死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

’21.4月の米欧ドラマ(WOWOW以外)  

4月はオンデマンドも併せてWOWOWドラマ見過ぎた(笑)ので、2回に分けます。
まずはWOWOW以外、具体的にはスカパープレミアム15契約で視聴した作品。


アメリカ

『マンハント 謎の連続爆弾魔ユナボマー』[MANHUNT:UNABOMBER](2017) Netflix/Super!dramaTV

アメリカの高名な連続爆弾魔"ユナボマー"の捜査の実話をベースにした作品。
最初は何だろう、主人公の新米捜査官の認められる苦労や情熱を描く作品かなと若干引きながら見てましたが、基本的には捜査"手法"の発達史を、ユナボマー事件の捜査を通して見せる方がメインなのかなと。その性格の分かり難さと回想が多いこともあり、若干見づらい。でもまあ悪くない。
ちなみにですけど27日から始まったWOWOWの中国ドラマ『ロング・ナイト 沈黙的真相』(2020)の2話で、新聞に声明文を掲載しろと脅す犯人に対して密かに犯人の居住想定地域限定で要求に応えて確認に新聞を買いに来た犯人を捕まえようとする場面がありましたが、それはこっちのドラマでユナボマー捜査の為に考案されたものとして出て来るので、それ(ユナボマー捜査の故事)をパクったのかそれとも確立した捜査手法としてある程度誰もが知っている想定なのか。(提案してたのは"型破り"の天才中国人捜査官でしたが)


『ゾーイの超イケてるプレイリスト』[ZOEY'S EXTRAORDINARY PLAYLIST](2020) Super!dramaTV

ヒロインが他人の話し声がいちいち有名なヒット曲のどれかに聴こえるという設定による、半ミュージカル的ドラマ。
この前までやっていた同じスパドラの『ケイティ・キーン』

KatyKeene1KatyKeene2

が、少し似た趣向の素敵なガールズドラマ(僕も割と好きだった)だったので、その後釜的作品なんだろうなと思いますが、こっちはどうも色々安っぽくて駄目でした僕は。


『私立探偵マグナム』(S2)[MAGNUM P.I.](2019) AXN

先月は旧版を紹介しましたが、今月は新版のシーズン2。原題邦題ともどもタイトルを新旧全く同じにするというのは、製作者のポリシーなんですかね(笑)、ちょっと分かり難い。
1stシーズンはもう、最高でした。"2018年"の作品だということが信じられないくらい、伝統的典型的な"アメドラ"の味わいを完璧に実現("再現"の懐古感もない)していて、毎話夢を見ているようでした。どこを切っても、100%楽しかった。(笑)

2ndも1話は引き続き・・・だったんですが、2話には妙に今までにないようなくどいというかわざとらしい演出が混じっていて、あれ?さすがに奇跡のバランスがシーズン改まって崩れ始めたかな(or単に中の人変わった?)と少し懸念しているところ。「伝統」「典型」を意識し過ぎというか。(普通はある程度はそうなるんですけど)

20210420_magnum_pi

・・・なお一つ注意点としては。
これから(1stシーズンから)初めて見る人には、なるべく「吹き替え」版で見て欲しいという事かな。
その方が古き良き(笑)"アメドラ"の味わいが伝わり易いと思います。


『ブラックリスト』(S7)[THE BLACKLIST](2019) Super!dramaTV

コロナで制作中断していたシーズン7の、最後アニメ実写ちゃんぽんで応急的に公開していた回の全実写での撮り直しからの再開。(含めて"クライマックス5話"ということですけど)
改めてその回を見ると、そもそもレッドが射殺された新女子大生(予定)店員へのある意味柄にもないストレートな同情心と正義感で行動し、自ら法の網を逃れた元凶を射殺しに行くという、割と変わったというか"問題作"的な回なので、そこに更に撮影方法の"問題"が重なって焦点がぼけてしまって、制作陣はさぞかし無念だったろうなと。(笑)


イギリス

『適切な大人 連続殺人犯フレッド・ウェストとの対峙』[APPROPRIATE ADULT](2011) AXNミステリー

イギリスには「適切な大人」(APPROPRIATE ADULT)制度という、学習障害等のある容疑者に対して弁護士とは別に無関係の第三者である地域の一般人が保護者的に寄り添う制度があるようで、その制度が適用された実際の連続殺人事件を題材にした作品。
主人公が本当に中立的な立場で"適切な大人"制度と戸惑いと共に取り組んでいた前半は、"一般人が見る「取り調べ」の空気感"みたいなものがリアルでかなり面白かったです。後半は犯人が主人公を感情的に取り込んでコントロールするようになって、よくある「凶悪犯とそのファン」みたいなストーリーになって、ちょっと退屈しましたが。


