)。毒にも薬にもならないというか。

ストーリー(展開の面白さ、または内容の意味深さ) ☆☆☆☆★

と、いう"緩さ"を根本に持ちながら、バーナビーの事件は面白いというか、全く退屈させないというか。
多分原作者の資質なんだろうなと思いますが、とにかく「お話」を作るのが得意・好きな人で、逆に「企画」とか「設定」とか、うるさいことはどうでもいいというか。さりとて"推理"ものとしていい加減なわけでもなく、設定通り"人情"もこってり描いて、でも爽やか、軽快。社会性もきっちり。なにげに凄いバランス感覚の作家さんだなと思いますが。
逆に突出したところが無いので説明が難しいんですけど、ひょっとしたら『ドラえもん』的な上手さで(笑)、それで長尺シリーズを途中で主人公が変わるという切れ目さえあっさり乗り越えて、同じ味わい同じクオリティで、続けられているのかな、そういう褒め方が可能なのかなと。
まあ、あえて言えばですが。とにかく極上の職人という。

人物(キャラクターの魅力、あるいは心理描写の妙) ☆☆☆☆☆

ここは思い切って、満点つけておきましょうか。
多少の持ち味の違いはあれど、両バーナビーの甘くない知性と、しかし根本の部分で人を安心させる人柄と。結構頻繁に変わる部下・相棒の、年代も(警察内の)階級も似たり寄ったりな中でしかしそれぞれに味のある、よくもこれだけ微妙なバリエーション作るよなというキャラ描写の妙と。そしてバーナビーの長期的人気を支える大きな秘訣かもしれない、家族関係の暖かさとおかしみと。
"奥さんに頭が上がらない"というのは共通してますが、その"頭の上がらなさ"がとても幸せそうなんですよね。思わず僕も、結婚したくなるくらい(笑)。安倍政権の少子化対策に是非というか。(笑)
持ち味はまた違います。トムの奥さんは「家庭の主婦」の現実主義の逞しさというか素朴な品格というか。一方ジョンの方は、バリバリのキャリア志向の、しかし嫌みの無い快活さや気の強さ。でもどっちも素敵。可愛い。
トムの方にはこれまた甘えられると弱い、気の強い娘の存在がありますが、そこらへんはジョンの場合は、奥さんが兼務している感じですかね。総じて女性作家(キャロライン・グレアム)らしい描写ではあると思いますが、男が見て不愉快になるような癖や偏りは、全く無いと思います。素直に、"理想の家庭"像。

演出(テンポの心地良さや雰囲気に引き込む力) ☆☆☆☆★

手堅いし、恐らくは原作の持ち味を素直に活かしたというタイプの演出なんでしょうけど、これだけ安心して見られる幸せな空間を作り出してくれていることには、感謝と称賛を惜しみません。"イギリス"ドラマを見る習慣の無い人に勧めるのに、一ついい候補かもしれませんね。こういう楽しさが、あるんだと。
あと加えて言うと、"トム"の方は小野武彦さんの吹き替えもとても良くて、"字幕版"も"吹き替え版"も両方安心して薦められる、珍しい作品だと言うことですかね。・・・なんか顔も似てますよね、小野武彦さん。(笑)

トム・バーナビー.jpg小野武彦.jpg


他の人の感想

「バーナビー警部」〜トム・バーナビー 引退の時〜 (ゆるり鑑賞 さん)

「稚ブログの過去記事では「ちょっと薄味気味」なんて書いていますが長年見ている間に癖になるというか、無くなるとすごく寂しい存在!と今更ながら気がつきました。」

・・・僕も正直に言うと、むしろ最近『もう一人の』を見たことによって、"やっぱり面白いんだ"と思い出した感じでした。(笑)

もうひとりのバーナビー警部 (REXとAXNミステリと雑多な日常 さん)

飄々として包容力のあったトムと違って、ジョンはちょっとクールで皮肉屋だしね。

最初僕もあれ?と思ったんですが、でもジョンにはジョンなりの包容力があって、気が付くと"バーナビー"になってて逆に凄いなあと。


公平に、紹介は1本ずつにしました。(笑)


Posted on 2016/08/03 Wed. 11:20 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(イギリス)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

tb: 0   cm: 0

リンク

最新記事

カテゴリ

カレンダー

検索フォーム

amazon.co.jp

最新コメント

ブログ村

RSSリンクの表示