死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

今週の海外ドラマ(’17.7.22-7.28)   

7/23(日) ダウントン・アビー S6#10(終)『懐かしき友、久しき日々』 (NHK)

・かつての緊張感は見る影も無い感じはしますが、これはもう何というか、"ダウントン・アビーファン"に対してだけ向けられた作品ですね。
・それにしても"全員"救われるのか。バロウも。
・せめて大奥様のところの意地悪ばあさんくらい、クビになればいいのに。(笑)

7/24(月) クリミナル・マインド S9#16『天使の失踪』 (スーパードラマTV)

早々に犯人らしき人物たちの手掛かりが見つかって行く展開は、後どんな"裏切り"が待っているんだろうとわくわくしましたが。
・スーが犯人だという気配は序盤の変なきつい目つきで十分に漂わされていたので、ん?それ?という。
・しかもその"気配"はその後の展開や描写で、一回消されていると思うんですけどね。どうも前回に続いて、"ミスリード"の仕方をミスしていると思います。納得がいかないタイプの意外性になっているというか。
・相変わらず"ラストのハッピーエンド"も冗長だし、しかもスーが語った"虐待"エピソードの決着もついていない以上、余り無邪気にケイトの幸せを願う気にもなれないし。
・どうもこう、"策士策に溺れ"ている印象の強い、とっ散らかったここんところ。

7/24(月) ブラインドスポット S1#7『窮地からの脱出』 (AXN)

・ヘリまで用意してあるって、段々子供の宝探しゲームみたいになって来ましたね。(笑)
パターソン(分析官)は好きなんですけど、なんで彼女のプライベートだけ、こんなに深堀りするんでしょう。何かストーリー的な重要性が?
・そしてついにデイライトの秘密が・・・。次長死ぬの?

7/26(火) NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 S14#18『最期の願い』 (FOX)

・病気の女の子(人?)可愛かったですね。髪型もあってボーイッシュで爽やかで。もっと大きな役で見てみたい。
・病室が居心地悪いのは、逆に偽善的な言葉を口にしたくないというのもあるんですよね。病人と二人とかなら大丈夫なんだけど、見舞客が複数いると、どうしても世間体優先になってしまう。
・結局マラソンやらないで終わったんで、びっくりしました(笑)。次回?

7/25(火) ザ・ラストシップ S1#8『喪失』 (AXN)

・うーん、全然外れた。誰も特に悪者にはならなかったし、主だったところで犠牲も出てない。
"副長裏切らない"案件含めて、思ったよりずっと「人のいい」作品なんですねこれ。(笑)
・いや、僕はその方がいいんですけど。単なる"スリル"や無理やりな"ドラマ"は見たくない。品が悪いのは。
・レイチェル(スコット博士)の"決断"はかっこ良かったですね。ウィルス駆除と艦の安全の両方に目を配った"男らしい"作戦。
・ただし「キスに見せかけてメモを渡す」パターンはさんざん既出だと思うので、ロシア艦の艦長がアメドラや映画のファンなら一発でばれてると思います。(笑)

7/26(水) STAR 夢の代償 S1#3『母親の陰』 (FOX)

・本当に音楽がいい。決して"好き"なタイプのジャンルではないんですけど、それだけに逆に。
・当然吹替なんでしょうけどね、でも彼女たちが歌ってると、信じたい気持ちになる。(笑)
スターの無茶も尻軽も、むしろ日本の少年漫画の熱血主人公的な直情や爽やかさに感じて、悪く思えない。

7/27(木) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#8『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』 (スーパードラマTV)

・ホディアックとマンソン、まさかの意気投合。(笑)
・僕も「マンソンの音楽への情熱は本物だと感じる」と言ってはいましたが、まさかこんなシーンまで作って来るとは。(笑)
・マンソンが単なる悪者や狂人のままでは話が薄くなるのは当然なんですけど、それにしてもなんか変な感じになって来たなあという。
・「魅力ある悪」とか、「一理はある被害者的悪」ならよくあるパターンなんですが、もっと本当に人間としての芯を感じさせるというか、何なら可愛げを感じる感じになって来ましたね。
・どうするんだろう。(笑)
・ホディアックもなんだかんだ、いい奴ですよね。政治的には別にリベラルではないけれど、根本のところでオープンでフェア。


