死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『大草原の小さな家』振り返り(その3) "経済ドラマ"としての『大草原の小さな家』  

(その1)(その2)


大草原1

のどかな田舎町ウォルナットグローブといつも仲良しインガルス家の「日常」をつづったホームドラマである『大草原の小さな家』ですが、改めて見てみて驚くのは、その生活の苦しさです。・・・繰り返し訪れる"経済危機"というか。

パイロット版を含む初期ストーリーにおいては、当初は勿論、移住と開拓の困難が描かれるわけです。(インガルス家は一度定住しかかった土地を放棄して、再度移住して開拓したのがウォルナットグローブのある土地)
ただそれはこちらも織り込み済みというか、逆に欠かせない"エピソード"なわけです。"絵になる"困難というか。

もっと言うと、僕自身今回見直すまではそうでしたが、インガルス家の"貧しいけれど楽しい我が家"、「大草原の小さな家」ぶりというのは、それ自体一種の"ユートピア"的風景として、子供の頃このドラマを見た記憶のある人のイメージに刻まれていたはずです。

しかし・・・実態はそんなものではないんですよね。(笑)
もっと容赦なく貧しくて、むしろ"剥き出しの資本主義"と常に対決している、そういうドラマだと言ってしまうと少し興醒めが過ぎましょうか。
基本は農業、小麦生産なんですが、しょっちゅう不作ないし壊滅的な年はあるし、無事収穫出来たからと言ってまともな値段で売れるとは限らないし、鉄道は邪魔をするし、他にも何やかやと不可抗力的な災難は訪れるしで、「またかよ」という頻度で一家飢え死に級の危機が訪れて、実際何回か転居や耕作放棄をしています。
最後にはとうとう町ごと買収されてしまって住民は追い出され、それが超衝撃のラストに繋がるわけですが、それはまあ見てない人の為に黙っておきます。(笑)

見てて本当に絶望的な気持ちになるのは、チャールズパパは飛び切りの働き者で、有能な農民であり材木業や運送業の副業でリスク分散もし、個人的に腕利きの家具職人でもあって、やれることは全部やっているわけです。にも関わらず、ある日突然全く食えなくなる危険と常に隣り合わせの生活、人生を強いられていて、老年になって何度目かの破産の危機には、「もう疲れたよ」とさすがに弱音を吐いて町を捨て、都会での雇われ人の生活に転ずるわけです。(当然そこでもまた苦労が待っている)

大草原2


本当にこんななのかと信じたくないような気持ちにもなりますが、例えばこの前読んだカナダ史の本



には、こんな記述がありました。

p.228

土質が多様で寒暖の差が激しく、降雨量と小麦価格も不安定だった小麦耕作は、なお「危険なギャンブル」であり、


時期としては1900年代、『大草原』の舞台となっている1870年代から1880年代(Wiki)からは、2,30年下った時期ですね。「危険なギャンブル」と「」が付いているのは、単に著者が危険だと言っているのではなくて、"「危険なギャンブル」"だと当時の人が認識していたということでしょうね。
場所的にはカナダの"プレーリー"地帯、ウォルナットグローブのあるミネソタ州は勿論、他に一家が住んだことのあるウィスコンシン、カンザス、サウスダコタ、全てこの"プレーリー"のアメリカ側に含まれます(合衆国の州一覧)。ミネソタはずばりカナダと国境を接している州ですし、つまりほぼ同一地域の話ですね。

アメリカ全土がこんなんではやって行けないだろうという気もするので、開拓民特有の苦しさや、カナダに近いくらいで雪も降る比較的寒冷な北西部ならではの苦しさなども、あったのかも知れないとは思いますが。
それでも"穀倉地帯"ではあるんですよね、一方で。

p.230

農民への貸付には特別の高金利を課すのが普通であり、プレーリー農民は銀行を、鉄道とならぶ最大の敵とみなしていた。


ああ、という感じ。
ウォルナットグローブの銀行家は、悪い人ではなかったようですが。ただ余り積極的な融資の意思があったようには、やはり見えませんでしたね。
金利が高いというのは要するにリスクが高い、利が薄い、まともな融資相手とはみなされていなかったということで。この時代は工業に対しても同じような態度を銀行は取っていて、専ら商業金融の為に存在していたとのこと。
鉄道が敵視されるのは、なけなしの販路や市場を滅茶苦茶にされるからですね、そういうシーンが作中でも何回かありましたが。地産地消を破壊されるというか。(笑)


そしてこういう生活手段の不安定さそのものもさることながら、見ていてぞっとするのはそれに対する"救済"の道が全くと言っていい程用意されていないこと。ぶっちゃけ仲間内の"親切"くらいしか無い。
銀行は勿論役に立たないし、組合はあることはあるようですが至って非力でまたその組織力は田舎町レベルまでは機能していないようですし、独占資本家の横暴を止める手段は事実上無いようですし。
要は公的なものがほとんど整備されていないわけですね、所謂「マスコミ世論」的なものも含めて。個々が散発的に自衛するしかない。勿論「社会保障」のようなものは、まるで見当たらない

そういう世界の怖さと言ったらね。チャールズパパのどんな「自助努力」も、根本的な基盤の弱さシステムの未整備の前では、所詮無力。
それを実感させてくれる、今日我々が当たり前に享受している社会システム、民主主義やマスコミの監視機能や独占禁止法や、組合や多様な金融・資金調達システムやそして各種社会保障がどんなにありがたいか、もうしそうしたものが無ければ、どれだけ個人の努力ではどうにもならない不安な生活を人間が送ることになるのかを教えてくれるドラマと、そういう言い方も出来るかも知れません。19世紀末のアメリカ農民の姿を通して。

したくはないんですが、別に(笑)。最初に言ったように、目的は、ドラマの最大の持ち味は、あくまで家族ユートピアのフェアリーテイルなわけで。
ただ事実として避け難くそういう要素はある。そりゃマイケル・ランドンも意識高くなるわなというところではあります。その"意識"は社会主義的な方向を向いているようでもあり、あるいはクエーカー教徒的な反文明的農業ユートピアの方を向いているようでもあり。
真面目な話、このドラマで描かれる野放しの貨幣経済の残酷さや、ウォルナットグローブと比較してのたまに出て来る「都市」の猥雑さを見ていると、クエーカーコミュニティ的なものの成立の必然性が、変にリアリティを持って感じられたりします。まっぴらごめんだ、いち抜けたと。
勿論現代の我々は、もう少し文明生活の"メリット"の方を、より多く享受しているわけですけどね。


