死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

’21.1月の米英ドラマ  

アメリカ

『SUITS スーツ(S8)[SUITS](2018) WOWOW/AXN

配信等で見ちゃってる人も多いでしょうが、AXN視聴組なので新作。(笑)
開始以来の相棒マイク(とレイチェル)が去った後の初めてのシーズンで、多少の心配は無くは無かったんですが、全くもって盤石のクオリティでさすがです。
去るちょっと前からそれを見越してか、「この作品の主人公はハーヴィーである」ということを主張する感じの作りになっていたと思いますが、それ自体は多少無理があって、むしろあえて一人決めるとすればやはりそれはマイクの方だったと思います。"熱い"青年主人公マイクとそれを支える兄貴分ハーヴィーというのが、やはり本来のバランス。
ただ"経歴詐称"と天才的記憶力というバックグラウンドを除けば(それだけでも十分ですけど(笑))、マイクというのはそれほど個性的でも魅力的でもないキャラに僕には思えましたし、またこれは作り手の意図通りなのかもしれませんがシカゴの法曹界の「メジャーリーグ」を描くという作品の基本設定からするとさすがにマイクの慈善指向はかなり遊離気味でもあったので、びっくりはしましたがいなくなるのは自然でしたし、"最初からいた"ことを除けば実は大した空白でもないなと。「魅力」というなら、やはりハーヴィーとドナですしね。
堅苦しいレイチェルはそもそも嫌いでしたし、せいせいしたに近い部分も割りと。(笑)
ただまあそこらへんの"すり替え"も含めて、本当に上手い脚本だなと改めて。
話的には、"管理職"になったハーヴィーやドナの今までには無いタイプの空回り勇み足など、辛い内容も割りと多いんですが、作品への信頼感という意味では幸せな気持ちで見ています(笑)。新登場の女フィクサーの"仲間入り"のプロセスの描写とかも、ほんと上手いですよね。痺れます。根底にはある種の優しさ粘り強さもありますし、"人"に対する。
アメドラ、ですね、ほんとに。
僕が好きな、ずっと好きだった。一つの典型にして2018年における一つの代表というか。


『ミステリーゾーン』[THE TWILIGHT ZONE](1959) B&W/スパドラ

先々月にリメイク版『トワイライト・ゾーン』を見たSF/ホラードラマシリーズの、オリジナル版。
"スパドラ"的に新作なのか再放送なのか、どうなんでしょうね。とにかく僕は初めて見ました。
結論、リメイク版よりは見られる
でもやっぱり趣味じゃない。(笑)
「1話完結オムニバス」は、どうしても話がわざとらしくなりがち。オチつけ過ぎというか。


[WOWOWお下がり組]

・・・というサブカテゴリー。(笑)
それぞれ過去WOWOWでのお試し視聴時点で一回取り上げてるんですが、何か立て続けに(スカパーで言えば)"ドラマセット"系チャンネルで放送するようになったので、見る人も一気に増えたでしょうから改めて。
そしてこの"お下がり"のペースの予想外の早さに、WOWOW本体の契約は僕はまた控えるようになってしまいました(笑)。こんな早いなら待った方がいいなあと、お金的にも情報共有的にも。


『グッド・ドクター 名医の条件』[THE GOOD DOCTOR](2017) WOWOW/AXN

医療ドラマの傑作『Dr.House』の製作者による再びの医療ドラマ。
いかにも繊細な自閉症の外科医が主人公ということで、"ヒューマンドラマ"色が強くて暑苦しくなるかなと思いきや、さすがHouseの人でそれを上回る知性やユーモアの楽しい、こちらも結論傑作です。見る程好きになりました。
"自閉症"主人公が気遣われる哀れまれるあるいは偏見にさらされるだけでなく、時に攻撃的になったり"毒"として自閉症を使ったりするのを恐れないのが、いいバランスになってると思います。懐疑的だった直接の指導医の徐々に受け入れて行くプロセスも自然でしたし、いち早く友達になってくれた同僚の女性レジデントの思いやりも戸惑いも、どちらも自然でこれもいいです。そして予想外の早いタイミングで"恋愛"沙汰を巻き起こして去って行った隣人のコも。まあ"隣り"にあんなコがいるというのは、話が上手過ぎる羨まし過ぎるとは思いますが。(笑)

