死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『メグレ警部』(1992) &『メグレ警視』(2016) [ともに英]  

原作小説はフランスですが、(今回の)ドラマは共にイギリス製。
新しい方のローワン・アトキンソン版を見といて欲しいと言っては見たものの、(一挙放送を除くと)全二話の内一話をやったっきり、次に二話目をやるのは結局5/11まで待たないといけないようなので、もう書いちゃいます。(笑)
最近のAXNミステリーのスケジュールの見づらさは異常。もう"配信"にしてくれない?と言いたくなるくらい。


メグレ1

『メグレ警部』(AXNミステリー) (allcinema)

ドラマのヴァージョンは沢山あるようですが(ジュール・メグレWiki)、恐らく一番有名なのはこれでしょう。
昔確かMXテレビとかでもやっていて、そこでちらっと見たのを今回改めて、AXNミステリーの一挙放送でちゃんと見ることが出来ました。全12話と、意外と少ない。DVD化も、されてないようですね。

内容・感想

・元は医者志望だった知性派&人情家の刑事メグレが、パリを舞台に活躍する話。
・後にハリポタの"ダンブルドア校長"で人気を博したマイケル・ガンボン主演というのが、今となっては最大の売り文句ですかね。
・その印象に引っ張られた・・・わけではないんですが、顔は怖いけど随分優しい人だったんだなあというのが、見直しての感想。
・優しいというか、"リベラル"ですね。公正。庶民がこうあって欲しいという、警察官の姿。
・権力におもねらず、捜査に予断は持ち込まず、インテリではあるけれど街の娼婦にも大物ギャングにも不思議な人気のある男っぷりの、結構"出来過ぎ"な感じのキャラクター。(笑)
・実に純然たる"娯楽作品"でそれ以上でもそれ以下でもないですが、しかし緩いところもなく知的な緊張感も過不足なくあり、見ていてストレス要素のほとんど無い良作。
・ただ"1992年"というと、既にイギリスでは『野望の階段』や『フロスト警部』のようなモダンでハードな作品も作られている時代なので、そういうのと比べるといかにも牧歌的というか、10年遅れくらいの時代感ではあると思います。
・『シャーロック・ホームズの冒険』(1984)と同時代なら、納得が行きやすいというか。(笑)
・"欠点"というわけではないですけど、製作年代を二度見する程度の違和感はあるかなと(笑)。映像的にも若干素朴。
・まあでも結構好きです。



メグレ2

『メグレ警視』(AXNミステリー) (allcinema)

『警部』と『警視』というのはAXNミステリーが便宜上勝手に区別している感じで、マイケル・ガンボン版も『警視』となっている場合もあります。メグレ自身は「警部」時代も「警視」時代も当然あって、一般には『メグレ警視』と表記されることが多いようです。

内容・感想

・全2話のみ製作。前・後編とかではなくて、別々のエピソードです。
・第1話はガンボン版でも随一の印象的エピソード、第6話「メグレわなを張るのリメイク。(と言っていいのか?)
・第2話は原作からでしょうか。
・全体の感想としては、正直何を目標として作ったの?という印象でした。
・念頭にあったのは当然ガンボン版なわけでしょうが、ガンボンとアトキンソンの持ち味の違いはともかくとしても、キャラクター自体がほとんど完全に別。
・陽気なガンボンメグレと陰気なアトキンソンメグレ。
・それはそれでいいとしても、逆にでは(ガンボン)メグレのパーソナリティ以外に、『メグレ』のアイデンティティ、存在価値はどこにあるのか、メグレのエピソード自体に現代の視聴者を引き付けるだけの特別なものがあるのか、そこらへんが非常に疑問。
・ガンボンメグレファンはアトキンソンメグレを喜ばないでしょうし、一方で初見のファンが今"メグレ"を見たいと特に思う理由も無いと思いますし、なんか寄る辺の無い作品だよな、出来不出来以前にという。
・まあ原作ファンもいないことはないんでしょうけど・・・。どこかには。(笑)
・強いて言えば、フランス製作ものではジャン・ギャバンなどがメグレをやったりしていたようですから、そういう昔のフランス犯罪映画的なダークさあたりを、表現してみたかったのかなと。
・趣味的なことで言えば、"第1話"に関してはほぼ同じストーリーを、新旧二種類の演出で見たのは、面白いと言えば面白い経験でした。
・比較すると基本的に"現代"の演出はマスト的リアルなので、そのことでディテールが強くなってストーリーの流れや輪郭の把握がやり難くなるよなということを、ガンボン版の伝統的な演出の分かり易さと比べると、感じたというか再認識したというか。
・一方で人物描写などは現代の方がやはり徹底していて、ガンボン版ではあたふたと説明された「マザコン男をめぐる母親と妻の綱引き、及びそのマザコン男が密かに燃やしていた女二人への憎悪」というモチーフは、アトキンソン版ではより誤解の余地無く、しっかりと描写されていました。
・作り手としてはやはり、そこらへんをじっくりやりたいんでしょうね。観客が"常に"、それを望んでいるかは別にして。(笑)
・トータルとしては・・・なんですかねえ。
Mr.ビーン(ローワン・アトキンソン)のハードボイルドが見たい人にはお勧めの作品!という感じでしょうか。(笑)
・とにかく「企画」として、しっくり来ないので。だから"メグレ"初見の人の感想は、また違うかもしれません。


やはりMr.ビーンよりダンブルドア。(笑)
実際癒されますよ?(笑)


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Posted on 2017/04/27 Thu. 20:55 [edit]

category: 1900年代-2009年のドラマ(イギリス)

thread: 海外ドラマ(UK) - janre: テレビ・ラジオ

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