逆に様々な"資本主義"や近代的諸システムの萌芽の様子なども見ることが出来るわけで、あんまり楽しい見方ではないかもしれませんが(笑)、"今"ないし"今更"『大草原の小さな家』を見るという行為の、一つの意義や"売り"として、「経済ドラマとしての『大草原の小さな家』」という売り方薦め方は、実は真面目にありかなとも思います。(笑)

いやあ、見てみなければ分かんないものですよ。
こんなんなってたとは。
以上で大草原の振り返り、おしまい。


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Posted on 2017/11/30 Thu. 20:12 [edit]

category: 1900年代-2009年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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今週の海外ドラマ(’17.11.18-11.24)  

月末でいよいよスターチャンネル継続か否かの決断が迫って来ましたが、まだ迷っています。(笑)
"見たい"というほどのものはないんですけど、『ナイト・オブ・キリング』の最後だけは見取りたいかなあと。
「映画」の方は意外と楽しんでるんですけど、ドラマはとにかく"疲れる"作品ばっかりで。


11/21(火) BONES S12#11『宴の後』 (FOX)

・うーん、「前・後編」で終わりってことかあ。最後まったりとはあんまりさせてくれないのね。
・今出ている中ではジェシカが一番好きなので、オーブリーと別れて終わったら悲しいです。(まあ別れないでしょうけど。(笑))
・おばちゃん検事の"真意"は、ちょっと分からなかったですねえ僕は。何か別の事件を防ぐ為の必要性で、意地悪してるのかと思いました。

11/21(火) LUCIFER/ルシファー S1#2『パパラッチの償い』 (AXN)

・割りと面白い気がするんですけど、どこが気に入ってるのかまだよく分かりません。(笑)
「キャラクターの私生活や弱みばかり見せたがる」演出はわざとらしくて嫌いだと言いましたが、やたら"シングルマザー"ばかり出て来るのもアメドラあるあるであんまり好きではありません。余りにも「人間味」を出す為の"常套手段"で。"会議"が見えるような気持になります。(笑)
・ただこれのヒロインはかなりぶっち切って美女なので、逆にそれくらいの緩みもいいかと。娘も可愛いですし。

11/22(水) リゾーリ&アイルズ S5#4『終末』 (FOX)

・シェルターの建築家の人は、アイルズ先生と意気投合していたので悪い人ではないと思ったんですけどね、残念です。(笑)
・フランキーの"勉強"の動機は、もっと直接的に「フロストの穴を埋める為」なのかと思いましたが、そこまで直接的ではないようで。
・よく分からないですけどじゃあフロスト自身も、「情報センター」経由で殺人課に来たんですかね。

11/22(水) MURDER IN THE FIRST/第1級殺人 S1#3『父親』 (スーパードラマTV)

・依然として"チープ"感は漂っているんですが、必ずしも駄作ではないような気がして来ました。
・なんかディテールが変にいいんですよね、"クラブマガ"とか。(笑)
・キャラ的にも、ますますただの「IT長者」ではない感がそれによって漂って来ますし。
・あの「無実」へのこだわりは、何か特別な意味があるのか無いのか。

11/24(金) EYEWITNESS/目撃者 S1#6『苦渋の選択』 (スーパードラマTV)

・うーん、厳しい。最後のどんでん返しが無かったら、ジュリアン・ニコルソンさんへの愛でも次回以降のモチベーションが危機的になったかも知れません。
・なんかこう、真面目には作ってあるんだけど特にめりはりなく「深刻さ」が次々に襲って来るので、何でこんな思いして作り話を見なければいけないんだろうという、根本的な疑問が湧き上がって来てしまいます(笑)。深刻も愉快も、所詮あんたらの匙加減じゃないかと。
・元ドラマが既にそうなのか、リメイクに芸が無くて"機械的"になってるのか、どっちかなあという感じですが。
・まあそろそろ終盤なので、ここからのギアアップに期待します。



11/21(火) FARGO/ファーゴ S3#5『非業の館』 (スターチャンネル)

・基本淡々と見ていますが、"女詐欺師"がボコられた時はくっそおと思いました。
・いいキャラですしね、普段強気な人が身も世も無い恐怖を示したのも、痛々しかったですし。

11/21(火) インコーポレイテッド S1#2『ダウンサイジング』 (スターチャンネル)

・良くも悪くも、ほんと定石通りの作品。こういうSF映画腐るほど見た気がします。
・"拷問"の仕方は、少し独創的ですかね。
・チャド(濡れ衣を着せられた上司)の記憶を女社長が消したのは、義理の息子をかばったのか、それとも単に株主向けの発表を早めたかったのか。

11/22(水) フーディーニ&ドイルの怪事件ファイル~謎解きの作法~ S1#2『魂の復讐』 (スターチャンネル)

・評価変わらず。
・基本"超常現象をめぐる言い争い"パターンが好きじゃないんですよね。それこそ『X-ファイル』も含めて
・「肯定」側も「否定」側も、わざとらしい二分法による紋切り型の主張に終始することにどうしてもなるので。
・どうせ決着つかないし。(笑)

11/23(木) ナイト・オブ・キリング 失われた記憶 S1#5『媚薬』 (スターチャンネル)

・割りと本格的な「捜査」ものっぽい動きになって来ましたね。あんまりそっちの興味は持ちづらいんですが。
・あっちの"刑事"がどのように事実や疑いと向き合って、そして恐らく「転向」するのかなと、そこらへんくらいですかね。
・多分単純な「腐敗」「冤罪」ものにはならないと思います。基本的に"良心"は機能するはず。そのうえでどう「ドラマ」や「危機」を作って行くのか。
・一方で"拘置所"内の話はほんとどきどきしますね。"庇護"に甘えて調子に乗り始めるのとか、やめてーという感じです。(笑)
・あの熱湯をかけた黒人さんは、トイレの"リンチ"時はむしろ主人公を守る為に、激しくリンチするよう煽ったのではないかと思うんですけど、どうでしょう。