"ヒューマン"で言うならば、第5話「偽りの希望」の幼い頃死んだ主人公の弟にそっくりな(不治の病の)患者の少年の回が最高でした、大泣きしました。

The Good Doctor Point Three PercentThe Good Doctor Point Three Percent2

ああいうタイプのキャラに弱いというか(笑)、幼くして全てを悟った少年の"賢明"さが痛いというか。
字幕版吹替版、両方で録画してしまいました(笑)。吹替の声も良かった。綺麗な顔の子だなあ。


『FBI:特別捜査班』[FBI](2018) WOWOW/FOX

これ目当てに僕がWOWOWを契約した直後くらいに、FOXでの放送の決まった作品。(笑)
しかもWOWOWは吹替のみでしたが、FOXは両方ある。やられたぜ。(笑)
『LAW & ORDER』シリーズの超大御所プロデューサー Dick Wolf の新作ですが、どう人材を回しているのか伝統の良さはありつつも古びた感じはなく、また何か特に新機軸は無いのに不思議な程"2018年"を感じさせられる警察ドラマ。
具体的なことは分かりませんが、やはり何らか"プロデュース"センスのたまものなんでしょうね、時代の変化にも負けない。"伝統"だけど、"様式美"ではないんですよね、例えば『リゾーリ&アイルズ』とは違って。
通して見た結論として、そんなに凄い作品ということは無かったですが(笑)、これはこれでアメリカの警察ドラマの優れたサンプルたり得る作品だと思います。特に"2018年"ということを考え合わせると。
しかしタイトルもう少し何とかならなかったのか(笑)。当たり前過ぎて覚えられないし、"新作"にも見えない。


『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』[NEW AMSTERDAM](2018) WOWOW/FOX

『ブラックリスト』エリザベスの旦那(元潜入監視役)役の人主演の、大病院の"GM"的なポジションの人(そういう職業があるらしい)の活躍を描いた作品。
"医療のよろずコーディネート"というテーマは興味深いんですが、ドラマとしては『ER』の時代感というか、割りとのっぺりした"ヒューマン""群像"ドラマで4話まで見て飽きちゃいました。多分続きは見ません。
俳優も好きじゃないんですよね。"イケメン"という属性のようなんですけど、ピンと来ないなあ。『ブラックリスト』でも、早く死ねばいいのにと思ってました(笑)。レッドとリズの交情の邪魔をするなと。



イギリス

『私のおばさんは推理作家3姉妹!』[QUEENS OF MYSTERY](2019) AXNミステリー

プロ警察官である「私」(姪)の捜査に、推理作家である「おばさん」たちが何やかや口を挟んで来て共にどたばた事件を解決する話。
「コージー・ミステリ」という言葉を最近知ったんですけど、典型的なその類ですね。

「地域社会が親密である」「居心地が良い」といった意味を持つ「コージー(cozy)」を使用し、日常的な場面でのミステリーであることを示す。


特徴としては
・探偵役が警察官、私立探偵などの職業的捜査官ではなく素人であること
・容疑者が極めて狭い範囲のコミュニティに属している
・暴力表現を極力排除していること
などがあげられる。


高名な『ミス・マープル』シリーズなんかは(ドラマの方も)僕も大好きですけど、これはちょっと"コージー"過ぎるというか、緊張感無さ過ぎて眠くなりました。パス。(笑)