『黒衣の天使 女性連続殺人鬼メアリー・アン・コットン』[Dark Angel](2016) AXNミステリー

こちらも実在の(英国初の)女性連続殺人鬼の話。
貧困と男女差別の絶望的環境に置かれた主人公が、ある意味その境遇から逃れる為に殺人鬼になって行くストーリー。
最初の殺人までは、主人公への同情もあり、行為一つ一つに重みがあって興味を持って見られました。ただ殺しに"慣れて"(笑)来るとそこからは普通の犯罪者というか、利害計算だけになって来て、実在の事件という事もあって先が読めてしまって、興味を失ってリタイヤ。


『悪から目を背けて 英国最凶ムーアズ事件』[SEE NO EVIL: THE MOORS MURDERS](2016) AXNミステリー

これも実録物。
"最凶"というからどれくらい殺すのかと思いましたが、犯行そのものは序盤に集中して行われて終わります。あとは捜査の様子と当事者たちや社会の反応。拍子抜け感はありましたが、逆にリアルで悪くなかったです。
二組の若いカップルが"犯人"で、彼ら(特に主導的な二人)の破綻した道徳観というか青春ぽい愉快殺人が、恐らくは(アメリカの)「ボニー&クライド」的な衝撃を1960年代のイギリス社会に与えて、そこらへんが「最凶」の名のゆえんなんだろなという。


『ロンドン警視庁コリン・サットンの事件簿 連続殺人鬼リーヴァイ・ベルフィールド』[MANHUNT](2019) AXNミステリー

これも実話ベースですが、作りとしてはフィクションぽいというか、「名刑事コリン・サットン」ものという趣が強い作品。
上品で教養があるけどそこまで立派でもない愛すべきおじさん(勿論有能ですが(笑))

program-top_manhunt_02

という感じの人で、結構好きです。このままシリーズ化して欲しいくらい。(実話ベースなので難しいでしょうが)
特徴としては、特に大きな事件の時のイギリスの捜査の指揮系統の設けられ方の、何やら複層的なありようが淡々と描かれてる所ですかね。結局あんまりよく分からなかったんですけど(笑)。(多分"描こう"とそんなにしていない)
実録物ゆえにぽろっと出て来た感じの描写で、他のフィクションドラマでは見ない感じで面白かったです。


イタリア

『パラディーゾ 恋する百貨店』[IL PARADISO DELLE SIGNORE](2015) LaLa TV

「1950年代イタリア。ファッションの都ミラノの華やかな高級百貨店を舞台に、恋に仕事に奮闘する女性たちのサクセス・ラブストーリー!」。(LaLaTV公式)
その通りの作品。こういう"形容"に寄せるように作られた、予定調和的な作品というか。
悪くないです。クオリティは高い。企画実現度というか。"興味"はそこまで感じませんが。1,2話見れば十分感。


・・・やはりこれが一番の感想かな。(笑)
イタリアの"美人"生産工房の安定感たるやという(笑)。端役含めて満遍なく美人。インテリアのように。
"女性ファッションデザイナー"立志伝というのが多分一番シリアスなストーリーの軸だと思いますが、上で言った『ケイテイ・キーン』が既にそのジャンルでかなりの成功作だったので、もう一回はいいかなという感じになってしまったタイミングの悪さも個人的にはありました。


フランス・カナダ・イギリス・アメリカ合作

『ヴェルサイユ』[VERSAILLES](2015) Netflix/チャンネル銀河

"ヴェルサイユ"宮殿建設前の時期のフランスの権力闘争物語。(のようです)
"前"というのが一瞬興味を惹かれましたが、中身はお決まりの陰鬱で露悪的で情念力押しの「ヨーロッパ史劇」で、はいはいという感じであっさりリタイヤ。
そういう単調さが気にならない人、その文体で繰り広げられる要は「メロドラマ」が好きな人にとっては、悪くないクオリティの作品なんだろうとは思います。Netflixですし。
単に暗いというよりも、その暗さが「権威主義」的に岩盤化している感じが我慢ならないんですよね。視聴者がそれに耐える前提というか。作り手の傲慢というか鈍感というか。僕は我慢の必要を認めない。
もう少し戦術工夫してから、選手に頑張れと言って欲しいというか(笑)。(サッカーの話)


以上。次WOWOW。


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Posted on 2021/05/03 Mon. 14:33 [edit]

category: 最近見た海外ドラマ

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