11/24(金) ホテル ハルシオン S1#1『スキャンダル』(新) (スターチャンネル)

『ダウントンアビー』と比較した宣伝が打たれてましたけど、"建物"しか共通点が無いような。(笑)
・または同じことですけどセットのゴージャスさ?
・話はもっと生っぽくて、主役となるのはホテル内の"権力"関係なのか時の政治状況なのか、両方ではあるんでしょうけど後者に重きがあれば、僕としては興味が持ち易いかなと。
・今のところ特に惹かれる登場人物はいませんが、とりあえずあの支配人が主役級で、好感度大丈夫なんですかね。(笑)
・むしろ死んじゃったハミルトン卿が、一番味があった気がします(笑)。後はあれか、クラブ歌手の女の人か。


Posted on 2017/11/25 Sat. 12:33 [edit]

category: "今週の海外ドラマ"

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『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』(2017)  

スターチャンネルも並行して見てると、"終わる"作品が多くてフォローが大変です。概ね短いし。
『大草原』の続きは、今読んでいる本がちょうど関係している感じなので、読み終わったら書くつもりです。
それにしてもスターチャンネルは、もう少し公式ページを充実させて欲しいです。見栄えがいいだけで内容が薄い、愛が感じられない。まあそもそもスタチャのドラマ自体、そういうのが多い気がしますけど。


フュード


『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』(スターチャンネル) (allcinema)(映画.com)

内容

1962年製作のミステリー「何がジェーンに起こったか」の撮影の裏で繰り広げられたベティ・デイビスと、ジョーン・クロフォードの激しいバトルを「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズのライアン・マーフィがテレビシリーズ化。デイビスをスーザン・サランドン、クロフォードをジェシカ・ラングがそれぞれ演じ、2人の女優が熱い火花を散らすさまを描く。(映画.com)


せっかくなので、『何がジェーンに起こったか』



も見てみました。
ジョーン・クロフォード(黒髪の方)は実物の方がもっとインテリジェントで素敵な感じ。逆にベティ・デイビス(金髪の方)は、もっと容赦なくブスです(笑)。スーザン・サランドンは綺麗過ぎ。
ドラマ的にもどちらかというと、ベティ・デイビス寄りというか"お色気女優"ジョーン・クロフォードの愚かさを強調している感じですが、それが製作意図なのか製作者の本音や趣味が思わず漏れてしまったのかは、微妙な感じ(笑)。基本的には、平等に突き放して描いている作品だとは思うんですけどね。

感想

・全8話。
・最終8話が秀逸です。その為にあるような作品というか。
・作品の概略としては、演技派の大女優ベティ・デイビスと美貌派(?)の大女優ジョーン・クロフォードに、等しく訪れた老境の悲哀を、しみじみかつ残酷に描いている作品です。
・スターチャンネルの売り方だと「バトル」がメインのメロドラマっぽいですが、バトったからといってどっちが勝つわけではない、どっちも「敗者」なのは確定している感じなので、どんなに"火花"を散らしても別に熱くはならないんですよね。
・ただただ惨めで滑稽というか。
・一方でマリリン・モンローらの"新世代"と比較した旧世代の"大女優"たちの実力の圧倒的なこともきちんと描いているので別に馬鹿にしているわけではないんですが、ただとにかく「老い」と「時代」には誰も勝てないというそういう身も蓋も無い話。
・そして最終話は、そうした"生き残り"の抵抗に敗れた二人の大女優の惨めな"最期"の日々を、ガンに侵されて痴呆の傾向も出ているジョーン・クロフォードを中心に、淡々と描いて行きます。
・特に救いはありません。体は衰えるし仕事はろくなのが無いし、家族関係・人間関係は破綻するしという。
・そしてそもそもこのドラマは、この二人を"救われるべき"人間とも描いていません。
・女優としての魅力や実力に、リスペクトは捧げていても。
・「悪」とまでは言わないけれど、「善」はそもそも志向していないというか。縁が無いというか。
・ハリウッド/映画界自体を、そう捉えている感じですかね。
"基本全員クズ"なのは前提というか。(笑)
・例えば二人、特にジョーン・クロフォードの数少ない友人のような位置で、当代一流の芸能コラムニスト"ヘッダ・ホッパー"がちょこちょこ出て来るんですけど。
・彼女の"取材"方法の狡猾さ強引さは普通に描きつつも、一方で世間的にはもっとおおごとである、"赤狩り"の急先鋒としての顔には全く触れていないんですよね。
・時代的にはその少し後の話ではあるんですが、彼女の「人格」や「モラル」を本当に問題にしたいなら、触れないわけはないトピックですよね。
・つまり最初からそんなことは問題にしていない、彼女やその周りの映画界の人々が「全員クズ」であるのは"前提"だと、そういうことなのではないかと思います。(笑)

・話戻してその"クズ"の言わば末路を描いた最終8話ですが。
・"救って"いないのは確かなんですが、一方でことここに至って、特に非難しているわけでも"ざまあみろ"感を出しているわけでもなく。
・救いは無いですけど、陰惨さもさほどにはなく。
・それはその前の7話かけての彼女たちの"生態""生涯"の描写が充実しているからでやり切っているからで。
・もう、別にあえて言うことはないよ、材料は渡したよ、見たまんまだよという、そういう感じ。
・暗い終わりではありますが、何かすっと入って来る。
・一方で"クズ"なりの奮闘ぶりも7話かけてきっちり描いているので、視聴者としても"好感"までは行かなくてもある意味では暖かく、彼女たちの晩年を見守る心境にはなる。
・...まあジョーン・クロフォードが忠実な"執事"的家政婦(?)の"ママシータ"に愛想を尽かされた時は、「ざまーみろ」とは思いましたけどね。(笑)
・とにかくまあ、"~7話"と"最終8話"の関係性が絶妙で、狙いだとしたら見事なものだなと。
・最終話だけ、何かいきなり見ていて感情が入って、不意を突かれたというか。
・まあ、何というか、アダルトな作品ですよ。色々と。
・一切の強迫観念とは無縁の作品で、感動はしませんでしけど終始リラックスして見られました。
・そして最終話だけ、少し感動。(笑)