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Posted on 2017/07/28 Fri. 17:46 [edit]

category: "今週の海外ドラマ"

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"実話"ものの難しさ ~『グラスゴーの連続殺人鬼』[英](2016)  


ここのところずーっと、余り思い入れの無い作品については製作年代の近い他の作品とセットで書いて来ましたが、段々むしろその"セット"を探すことの方が厄介になって来たので、もう粗製乱造を恐れず
見た先から単品で書いてしまうことにします。(笑)


グラスゴーの連続殺人鬼


『グラスゴーの連続殺人鬼』(AXNミステリー) (allcinema)

内容

スコットランド南部で8人を殺害した実在の事件を描く衝撃作!
1956年〜1958年のわずか2年の間に、スコットランド南部で8人を殺害したとされるピーター・マニュエル。実際にはさらに多くの犠牲者がいると推測され、彼の残忍で凶悪な犯行は、世界の報道関係者の注目を集めた。逮捕後、一転して無罪を主張し続けたマニュエルは、裁判で自ら弁護人を買って出るが、1958年に死刑となる。(公式より)


感想

・"実話"ものは難しいんですよね。
・劇中の一つ一つの現象について、普通ならその"意味"をめぐって「作者」と対話しながらこちらの見る行為は形成されて行くわけですけど。
・"実話"の場合は単に「事実」であって「作者」もくそもないというところがあるので、何が起きてもああそうですかと流して見てしまう。
・勿論"創作"の部分もそれぞれにあるんでしょうけど、そんなことこっちには分からないですからね。
・究極にはその「事実」の「作者」としての"神"と対話することは不可能ではないわけですけど(笑)、そこまでのことには普通はならない。(笑)
・要は「意味」を取りにくい、それによって感情移入のアングルを見つけ難いと、そういうことですが。

・この作品もその例に漏れないと思います。
・特に苦労している感じが窺えたのは、"連続殺人鬼"ピーター・マニュエルの描き方で。
・たいていのシリアル・キラー物は、そのシリアル・キラーの独特のパーソナリティや知能犯ぶりなどを"劇"的に描くことで、ある意味で観客を魅了する、作品に興味を抱かせるのが常道なわけですが。
・実在の犯人だと、増してそこまで有名でない人だと、なかなかそうもいかない。
・美化する/カッコ良く描くのは"実在の"被害者の手前やり難いでしょうし、"独自解釈"を加えるにしても元が知られていなければ何のこっちゃという話ですし。
・このピーター・マニュエルも一応知能犯の部類ではあるんですが、せいぜいがずる賢いというレベルで魅惑されるほどではないですし、ただただ気持ちが悪い、早く消えてくれないかなと、およそ"感情移入"とは無縁の態度で見ることになってしまいました。
・そのマニュエルを追う刑事役の人が『シェトランド』の人(ダグラス・ヘンシュオール)で、この人は結構好きなので、その再会は嬉しかったですが。
・まあなんかこちらも普通のおっさん刑事でしたけどね(笑)。"実物"(マンシー刑事)に似せたらしいんですが、そう言われても元を知らない側からするとそれも・・・という。
・そもそも日本人に見せるのが間違いなのかもしれませんが、それだけでもない気がする、どうも色々なことを気にした挙句に手堅いだけで特徴のよく分からない作品になってしまった、そういう印象をどうしても受けます。
・事件は実話でもドラマとしては"作者"がいるわけで、やはりドラマを見る時はその作者の具体的な"感情"のありようを、なるべく感じてこちらも反応したいもの。
「"あの"事件の本当のところはどうだったのか」という、そういう興味の持ち方以外可能な作品なのかなあ、これ。
・身近にイギリス人の方がいたら、聞いてみて下さい。(笑)

・割りと好きだったのは、事件解決に奮闘するマンシーを、助手的に支える婦人警官/女性刑事との間で生まれる「同志」的な感情かな。
・結構地位の違いを越えて、気安い感じ。(笑)
・"男女平等"というより"異性ゆえの気安さ"という感じで、割りとイギリスの刑事ものではよく見かける風景な気がします。
・いざという時すっごい"懐"に入って来ますよね、イギリスの女の人って。
・アメリカの"張り合う"感じとはまた違う。
・そういえば『シェトランド』でのペレス警部と"トッシュ"との関係も、そういうところがありました。
・ああいうの好きですね僕。
・上下関係があるのが、むしろ味という。
・学校や部活の"後輩"とかに近いのかも知れない。「先輩」として立てながら、結構厳しいことを言う女の後輩。(笑)
・そんなところです。
・全3話。


