死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『お葬式から事件は始まる』(2005) [墺]  

お葬式から事件は始まる.jpg


"オーストリアのドラマ"という物珍しさだけで見始めましたが、めっちゃ面白かった。(笑)

『お葬式から事件は始まる』(AXNミステリー) (Wiki)

内容

お葬式には必ず事件が隠れている!
彼女たちの趣味は、お葬式への参列?!オーストリア発好奇心旺盛な女性たちが事件を解決!
アルプスにある架空の美しい村に住む4人の好奇心旺盛な女性たち、家庭菜園を愛する女性ユーリエ、パブの店長マリア、若きシングルマザーのサビーネ、そして最近村にやってきた“よそ者”のヘリエッテは、近所で誰かが亡くなると、お葬式に出掛けて行って、何か事件性があるのでは?と疑ってみるのが趣味。(公式)


レビュー

・間違ってNHKででもやらない限り、今後とも日本でDVD発売とかとんと無さそうな感じの(笑)作品ですが、早くもしっかりしたWikiが出来ているのは、一部に熱心なファンがいるのか。
・そういえばオーストリアでの放送局は「オーストリア放送協会」となってますが、これは日本で言うところのNHK(日本放送協会)だと、素直に考えていいんですかね。
・ていうか「オーストリア放送協会」のWikiがあるということ自体にも少し違和感があるので、ドラマそのものも含めてどうもオーストリア自体の普及工作員が背後で暗躍している、その一環なのではないかという、そういう勘も働かないではないです。(笑)

・かしましい女四人組がワイワイ事件を解決する一話完結のコメディタッチのミステリーで、どっちかというと日本なら"二時間ドラマ"の定番シリーズでありそうな感じの気楽な雰囲気の作品。
・ただまあ、"日本放送協会"でも、たまにこんな感じの飄々としたミニ・シリーズは作らないことは無いですよね。地味だけどちょいおしゃれな、大人が楽しんで見れる的な。
・主役格は向かって右側の怖い顔の人で、確かに気は強いんですけど男っぽくてさばさばとして、自分の欲望に忠実な憎めない人。頭は切れる。昔は美人だったらしい。(笑)
・他のメンバーは右から都会派のプチセレブマダム、地元の顔役的おばさん、一番の若手のお色気担当(笑)という、そういうラインアップ。
・この4人が村(近辺)で起きる事件を、全く頼りにならない駐在警官を差し置いて、ちょいちょい法律も無視しながら勝手に解決して行く、そういう話。

・基本的な持ち味としては上でも言ったように"二時間ドラマ"的な人情通俗ミステリーで、恐らく本国での人気もそういうものなんだろうと思いますが。
・しかし"日本人"視聴者である僕にとって更に面白いのは、その独特の雰囲気、"異教"感。
・"異教"・・・というのはつまり、オーストリアという「キリスト教」社会の辺境、でも東方正教会までは行かない何とも中途半端な位置、そこから出て来る表立って逆らうわけではないんだけど、全くもってお座なりにしか尊重されない、キリスト教倫理観との距離感という、そういう意味です。
・劣等感をバネにした、屈折した解放感というか。
・どうせクソ田舎なんだから、一応キリストさんの顔は立てるけど、後は勝手ににやらせてもらうよという。
・まあそう意識しているわけでは必ずしもないんでしょうけど、英米仏とかでは決して見られない、独特の"薄い"キリスト教感。
・キリスト教に「反抗」したりするような価値観は、逆に英米仏の方には見られるわけですよ。あるいはお隣のドイツだと、同じく本質的には辺境なんでしょうけど、だからこそ「ちゃんとしなきゃ」という緊張感がある。
・"TVドラマ"としても、ドイツものの基本は「いかに英米に近づけるか」という、そういうベクトルで作られているように、これまで見たものからは感じられます。
・でもオーストリアまで行っちゃうと・・・この作品の場合は・・・もう"投げてる"感じ。居直ってるというか。(笑)
・アタシたちゃ骨の髄まで田舎もんと。
・今まで見た中で似たような距離感、違和感のある作品としては、『マクベス巡査』

マクベス巡査.jpg

とかがそうでしたかね、スコットランドの田舎町を舞台とした。(はてなキーワード)
・あっちはもう少し、怖かったかも知れません。同じ"忘れられた辺境キリスト教社会"でも、スコットランドの場合はイングランドとの対立の記憶がまだリアルですから。
・オーストリアの場合は直近の"大勢力"としてはドイツがありますが、ドイツ自体がそもそもキリスト教文明の辺境なので、そこの更に辺境であるオーストリアの"田舎"感は、絶望的な感じ。(笑)
・だから逆に、明るくもあるんですけどね。諦めた明るさというか。
・そういう感じの、作品。
・ふざけてると言えば、とことんふざけています。(笑)

・ただドラマとしては、別にふざけて(笑)はいないと思います。
・"二時間ドラマ"的なかっちりした力強い娯楽性を抑えつつ、しかしでも単なる"職人"的な作りでもない。
・筋運びとしては職人的だけど、描写の部分は意外と作家的かなと。そういう緊張感はあるというか。
・僕がクドクドと説明した文化史的なナニも、ある程度は意識して作られてるのではないかなと。
・...何せ(文化的に)遠いので、確かなことは分かりませんが。(笑)
・とにかくけれんみの無い娯楽作品としての筋運びの切れの良さと、かつ上記の"キリスト教的"偽善を飄々と振り切るそういう描写の切れの良さとあいまって。
・見ててストレスが全く無いんですよね。
・出演者(キャラクター)も一人一人、魅力的。・・・女はね。(笑)
男はほぼ全員、馬鹿ですけど。(笑)
・それがまた、角が立たずにいいのかも知れない。
・"常識"担当(男)と"非常識"担当(女)というか。
・とにかくかなり、気に入りました。シーズン7まであるそうで、楽しみです。
・やってくれればですけど。(笑)
・ウケてるのかなあ、誰か見てるのかなあ。心配です。(笑)
・とりあえずは、紹介まで。

"他の人の感想"は、無し。まだ、なのかこれからもなのか。(笑)

[8/23追加]

『お葬式から事件は始まる』 Vier Frauen und ein Todesfall (2005-) (居ながらシネマ さん)

ロケ地について。
「このあたりは『サウンド・オブ・ミュージック』のロケ地が点在しています。」
だそうです。そう言われればそんな感じも。(笑)
オーストリアはウィーン以外はだいたいそんな感じ?そうでもないのか?(笑)


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Posted on 2016/08/16 Tue. 22:49 [edit]

category: その他の国のドラマ(及び合作)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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