・しかしまあ、ジェシカ・ラングって、いつも捨て身というか、"アグリー"な役を好んでやる人ですね。
・デビューが『キングコング』のコングの恋人役だったので、てっきりお色気おバカ系かと思ってたら、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』でその"お色気"をハードな方向に転換して見せて、その後『女優フランシス』で「(暗黒期の)精神病院に収容されて付近の男どもに夜な夜なマワされる元女優」役をやった時は、"これあのジェシカ・ラング?"と引き気味に驚きました(笑)。(ジェシカ・ラングWiki)
・今回の役も、基本的にロクでもないですよね、視聴者からの好感はほとんど期待出来ない。
・ベティ・デイビスのスーザン・サランドンの方は、ある意味では"いつも通り"に魅力的ですけど。
・"対置"としては、ちょっと甘い気がします。
・逆にひょっとすると、ジョーン・クロフォードの方が、本当に"主役"なのかも知れませんけどね。
・どうかなあ。あんまりそうは思わないなあ。
・そういう意味では、少し半端なところはあった作品かも。
・まあ、面白かったです。"1960年代初頭のハリウッドの風景"ものとしても。


Posted on 2017/11/23 Thu. 18:13 [edit]

category: 2015-2019年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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今週の海外ドラマ(’17.11.11-11.17)  

なんだかんだ増えて来たので、"ドラマセット"ものと"スターチャンネル"ものを別にします。
スターチャンネルの契約来月どうするかは、まだ決めてないんですけどね。


11/13(月) ブラインドスポット S1#23『切り裂かれた絆』(終) (AXN)

・やはりほとんど謎は解けず。"元彼"が嘘つきだったことが、ようやく分かったところ?
・裏切られたウェラーの心の痛みは、かなり伝わって来ました。それを重要だと考えるなら、ジェーン逮捕という結末も、インパクトがあると言えるんでしょうけど。
・ただ僕はこのドラマはあくまで(記憶を失う前の)ジェーンたちの「作戦」の大胆さ・魅力が主役になるべきだと思うので、"人情"だけ強調されてもちょっとという感じです。
・とにかくシーズン2は(やっても)見ません。さよならパターソン、また別の作品で。

11/15(火) BONES S12#10『降ってきた遺体』 (FOX)

・てっきりブレナンの"情熱"の話かと思ってたら、研修生の方でした。そして少し感動的なアドバイスでした。
・でも「働く"必要"が無い場合の情熱」の話も出ていたから、やっぱり大金持ちのブレナンの話でもあるのかな。
・まあもう終わりですしね。
・ブースの指令にオーブリーが逆らったのは、本当にブースの"仕掛け"だったんでしょうか(笑)。普通に見解の相違にも見えましたが。(笑)

11/14(火) LUCIFER/ルシファー S1#1『悪魔のバケーション』(新) (AXN)

・つまんなそう、イケメンダークファンタジーはもうお腹いっぱいだよと思いながら見始めましたが、意外といけました。
・結局堅物女刑事とコンビを組むというのは、どうしようもなくパターンではありますけどね。(笑)
・ルシファーの"特殊能力"をどのように節度を持って扱えるか、それがカギ・・・という解説も当たり前過ぎて退屈ですが、本当のことだから仕方が無い。
・女刑事に"能力"が効かないのは、彼女も実は地獄出身とかいうオチ?

11/15(水) リゾーリ&アイルズ S5#3『獲物』 (FOX)

・うーん、アイルズ先生の顔の崩れが気になる。(笑)
・そういえばその前から随分大らかな体形になられてましたよね(笑)。元々割りとそうだから、スルーしてましたが。
・ちなみにリゾーリママも、若い頃はバッキバキの美女だったんですよね。何かの作品で高級娼婦みたいな役で出てましたが。
白人の太り方はねえ、ほんと"ブクブク"という感じで悲しいです。"肉が付く"というより、"輪郭が崩壊する"感じ。多分骨格の関係でしょうが。若くしてクる人も多いし。

11/15(水) MURDER IN THE FIRST/第1級殺人 S1#2『手がかり』 (スーパードラマTV)

・結局刑事の奥さんはあっさり死んじゃって、特に本編とは関係が無かった感じ。
・一瞬「被害者」の葬式と勘違いして、僕が混乱しただけでした。(笑)
"IT社長"さんが思ったより面白そうな人で、そこは期待出来るかな?
・でも次見るかどうかは、気分次第という感じ。

11/17(金) EYEWITNESS/目撃者 S1#5『歪められた真相』 (スーパードラマTV)

娘のレイプ・・・。あらゆる"誤解"濡れ衣"の中で最悪の部類ですね。むしろ殺されて幸せな気がするくらい。
・随分陰惨な話になって来ましたねえ、「真相」解明までは随分と手間がかかりそうですし、いつまで"あいつ"の跋扈を見続けないといけないのか。
・その割りに少し平板な気もしますね。恐らくオリジナルの"北欧"の味を、忠実になぞり過ぎているのではないかと想像しますが。
・"自分の"文体になり切れていないというか。
・結局あのコとはやらなかったor出来なかったんですね。それこそ言い触らされそうな気がしますが。(笑)



11/14(火) FARGO/ファーゴ S3#4『少年と狼』 (スターチャンネル)

・人物にいちいち"BGM"を付けるという企画は、単にレトロということではなくて昔風の演出法に、今は失われた優れたところ分かり易いところが多いということを、言いたいのではないかと思います。
・結局はやっぱり、「演出」自体が主役のドラマなんですよね何回も言っていますが。

11/14(火) インコーポレイテッド S1#1『垂直移動』(新) (スターチャンネル)

・色々と見え透いたところの多い、デストピアもの。
・そしてまた、もう全くうんざりとしか言いようがないよという感じの、流行りの「映画」風演出
・やはりこの方向に「ドラマ」の未来は無いし、あって欲しくもないと、改めて思います。
・一応今月一杯の分は見るとは思いますけど・・・

11/15(水) フーディーニ&ドイルの怪事件ファイル~謎解きの作法~ S1#1『亡霊殺人』(新) (スターチャンネル)

