死ぬまで海外ドラマ(死ぬ海)

アメリカ、イギリス、中国と欧州各国のドラマ。

『トラップ 凍える死体』(2015)[アイスランド]   

ちょこちょこログ整理中。"その他の国のドラマ"というカテゴリーを作りました。


TRAPPED

『トラップ 凍える死体』(AXNミステリー) (allcinema)

内容

アイスランドを舞台にした本格ミステリー・シリーズ!嵐に閉ざされた小さな港町に身元不明の惨殺死体が漂着する・・・
セイジスフィヨルズルは、アイスランドの北東部にあるフィヨルドのもっとも奥にある町。
美しい景観を誇るこの小さな港町には、7年前に少女が不可解な火事によって亡くなったという忌まわしい過去があった。そんな港町にデンマークからのフェリーが大雪のため接岸する。激しい嵐が通過し、町への主要道路が通行可能になるまでフェリーの出港は不可能だった。さらに、港には、身元不明の男性の惨殺死体が漂着していた。フェリーの乗客、住民、誰しもが犯人である疑いがある中、地元刑事が捜査を開始する。(公式)


感想

・"アイスランド"作品ですが。
・うーん。
・"氷に閉ざされた風景"以外に「アイスランドらしさ」を云々する教養を僕は持ちませんが(笑)、大きく言えばやはり、「北欧ドラマ」の文脈で見ていいのかなと。
・ただ最近流行りのスウェーデンものなどが、"北欧らしさ"を強めに意識している、そしてそれをてこに「英米の寡占市場に目にもの見せる」的な気概に溢れているのに対して。(笑)
・こちらはもっと自然というか、風土の赴くままに作ったという感じ。
・かといって"素朴"でローカルな作品かというとそんなことはなく、時代の空気はちゃんと感じながら、ただ"シーン"からは一定の距離を取っているというか、"仕事"に徹しているというか。
・内容的にも「東欧系組織犯罪の流入」や「中国資本の進出」といった、今日的というか"グローバル"な要素もちゃんと入っている。
・ただそれらの活用はいち要素のレベルにとどめて、あくまで「ミステリー」と「ドラマ」をじっくり作る方を、優先したという感じ。
・良心的と言えば良心的。地味と言えば地味。
・嫌いではないですけどね。やはりちょっと、インパクトには欠けるか。
・例えばイギリス作品の『シェトランド』的に、せっかくの珍しい風景をもっと"観光案内"的に(笑)見せる/魅せるくらいはやっても良かった気がしますが、それも無い。
・まさか今時国内市場だけ意識して作ったとも思えないですけどね。まあ真面目な人たちなんでしょう。
・ドラマとしては、実際実に模範的な作り。
・殺人事件のミステリー、それに関わる過去の事件のミステリーとトラウマ、地域社会の人間関係と経済問題、警察組織の官僚主義、主人公の家庭問題と、およそ考えられるあらゆる要素を、全10回にきっちり収めて、完結させて見せています。
・それだけと言えばそれだけな気もしますが。(笑)
・僕が一番印象深かったのは、主人公(男)の部下の女警察官(刑事ではない)

ヒンリカ

の行き届いた"補佐"っぷりで、その立場を弁えつつもしかし無駄な遠慮の無い、かつ恐らくは女/異性にしか出来ない接し方は、何か理想的というかノーストレスの"男女同権"感があって、強いて言えばここらへんが一番「北欧」っぽいのかなと、思わなくはないです。
・女が"猛女"化しているアメリカとも、結局根本的には男尊女卑に見えるイギリスとも、また違った。
・あ、あともう一つ印象強いのが。
・主人公の娘たちが、ご近所の(?)母子家庭の男の子を、「父親がいない」と折に触れてネチネチといじめるあのいじめのリアリティ。(笑)
子供ってこんな感じよねえ、という。
・そこらへんの描写のフラット感も、ひょっとしたら独自性かも知れない、"北欧"ものの。
・アメリカやイギリスほど、"善悪"に必死じゃないというか。

・まあそれなりによく出来た作品だと思います。
・ただ思い返せば「切断死体」「少女の焼死」「権力者による住民のレイプ」「間接的夫殺し」「参考人のヘリからの転落死」と、結構インパクトのある"犯罪""事件"が目白押しなのに、その割にはあんまり一つ一つ印象に残ってないなあという感じで、そういう意味ではどこまで「成功」したのかなという。
・まああざといよりは、地味で堅実な方が僕好みではあるんですけど。


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Posted on 2017/05/22 Mon. 20:01 [edit]

category: その他の国のドラマ(及び合作)

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