Posted on 2017/07/25 Tue. 12:33 [edit]

category: 2015-2019年のドラマ(イギリス)

thread: 海外ドラマ(UK) - janre: テレビ・ラジオ

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今週の海外ドラマ(’17.7.15-7.21)   

7/17(月) クリミナル・マインド S9#15『アンダーソン夫婦の悩み』 (スーパードラマTV)

・偶然かつハイカー側の意思でのヒッチハイクから始まったので、ちょっとあの夫婦が"事件"の元とは最初予想出来ませんでした。
・タイトルよく見ろよという話ではありますが、意外と見なくないですか?(笑)
・旦那の方は乗せるの躊躇ってるようにしか見えなかったしなあ、ちょっと騙し過ぎな気もしますが。何の躊躇い?
・マリッジカウンセリングでは、実際旦那の方はあれくらいの嫌味は言いそうですね、大変な仕事だ。
・普通の個人のカウンセリングと違って、"当事者"感覚は稀薄でしょうからね、少なくとも"半分"には薄められる。

7/17(月) ブラインドスポット S1#6『ふたりの距離』 (AXN)

・アンナ(ハッカーのコ)はてっきり仲間になるのかと思ったんですが、違うのか。
・ウェラーは最初から"人情派"に見えますけどね、別にジェーンに限ったことではなく。
・また新たなタトゥーの謎が。複雑で面白いと言えば面白いんですけど、そもそもまだ何も解き明かされていないのでいくらでも派生的な謎は設定可能なわけで、ああそうですかという部分も。(笑)

7/12(火) NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 S14#17『床下の秘密』 (FOX)

・面白いエピソードでした。アレックスも含めた新キャラの絡みも良かったし、ようやく調子が出て来たか?(笑)
・ヴァンスの恋人の人が「取引」の話を振った時、あんなに二人が怒るとは思いませんでした。
・実際部屋を広くするくらいはいいと思うんですけどね、"手柄"目的なのが駄目なんですかね。(笑)
・それはそれとしてヴァンスは存在感薄いので、"出世"(出馬?)して消えてくれるのは、別に構わなかったりします。どうぞどうぞ?(笑)

7/18(火) ザ・ラストシップ S1#7『SOS』 (AXN)

・副長裏切らねえなあ。(しつこい)
・まあ今回のは、"裏切り"と言えば裏切りですけどね(笑)。命令違反ではある。
・ラストにも裏切られました。"ゲスト"の人が後になったのは、艦長だけ助かってそっちは間に合わないというフラグかと思いましたが。
・その為の、その前の艦長との"心の通い合い"かと。
・多分放置されて、こちらの方だけ味方に救われるんでしょうね、で、何でお前だけという肩身の狭い感じに。

7/19(水) STAR 夢の代償 S1#2『絶てない関係』 (FOX)

・"音楽"ドラマとして十分な手応えがあるので、あんまり犯罪(殺人未遂)の方は絡んで来て欲しくないんですけどね。
・まあマネージャーの"金"の件もあるし、結局そういうドロドロは避けられないのか。
「代償」の話ではなくて「夢」の話を、素直に見たいです僕は。
・ただスターの"体を張った営業"は、悲壮感が無くて特に不快ではありませんね。(笑)
・ラストは・・・。番組のアイキャッチから"3人"で活動するのは分かってるので、死なないのは確かですが・・・。まだまだ大変ですね(笑)。どんどん音楽やって欲しいのに。

7/20(木) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#7『ピッギーズ』 (スーパードラマTV)

・ん?サブタイトルビートルズじゃなくなったぞ?と思ったら、これ"Piggies"か。
・"ピギーズ"とはねずにしか読んでなかったので、分かりませんでした。(参考)
・"ライカ犬だ"という比喩は「お前は切り捨てられるぞ?」という意味かと思いましたが、「パイオニアだから頑張れ」という意味らしいですね。
・でもだなあ、ライカ犬。(笑)
・チャールズ・マンソンとデニス・ウィルソンの関わりはほんとみたいですね。
・チャーリーのデニスへの変な説得力(支払いについて文句を言った時の)には、感心してしまいました。この役者さん上手いですね。


