死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

"FUZE"海外ドラマ特集/感想 #6,7,11,12,14  

「女性」と「マイノリティ」特集。
こう括るとなんか女性を馬鹿にしてる感が醸し出されてしまう気がしますが、ちょっと"女性"記事の内容が薄過ぎて、単独エントリーに出来なかったので。(笑)


女性

#6
もはや『セックス・アンド・ザ・シティ』の時代とはまったく違う! 女性ドラマの20年と今

2017年のHulu視聴ランキングを見ると、「海外ドラマ部門」に入ったいわゆる女性ドラマは2作あり、それが9位の『セックス・アンド・ザ・シティ』と10位の『ゴシップガール』(2000-2007)です。
『セックス・アンド・ザ・シティ』の開始から20年、女性ドラマはずいぶん遠くへ来たけれど、日本ではまだまだこのあたりがメジャーを張っている。


未だにとは確かに驚きますが、"9位""10位"自体も凄いと思って、まあ単純に人気あるんだろうなとも。
とはいえこの二つ、ファン層は重なってるんでしょうか。"左"(『セックス・アンド・ザ・シティ』)と"右"(『ゴシップガール』)の、両極という気もするんですけど。
ただどうでしょう、『セックス』は確かに"女性ドラマ"だと思いますが、『ゴシップ』の方はどちらかというと"女性が好む"ドラマであって、並べるのはやっぱり違う気がするんですよね。それこそ『ビバヒル』の子孫でしょう?『ゴシップ』って。定番であり王道。だとすれば、そんなに時代で変わるものとも思えない。『セックス』のラインで今何が見られているか、そういう切り口なら、意味がある気がします。

#7
R&Bやヒップホップとクロスオーバーしながら進化中。「たくましい黒人女性たち」が活躍する女性ドラマの今

"6"もそうなんですけど、基本的に「作品カタログ」としてしか役に立たない記事。
紙の女性誌ならこれですむかも知れませんが、わざわざwebで書く記事かねという。
まあいくつか見てみようとは、思っています。


・・・その他関連記事。
#14
「#MeToo」以降の映像文化は何を問いかけている? ベルリンで見えた転換期

こちらもまあ、ただのニュースダイジェスト。

"女性"関係は以上。



マイノリティ

#11
”イケメン”になったアジア人俳優は何と戦っているのか?:"代表"なくして視聴なし 前編

誰しも、テレビを見ていて「私のような◯◯を取りあげてくれて嬉しい」「◯◯をこう描いてくれて嬉しい」と共感する気持ちを持ったことがあるのではないだろうか。テレビや映画にはコンテンツを通して「社会はあなたのことをちゃんと見てますよ」「あなたに価値があると考えてますよ」というメッセージを送り、視聴者の社会への帰属意識を高める効果があるのだ。


確かに。まあ日本のドラマだと、"取り上げない方がマシ"みたいな描き方も、ちょいちょい見られますが。
あとむしろその"対象"を知らなかった人に、こういう世界があるんだ、しかもテレビドラマが取り上げる程の存在感でと、知らしめる効果はありますよね。

逆に、社会からの疎外感を生み出すこともできてしまう。多民族社会でありながら白人中心のエンターテイメントが作られてきたアメリカでは、有色人種たちは偏った描かれ方をされてきた。


しつこいですけど日本の場合、"偏ってる"というよりもただただ"あったま悪い"という感じの描き方が多い。喧嘩売る気にもならない。ていうかむしろ、描いてる方は"善意"だったりするので。
ただ、頭が悪い(笑)。(そして僕は口が悪い)
基本的に僕は、自分が好きなものは日本のドラマには取り上げて欲しくないですね正直なところ。
それくらいの、蓄積した"不信感"。

端的にいうと少しずつアジア人男性「セックスができる存在」として描かれるようになってきたのだ。


酷い話ですけど、まあそうかな。(笑)
見てると思うのは、別に非アジア人のクリエーターに悪意があるのではなくて、単純に"どのようにセクシーなのか"分からないという感じですね。分かれば、描く。
まあ基本的に自分の知らないタイプの"性"は、分からないんですよ。LGBTとかも含めて。
半端に使うのも、逆に失礼な感じになるでしょうし。

テレビや映画などで自分と同じ属性を持つキャラクターが描かれること、物語に自分の(ある要素の)象徴が登場することを「レプリゼンテーション」という。
(中略)
レプリゼンテーションという点で進歩的かどうかが、興行収入や視聴率の大きな一要因になっているのだ。