・悪くないけど良くもない。
"警察でのホームズの不人気"という描写が、一番面白かったですかね。
・後は"洗濯女"という(悲惨な)風俗。
・フーディーニもドイルも正直魅力は感じなかったですが、婦警さんの方に免じて、もう一回は見ようと思っています。

11/16(木) ナイト・オブ・キリング 失われた記憶 S1#4『兵法』 (スターチャンネル)

・(拘置所の実力者の黒人)"フレディ"は"フレディ"で分かりますが、そっちじゃない方のずっとくっついてアドバイスしてくれていた黒人は、何者でしたっけ、何で気を配ってくれるんでしたっけ。
・まあ発作的に"裏切り"はしましたけど、でもその前のアドバイスは本気でしてくれているように見えて、含めての"陰謀"には見えませんでした。
・"無料弁護"のエリート女弁護士は、ある種「期待」通りに、馬脚を現しましたね。所詮自分のプライドが、一番大事なタイプ。
・じゃあ結局あの"皮膚病"弁護士と戦って行くのかな、あと勿論インド系の見習いと。
・しかし「皮膚病」ネタが、こんなに広げられるとは思わなかった(笑)。気の毒ではありますけど。


『ウィッチャーの事件簿』はもう単品で書いてしまったので、最終話は割愛。


Posted on 2017/11/18 Sat. 12:03 [edit]

category: "今週の海外ドラマ"

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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やや変則だけど良作 ~『ウィッチャーの事件簿』(2011)[英]  



『ウィッチャーの事件簿』(AXNミステリー)

  ロード・ヒル・ハウス殺人事件(2011)
  エンジェル通り殺人事件(2013)
  名家の秘密(2014)
  夫婦の秘密(2014)

・・・以上、allcinemaのリンク。

内容

ケイト・サマースケイルのノンフィクション『最初の刑事:ウィッチャー警部とロード・ヒル・ハウス殺人事件』を原作とした実話ミステリーを映像化。
1860年、ヴィクトリア朝時代。裕福な家庭の屋敷内で、当主の3歳の息子が無残な惨殺死体となって発見された。この殺人事件を捜査したのは1842年にスコットランド・ヤード刑事課が創設された際に最初に刑事になった8人のうちのひとりで、ずばぬけた技量を持つ刑事ウィッチャーだった。しかし、彼をもってしても、家名を守るため非協力的な遺族や、加熱する報道などさまざまな状況が絡み、事件は数奇な道すじをたどる。当時の英国を揺るがし、後に数々の探偵小説が生まれる元となった幼児殺害事件の驚くべき真相とは・・・!? 
(AXNミステリー公式より)


感想

・最初にいくつか確認しておきたいことが。
・「原作」というのはこれですけどね。

・見る限り"第1話"の『ロード・ヒル・ハウス殺人事件』のみの内容のようで、上のAXNミステリーの内容紹介も同様。
英語版のWikiを見ると・・・なるほど、その後の3話はオリジナルで、「実話」でもないようですね、ふむふむ。
・という前提で、さてどう評するかですが。

・まず"本来の"ストーリーである1話目の感想としては、実話をもとにしているだけあって事件捜査のディテールががっちりしていて迫力があって、「ウィッチャー警部」そのものはその手順に忠実に従っているある種の"公務員"感(実際に公務員ですが(笑))が強く、優秀ではあるんだろうけど地味な感じ。
・恐らく彼のキャラクター自体が、『実話』を基にしているわけでしょうしね。
・"解決"がすっきりしないところもそれはそれでリアルで、単品で十分に見応えのある作品に仕上がっていたと思います。

・そして続く3本のオリジナルストーリー。
・明らかに独立完結した性格の"1話"から、2年を経てどうして"シリーズ"が製作されることになったのか謎と言えば少し謎ですが。
・恐らくは"1話"が持っていたディテールの力強さやウィッチャー警部の堅実な性格、それを上ではとりあえず「事実を基にしているから」と理由付けしておいたわけですが。
・しかし実際にはそれだけではなく、"小説"としてのスタイル、作者の書き方、そういう背景事情は別とした"フィクション"としての個性や魅力そのものが、製作者にインパクトを与えた、この世界をもう少し展開してみたいと、そう思わせるものがあったのだろうなと、そうとりあえずは思います。

・具体的にそれがどう表現されているかというと、前者については"ヴィクトリア朝"の時代状況の精力的な描きこみ、後者についてはウィッチャーの独特な正義感や矜持として。
・前者の筆頭は何と言っても、3話の『名家の秘密』で、植民地インドと大英帝国民の複雑な関わり、インドを虐げつつ愛していた(らしい)当時のイギリス人の、表現されてみないとなかなか想像がつかない気持ちのありようが、見ていて面白かったです。
・この「植民地時代のイギリス」については、既に紹介した
 『ザ・レジェンド・オブ・パイレーツ』
や、今回の契約中にスターチャンネルで見た中で(ゲーム・オブ・スローンズを除けば)一番面白かった
 『TABOO』
など、最近やたら力作の目につくホットゾーンです。
・なんかすっごく色んなもんが出て来るんですよ(笑)。"イギリス"や"人間"の。しかもやけに濃く
・善悪は別として、"充実"していた時代だったんだろうなということが、伝わって来るというか。
・...そう言えばNHKのズバリ『ヴィクトリア』(の名を冠した作品)はどうなんでしょうね。ちょっとトーンは違いますが。でも期待。

・もう一つのウィッチャーの性格ですが、まず状況としては、1話の事件の失敗(後にしかしウィッチャーが正しかったことが分かる)によって警察を辞めることになったウィッチャーは、私立探偵として2話以降の事件に関わることになります。
・それで・・・まあ正直言うと、4話(ないし3話)だけではやっぱりよく分からないので、出来ればもっとやって欲しかった気はしますが(笑)、とにかく1話では"職業"倫理に埋もれて今一つ目立たなかったウィッチャー自身の性格が、よりはっきりして来ます。
・...と言ってもまあ、フィクションなんですけどね(笑)。でも多分オリジナルの"ファン"として、本物の性格を引き継ぎながら、更なる解釈を与えている感じだと思いますが。
・一言で言えば、ひどく自分の心の声に忠実な人です。
・そこから来る倫理観や思いやりの気持ちが、見ようによっては時代状況的制約を振り切って断固として発動するので、定期的にはっとさせられるというか行動が予測出来ない部分があるというか。
・一方で「刑事」としても「私立探偵」としても、職業的真面目さは人一倍で、決して「自由奔放」とか「変わり者」というタイプではないので、二つの面のブレンド具合が独特なんですよね。
・と、4話しかないシリーズを若干拡大解釈的に評して来ましたが(笑)、実際こういう経緯の作品ですから作っている方も作りながら考えるというかやりながらキャラが育って行ったみたいな面は、あると思うんですよね。
・そういう変に"生"な感じが面白いというか、段々好きになって来たところで終わっている感じで、もっと見たいなあという。
・上に掲げた輸入盤のレビューも、こういうやや半端な位置づけのシリーズの割りに、妙に高いですよね、少し驚きました。
・まあ4話しか無いので、気が向いた時に見てみて下さい。(笑)


