死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『ミッシング』(2012)  




あえて文句言うのもおかしな話なんだけど、なんでこんなどうでもいいというか、歴史にも記憶にも特に残らなそうな作品に限って、きっちりDVD化されてるのかなという。日本版の、しかもBOXだ。
そこらへんの基準がよく分からない。たまたま担当した会社の問題なのか。結構ランダムに運命が左右されてる気がするんですが。(笑)
まあいいですけど。

特に"駄作"というわけではありません。一定の基準は十分に満たしていると思います。
ただ何というか、"傑作""名作"の臭いもまた一向にしない(笑)、そういう程々な作品という感じ。
賛否が分かれなそうというか。


『ミッシング』(スーパー!ドラマTV) (allcinema)

内容

CIA工作員だった夫ポールを10年前に殺害された元凄腕スパイのベッカは、留学先のローマで失踪した息子マイケルの背後に犯罪の影を察知し、かつて培った特殊スキルを駆使して愛する我が子の救出に乗り出す。 (映画.com)
ロケは、プラハ、ドゥブロブニク、ローマ、パリ、ウィーン、イスタンブールなど、ヨーロッパ各地の名所で行われ、その景観だけでもウットリしてしまう程。CIA、インターポールをはじめ、西ヨーロッパ全土の治安維持組織を巻き込んだサスペンスは美しい街並みと、謎が謎を呼ぶ脚本が大きな魅力だ。 (スパドラ公式)



レビュー

企画(設定のユニークさやテーマの斬新さ) ☆☆★★★

狙いとしては、一つは上にも書いてあるような"国際スパイサスペンス"のゴージャス感、スペクタクル感、それから主人公が女スパイであることによる華麗さや健気さ、それとも関連して"国際的謀略"と"いち母親としての息子を思う気持ち"のコントラスト、まあここらへんなんだろうと思います。
それらは意図としては伝わって来る、ちゃんと映像として説明はされているんですけど、だからどうしたというかどれもどこかで見たような感じというか、実際にこちらの"興奮"にはなかなか繋がらないんですよね。
きっちりはしてる、でもそれだけという。
製作総指揮に主演の女優さんが関わっているらしいですが、それによる"手前味噌"感というか"自己完結"感というか、そういう思い入れが強過ぎて内向きになったみたいな、そういう部分もあったのかなあと想像しますが。真面目に作り過ぎたというか。
実は結構な「力作」な気もするんですけど、実際に"力"感は無いという。(笑)

ストーリー(展開の面白さ、または内容の意味深さ) ☆☆☆★★

スパイ・アクションらしく、裏切りまた裏切りの怒涛の展開で、よく出来ている言えばよく出来ています。
ただ全部ひっくるめて、どうも"どこかで見たような"感じはやっぱりしますね。
"裏切り"そのものが、一つ一つ見え透いているわけでは決してないんですけど、ただ裏切られ意表を突かれつつも、しかしああそういうパターンかで結局納得して終わる感じ。
逆に『24』って凄いんだなと、改めて思ったりしますね(笑)。何だかんだ、毎回驚くもんなあ。

人物(キャラクターの魅力、あるいは心理描写の妙) ☆☆☆☆★

実はこの部分はなかなかのもの。よくよく見ると。
ヒロインはまあ普通ですが、ヒロインの元夫でミステリーの鍵になる"事故死した"夫は、演じているショーン・ビーン自身の魅力も相まって、なかなかセクシーで悲劇的で魅力的。ヒロインに協力したりそう見せかけて裏切ったりするスパイ仲間たちの、それぞれの"事情"も上手く描かれていて、説得力があります。
そして何といっても、誘拐されてしまう、息子がいいですね。被害者としてビービー言ってるだけではなくて、頭の良さと勇敢さで自らなかなか見事に脱出の努力をする。逆に助けてあげたいなという気に素直にさせるというか。
・・・まあ何か、この賢く勇敢でかつ思いやり深い"息子"というのは、「母親から見た理想の息子」という感じで、そこらへんに一つ、主演女優さんのこの作品の大きな企画意図があるんだろうなと、想像はされます。
それゆえの熱の入った人物描写で、そこらへんについては決して月並みな作品とは言えない

演出(テンポの心地良さや雰囲気に引き込む力) ☆☆☆★★

別にどこが悪いわけでもないんですけどね。
何でしょうね、なんか軽量級。"傑作"感"力作"感が足りない。
ここが違ったら、全体の印象もかなり変わったかも。
多分全ての要素を、きっちり均等に配置・描写し過ぎてるのかなと、そういう感じがします。
製作者の"熱意"が、監督に上手く伝わっていなかったというか、単なる"業界仕事"で済まされてしまったというか。
まあ想像ですけど。(笑)


他の人の感想

『ミッシング』 Missing (2012) (居ながらシネマ さん)

「それほどひどい出来とは思えず」「「力作」という言い方があっているかもしれません」。
ほぼ僕と同じようなニュアンスの評価ではないかと。(笑)

ミッシング (chat*chat CAFE さん)

こちらもまあ、"意外ときっちり出来てるよね"という感想。

ドラマ 「ミッシング 〈MISSING〉」 (@迪的日常 さん)

女優さんそんなスターなんだ。そこら辺のニュアンスが分からないと、この作品で"男たち"がヒロインに寄せる「親切」の背景というか説得力が、微妙になるかも。(笑)


まあ、これくらいです。


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Posted on 2016/05/26 Thu. 19:20 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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