『探偵ミス・スカーレット』[MISS SCARLET AND THE DUKE](2020) AXNミステリー

ある意味"コージー・ミステリ"と並ぶイギリスの定番ジャンルだろう、"19世紀ビクトリア朝ロンドン"を舞台にした女探偵もの。
こちらは当時のロンドンの劣悪な治安や"女"が探偵をやることについての時代的な抵抗感などで、結構ひりひりしたタイプの作品ですが、なかなか面白かったです。
頭は抜群に切れるヒロインですが、やはり"女だてら"を切り開かんとするパッションが不条理というか暴力的な無謀さを伴っていて、でも一方でパイオニアというのはこんなもんだろうなという納得感もあったりして、楽しめました。愛と情ゆえにそれをサポートする"苦労背負い込み"型の男の存在は、若干定番に過ぎるというかご都合主義な感じもしましたけどね。まあでもああいう関係性は、そういう"プレイ"なんですよね、型というか。(笑)

『マクドナルド&ドッズ 窓際刑事ドッズの捜査手帳』[MCDONALD & DODDS](2020) AXNミステリー

多分見たのは先月(12月)なんですが、書くのを忘れてました。でもかなり面白かったです。
無理に現場に出して引導を渡さんとして異動されて来た"窓際"のおじいさんに近いおじさん"オタク"系刑事と、その上司で上昇志向バリバリの女刑事の、かなり極端な"水と油"が溶け合っていくプロセスが面白い、コンビ捜査もの。
ほんとに交わりそうにないんですよね、白人と黒人でもあるし。
program-top_mcdonalds_and_dods
交わる気も予感もサラサラ無かった二人が、捜査上の知性というか"客観的"真理性によって繋がっていくプロセスが、ある意味とてもエキサイティングでした。
知性が売り(ていうか命綱)のおじいさん刑事が、ちゃんと"失敗"するのもまた意外性があって面白かったですね。そこからの挽回やいかにという、予想外の盛り上がり。(笑)

『ロンドン 追う者たち、追われる者たち』[WE HUNT TOGETHER](2020) AXNミステリー

現代ロンドンのボニー&クライド物語。
具体的には元少年ゲリラ兵のアフリカ移民と、女の方は何だろう、騙され系のセックス・ワーカー移民?
同じくらいの比重で捜査側の男女コンビも描く立体感が面白そうに思って見てたんですが、何というか全体としてそれぞれのキャラを「配置」してみただけという感じのインスピレーションの貧困な作品で、いずれお決まりのパターンのどれかが出て来るだけだろうとしか思えなかったのですぐ見るのをやめてしまいました。

・・・という個別の不満は不満として(笑)、AXNミステリー頑張ってますね、バンバン新作を入れて。"イギリスドラマ"自体、頑張ってるのかも知れませんが。


最後に今度はWOWOWの。

『クイズ 100万ポンドを夢見た男』[QUIZ](2020) WOWOW

「クイズ$ミリオネア」のオリジナルイギリス版をめぐる騒動を描いた作品。
ただ何というか、イギリスに見えないんですよね、中南米のどこかみたいな泥臭い生活感。
"インド版"の映画にも結構近いというか。


イギリスでも貧困層の実際はこんな感じなのかなという。何かとにかく、"AXNミステリー"系では見なかった感じの風景で、それがすなわち楽しいわけではないけれど(笑)、興味深かったです。
やっぱり"美化"されてるんですかねえ、それこそ"コージー"に。
「ミリオネア」攻略の為の出場志願者同士の"シンジケート"を題材とした作品ですが、お試しの(上の理由で契約やめたので(笑))1話だけではどうなるのかどれくらい面白いのか、ちょっと測りかねる感じ。"下りて"くれば見るとは思います。


以上です。
中韓ドラマもそれなりには見てるんですけど、そちらは当面ツイッターをご覧ください。(笑)
気が付くとこちらのアジア度がゼロに近くなってるので、いずれ何とかしたいとは思ってますが。


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Posted on 2021/02/04 Thu. 18:52 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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