Posted on 2017/11/17 Fri. 12:09 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(イギリス)

thread: 海外ドラマ(UK) - janre: テレビ・ラジオ

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今週の海外ドラマ(’17.11.4-11.10)   

11/6(月) ブラインドスポット S1#22『残酷な告白』 (AXN)

・やーい、次長死んだー。(やめなさい)
・ついに"テイラー"の化けの皮が。ウェラーの動揺ぶりは、少しかわいそうでした。
・いい奴には違いないんですよね。それだけですけど。
・次回最終回。ただちょっと、"種明かし"の情報量が過多な気がするんですけど、ちゃんと終わるのか。

11/7(火) ザ・ラストシップ S2#13(終)『誇り高き祖国』 (AXN)

・最後のあれ以外は、割りと綺麗にハッピーエンド。
・これで終わってもいいくらい。シーズン4まであるらしいですけど。
・"大統領"の成長ぶりが素晴らしい。素直に感動。
・とにかくとことんプロフェッショナルなスタッフのようで、信頼しています。安心して新シーズンを待つ。(笑)

11/7(火) BONES S12#9『ゴルモゴンの元弟子』 (FOX)

・名物セラピストの登場で、割りと楽しかったです。
・しかしもう、信頼が地に落ちちゃってて、今更ながら所長のしょうもないキャラぶりや大根が気になったり。
・まあほぼ全員が大根ですから、監督が悪いんだと思います。もしくは全体を仕切っているブースの中の人。
・きこりの次はカーレースか、"マッチョ礼賛"もいい加減にしてもらいたい。単なる趣味でしょ?

11/7(火) FARGO/ファーゴ S3#3『無矛盾律』 (スターチャンネル)

『lLEFTOVERS』で有名になった人(グロリア・バーグル役キャリー・クーン)が出ているのもあって、妙にLEFTOVERSっぽいエピソードだった気が。
特に回収しない意味深というか。(笑)
・ロボット"ミンスキー"は萌え萌えだったのでとりあえずいいですが、あんまりそっちに行かないで欲しい。
「起きてることは現実的即物的だけど、なんか変」というのがファーゴの良さだと思うので。

11/8(水) ウィッチャーの事件簿 S1#3『名家の秘密』 (AXNミステリー)

・凄くいいですね。
・捜査ディテールの細かさ・地道さということをこれまで主に語って来ましたが、今回はこの時代の"大英帝国"の「時代感」がずしっと来ました。
・最近割りと見かけるんですよね、大英帝国や大航海時代の"暗黒"を、しっかり描いた作品が。
・他の何の"リアリティ"にも増して、手応えが重くなる。
・(イギリス人にとって)"自分自身"のことだからですかね。
・最初よく分からなかった、"自らの良心に頑固な"ウィッチャーのキャラも、ほぼ確立して来たような。
・いい味。

11/1&8(水) リゾーリ&アイルズ S5#1『悪夢』(新)&#2『メモリー』 (FOX)

・初回はレビューし忘れてました。(笑)
・変則的な始まり方でしたが、"フロスト"は本当に死んじゃってたんですね。躁鬱病だったとか。
・それはそれとして。
・NCISが完全に老衰し切って、BONESの確変がすっかり終わってしまった現在、「FOX的"調子いい"捜査ドラマ」の守り手は、間違いなくこの作品だと思います。(ということを前のシーズンでも言った気がしますが)
・相変わらず楽しい。アイルズ先生の加齢は、少し気になりますが。(笑)

11/8(水) MURDER IN THE FIRST/第1級殺人 S1#1『ある男の死』 (スーパードラマTV)

・うーん駄作の臭いがプンプンしていますが(笑)、事件の全貌が見えないので、もう少し見てみます。
・FOX『運命の銃弾』の時にも言いましたが、頼みもしないのに捜査官の"弱点"や"私生活"をのっけから延々見せられるのは、僕は全く歓迎出来ません。
・まず強さやかっこ良さや、ポジティヴな興味を掻き立てておいて、ところでこの人はどういう人なんだろうとか、こんな"意外な弱点"があるんだとか、こう運ぶのが常道というものだと思います。
・どこの誰か知らない人に苦しまれても、知らんわという。それで「人間」を描いているつもりなんでしょうけど、優先順位というものがあると思います。
・今回の「奥さんのがん」の話が、事件そのものに関わってるというなら、また話は別ですけどね。
・とりあえず期待薄。

11/9(木) ナイト・オブ・キリング 失われた記憶 S1#3『暗い檻』 (スターチャンネル)

・なるほど、秀作ではあるらしい感じ。
・テーマはやはり、「刑事司法」そのものでしょうね。
・そこに関わる様々な要素、人種問題に宗教問題、警察の捜査・取調べや検察の判断、弁護士の生態、刑務所・拘置所内の生活環境、それら全てを取り上げながら、どれも特に誇張せず単純化せず。
・それでどうしようとしているのかは・・・分かりません(笑)。まだ。
・ただぱっと見弁護士ゴロのような"皮膚病"弁護士の扱い方、簡単に直接暴力には及ばせない"所内司法"の描き方、いずれも安直なところが無く、いい感じ。
・でもほんとどうなるのかどうしたいのかは、分からない。あと特に楽しくはない。(笑)
・ドラマとしては。映画で見たいタイプ。

11/10(金) EYEWITNESS/目撃者 S1#4『意義と目的』 (スーパードラマTV)