Posted on 2017/07/21 Fri. 20:50 [edit]

category: "今週の海外ドラマ"

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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『ザ・レジェンド・オブ・パイレーツ』(2014)  



『ザ・レジェンド・オブ・パイレーツ』(スーパードラマTV) (allcinema)

内容

舞台は1729年のバハマ諸島。数々の伝説を残した悪名高き海賊〝黒ひげ"として、その名をとどろかせてきた実在の人物エドワード・ティーチの生涯を描くアクション・アドベンチャー大作。
既に死んだと思われていたエドワードの存命を知ったイギリス領ジャマイカ総督のウィリアムは、エドワードの命を狙うべく暗殺者トム・ロウを派遣、トムはエドワードがリーダーとして君臨する泥棒や無法者といったならず者たちが集まる孤島にたどり着き……。(公式より)


感想

『クロスボーンズ/黒ひげの野望』としてスターチゃンネルでやっていたものの転用(?)のようです。
・どっちのタイトルが相応しいかというと、うーん・・・
『クロスボーンズ/ザ・レジェンド・オブ・パイレーツ』ならば、ベストかなと。(笑)
・"CROSSBONES"というシンプルな原題が表現しているかっこ良さと、しかし語られているのは黒ひげの"野望"というよりも、黒ひげが自ら作り出した"伝説"とそれに夢を見てそして引き継ぐ人たちの物語だからです。

・凄く面白かったけど、どう説明したらいいのか。
・「海賊」ものということで、デップ"カリビアン"シリーズのようなファンキーな娯楽作品か、もしくは血とエロスの最近(特にスターチャンネル系で?)割りと多い気がする妙に作りのしっかりした露悪的なリアリズム作品のどっちかかなと思いましたが、どちらも違いました。
・...正確には後者は当たってはいるんですが、それに"どとまらない"作品という。
・暴力的で、策謀渦巻く苛烈で残酷な作品ではあるんですが、しかし最終的には全てが和解と理解に向かう、その動きも同時に存在する。
・それは情緒的に楽観的前向きというよりも、知的に"辛抱強い"という感じなんですけどね。
・甘い観測や希望は持たないけど、解ける誤解は解くし、出来る和解はする。その上で、目指せる理想は目指す。
・"リアリズム"はリアリズムなんだけど、「底」に落ちて行くリアリズムではなくて、「その場」にとどまるリアリズムというか。

・中心となるのは、主人公であるイギリス軍スパイ(よろず特殊工作員)"トム・ロウ"
Tom Lowe

と、その調査・暗殺対象である海賊"黒ひげ"
Edward Teach

・...年取ってもう"黒"くはないんですけど(笑)、タイマンの無類の強さと頭の冴えに衰えは無し。
・話を複雑にしているのは、一つはトム・ロウが汚れ仕事も厭わないやり手の工作員であると同時に医者でもあって、しかも当時の最先端医療の研鑽を怠らない優秀な医者でかつ"医者"としては医療倫理に忠実に従おうとする一面酷く真面目な性格であることと。
・もう一つは黒ひげが敵にも部下にも過酷な評判通りの恐ろしい海賊船長であると同時に、大英帝国を筆頭とする当時の"合法"社会の苛烈な身分制、貴族による庶民の搾取・収奪システムに対して割りと本気で反旗を翻し、その支配の及ばないカリブ海のさる島に法の下に平等な別世界、理想社会を築こうとしている、そういう隠れた目的を持っている人物であることがあります。
・最終的に明らかになるのは、トム・ロウの"工作員"としての職務に関する容赦の無さは、「大英帝国」への言わば武士道的な"忠義"に基づく本質的にはモラリスティックなものであったということで。
・黒ひげの理想社会により大きな「モラル」を見出したトムは、職業的な義理立てを最低限残しつつも、島側黒ひげ側につくことを選択します。
"寝返った"けれど"変わって"はいないという。
・だから黒ひげが暴走して島を危険に曝した時は、ついこの間までスパイであったトムは"島"への忠義の立場から黒ひげを告発し、黒ひげ自身が定めた法と正義に基づいて黒ひげから権力を奪おうとします。
・更に面白いのはそのトムを黒ひげの部下たちや島の住民が支持することで、全くもって、ドラマが始まった時にはまるっきり予想のつかない展開でした。

