死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』(2014)  

forever


『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』(AXN) (Wiki)

シーズン1が終了したところで引き続き視聴予定ですが、評価はだいたい固まったので書いてしまいます。


内容

類まれな洞察力と推理力で、天才監察医がNYの難事件に挑む! 映画「シャーロック・ホームズ」のクリエイターが贈る、本格ミステリードラマ!
実はヘンリーには、200年前から一切歳を取らず、何度死んでも生き返るというトンデモナイ秘密が…!以来、“死”に取りつかれ、研究を重ねてきたのだ。不老不死ゆえの苦悩や、彼の秘密を知る唯一の友人エイブとの驚くべき関係など、物語が進むにつれ明かされるヘンリーの“200年分”の壮大な人生ドラマ (公式)



レビュー

企画(テーマ性、オリジナリティ) ☆☆☆★★

より細かく言うと、星3つと4つの間くらいかなあという感じ。
主人公が"不死"であるというのは、突飛は突飛だけどアメドラの世界では割合見慣れた感じの突飛さで・・・別にゾンビドラマが流行ってるからということでもないですが。(笑)
"偏屈な天才監察医"という設定の方は、これはもう定番に近い感じでこれだけだと下手すると星2つレベルなんですけど、ただ全体の見せ方というか、結果として醸し出している"突飛"なのに"上品"な感じというのは、ある意味新鮮でした。あったようで無かった感じ。それで星3.5くらいの評価に。
・・・"映画『シャーロック・ホームズ』"ってこれか。見てみようかな。

ストーリー(またはエピソード) ☆☆☆☆★

これもまた微妙なライン。3に近い4かな?こっちは。(笑)
凄く凝ってるとか目が覚める程面白いとかではなくて、ある程度設定から自動的に導き出せるような感じなんだけど、ただ全体に非常に高いレベルで安定している感じ。わくわくはしないけど退屈はしないというか。(笑)
感心ポイントとしては、"200年生きた男"として過去の人生のエピソードが、随所で現在とオーバーラップ的に描写されるんですが、下手すると時間感が停滞してダレそうなところを、上手く見せてるなという感じ。
あとこれは「設定」の方の話になるかもしれませんが、「いったん死んだ後蘇る際に全裸で川に出現する」というシーンは、さすがにちょっとアホみたいなので(笑)段々使われなくなりましたね(笑)。賢明だと思います。最初はむしろ、そこで"キャッチ"する予定だったんでしようけど。(笑)

人物描写("セリフの面白さ"も含む) ☆☆☆☆★

ここもまあ、微妙と言えば微妙。
「偏屈な天才監察医」「相棒となる勝ち気な女性刑事」「監察医のオタクな部下」それから「同じ不死性を持った不気味な宿敵」も含めて、いずれも人物像としてはある意味定番の組み合わせだと思います。
ただ結局それら全ての手際が良くて上品に仕上がっているので、むしろその定番性が快適であり、定番の強みであるそれぞれのパターンが内蔵している"ツボ"を的確に刺激されて、なんだかんだ感情移入させられるという。定番と分かりながら。・・・"オタクな部下"だけは、ちょっと陳腐かな?(笑)
定番だからマイナスするのか、定番なのに生き生きしてるところをプラスするかですが、僕は後者を取りました。

演出(機能性や芸術性) ☆☆☆☆★

5に近い4。
ある意味で一番優れているところというか、良さの要というか。
今までの評価で"微妙"を連発して来ましたが、つまり一つ一つの「要素」としては、それほど"傑作"の条件は揃っていないわけですよね。・・・言ってみれば、仮に「企画書」的なものを読んだとしても。(笑)
ただそれを実際に映像化した時の、最終的な総合点が高く感じられるというのは、それはつまりスタッフ特に監督の手腕が優れている、演出力があると、そういうことになるかと思います。
分かり難い良さかもしれないし、地味と言えば地味なのかもしれないですけど、どんな企画も最後は実行面の勝負になるわけで、そういう部分がしょぼいと結局見てられないかなと、逆にそこさえしっかりしていれば、ある程度確実に楽しめるというところがあります、僕は。
「企画」より「描写」派というか。そういう意味で、世間の"ヒット"とは、多少ずれる傾向があるんですけど。(笑)
この作品もはっきり言って、最初はそんなに"興味"は感じなかったんですけど、地味に良く出来てるなあと思いながら見ていて、だんだん好きになって行きました。
まあでも『ダウントンアビー』がヒットするくらいですから、そういうドラマの見方があることは、分かると思います。そう言えば「上品」を連発してましたしね。(笑)