・麻薬は見つかっていたのに制裁を甘受してまで、姉が妹を陥れる法に使ったと。エグい話で。
・どうでもいいですけどその"妹"の自宅のシーンを見て思いましたが、この監督は女の下着シーン、具体的には下はパンティで上はTシャツ的な格好をさせるのが好きなんですね、ジュリアン・ニコルソンおばさんにもよくその格好させてますし。(笑)
ルーカスが男に興味があることを認めずに逃げ回っているのは確かですが、だからといってゲイという感じにも見えないんですよね。
・結局"勃った"んですかね、あの黒人のコ相手に。(笑)
・保安官事務所の部下がいい味。一番癒し系。(笑)


Posted on 2017/11/11 Sat. 10:17 [edit]

category: "今週の海外ドラマ"

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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この怒りをどこにぶつけたらいいのか ~『エクソシスト』S1(2016)[英]  

しょうがないのでここにぶつけます。他に無いし。(笑)





『エクソシスト』S1 (スターチャンネル) (allcinema)

内容

1973年にウィリアム・フリードキン監督によって作られたホラー映画の金字塔『エクソシスト』。公開されるや、“エクソシズム(悪魔祓い)"をテーマとした戦慄の内容が世界に衝撃を与え、世界中で大ヒット。アカデミー賞ではホラー映画としては異例の作品賞、監督賞を含む全10部門にノミネートされ、その後3作の続編が製作された。そして現在も“エクソシズム"をテーマにした作品や、手法を模倣した作品が作られるなど、ホラー映画の金字塔として映画史に燦然と輝くあの名作がTVシリーズとなって蘇える!(公式より)


感想

・全10話。
・まず最初に言っておくと、僕はホラー映画のファンでは全くありません。
・ただ今回問題(?)となる1973年のウィリアム・フリードキン版の『エクソシスト』



は例外的に大好きで、怖いとか怖くないとかははっきり言ってどうでもいいんですけど(それが僕のホラー映画に対する基本的な態度)、その当時も"ホラー映画の枠に収まらない"と評価をされた映像美と、更に言えばクレジットを見なければとてもアメリカ映画とは思えなかったヨーロッパ的イギリス的な文体で、ある意味"謎"の映画でした。
・その後ウィリアム・フリードキンの映画は何本か見ましたが、多少の共通性は感じつつもやはり"アメリカ"映画には違いなかったので、『エクソシスト』に関しては原作小説の力が大きかったんだろうなあと、そういう風に了解していましたが。
・原作自体も実はアメリカ作品なので、その時点で多分、"ヨーロッパ"が特異に仕込まれていたんだろうと思いますが。
・その構造が、そのまま映画に反映されたというか。

・その"イギリス的アメリカ映画"『エクソシスト』が"イギリス"製作ドラマになったということで、どういう感じになるんだろう、それにしても今更だなと若干引いた感じで見始めたこのドラマでしたが。
・結果は予想外に期待通りというか、設定に大幅な改変を加えつつも、フリードキン『エクソシスト』の味わいが見事に再現されていて、喜んだというか驚いたというか。
・"イギリス""アメリカ"というなら、何ならこっちの方が「アメリカ」な気はしましたけど。
・"憑かれる"女の子は大幅にエロく美少女に(笑)

casey_exorcistHannah Kasulka

なってますし。
・"ケイシー"役のHannah Kasulkaさん。なかなかいい演技だったと思います。
・自分がどのように魅力的に映っているかを意識しつつ、それを思い切り良く叩き壊している感じが。(でも美しい)
・話戻してにも関わらず、オリジナルの持っていた他のホラー映画とは一線を画する"品格"のようなものは全く損なわれていなくて、『エクソシスト』世界の強靭さ、ないしは製作者のオリジナル『エクソシスト』に対する愛を感じて、"絶賛"の準備を僕はしていたわけです。
8話くらいまではね。ぎりぎり。
・ところが。

・そこで何が起こったか。
・一応ネタバレを避ける為にボカしてはみますが、簡単に言うと悪戦苦闘の末少女から悪霊を祓った、「その後」が描かれているわけです。
・それ自体もまあ、僕には不要でしたが、それまでもかなりオリジナルな展開はしていましたからありとしましょう、ただその表現の仕方が酷い。
・それまで心理攻撃や時々のポルターガイストで、ある種"節度"を守ってエクソシストたちと戦いを繰り広げていた悪霊・悪魔が。
・いきなり物理攻撃であっさり重要人物を殺すわ、ジャジャーンとばかりにサイコキネシス(念動力)を盛大に発動させて人間たちを抑え込むは、もう何か別のカテゴリーの作品に。
・家族の脅し方もひねりも何もなくて、どこにでもいる猟奇犯罪者か立てこもり犯かという、脅し方拷問の仕方。
・どうしたどうした?脚本家どこかでIQが50下がる薬でも飲んだ?という感じで、ポカーンというか呆れるというか。
・もうね、信じられなかったですよ。
・一応"憑依"じゃなくて"融合"だとかいう説明もあったりはするんですが、その説明の理屈っぽさが既に違う作品というか、厨二病的というか。
・クリスタルはどこで集めたらいいんですか?という、そんな感じに。


・例によって「放送途中で決まったシーズン2の為のオリジナル展開」という、"大人の事情"が推測されるわけではあるんですが。
・それにしてもこんな酷いのは見たことが無いです。"原作レイプ"・・・というだけでなく、"自作レイプ"でしょ、これ。
・台無しです。
・そもそもはこの程度の見識しか持たない製作陣だったのが、偉大な原作の影響下にいる間だけ"傑作"を作れた、なんて悲しいことは思いたくないんですけどね。
クレジットを見る限り現場スタッフに大きな変動は無いので、儲かると見た誰か悪い大人が急に噛んで来たのかなあと、"希望"を込めて推測してみるしかないですが。
・はあ。
・最初に言ったようにホラー映画やホラードラマに大きな期待を抱いているわけではないので、単につまらなかったらつまらないで無視しておけばいいだけなんですけどね。
一回喜ばされてしまっただけに、失望が大きいです、怒りが抑えられないです。(笑)
・更に個人的な事情を言うと、僕が予定変更して今月スターチャンネルの契約を延長したのは、ファーゴシーズン3が見たかったからではなくて、この作品を最後まで見届けたかったからというのが主な理由だったんですよ。
2400円返せという話です。(笑)
・まあ"見届け"なかったら、"誤った"高評価のままレビューしてしまうことになったでしょうから、ブロガー的には無駄ではなかったわけですけどね。
・でも"観客"的には無駄です(笑)。半分返して。(笑)

