死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

死ぬまで海外ドラマについてコツコツと書いていくつもりのブログ

『クロッシング・ライン』(2013) [独米仏合作]  




『クロッシング・ライン〜ヨーロッパ特別捜査チーム〜』(AXN) (Wiki)

内容

彼らの捜査に国境はない!
各国の精鋭が集まった特捜チームの活躍を描く最新クライム・サスペンス!
(公式より)


レビュー

・AXNのサイトには「チェコ・フランス」とありますが、Wiki筆頭に他は全部「ドイツ・アメリカ・フランス」ですから、まあ何かの間違いでしょうね。
・製作総指揮は『クリミナル・マインド』の人だそうですし。アメリカが噛んでないはずは。
・逆に「チェコ・フランス」で、この"アメリカ"的なソリッドでドライな作りのドラマが作れたなら、それはそれで興味深いんですけど。
・ドイツとかは結構最近は狙ってアメリカ的なものを作ろうとしたりしているようですが、やはりどうしても"臭い"は残りますよね、"癖"というか。「ヨーロッパ」の。
リュック・ベッソンとか、あれだけなりふり構わずアメリカにべったりな人でも、やっぱりなり切れずにどこか未だに「フランス」ですし。
・ただ一方でこの作品の基本がどこにあるかというと、それは"ヨーロッパ"だと思います。
「独・仏」の方というか。(笑)
・一つは勿論、タイトルが示す通りヨーロッパ/EUの広域捜査を描いた作品で、舞台自体が"ヨーロッパ"の各地であるから当然ではありますが。
・ただ単にロケ地や風景が醸し出す雰囲気がそうだというだけではなく、描写の基礎の部分に「ヨーロッパ」が入ってるよなという。
・主人公はアメリカ人ですが(余りそうは見えない(笑))、フランス・イタリア・ドイツ・アイルランドとバラエティに富んだ国籍・背景を持ったチームのメンバーたちが。
・「アメリカ」作品の中での"異人""ヴァラエティ"要素としてではなく、それぞれのアイデンティティ主体でそのままで描かれている感じ。感触というか。
・特にフランス・イタリアのラテン勢を見ているとそれは感じて。
・つまり例えばドイツ・アイルランドだったら広義のアングロサクソン&ゲルマン文化の系統性同質性の中で、"アメリカ"主体の文脈の中でも描き易いわけですが。
ラテンの方はやはり異物で、"奇妙な外国人"という視線や扱いが、どうしても"アメリカ"作品の中では残ってしまう。
・「アジア」とかもっと酷いですけど。そんな日本人いるかよ的な。(笑)
・そういう違和感が、この作品には無い。それぞれがそれぞれに、主体として存在している。
・むしろチームがたまたまアメリカに渡ったエピソードの方で、そこに映る「アメリカ」の"外国人が見るアメリカ"感の方に、驚かされたというか。
・こんなに違うものかねという。
・まあ繰り返しますがヒックマンがどうにもアメリカ人に見えないという、そもそもの問題もありますが。

・ただ一方で最初に言ったように、ドラマとしての仕上がり、見易さは、いかにも"アメリカ"が噛んでる作品感も濃厚なわけで。
・バランスとしてはどうなっているかというと・・・
「作詞作曲・独仏」「編曲プロデュース・米」と、そんな感じかなと。
・音楽の比喩ではありますが。(笑)
・まあそういうバンドいますよね。アメリカに"渡った"。
・"米"のプロデュース力は強烈ですからね、元が何でも、"アメリカ"にはしてしまう。噛むと噛まないとでは、大違いというか。
・具体的にどういう役割分担でやってるのかは、音楽と違ってドラマ・映画・アニメはちょっと分かり難い。
・作品によって違う面が大き過ぎる、過去の経験で言うと。
・あくまで仕上がりを見ての、見立てです。
・暗いは暗いんですけどね。
・ただそれも、根っから"アメリカ"的な暗さではないと思います。
・アメリカ(作品)の暗さは、ちょっと洒落にならない暗さなんですよ。クドいというか。
・それはなぜかというと、アメリカが基本的には「明るい」からで、そこを"あえて"暗くしようとすると非常に攻撃的というか、意識過剰の"やり過ぎ"な暗さになりがち。
・"暗さ"自体が、ある種主役化するというか。
・その点悠久の伝統・倦怠にたゆたう英欧は、ナチュラルに暗いので(笑)。アメリカに比べると。
・暗さそのものにストレスは無いし、さじ加減も自由自在だし。
・この作品の暗さ自体はある程度意識的なもので。
・つまり特捜班に回って来る特別凶悪な犯罪や難解な犯罪の相手をする関係上。
・大きな国際的謀略のプレッシャーなどとも付き合わないといけない関係上。
・それでも(アメリカ的に)"張り切った"感じにならないのは、"ヨーロッパ"の余裕だなという。
・そこに更に、アメリカ的なドラマを軽快に転がす"コツ"も加わっている、非常にバランスの良い作品。
・まあ見方としては、あくまでヨーロッパ作品、"凄く見易いヨーロッパ作品"として見るのが自然だとは思いますが。
・バランスが良過ぎてインパクトが無いと言えばインパクトが無い部分もあるんですけどね。
・それぞれの人物像をそれぞれに楽しむという以上のものではないというか。
"トミー"の出自のアイリッシュ・ジプシー(?)的なカルチャーとか、凄く興味深くはありましたが。
・一番の売りは、実はセバスチャンのなんだあれ、3Dシミュレーターみたいな犯罪現場の再現装置かも。(笑)
・あんなことほんとに出来るのかな。まあいずれ出来そうではありますが。
・あんまりあれに頼るのも、"チーム"としての能力を疑われるところもありますが。(笑)
・とにかく色々含めて、クオリティは問題無く高いです。安心して見られる系というか。
・逆に余りコメントすることが無い、"背景"の問題以外。(笑)


他の人の感想

【追記】 クロッシングライン終了(REXとAXNミステリと雑多な日常 さん)
クロッシング・ライン ~ヨーロッパ特別捜査チーム~(海外ドラマ新番組情報 さん)
『クロッシング・ライン~ヨーロッパ特別捜査チーム~』第7~10話まで観た感想(【お散歩シネマ 映画の世界へ出かけよう!!】 さん)

・・・余り褒めてる人がいませんね(笑)。"つまらない""下らない"というよりは、"物足りない"という感じですが。
指摘されてることは一つ一つもっともだと思います。事件の引力が弱い、"チーム"感が今いち、設定が生き切ってない。僕が「それぞれの人物像をそれぞれに楽しむという以上のものではない」と言った部分ですかね。
まあ僕は基本"人間ドラマ"派なので、そこの堅実さの方を好感しているんですが。
なんやかやとシーズン3も決まったようなので、それなりに人気はあるんだろうと思います。
最後の人によると、"実話がベース"だそうですが、どこ情報かしら。


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Posted on 2015/12/18 Fri. 19:07 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(イギリス)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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