死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

この怒りをどこにぶつけたらいいのか ~『エクソシスト』S1(2016)[英]  

しょうがないのでここにぶつけます。他に無いし。(笑)





『エクソシスト』S1 (スターチャンネル) (allcinema)

内容

1973年にウィリアム・フリードキン監督によって作られたホラー映画の金字塔『エクソシスト』。公開されるや、“エクソシズム(悪魔祓い)"をテーマとした戦慄の内容が世界に衝撃を与え、世界中で大ヒット。アカデミー賞ではホラー映画としては異例の作品賞、監督賞を含む全10部門にノミネートされ、その後3作の続編が製作された。そして現在も“エクソシズム"をテーマにした作品や、手法を模倣した作品が作られるなど、ホラー映画の金字塔として映画史に燦然と輝くあの名作がTVシリーズとなって蘇える!(公式より)


感想

・全10話。
・まず最初に言っておくと、僕はホラー映画のファンでは全くありません。
・ただ今回問題(?)となる1973年のウィリアム・フリードキン版の『エクソシスト』



は例外的に大好きで、怖いとか怖くないとかははっきり言ってどうでもいいんですけど(それが僕のホラー映画に対する基本的な態度)、その当時も"ホラー映画の枠に収まらない"と評価をされた映像美と、更に言えばクレジットを見なければとてもアメリカ映画とは思えなかったヨーロッパ的イギリス的な文体で、ある意味"謎"の映画でした。
・その後ウィリアム・フリードキンの映画は何本か見ましたが、多少の共通性は感じつつもやはり"アメリカ"映画には違いなかったので、『エクソシスト』に関しては原作小説の力が大きかったんだろうなあと、そういう風に了解していましたが。
・原作自体も実はアメリカ作品なので、その時点で多分、"ヨーロッパ"が特異に仕込まれていたんだろうと思いますが。
・その構造が、そのまま映画に反映されたというか。

・その"イギリス的アメリカ映画"『エクソシスト』が"イギリス"製作ドラマになったということで、どういう感じになるんだろう、それにしても今更だなと若干引いた感じで見始めたこのドラマでしたが。
・結果は予想外に期待通りというか、設定に大幅な改変を加えつつも、フリードキン『エクソシスト』の味わいが見事に再現されていて、喜んだというか驚いたというか。
・"イギリス""アメリカ"というなら、何ならこっちの方が「アメリカ」な気はしましたけど。
・"憑かれる"女の子は大幅にエロく美少女に(笑)

casey_exorcistHannah Kasulka

なってますし。
・"ケイシー"役のHannah Kasulkaさん。なかなかいい演技だったと思います。
・自分がどのように魅力的に映っているかを意識しつつ、それを思い切り良く叩き壊している感じが。(でも美しい)
・話戻してにも関わらず、オリジナルの持っていた他のホラー映画とは一線を画する"品格"のようなものは全く損なわれていなくて、『エクソシスト』世界の強靭さ、ないしは製作者のオリジナル『エクソシスト』に対する愛を感じて、"絶賛"の準備を僕はしていたわけです。
8話くらいまではね。ぎりぎり。
・ところが。

・そこで何が起こったか。
・一応ネタバレを避ける為にボカしてはみますが、簡単に言うと悪戦苦闘の末少女から悪霊を祓った、「その後」が描かれているわけです。
・それ自体もまあ、僕には不要でしたが、それまでもかなりオリジナルな展開はしていましたからありとしましょう、ただその表現の仕方が酷い。
・それまで心理攻撃や時々のポルターガイストで、ある種"節度"を守ってエクソシストたちと戦いを繰り広げていた悪霊・悪魔が。
・いきなり物理攻撃であっさり重要人物を殺すわ、ジャジャーンとばかりにサイコキネシス(念動力)を盛大に発動させて人間たちを抑え込むは、もう何か別のカテゴリーの作品に。
・家族の脅し方もひねりも何もなくて、どこにでもいる猟奇犯罪者か立てこもり犯かという、脅し方拷問の仕方。
・どうしたどうした?脚本家どこかでIQが50下がる薬でも飲んだ?という感じで、ポカーンというか呆れるというか。
・もうね、信じられなかったですよ。
・一応"憑依"じゃなくて"融合"だとかいう説明もあったりはするんですが、その説明の理屈っぽさが既に違う作品というか、厨二病的というか。
・クリスタルはどこで集めたらいいんですか?という、そんな感じに。


・例によって「放送途中で決まったシーズン2の為のオリジナル展開」という、"大人の事情"が推測されるわけではあるんですが。
・それにしてもこんな酷いのは見たことが無いです。"原作レイプ"・・・というだけでなく、"自作レイプ"でしょ、これ。
・台無しです。
・そもそもはこの程度の見識しか持たない製作陣だったのが、偉大な原作の影響下にいる間だけ"傑作"を作れた、なんて悲しいことは思いたくないんですけどね。
クレジットを見る限り現場スタッフに大きな変動は無いので、儲かると見た誰か悪い大人が急に噛んで来たのかなあと、"希望"を込めて推測してみるしかないですが。
・はあ。
・最初に言ったようにホラー映画やホラードラマに大きな期待を抱いているわけではないので、単につまらなかったらつまらないで無視しておけばいいだけなんですけどね。
一回喜ばされてしまっただけに、失望が大きいです、怒りが抑えられないです。(笑)
・更に個人的な事情を言うと、僕が予定変更して今月スターチャンネルの契約を延長したのは、ファーゴシーズン3が見たかったからではなくて、この作品を最後まで見届けたかったからというのが主な理由だったんですよ。
2400円返せという話です。(笑)
・まあ"見届け"なかったら、"誤った"高評価のままレビューしてしまうことになったでしょうから、ブロガー的には無駄ではなかったわけですけどね。
・でも"観客"的には無駄です(笑)。半分返して。(笑)

・というわけでシーズン2は見る気が無いですが、逆に見るべきなのかもという気もしないでもない。
・"豹変""堕落"の本当のところが、そこで改めて確認出来るかも。
・まあ見ないと思いますけどね、そんな不健康な楽しみ方。(笑)
・はあ。
・ちなみに実は、"クリフハンガー"ではないんですよね。
・一応"解決"はしている。
・その解決のさせ方が、また陳腐で気に食わないんですけど。
・以上、ほぼ単なる怒りの発散でした。(笑)
・興味のある方は、確かめてみて下さい。(笑)


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Posted on 2017/11/09 Thu. 15:50 [edit]

category: 2015-2019年のドラマ(イギリス)

thread: 海外ドラマ(UK) - janre: テレビ・ラジオ

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