死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『THE EVENT/イベント』(2010)  

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『THE EVENT/イベント』(スーパードラマTV) (Wiki)

内容

サンパウロ行きエイビアス航空514便が離陸した直後、思いつめた表情のショーン・ウォーカーは座席を立ち、コクピットのほうへ向かうと、拳銃を取り出す。一方、アメリカ大統領イーリアス・マルティネスは、アラスカ州の収容施設に拘束されているある一群の収監者たちを釈放する声明を出そうとしていた。歴代大統領にすら明らかにされてこなかったというその問題の施設には、いかなる秘密が隠されているのか、そして“彼ら”はいったい何者なのか…。
「THE EVENT/イベント」のストーリーの最大の特色は、過去と現在の間を激しく行き交う急展開。現在の時制で追う者と追われる者とそれぞれの視点で描いたかと思えば、時に数時間前、時に数日前、また時に数十年前と、時制が猛スピードでスキップしていくシナリオは大胆にして緻密。さらに、マイアミやアラスカ、ワシントンDCなどと舞台を移していく趣向と相まって、展開は完全に予測不能。多彩なタイムライン(時系列)の前後を行き交いつつ、それらが濃密に交錯する、前代未聞の“クロス・タイムライン・サスペンス”に仕上がっている! (公式より)



レビュー ・・・総合評価B(まあ好き)

・公式の紹介文だけだと、さっぱり要領を得ないですよね。
・なんか"謎"があって"スリリング"で複雑な構成になってるらしいというだけで。(笑)
・ネタバレを避ける為なんでしょうけど、でもネタバレしないと紹介自体が難しい。
・要するに"エイリアン"ものです。かつ亡命者。それが「収監者」で、そして彼らの存在が、地球人類の存亡にも関わって来るというそういう話。
・まだ分からないかもしれないですけど、一応これでジャンルは分かると思います。後は見て下さい。(笑)
・1stで打ち切りになっちゃったので最後はバタバタでしたが、かなり面白い部類というかそういう"予感"はあったというか、何で人気無かったのかなあという感じです。
・派手ではないけど、高級感もあったと思います、凝った"仕掛け"に負けないだけの。
・残念です。

採点。

企画(設定のユニークさやテーマの斬新さ) ☆☆☆☆★

地球側の「自衛」と亡命者側の「生存」と、それぞれに正当性があって、対立構造に緊張感がありました。
基本的には近年特に問題となっている、「国家」と「移民」の間で起こる倫理的コンフリクトをアナロジーしてるんだろうと思いますが、"アナロジー"に流れ過ぎずに、ドラマ内の具体的な問題として、ちゃんと感情移入出来ました。
売りとなっている複雑に入り組んだタイムラインも、複雑ではあっても理解の難しいものではなく、企画倒れにはなっていなかったと思います。

ストーリー(展開の面白さ、または内容の意味深さ) ☆☆☆★★

仕方ないとはいえ、終わらせ方が残念でしたね。
それまで緻密に進めていただけに、失望感は大きかったです。
本来的にはもっといい点をつけてもいいんですが。
ただまあ序盤のケレンが滅茶苦茶効いていたので、進むにつれて段々"普通"のドラマになっていく物足りなさは、どっちにしろあったかも。

人物(キャラクターの魅力、あるいは心理描写の妙) ☆☆☆★★

「収監者」たちのリーダーの、『ER』の"ウィーバー先生"でお馴染みのローラ・イネスが良かったです。
上の写真では端っこですが、ほとんど全部持っていった感もあります。ひょっとしたらそれが、視聴率不振の原因の一つかも。(笑)
ウィーバー先生同様、正論で押す信頼出来るリーダーではありますが、それゆえの反発もあって子供たち世代に背かれたりもします。ただウィーバー先生より政治家的で、その裏を更に掻いたりする剛腕なところもあり、かなり当たり役な気がしました。
地球側の、オバマ大統領をモデルにしたと思しき"正義"派の黒人大統領は、少し物足りなかったかな?いい人過ぎて若干嘘っぽいというか薄っぺらいというか。

演出(テンポの心地良さや雰囲気に引き込む力) ☆☆☆☆★

詳しくはネタバレになりますが、"旅客機の次元転送"(?)イベントは、見応えがありました。
総じてかなり大がかりで複雑な設定を、上手くリアリティを持たせて見せていたと思います。


他の人の感想

「THE EVENT/イベント」-打ち切りドラマが面白い (Jonly さん)

「答えは単純、受けない(視聴率が取れない)から。こういう謎が謎を呼び、徐々に答えが明らかになっていくタイプのドラマで、成功したのは現在Dlifeで放送中の「LOST」ぐらいですかね。
こうした形式のドラマは真相をすぐ知りたがるいらちな視聴者にはすぐ飽きられるし、途中から見るにはとっつきが悪い。だから、食いつきはよくても、すぐ視聴率が急降下してしまいやすい。」


なるほど、そうかも。僕なんかはむしろ"予感"自体が楽しい人なので、じらされるのも混乱させられるのも、構わないんですけどね。ちゃんと"計算"の上でのものなら。"予感"があればというか。

THE EVENT(イベント)を見た[ちょっとネタバレ]の巻き (citron さん)

この方なんかは、"もっと直線的に進んで欲しかった"派ですかね。

海外ドラマ「THE EVENT/イベント」遂にフィナーレ! (えがにめ・まったり海外ドラマ館 さん)

こちらは基本的には楽しみつつ、未完やディテールの混乱を残念がる派。
確かに一部単純に取っ散らかってもいたかなと、読んでて思い出しました。(笑)


じっくりやれば、傑作になった可能性は十分あった作品だと思います。残念。


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Posted on 2016/11/29 Tue. 23:24 [edit]

category: 2010-2014年のドラマ(アメリカ)

thread: 海外ドラマ(欧米) - janre: テレビ・ラジオ

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