・こういう内容なので、見ようと思えば「民主主義」「法」「正義」「平等」の話だと見て見られないことはないわけなんですが。
・どうでしょう。
・実際に見ている時の感触としては、むしろ"黒ひげとトム・ロウ"を筆頭とする、トムをめぐる様々な対立や誤解や、あるいは実際に誤解ではない(笑)トムが任務として抱いている島への脅威が。
・一つ一つ解きほぐされ、解決され、昇華されて行く、その様に目を見張らされる唸らされる、そういうドラマという感じ。
・その根底にあるのが、トムのどんな汚れ仕事や立場の困難にも挫かれない、ある種由来不明の道徳的"パッション"と、残虐でエゴイスティックではありつつもしかし同時に(民主的)理想を追求し、かつ"スパイ"トム・ロウを信じているわけではないのだけれど是々非々で利用しながら最終的に友情を築いた知的な忍耐力、このどちらが欠けてもこの話は成り立たなかったと思います。
・ただの権力闘争のメロドラマや露悪のピカレスクロマンに、いかにも落ちそうで落ちなかった、その"渡る"と期待してもいなかった"綱"を渡り切ったドラマとしての筋力の強さやバランス感覚の名人芸に、びっくりさせられた作品でした。

・原作は小説

なので、その設定や人物描写の複雑さもさもあらんという感じではありますが。
・ただではこの二人の人物が、例外的"英雄"として描かれていたのか、それとも来たる新時代の民主主義的理想を先触れ的に体現する人物として象徴的に描かれていたのか、そこらへんはちょっとよく分からないんですよね。
・原作はもっと理念的で、ドラマ化に際して"描写"重視にしたのか、それとも原作の小説的複雑さをそのままではドラマ化出来ないので、もっと分かり易く"理想社会"の話にしたのか。
・どちらかかなあと思うんですが。
・僕としてはともかく、とても密度の濃い、知的な緊張感に溢れた"人間ドラマ"として、楽しんだ感じですが。
・"理想社会"云々は、一種の舞台装置で。

・トムの駆使する"最新医療"のあれこれや、あるいはストーリーの発端&鍵として出て来る最新型羅針盤(のようなもの)や最新型爆雷といった、技術的ディテールも面白かったです。
・ここら辺を見ると、基本的には結構"知的"というか、"新時代"自体をテーマとした作品なんだろうな元々というのは、窺える感じはしますが。
・全9話。一応最後に若干無理やり"クリフハンガー"的シーンも挿入されてはいましたが、どうやらシーズン1で終わりのよう。
・それでいいよもう。ほんと余計だああいうシーン。
・日本の漫画の毎週"引き"で終わる週刊連載方式だって、"シーズン"そのものはちゃんと終わらせて、次の展開はその時改めて考えてますからね。
・ほんと直して欲しい、そこは。アメドラ。

一応"黒ひげ"Wiki。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%AB%AD
まあ史実かどうかは、全くどうでもいいですけどね。(笑)


Posted on 2017/07/20 Thu. 21:32 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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今週の海外ドラマ(’17.7.8-7.14)   

『逃亡者』ほんとにいい作品です。少し書くの早まったかな?(笑)。後でもうひと褒めしておくかも。(笑)
『ザ・レジェンド・オブ・パイレーツ』もマジにいいので、見逃している人は見ることをお勧めします。


7/9(日) ダウントン・アビー S6#9『誠意の告白』 (NHK)

・続々とそれぞれの"新天地"or"新境地"が定まって行ってますが、ただこのドラマは元々は「大河」ドラマではなくて「アンサンブル」ドラマなんですよね。
・だから本来、"時間の経過"を追うことにそれほどの意味は無くて、そういう意味では好きだったドラマの"残骸"を見守っているようなところはあります。
・勿論一定のクオリティは保たれてはいるわけですが。
・興奮するのはやはり、"感情"が密度濃く交錯する場面ですね。