・というわけでシーズン2は見る気が無いですが、逆に見るべきなのかもという気もしないでもない。
・"豹変""堕落"の本当のところが、そこで改めて確認出来るかも。
・まあ見ないと思いますけどね、そんな不健康な楽しみ方。(笑)
・はあ。
・ちなみに実は、"クリフハンガー"ではないんですよね。
・一応"解決"はしている。
・その解決のさせ方が、また陳腐で気に食わないんですけど。
・以上、ほぼ単なる怒りの発散でした。(笑)
・興味のある方は、確かめてみて下さい。(笑)


Posted on 2017/11/09 Thu. 15:50 [edit]

category: 2015-2019年のドラマ(イギリス)

thread: 海外ドラマ(UK) - janre: テレビ・ラジオ

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今週の海外ドラマ(’17.10.28-11.3)  

10/30(月) ブラインドスポット S1#21『仕組まれた罠』 (AXN)

・パターソン大活躍。もうそれで。ずっとそれでお願いします(笑)。他に楽しみ無い。
・でも今回は次長が逮捕されたのは、変に嬉しかったですね。
・嬉しいというのはあれですが(笑)、とにかく徹頭徹尾何の好感も持てない人だったので、微妙にざまあみろというかカタルシスというか。(笑)
・別に憎んでいるわけではなくて(笑)、あくまで魅力が無いということです。人柄も能力も、そして顔も・・・
・まだ「悪役」ならいいんですけどね。むしろ。

10/31(火) ザ・ラストシップ S2#12『対決の時』 (AXN)

・博士無謀な飛び出し・・・からの情報ゲット!も、"決着"が敵のミサイルでつくのも、実にエンタメの王道のツボを抑えている感じ。
・後はもう、誰も死んで欲しくないですが、次回最終回、やっぱり艦長は死ぬのか?それとも博士?
・それを助ける為にあのひげの人が死ぬのは、「王道」とはいえあまり見たくない。いい人ですからね。(笑)

10/31(火) BONES S12#8『父との別れ』 (FOX)

・前回"毎度イキってるブースがうざい"という話をしていたので。
・てっきりこの大詰めに来ての"破局"危機かと驚いたんですが。
・「なまじ今心を通わすとやりたくないやり取りをする必要があることが想像出来て辛い」というのは、なかなか深い理由で納得してしまいました。
・まあ正直演技自体には、そこまでの深み(含み)は感じられなかったんですが。
・凄く今更ですけど、この人そんなに上手くないですよね多分。"無感情"な役だから目立たないですが。
・まあブース役の人もあんまり上手くないし、言ってしまえば最初からその程度のドラマだったと思います。その割には少なくとも一時期は凄く面白かったですから、ここは脚本陣を讃えておきたいところかなと。
・欧米の人の「バイキング」のロマンてやたら過大に見えますが、日本で言えば何でしょう、うーん思いつかない。伝説的ではあるけれど実在が疑われているわけでもない栄光の過去。明治維新とかかな。海援隊?(笑)

10/31(火) FARGO/ファーゴ S3#2『袋小路の原理』 (スターチャンネル)

・前回誰が誰だか分からないと混乱していた理由が一つ判明。
・主人公格の女性警官を、シーズン2までの同じ"主人公格の女性警官"の、何年後かの姿だと思い込んでいました。
・随分スリムになって・・・と思ってたんですが、好意的な誤解でした。(笑)
・前者は「グロリア・バーグル」、後者は「モリー・ソルヴァーソン」で、全くの別人です。
・でも似てるよねえ、どっちも目のギョロッとした気丈な地味目の美人で、有能だけど報われない女性警官。(プラス勇ましいお父さん付き)
・"実話"だそうですから、(紛らわしい一致に)文句の持って行きようが難しいんですけど。(笑)
・とにかくこれでもう少しは、落ち着いて見られそうです。(笑)


11/1(水) ウィッチャーの事件簿 S1#2『エンジェル通り殺人事件』 (AXNミステリー)

・前回一応"捜査ミス"の汚名は挽回出来たはずですが、いつの間にか主人公は警察をやめて私立探偵になっていました。
・それと共に、「名探偵もの」「名刑事もの」の定番感も。
・悪くはないんですけどね。相変わらず捜査は凄く地道ですし。"ひらめき"とかよりも。
・これがどういう感じで落ち着いて行くのか。

11/2(木) ナイト・オブ・キリング 失われた記憶 S1#2『狡猾な獣』 (スターチャンネル)

・訂正。"アラブ人"じゃなくて"パキスタン"系でした。人種差別色がそんなに強くないのは、それも関係しているんですかね。
・相当しっかりした作りですが、なかなかの息苦しさ。警察も被害者の義父も、悪そうな人がことごとく別に"悪い"人じゃないというのが、逆に逃げ場が無い感じ。(笑)
・とはいえドラマの作り方としては高級なことなので、期待はしています。
・拘置所等が恐ろしげに描かれているのは、一つにはそれがテーマなのかなと。刑事事件に"巻き込まれる"恐ろしさというか。

11/3(金) EYEWITNESS/目撃者 S1#3『親の心』 (スーパードラマTV)

・うーん、捜査関係者が余りにもことごとく事件の関係者でもあって、ちょっと集中し過ぎな感じも。
・意外性もクソも無いというか。(笑)
・パズラー的な「本格ミステリ」ならよくある手法ですけど、そういうわけでもないみたいですし。
・作風もローカルで渋いリアリズムなのかと思いきや、捜査トップの"小児性愛"やら挙句の派手な殺し方やら、そもそも「目撃者」たちの同性愛関係やら、意外とセンセーショナリズムなのかなという感じも。
・どうもよく分からなくなって来ました。


Posted on 2017/11/04 Sat. 08:52 [edit]

category: "今週の海外ドラマ"

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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