シーズン2も楽しみです。
"続き"が見たいというより、あの"空間"をまた味わいたいということですけど。(笑)
ストーリーより、演出・雰囲気。
・・・とか言ってたら、打ち切りでした。やっぱりな(笑)。いつもこれだ。


他の人の感想

FOREVER~Dr.モーガンのNY事件簿 (三毛猫如月の玉手箱 さん)

え、主役の人ヨアン・グリフィスだったの?全く気が付かなかった。僕も『ホーンプロワー』好きなのに。(笑)
ブログ主さんも、「最初、誰かと思いました」とのこと。(笑)
演技・雰囲気はいいのにという感想も、まあ多分妥当な感想なんでしょうね。

FOREVER DR.モーガンのNY事件簿 (豆飛 さん)

こちらはポジティブな感想。"過去"の入れ具合がちょうどいいというのは同意見。あとトンデモ"設定"がなんかすぐに引っ込んだなというのも、やっぱみんな感じるんだなと。(笑)

『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』(全22話)(さいはての西 さん)

主人公とその義理の息子の関係が最高で、「キャラクターのやりとりとか面白い」のになあという感想。
そうですよね、要は"アンサンブルドラマ"として優れてたんですよね。それを僕は"演出"と言ったんですけど。残念。


おまけで『FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿』にも特に言及している、アメドラの"打ち切り"についてのエントリー。

アメリカドラマの突然の打ち切り!ひどすぎて唖然とする! (中年夫婦の人生残りターン さん)

僕はもう、そもそも"クリフハンガー"(次シーズンへの興味を繫ぐ為の謎残し、回またぎ)自体、やらないで欲しいなと思っています。きちんと"終わり"にして、"アンコール"が出たら、再登場してくれと。
勿論伏線くらいは、別に出しといてもいいんですけど。露骨なのはね。作品の完成度も落としますし。特に打ち切りになった時。

そんなところです。


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Posted on 2016/04/22 Fri. 16:10 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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コメント

はじめまして

最強ビッチ…もモーガンも、
私の知り合いには見てる人がいないのです。
モーガンは、主演男優のハンサムさが好きで見始めました。
いちいち裸で川に現れ、なぜかちゃんと迎えが来るし、
よくよく考えるとツッコミ所がありますが、映画「スラムドッグミリオネラ」のように、過去の経験から知恵を振り絞るというアイディアは納得です。

URL | びー #-
2016/05/05 09:18 | edit

あ、どうも。コメントありがとうございます。
このブログ始めてから僕も色んな海外ドラマ系のブログを見る機会が増えましたが、どういうドラマがどういう風に人気があって、どういう人がどういうものを見てるのか、なかなか把握出来ないでいます。(笑)
アニメより更にややこしい感じかなあという。基本的には、女性優位に見えますが。
『ビッチ』も『モーガン』も、あえて言えば女性ターゲットなのかなと思いますが、ビッチは突き抜け過ぎでモーガンは中途半端?みたいな、そういう結果でしょうか。
放送チャンネルの問題で母数はビッチの方が少ないでしょうが、多分ビッチの方が、まだ人気があると言えばあるのではないかと。
モーガンさんは多分、"不老不死"にならなければ、少し生真面目な普通の人なんですよね。根っから変人ではない。そこらへんの"過去"の影響の及ぼし方が、抑制が利いていて上品で好きだったんですけど、やっぱり地味かもなと。(笑)
女刑事さんとかも、好きだったですけどねえ。爽やかな二人だった。

URL | アト #/HoiMy2E
2016/05/05 12:30 | edit

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