7/10(月) クリミナル・マインド S9#14『200』 (スーパードラマTV)

・あのアルカイダの奥さんの人は、何でレイプされたんですかね。そこまでの過程の拷問に、"耐え"られたとも思えないんですが。
・そのレイプをやった裏切り者の"協力者"を屋上まで追っている最中に出くわした時に、BAUの面々がわざわざ名前を呼んで注意喚起して反撃されていましたが、あれいきなり撃っちゃいけないんですかね(笑)。実質正規の捜査ではなくて"逮捕"を目的としていたわけではなくて、"人質救出作戦"ですよね。もういい気がするんですけどね。(笑)
・CIAの工作員のにいちゃんは、"意外といい奴"かと思ってしまって、まんまと騙されました。

7/10(月) ブラインドスポット S1#5『ブラック・サイト』 (AXN)

・CIAのおっさんがあそこにいたのは偶然だったのか。てっきり含めてのジェーンを捕らえる罠かと。
・同僚の女捜査官の"売る"先が意外でした。今までも・・・ことはないよね?そこまで根深くは。
・ジェーンでもテイラーでもいいんですけど、ウェラーと"恋仲"になるのはやめて欲しい。"幼馴染""お兄さん"な感じでとどめて欲しい。

7/11(火) NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 S14#16『究極の選択』 (FOX)

・ビショップがチェンに迫った"選択"は、「私怨」「公正」(ないし節度)の間でバランスの取れた、なかなか納得感のあるものだと思います。(少なくともドラマ的に)
・形の上では一応チェンの"自殺"ですからね、さすがに捜査官が直接的に"処刑"を行ってはまずいですから。
・復讐の"意図"は明らかなので一見気休めのようですが、しかしあの"自殺"によって"シリア人"からの拷問をチェンも避けることは出来るわけで、それなりに「公正」でもある。意味のある"選択"というか。
・それにしても許される"暴走"ではないでしょうが。(笑)

7/11(火) ザ・ラストシップ S1#6『疑心の果てに』 (AXN)

・色々な人の思惑が交錯する"パニック"回ですが、誰の思いも行動も、それぞれに納得感がありました。
・やはりどうも、見かけ(笑)より遥かにちゃんとしたドラマ。
・女船員の腹筋運動すげえ。(笑)
・どうやら副長は裏切らないようですね。せいぜい"意見の対立"まで。

7/12(水) STAR 夢の代償 S1#1『夢を追い求め』 (FOX)

・『EMPIRE』みたいなベタベタのショービズもの、ブラックものかと思ったら、全然・・・じゃないけど違いました。
・また少女3人組が主人公ではありますが、しかし"ティーン"ドラマや"青春"ドラマとも、また違う。
・それらに少しずつ抵触しながらもあるいは形を借りながらも、むしろアメリカン・ニューシネマとかアクターズスタジオとか、そこらへんの臭いを感じる、かなりシリアスな作品。
・"内容"がシリアスというよりも、作り手の"姿勢"がシリアス。
・「露悪」ではなく、「内省」の"リアル"というか。
・音楽もいいし、かなり予想外に良かったです。

7/13(木) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#6『レボリューション 9』 (スーパードラマTV)

ロバート・ケネディをこんな風に絡めて来るとは。
・やはり本当のことを言えば、アメリカ人が見た方が面白い作品だろうとは思いますが。
・チャールズ・マンソンの"音楽"への執念は、そこだけ妙に純粋で、少し感動してしまいます。


Posted on 2017/07/14 Fri. 18:03 [edit]

category: "今週の海外ドラマ"

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今週の海外ドラマ(’17.7.1-7.7)   

『ゲーム・オブ・スローンズ』はDVDでS3まで見終わりました。
滅茶苦茶面白いのと、一方で登場人物の整理が段々追っつかなくてなって来たので(笑)、原作を読んでみたくなってどうしようかなと思っているところです。出来ればドラマはドラマで見た方が、いいんですけどね。


7/1(土) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#4『レボリューション 1』 (スーパードラマTV)