まあ良いことなんでしょうしことは(興行収入や視聴率という)「客の動向」で、誰かが強制したものではないので自然なことではあるんでしょうが。
ただどうも、"フェアトレード"や"悪質企業への不買運動"のようには、素直に応援し難いですね。
ことはやはり、表現・芸術の問題なので、究極的には善悪・正誤の"彼岸"にあって欲しいという、気持ちは残ります。
あの作品最低なんだけど最高だよなみたいなのが、ある意味"最高"。(笑)

「人種という点でレプリゼンテーションに満足している」日本人の視点は、そういった意味ではアメリカ社会における白人の視点に近い。だからこそ海外のホワイトウォッシング議論も「原作に忠実であるべきか」「原作の発祥地である日本人は気にしているか」という点だけがとらえられがちだ。


つまり日本人は既に日本で"マジョリティ"だから、海外文化で日本人がどのように扱われるかには、そこまで関心が無いという話。金持ち喧嘩せず?(笑)
"ホワイトウォッシング"というのは、「白人以外の役柄に白人俳優が配役されること」。上の「」「」二つは実際僕自身の関心にも近くて、どうもすいませんという感じ。(笑)
ていうかまあ、やっぱり面白ければいい、センスが良ければいいと、どうしてもそっちに関心が集中しちゃいますね。そもそもそれが、ドラマを見る理由ですし。ぶっちゃけ日本のアニメ映画で実写俳優の下手くそな吹き替えを聴かされる方が、よっぽど頭に来ますね。言わば"実写ウォッシング"

子どもにフォーカスをあてたこの研究で二人が発見したのは、テレビを見ることで自尊心が高まるということだった。しかしそれは見ているのが白人の少年であった場合だ。少女たち、もしくは有色人種である少年たちの場合は、テレビを視聴することで自尊心が低くなるという結果が出ている。


なるほど。
特にこれが"無意識"に及ばされている影響だと、かなり深刻というか悲劇的というか。
"おかしい"と分かればまだいいんですけど。


#12
なぜテレビは「差別表現」のルールを作れない?"代表"なくして視聴なし 後編

長年のレプリゼンテーションの偏りを是正するためにハリウッドが取り組んでいるのは「カメラの後ろのダイバーシティの改善」だ。カメラに映るレプリゼンテーションを改善するためには、カメラの後ろ側にいる監督やプロデューサー、脚本家といった、レプリゼンテーションを決定する立場の人間たち(そして現場のクルーたち)に女性やマイノリティを増やす必要がある。


ああ、これがいいですね。これでいいというか。
アウトプットを直接操作するのは、どんなに"正しく"てもやはり抵抗があります。
インプットの方を"開いて"おいて、後は自然に任せる。それがいいんじゃないでしょうかね。
何が出て来るかは、お楽しみで。(笑)

「カメラの後ろのダイバーシティ」はそういった彼らにとって、希望としてとらえられるべきなのだ。 女性やマイノリティといった当事者によってレプリゼンテーションが決定されることで、「差別ではない」という判断にも説得力が増すだろう。


これは最近よく日本のお笑い界隈で聞かれる、「規制が多くて面白いものが作れない」という、悩みに対する筆者の解答。
これで"面白い"ものが出来るかはともかく、「規制」との付き合い方の、一つの提案というか。
上もそうですけど、"結果"ピンポイントで規制されると、かなり辛いですよね。だから過程や前提の方に、先に目配りを入れておく。それで自然に回避出来る問題は多いだろうし、勿論ここで言われているように"対策"にもなる。

画面のレプリゼンテーションが多様化することで、マジョリティ男性たちにとっても「知る機会」が増える。自分が持っていない属性に関して「ああこういうことに反発してるんだな」「こういう気持ちで生活してるんだな」という存在を画面で確認することで、それを見た才能ある芸人たちは「ポリコレ時代におけるとがった笑い」のラインを探りやすくなるだろう。


まあ"芸人"の話にはなってますが、ドラマ(や映像劇)一般が持つ、一つの機能というか。
・・・『スター・トレック』のところで言った、「一目瞭然」性というやつですね。
逆に"見"ないとなかなか、分からないですよね。
この筆者の二本の原稿自体は、「今までのアメリカのドラマ界にはダイバーシティが足りなかったという前提で書かれているわけですが、実際のところ僕にとって、アメドラほど"ダイバーシティ"を実感を持って勉強出来る機会は、これまでの人生でありませんでした。アメリカの話ではありますけど、余裕で日本の状況もカバー出来た。
日本の漫画なども頑張ってはいますけど、やはりこういうことに関しては、所謂「生身の人間」が演じているのは大きくて、そして勿論アメドラの脚本・演出の、圧倒的な描写力。もううなずくしかない。
それが最近より広がったと、とりあえずそういう風に受け止めておきます。
あんまり"既存"のドラマを、悪くは言いたくない。(笑)


以上。


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Posted on 2018/03/26 Mon. 21:27 [edit]

category: 全般

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