・すわ"ワッツ暴動"?かと思ったら、まだ何も起きなかった。
・日本に限らず「現代史」って、名前だけ知ってても流れが上手く繋がってないものが多いですよね。(笑)
・なんか「歴史」としての、"遠近感"が上手く作れないんですよね、新し過ぎると。多分"物語"化が不十分ということでしょうが。
・というわけで、こういうので学べるのはいい。(笑)
・結局シャーメインは、普通にアイツとヤッてるのね。"潜入捜査"的には一応NGなのではないかという気もしますが、まあ非公式だし。
・"新し"くはないけど"オープン"で"平等"という、ホディアックのパーソナリティは面白いというか、優れて"ドラマ"的複雑さというか。

7/3(月) クリミナル・マインド S9#13『帰郷』 (スーパードラマTV)

・なかなか切ない話でした。犯人と"母親"との対決の場面は秀逸。
・目撃者たちの犯人のかばい方も、割りとさらっと描かれてましたが胸に来るものがありました。
・切ない話、切ない犯人、複雑な事件、相変わらず好調です。
・少しクドめのハッピーエンドという"特徴"も、相変わらず。(笑)
・今回はおまけもありましたが。とんだ。

7/3(月) ブラインドスポット S1#4『救出のシナリオ』 (AXN)

・やっと"テイラー"に慣れて来たと思ったらまた疑惑が・・・。
・じゃあ"ジェーン"で。(笑)
・ウェラーは犯人とあんな派手に格闘して大丈夫なのかなと思いましたが、「テント」が破れない限りは、防護服の方には穴があっても基本的には大丈夫なんですね。
・助太刀に入ったジェーンの最後の頭部への蹴り強烈(笑)。あれは"殺す"蹴りですよね。(笑)
・ギャンブル依存症の女刑事は、局内の情報を売ってる感じでしょうか。
・好きなキャラが"分析官"くらいしかいないんですけど、ドラマとしては楽しんでいます。謎の出し方が好き。


7/4(火) NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 S14#15『仕組まれた計画 前編』 (FOX)
7/4(火) NCIS: ニューオーリンズ S3#14『仕組まれた計画 後編』 (スーパードラマTV)

・恒例クロスオーバーですが、FOXのサイトの方にはなぜかエピソード内容が記載されてありませんね。
・『ニューオーリンズ』の方(S3)は、まだ日本未放送分なんですね。(S2も見てないんですけど)
・アビーの"悪知恵"はともかくとして、マクギーのネットスキル、"レジェンド"性は、どうもリアリティが無いです。
・鬼の日進月歩の世界で、現場捜査の片手間で"トップ"を維持出来るとは、とても思えない。
・今回一番"リアル"だったのは、トーレスとタミーが「新顔の入りづらさ」を語り合う場面ですかね。(笑)
・伝統を引き継ぎつつ更に今面白いものを作らなければならない、制作側の苦しみもついでに伝わって来たような気がしました。(笑)

7/4(火) ザ・ラストシップ S1#5『密林の王国』 (AXN)

・副長いい人になってますね。じゃあ反乱は起こさないのかな。(笑)
・いや、それはそれかも。今回は飽くまで、より分かり易い「正義」の為に結束しただけだから。
・それにしてもアメリカ人は、「子供」の保護には特別な関心を払うよなという感じではありますが、しかし結果として爽やかなエピソードになって良かったです。
・"密林の王国"パターン自体は、鬱陶しさの宝庫なだけに。
・あの"ゲスト"と先生に何か起きるのかなあ、なんか嫌だなあ。(笑)
・ゲスト自体に秘密があるのかどうかは、五分五分な感じ。まさかスパイではないとは思いますが。

7/6(木) アクエリアス 刑事サム・ホディアック S2#5『エヴリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー』 (スーパードラマTV)

・やっぱり「木曜日」の作品として扱うことにしました。(笑)
・とにかくポイントが沢山あって、どこからコメントしていいか分からない感じですが、まとめて言うと、"60年代末期の風景"ということですかね、作品の狙いとしても。
・警察内での会話ではありますが、「赤狩り」(班)はこの時点ではほとんど"悪"いニュアンスは無かったんですかね、やっぱり。
・シャーメインはホディアックの"内部告発"息子にも冷たかったですし、学生運動潰しにも今のところは抵抗が無さそうですが、それが変わって行くというのがここからの一つの流れになるんでしょうね。


まだ録画した一挙放送を全部見てませんが、『ザ・レジェンド・オブ・パイレーツ』もかなり面白かったです。


Posted on 2017/07/07 Fri. 12:29 [edit]

category: "今週の海外ドラマ"

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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『コンバット!』(1962)  

『大草原の小さな家』目当てに契約しているFOXクラシックで、ついでに見ました。





『コンバット!』S1 (FOXクラシック)  (Wiki)(allcinema)

内容

ヨーロッパを舞台とし、第二次世界大戦下のアメリカ陸軍歩兵連隊の一分隊の歩兵たちを描いた。
歴史に残る大戦を忠実に描く一方、その裏にある歩兵ひとりひとりの人生にスポットを当てた緻密なストーリー展開が見物!(公式より)


感想

・"歴史に残る大戦"(↑)はあんまり描いていなくて、あくまで「兵士」の日常を描くのが目的で、"戦争"自体はぶっちゃけどの戦争でもいいという感じがします。
・そのことは後にシリーズの初期の監督ロバート・アルトマンが、今度は朝鮮戦争を舞台に同様に「兵士の日常」を徹底的に描いた映画『M★A★S★H マッシュ』

を作った(1970)ことによって、より鮮明になっていると思います。
・...つまり"戦争"の選択自体は、要は「その時点において"時効"となっている」、済んだこととして当たり障りなく描ける戦争という、それだけのことな気が。
・まあドラマに限らずフィクションを作る時に、昔から採られている手法ですね。時の政府を刺激しない為に。

・それはそれとして、その「兵士の日常」の描き方が何に似ているかというと・・・
・いわゆる「刑事ドラマ」ですね。"後の"かも知れませんが。
・刑事ドラマが"日々の"事件と刑事たちの"生活"を描くように、『コンバット!』は"日々の戦争"(戦闘)と、兵士たちの日常を描く。
・それくらいディテールが具体的だというのと、戦闘自体は飽くまで"日々"発生する、向こうからやって来るもの。ある意味機械的に。
・そこに戦争の"全体像"や"意味づけ"というのは、特に存在しない。(だからどの"戦争"でもいい)
・刑事たちが「今週の事件」を解決するように、兵士たちは「今週の戦争」をサバイブして行く。
・「連続ドラマ」ならではの描き方ではあるでしょうし、また恐らくはかなりの部分、実際の兵士たちの生活感でもあるのだろうと思います。
・"国威発揚"タイプのものでないのは勿論ないんですけど、じゃあ「反戦」ものなのかというと、そうでないこともないんだけどそれが「目的」にされている感じでもない。
・あくまで描写の具体性とそれに伴う"誠実さ"が一番の印象で、それが「反戦」に感じられるのならそれはもう、"戦争"自体に原因があるという、そういう感じ。
・主人公サンダース軍曹(上左ジャケ)もその上官(上右ジャケ)も基本的には立派な人ですし、(軍人的)"男らしさ"や戦場における"有能"さそのものは、別に否定はされていない
・そこらへんはまあ、「刑事ドラマ」におけるマッチョイズムの置かれている位置と、基本的には同じ。

・"お茶の間に戦争を届ける"という内容を考えても、恐らくは挑戦的なリアリズムの意思はあるのだろうと思いますが。
・それよれもむしろ、"古くも新しくもない"普遍性を感じる作品。
・それは上で言った「どの戦争」を描いているわけでもないという姿勢と、「国威」にも「反戦」にも還元を拒否する映画/ドラマ作者としての基本的な背骨の太さと、両方の効果でしょうが。
・まあ「素直」なんですよね。「虚心」というか。それが結果的に、時代を越えさせている。
・...逆にリアルタイムの視聴者が"何"を見ていたのかについては、不思議なところもあるんですけど。(笑)
・これ見て興奮していたのかなあ、サンダース軍曹かっこいいと。
・'60年代初頭では、まだ(ベトナム)反戦で盛り上がるという感じでもないだろうし(参考)。何がヒットしたんだろうという。
・やはり"男たち"を見ていたのかなという、それこそ「刑事ドラマ」のように。



Posted on 2017/07/05 Wed. 12:04 [edit]

category: 1900年代-2009年のドラマ(アメリカ)

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